ボンジョルノ。
今日はイタリアの夏野菜、ナスをご紹介します。
日本のような細長い濃い紫のナスもあるけれど、
人気なタイプは、ごろんとした丸いナス。
特に、私が好きなのは、
上の写真の右端に写っているシマ模様のナス。
まるで、ペンで書いたようなグラフィックなデザインです。
このナスの特徴は、
皮の色が濃いナスに比べて、とてもデリケート。
苦かったりしなくて、
どちらかというと甘いナス。
しかも、シマ模様のナスは、
油の吸収も少ないといいますが、
本当にそんな感じです。
だから、ナスのフライに最適です。
でも、私はナスのグリル焼きもよく作ります。
イタリア人は、
グリルした野菜をオイル漬けにするのですが、
そうすると、どうしてもオイルが多すぎるので、
あえて、このシマ模様のナスで作って、
どちらかというと、サラダのような感じで食べます。
オイル漬けではなくて、
オイルかけ。
オリーブオイルの品質に気を使っているので、
当然、比較的高価なんです。
ですから、大量に使うオイル漬けにするのは、もったいない!
というせこい理由もあるんですが・・・
ナスのグリルは、
朝の涼しいうちに、1センチ弱くらいの輪切りにして、
グリル用のフライパン(?)で
どんどん両面を色よく焼いてしまうんです。
そして、塩やトウガラシ、
オリーブオイルをかけておくと、
お昼には、しっかり味がついているので、
冷蔵庫から出すだけですから便利です。
(これは、ニンニクとパセリのみじん切りをまぶしてます)
別にたっぷりとオイル漬けではなくても、
冷蔵庫で、3日くらいは持ちますから、
ナス2本分くらい、一度に作っておくといいですよ。
もちろん、日本の普通の細長いナスでも作れます。
ただ、ナスによっては、あくが強かったりするので、
その時は、ピリ辛の唐辛子も和えると、意外に美味しくなります。
子供にはちょっとかもしれませんが、
大人には味がしっかりしているので、ビールのおつまみにも最適。
グリル焼きは、
ナスだけでなく、ズッキーニ、パプリカなど
いろいろな野菜で簡単に作れるコントルノです。
ちょっと早起きした夏の朝に、
焼くだけで簡単な野菜料理、
ぜひ、お試しください。
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