天然村ライブ -100ページ目

気がつけば...

2009年8月。
結婚して翌月にニュージーランドに留学した嫁が帰国して早々に、僕は彼女と鴨川へ移住をした。
今年も暑い夏が終わり、早いものであれから4年が過ぎ、5年目の鴨川を迎えている。

気がつけば、もう4年だ。
そして、気がつけば知らない間に自給自足的生活がだいぶ板についてきている。
何気ない朝の朝食を見て、自分でも驚いた。
食卓に並ぶ醤油、みそ、野菜を塩もみした漬物、梅干し、そしてお米。
これらは全部自給してつくったものだ。

何となしにやっていたことだけど、何となしに食べる朝食がめっきり豪華なものとなっている。
前に本社で勤めをしていた頃は、決まってセブンイレブンのおにぎりを頬張りながら出勤していた。
あの頃とは雲泥の差である。

海のまち鴨川。
4年が経ってやっとこ地元の方たちともだいぶ肩を並べて同じ付き合いができるようになってきた。
この前知り合ったばかりの友人は、代々から漁師の家系で漁師とは他の仕事もし生計を立てていると聞いた。
漁師には漁師の生活の仕方がある。
朝の4時に船に乗り、朝の漁で取れた魚が朝食に並ぶ。
売り物にはならないサイズの小さい今なら「きす」などをサッと干し、干物にして食べる。
お土産にと頂いたが、それが格別においしかった。

幻の伊勢海老を知ってるか?
それは、このあたりでは「やわら」と呼ばれるものらしい。
脱皮したばかりの伊勢海老らしいが、半透明で甲羅もやわらかく、素揚げですべて食べつくせる漁師にしか食べることができない漁師料理だと聞いた。
「食べてみたい」
そういった僕に、友人は来年の収穫期に仕事を手伝えば食わせてやると約束してくれた。

来年には朝食に自分でとった魚まで朝食に並ぶのか。
うれしくなり、この前からこのことばかり口にするようになっている。
嫁にはもうそれ8回聞いたと怒られる始末。
でもやっぱりうれしい!

自給自足万歳!
うれしいのは自分ばかりじゃない。
子供だってうれしいのである。
うちの子は新米が届いてから食べる量が一気に増えた。
パクパクとおいしいそうに食べてくれる。
子供はおいしいものをよく知っている。

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