ローマからボンジョルノ


今日は久しぶりに美術館へ行きました。


私がローマでたぶん一番好きな美術館、

ガッレリアボルゲーゼ。


ここは緑豊かなボルゲーゼ公園の中にあるので

ゆっくり公園内を散歩しながら

というのもおすすめ。


ここは80ヘクタールもの広さもあって

もともとボルゲーゼ家の所有地。


ここで狩りとかもして

楽しんでいたそう。


そしてガレリアボルゲーゼも

17世紀、シピオーネ枢機卿が

自分のコレクションを展示するために建てたもの。


ラファエッロ、カラヴァッジョ、

ベルニーニという天才の作品が

秩序正しく展示されています。



(目が不自由な方へ学芸員が
手で触らせてあげてました)


プライベート美術館のいいとこですよね、

一定の好みで展示されているので

とても見やすいんです。


しかも完全予約制なので

混雑具合も我慢できるぐらいです。


まあ、問題は予約を取るのが難しいのですが

2月ということもあって

無事、家族4人で来ました。


私は子供たちが小さい時

唯一の英才教育として

よく美術館や教会へ連れていったんです。


私たち夫婦の趣味なので

大きくなっても一緒に楽しめるように。


それが、中学、高校と忙しくなって

すっかりご無沙汰でしたが

ボルゲーゼ美術館に入るやいなや

「ママ、ここに来たことあるよね、

わたし、覚えてる」


最後に子供たちと一緒に来たのが

2018年。


覚えてくれてた事に感激。


そして、いまクラシコという

人文科学系の高校に通う息子、

古代ギリシア文学やラテン語もやっているので

絵画の題材に私よりずっと詳しくて

興味深く鑑賞しててくれたのが

母としては、すごく嬉しい。


欧米の美術館を回っていると

キリスト教、ギリシア神話の知識は

必須だなあと

若い頃しみじみ思って

いろいろ勉強したものです。


一方、長女は理系だから

「ねえ、これだれだっけ」

といいつつも

一緒にあれやこれや、

美術館を楽しめて嬉しい。


あの頃、退屈がられながらも

頑張った甲斐がありました。



(長女には受胎告知、
息子には赤い布をまとった聖ヒエロニムスを
退屈しないように探させたものです。)


いやいや、大きくななりました。


まだ20代だった頃読んだ

桐島洋子さんの本に

「子供たちとは一生付き合っていくんだから

一緒に旅行して楽しめるような人に育てる」

というような一文があって

子供たちが小さい頃、

よくそれを思い出してたものです。


子育て中は本当に大変で

まさか自分の好きな美術館で

こうやって一緒に楽しめる日が来るなんて

想像できなかったけど

うーん、よかったなあと嬉しい1日でした。


BUONA DOMENICA 








 

 

 

 

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ローマからボンジョルノ

 

ここのところの私の悩み、低体温。

 

1月に風邪をひいて

なかなか治らなかったんです。

 

で、おかしいな~と思ったら

まさかの低体温。

 

 

 
体温が36度以下は低体温で
体の免疫機能がうまく働かないというけれど
私なんて、35度台前半。
 
いったいどうしたらいいのかと
いろいろ調べてみたところ、
 
●筋肉量の低下
→毎日最低30分は歩いているのですが
たしかに筋トレは全くしたことない。
 
●湯船にゆっくりつかる、
→たしかに、最近は忙しくて
ゆっくり長湯なんてしていません。
 
●食生活、ジャンクなものは食べない
→ほぼ食べていない
 
●ショウガを食べる
→ショウガ麹を昨年末から愛用中
 
というのが、一般的。
 
あとは和食がいいとか
お肉を食べるほうがいいとか
フルーツは食べすぎないとか
人によっていろいろ。
 
そして気づいたのが
低体温だと太る、というのも
よくある説。
 
私は子供のころから痩せていて
低体温気味で読書や手芸が好きな
地味な子供だったんですよね。
 
私の中では低体温は
痩せているイメージ。
 
それから、私の中では
西洋人は体温が高いというもの。
 
だから和食は関係がないような・・・


オレンジが鈴なりの街路樹


よく、お店にに遊びに来る近所のマダムに
低体温の悩みを話すと
「特にいま体調に問題がなければ
心配することないんじゃない?」
 
確かに、低体温だけど
もうちっとも寒がりじゃありません。
 
だから、気づかなかったくらいです。
 
でも、と
寝る前にしっかりと深い腹式呼吸をしたり
足指のマッサージをしたり
股関節の運動をしたり
朝、レモン水を飲んでみたり
ハチミツ食べたり
生野菜のサラダをやめてみたり
 
