ボンジョルノ。

 

先日、ワクチンに反対するデモに出くわしましたが、

ついに、金曜日からグリーンパスというワクチンパスポートのようなものが、

イタリア国内でスタートの予定です。

 

 

 

ちなみに、私たちが通りかかったのは、

デモが始まる前のことで、

実際の夕方のデモでは、広場一杯に人が集まっていたようです。

 

グリーンパスがスタートすると、

パスを持っていない人は、

レストランやバールで座って食事ができない、

(外のテーブルならOK)

サッカーのスタジアムに入れない、

美術館や劇場に入れない、

プールやスポーツジムに入れない、

あとは、テーマパークに入れない、などですが、

まだ、しっかりとは決まっていないようです。

 

 

私もワクチンはしていないので、

どうなるのか心配です。

 

 

普段から添加物などの化学物質を体に入れたくないと思って

気をつけているのですから、

体に薬品を注射するなんて、できたら避けたいんですよね。

 

実際、最後に注射を打ったのは、いつか覚えてないくらい前のこと。

もしかすると妊娠中か出産のときかも???というくらいです。

 

また良くも悪くもフリーランスで

自宅で孤独に仕事をしているので、

インフルエンザすら、ここ数年かかったことがないくらい。

 

だから、これだけソーシャルディスタンスの今、

あまり自分がかかるとは思っていないし、

もし罹ったなら、相手はウイルスですから、

それはそれでしょうがないと思うんです。

 

それに、日本人の友人のお父さん、86歳が、

今年の1月にコロナウイルスの重症で入院して、

病院側からも覚悟してほしいとまで言われて、

友人も大急ぎで帰国したというのに、

幸い、きちんと完治したということもあったんです。

 

86歳という高齢者が治る薬もあるのなら、

ワクチンで予防する必要ないのでは?という素朴な感想。

(トランプ大統領と同じ薬を使ってもらったそうです。)

 

 

 

しかも、今回のワクチンはまだ治験中だから、

効果があるかは、まだはっきりとはわからないし、

言われている効果としても、重症化を防ぐ、というもので、

感染を防ぐものではないですから、

個人、個人が、自分の状態に合わせて決めたらいいと思うんです。

 

 

ところが、最近、人と会うと必ずその話題。

 

日曜日に、山に出かけた時、

私以外のママは二人とも、ワクチン接種済で、

私にも、「絶対に打つべき!」とはじまったんです。

 

だから、

「私の生活では今のところ、特に必要がない」

と答えたのに、

 

「社会義務として打つべきだし、

みんなが打ったら、結果として感染の拡大が防げる。

 

みんなが打たないかぎり、

これまで通りの生活には戻れないのよ!

 

周りの人全員が打ってこそ、私たちも安心できる!」とまで。

 

一般的にワクチン派は、まわりの人に勧める傾向が強いような気がします。

 

 

この時も、一人はコーチングのようなことで起業しているキャリアウーマンで

もう一人も、ローマ大学で教えている人だから、

話し方にも説得力があって、どんどん勧めてくるから、

結構、困ってしまいました。

 

 

81歳の私の母は、

感染を防ぎたいからどうしても打ちたいと言っていて、

結局、私の心配をよそに打ったのですが、

副反応もまったくなく

妹いわく、すごく元気になったそうです。

 

病気になるかもという恐怖から解放されたのが大きかったみたいです。

 

私も母には反対論を勧めたのですが、

結局、個人の意思を尊重してよかったな~、と思います。

 

やっぱり、自分で決めるしかしょうがないんです。

 

 

 

一方、下の子の通っている陸上のチームで、

9月に合宿があるんですが、

ルール通り、ワクチンか48時間の陰性証明が必要となるんです。

 

そうしたら、息子の仲良しの友達のママのチャットグループで、

一人がみんなの接種状況を聞いてきたんです。

 

息子の友達は、偶然、だれも接種していなくて、

検査で陰性を証明する方法で参加予定、との答え。

 

そうしたら、そのママは、

「このグループはいいけれど、

ほかのワクチン打ったという子供も、全員陰性証明するべき!」

といい出したんです。

 

「大切なのは、合宿に参加するみんなが陰性であるかどうかで、

ワクチンを打ったかどうかは関係ない」と。

 

彼女は小学校の先生で、きっちりした性格ですから、

これからコーチと話して、検査を徹底してもらうつもりと言ってました。

 

検査がどこまで正確かどうかは置いておいて、

まさにこれが、グリーンパスのパラドックスなんですよね。

 

でも、前述の友人なんて、こんなこと言われたら、

すごく怒るだろうな、なんて思っちゃいました。

(彼女たちは子供にも、ちゃんと接種済だと言ってました。)

 

グリーンパスは、ワクチンだけじゃなく、

48時間以内の陰性証明でも認められるので、

賛否両論、今のところ、個人の自由が尊重されるはずだけど、

自分の意見が絶対に正しいと思っているイタリア人たちとは、

これから、ますます、この手の議論が増えると思うと、気が重いです。

 

 

 

個人的には病気にならないように、

食事や運動に気をつける、

それに尽きるような気がします。

 

あとは、笑う門には福来るですから、

どうにもならないことを考えすぎてもしょうがないですよね。

 

意外とイタリア人のように、自分が一番、

と思い込むのが、元気でいられるいい方法かもしれません。

 

今日も、どうぞよい一日を!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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