ローマからボンジョルノ

 

イースターはとっくに過ぎたけど、

本当に美味しいナポリのイースターのケーキ、

パスティエラ・ナポリターナのレシピをご紹介します。

 

長女の仲良しのお友達が、

ご両親がナポリの出身で、パスティエラが大好物。

 

毎年、親戚大勢で盛大にイースターを過ごす話を聞いているのに、

今年はカナダに留学中なんです。

 

こんなご時世なのに、留学なんてすごいと思いません?

今年の1月から行っているんですが、

ご両親がちゃんとお支払いをして、留学確定したのが、

昨年の1月。

 

これからどうなるのか全くわからないのに、

と当時、すごくびっくりしましたが、

社会情勢に振り回されずに、自分軸でやりたいことをやるって、

大事なことかもしれませんね。

 

他にも、ダブリンに留学している子もいて、

彼女はイースター休みでローマに帰ってきて、

毎日、大勢で楽しく過ごしてました。

 

留学は、あと1か月くらいしかないのに、

イースターのために帰るのは、当然、みたいです。

 

カナダにいる子も、

イースターの時は、すごくホームシックになって大変だったそう。

 

ナポリの子らしく、

特に、パスティエラが食べた~い!と言っていたそう。

 

レシピは長いけど、そこまで難しいわけじゃないケーキ、

自分でも作ろうと思えば作れるだろうけど、

ケーキにまつわる家族の思い出がよけい辛いんでしょうね。

 

しかも、オレンジやレモンも使うから

カナダじゃ、ちょっと難しかったのかもしれません。

 

でも、ナポリの人って、

本当にパスティエラ好きだよね、なんて話をしていたら、

我が家でも、「また作って!」というリクエスト。

 

結構、面倒くさいけど、作る価値のあるケーキです。

 

パスティエラ・ナポリターナ

 

 

パイ生地
●小麦粉 250g
●バター100g
●砂糖 80g
●ハチミツ 20g
●卵 1個
●牛乳 40g
●レモンとオレンジの皮をおろしたもの、それぞれ1/2個分
●塩 少々

小麦のクリーム
●小麦の水煮 200g
●バター25g
●牛乳 80g
●塩 少々

リコッタクリーム
●リコッタチーズ 200g
●砂糖 180g

●オレンジピール 50g
●ハチミツ 20g
●卵 2個
●卵黄 1個
●牛乳 20g
●レモンとオレンジの皮、少し
 

パイ生地、

1.小麦粉にバターを加えて、指で砂状になるように混ぜる。

2.砂糖を加えてから、卵、ハチミツ、牛乳を加え、ひとまとめになるようにこねていく。

3,オレンジ、レモンの皮、塩を加え、まとめたらラップに包んで冷蔵庫で休ませる。

 

小麦のクリーム

1,小麦の水煮をお鍋に入れて、塩、牛乳を加えて、小麦をほぐすようによく混ぜる。

2.バターも加えてよく混ぜる。

3.鍋を火にかけて、フォークで小麦を少し潰すようにしながら、

数分、沸騰直前まで煮る。

4.バットにあけて、熱をさます。

 

リコッタクリーム

1,リコッタをざるなどで濾して滑らかにして、砂糖を加える。

2.冷蔵庫で約1時間休ませる。

 

ようやくここで下準備が終了

1.大きなボウルに小麦のクリームを入れる。

2.オレンジピールを加える。

3.リコッタクリームにハチミツを加え、小麦のクリームとあわせる。

4.別のボウルに卵と卵黄をといて、牛乳を加えてよく混ぜ、小麦のクリームとあえる。

 

1.パイ生地を冷蔵庫から出して伸ばして、

生地の3分の2くらいを、20センチの型に敷く。

2.小麦のクリームを中に入れて、上に残りの生地で飾る。

3.オーブンで約1時間焼く

 

は~、お疲れさま。

 

ようやく、BOUN APPETITOです。

 

結構、というか、かなり面倒くさいですが、

美味しいのは保証済みです。

 

いつも超簡単なお菓子しかしない私も、

時々、こういう凝ったお菓子を作ることもあるんですよ。

 

でも、簡単なケーキで十分、練習済ですから、

意外と、こういうレシピでも上手にできます。

 

だから、ぜひぜひ、簡単なものから、

どんどん挑戦していってほしいと思います。

 

 

 

 

 

 

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