いろいろやってみたところ、
今は、35度台後半に。
 
少しですが、改善している様子です。
 
で、そういえばと
イタリアのサイトで低体温を調べてみると
体温が35度以下であれば低体温症で
軽度から重度まであるが
放置すると重篤な健康障害を引き起こす可能性がある。
 
体温は中枢神経系、特に視床下部により調整され
体内の熱バランスを維持する生物学的サーモスタットである。
 
体温は一日を通して自然に変動することがあり
身体活動や睡眠、月経周期などの影響を受けるので
正常な変化なのか、実際の低体温状態を区別することが需要である。
 
体温が35度以下が続くと
悪寒や眠気、錯乱や意識喪失などの症状が現れることがある。
 
私が思っていた低体温症と
ちょっと違うかも。
 
近所のマダムの言うように
風邪が治るのに時間はかかったけど
今は特に問題もなく
元気なので、気にしすぎなのもよくないかも。
 
ただ12月はかなり仕事のストレスで
すっかりまいっていたので
そういうことも関係しているのかもしれません。
 
まあ、気長に少しづつ体温を
あげていこうかなと
また、経過を報告します。
 
BUONA GIORNATA
 
 
 

 

 

 

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ローマからボンジョルノ

 

昨日に引き続いて

オリーブオイルの苦みと辛味の正体、

ポリフェノールについてです。

 

 

 

 

私の働いているオリーブオイル屋さん、

苦味や辛味があるオリーブオイルに

びっくりする方も多いんです。

 

これって、どうしてこんなに辛味や苦みがあるの?

というご質問に答えて。

 

これは、ポリフェノールのおかげなんです。

 

 

ポリフェノールって

たぶん、緑茶の苦みであるカテキンや

赤ワインの赤色アントシアニン、渋みのタンニン

それからコーヒなってきているんですから

有名かもしれませんね。

 

オリーブオイルのポリフェノールは

オレウロペインとヒドロキシチロールが有名です。

 

どれもこれも、ちょっと変わった名前で

いったいどれだけあるんだっていう感じですが

自然界には5000種類以上とも言われます。

 

たしかに、野菜ってどれもこれも苦みがありますから

これって、ほぼポリフェノールのおかげですね。

 

いろいろあるポリフェノールですが

オリーブオイルのものは

自然界で生成されるものの中で

特に強力な抗酸化効果を持つとして知られています。

 

 

だから、オリーブオイルを主体とする地中海式ダイエットが

今でも世界一よい食事という評価を受ける理由なんでしょうね。

 

体の酸化によって体内や肌の老化が進むというのは

いろんな研究結果によって明らかになってきているんですから

抗酸化機能の高いオリーブオイルは

強力なアンチエイジング。

 

それは肌などの見た目だけじゃなくて

体の中でも同じことなんですよね。

 

それから、もう一つ大事なのが

オレオカンタールというポリフェノール。

 

このエキストラバージンオリーブオイルに含まれるポリフェノールは

イブプロフェンに匹敵する抗炎症効果について

研究が進められています。

 

がんの予防に効くのでは?

とかなり期待されています。

 

で、このポリフェノール、

苦味や辛味が感じられる

エキストラバージンオリーブオイルならではの特色です。

 

よくある無味無臭の植物オイルには

もちろんポリフェノールは含まれてません。

 

ですから、最近、植物オイルを敵視する方も多いですが

上質のエキストラバージンオリーブオイルは

まったく別物であるということを

覚えておいてほしいです!

 

BUONA GIORNATA

 



 

 

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ローマからボンジョルノ

 

私の働くオリーブオイル屋さんで
よくある質問。
 
「うわ!苦い!
どうしてこんな味がするんですか?」
 
答えはオリーブの実は苦いから。
 
オリーブの実ってすごく苦くて
そのまま生でべられないくらいです。
 
ですから、塩漬けにしたりして
時間をかけて苦みを抜いて食べるんです。
 
苦いオリーブオイルは
新鮮なオリーブを使っている証拠です。
 
 
で、なぜ、オリーブの実が苦いかというと
ポリフェノールがたっぷり入っているからです。
 
ポリフェノールって
お茶や赤ワインの苦みや渋みで
聞いたことがあると思います。
 
「ポリフェノール」という用語は、
植物由来の食品に広く存在する
多種多様な微量栄養素のグループを指します。
したがって、果物や野菜、穀類、豆など
バランスの取れた食事に豊富に含まれています。
近年、がん、心臓血管疾患、神経変性疾患など
酸化ストレスに関連する疾患の予防において
ポリフェノールの戦略的役割が明らかになりつつあります。
 

と、イタリア語でポリフェノールを検索して

最初にでてきたものを訳して引用してみました。

 

要するに、植物性の食べ物に含まれていて

抗酸化機能が高いので

がんなどの病気に対して予防効果があると期待されている、

ということですね。

 

で、このポリフェノールは

植物が紫外線や病原体などから守るための物質で

ほとんどの食用植物には

複雑な混合物が含まれています。

 

さらに、その種類や収穫時の完熟度や

環境や加工、保管状況など

多くの要因が植物性の食品のポリフェノールの量に

影響を与えるとされています。

 

そう、ポリフェノールが豊富なオリーブの実も

早摘みして新鮮なうちに適切な方法でオイルにしたものには

ポリフェノールがたっぷり残っていて

だから、苦かったり辛かったりするんですね。

 

 

逆に言うと、苦味や辛味が強いオリーブオイルは

上質なものだというわけです。

 

 

もし、苦味や辛味が苦手だという方は

すぐに使わずに置いておくと

だんだんまろやかになっていきます。

 

ずいぶん前、知り合いからオリーブオイルを買ったとき、

年内はまだ苦みや辛味が強いから

年が明けてから使うといいよ、

なんて言われた記憶があります。

 

ただ、苦味や辛味がなくなっていくということは

時間とともにポリフェノールの量も
減っていくということなので

せっかくなのに、もったいないなとも思います。

 

では、ポリフェノールの種類については

続きます。

 

BUONA GIORNATA

 

 

 

 

 

 

また、種類、収穫時の成熟度、外部環境、加工および保管条件など、多くの要因が植物性食品中のポリフェノールの濃度と範囲に影響を与えることも確立されています。
 

 

 

 

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ローマからボンジョルノ


今日はちょっとショックな話です。


偽物エキストラオリーブオイルの話って

かなり有名ですよね。


よく本物のエキストラバージンオリーブオイルを

見分ける方法として

-IGPやDOPの認定マークがついていること。

-オーガニック認証されてること

-オリーブオイルコンクールに参加してること。


これって第3者機関の目を通っているからです。


IGPやDOPというのは

地域の製品を保護する目的で作られた

EUの共通の規定で

地元の生産者組合に加盟して

そのルールに基づいた製法である事が

決められてるので

特に安心だと思うんです。


ところが、今日スーパー買ってみた

IGPローマ、ちょっと怪しいんです。




オリーブオイルのIGPローマ、

私がソムリエの資格を取った後にできたもので

あまりよく知らないんです。


たまたまスーパーで

0,75リットルが10ユーロにセールしてたので

加熱料理用に買ったんです。


一応、味見してみると

きちんと辛みはあるけど

うーん、という感じ。


昨シーズンのだったのかと思って

ラベルをみると昨年秋のまだ新鮮オイル。


安かったし、こんなものか

と思ったものの

IGPローマってどんなものか

生産者組合のサイトをみたんです。


そうすると

加盟オリーブオイル生産者のリストに

名前がないんです。


私が知ってる有名な生産者さんも

いくつか入ってるのですが

今日買ったオイルの生産者名はなし。


じゃあ、と思って

この生産者のホームページを探すと

ないんですよね。


ちゃんとオリーブオイル事業で

登録されているのはでてくるけど

IGPというのはでてきません。


実は以前

カンポ•ディ•フィオリの近くでも

IGPローマのオイルが売られてて

検索したらでてこなかった事があったんです。


もしかしたら

まだ新しい生産者組合だから

IGPローマのサイト自体が

ちゃんとできていないのか

それとも偽物IGPなのか?




こんなコロッセオマークなんて見たら

ついついお土産に買っちゃいますよね。


わたしも実際に買っちゃったけど

値段的にも加熱用としてだから

期待してなかったけど

それでもIGPって書いてあったのにと

騙された気分です。

(騙されたかどうかはまだわからないけど

かなり怪しい)


今改めて思うのは

IGPでこの値段はセールでも

やっぱり安すぎでした。


登録料として

生産者組合にも支払うので

私の働くオリーブオイル屋さんでも

IGPトスカーナの認証オイルは

他のより少しお値段高めです。



(これは本物のIGP、
IGPトスカーナのサイトにも
ちゃんと登録生産者として名前が乗ってます)



本当のエキストラバージンオリーブオイルを

選ぶのは

すごく至難の技だなあと

がっかりです。


いやはや

味見をして買えたら

それが一番ですね。


BUONA GIORNATA


 

 

 

 

 

 

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