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駄菓子菓子キャラ設定&ビジュアル

少々設定をば…

花依団子16才
趣味・メカ開発
ネットで面白い動画を漁ること
駄菓子菓子高校に通う普通じゃない高校生 ★ONSEN★の女と愛の徒然ブログ!!-091002_1341~0001.jpg

時雨金時
趣味・土下座して物をもらう
性格・元はとる
団子の家の隣にすんでいる。
駄菓子菓子高校に通う普通じゃないじゃない高校生。

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ほとんど紹介になってないけど、話の中で追々出てくるでしょうビックリマーク

都立駄菓子菓子高校一年Z組日誌より抜粋

「OK?じゃないわよこの鈍感野郎!!

どうせならテントにバリアでもはってみなさいよ!

この顔だけ土下座野郎が!!」


うーん、俺はこの身を挺してありがたい人助けをしたはず何だが、

何故にドS発言を受けねばならないのだろう。

バリアははれないだろ、俺は人間だぜ。両親も間違いなく人間だ。うん。
とにかく理不尽な言いがかりだと思ってため息をもらし、

所在無げな手をなんとなしにポケットに手を突っ込んでみる。


と、何やらカプセル状のものが引っかかった。

あ、そういえば朝ー。
テントの準備をしている俺の所に、団子が珍しく息をきらして

「金時!!これをあげるわ、いざとゆう時どばーっと役に立つから!」

そう、かなりアバウトな説明をすると、一方的にそのブツを手に握らされ、

団子はまた嵐のごとくクラス席に走って行った。まあ、嵐と言っても、彼女の足は亀並み、

いや、亀より遅いのぽてぽてと可愛らしく前進するだけだったが。


その5センチほどのカプセルをポケットから掴み取り、手にとりよくよく見てみると、

小さく「カプカプ君ver.3。防御フィールド展開・120%」と書いてあった。

「これ…何?使い方とか全然わかんないんだけどコレ。なに、カプセルコーポレーション的な何か?」
朝もらったカプセルをしげしげと見つめながら俺は小首をかしげる。

「あっ、あんたバカぁ?そんなもんの使い方くらい覚えなさいよ!!」

90年代流行ったアニメのヒロインの名ゼリフをはきながら、

彼女は俺の手からカプセルをひったくった。

「コレはカプカプ君よ!!うえのボタンを押して地面に叩きつければ

その地点から半径20メートルは物質の通り抜けは遮断されるわ。

俗に言うバリアが展開されるわけ。フィールドの硬度は120%だから爆発片なんてアリみたいなもんよ。」
彼女はそう、勝ち誇り、がなり立てるように一気にまくし立てた。

俺は、確かにカプカプ君を見たことはあったし使ったこともあった気がする。

だが、今のサイズより三倍は大きく使い方も異なった気がする。

初期の頃、確か小学生の頃だったかーー。それはバナナ位のサイズはあった。


使い方も、そのバナナ型カプセルの皮をむくとか、そんなファンシーな感じだったような。

まぁ回想はこれくらいにして、団子が開発研究を重ねてニューバージョンが完成していたのだろう。


「団子…せめて使い方と用途だけ言っておいてくれ。

それに何より、これを使わなきゃいけないような事態は起こさないでくれよ…土下座するのは俺なんだぜ」
僕は至極真っ当なことを、弱々しく呟いた。

ほんとうはもっと怒りのニュアンスを伝えたいのだが、

傷口が熱くて痛い。血はまだ止まる気配はない。

傷みに神経が奪われ始め、怒る気力がうせていた。

「…わかったわよ。今回は私が悪かったわ。

しょうがないから今度からニューバージョンが出来たら開発過程から

使用方法までこと細かく細部まで延々と説明してあげるわ、この私がよ!!。

・・・・・・・あんたに怪我されたり、もし、死なれたら、私にとっても大きな危機だものね」


謝っている割に、言い方は相変わらずきついし傍若無人で不遜な態度はこれっぽちも変わらないが。

どうやら少しは反省しているようだった。

カプセルを俺に渡してくれたのも、団子のなりの気遣いだったのだろう。


「だって・・・だってあんたに怪我でもされて学校休まれたら、私の皆勤賞にも傷がつくんだから!!!

ホログラム装置を持っているのはあんただけなんだからね!!」


前言撤回。俺への気遣いではなく、彼女はやはり自分の事しか考えていなかった。

そうじゃなきゃ、そもそも校庭にクレーターなんてあけやしないだろう。

この天上天下唯我独尊女が。


「それより、来て。止血するわ。私、血の匂いが有機物の中で一番嫌いなのよ。」

団子は金時の手を引いた。

足は医務室に向かっている。


「おい、お前血は触れないんじゃ」

「馬鹿ね。
あんたの血なら、

喜んで舐めてもいいわ」


そういって、団子はまるで女豹のように扇情的で妖艶で

それでいてくりくりとした少女のような大きな瞳で

金時をみつめ、背伸びをしてゆっくりと金時の額の血を舐めあげた。




★解説★

体育祭の話。

まだまだホログラムや金時と団子のプロフィールはでてきませんね~。

おいおい出てくる予定です。

都立駄菓子菓子高校一年Z組日誌より抜粋

「団子!!」
金時はクレーターの中心に仁王立ちで佇むこの途方もないバカ騒ぎを起こした張本人につっかかっていった。
おでこでも切れたのか、右目に血が入ってよく見えないし、足も捻ったのか打撲なのかで歩を進めるたび激痛が走るが、
そんな事はとるにたりない。全くもって1mmたりとも問題ではない。

「団子!!お前怪我は大丈夫か!?てゆーかどの女子高生が校庭にクレーターなんてもの発生させられるんだよ!!」
彼女はギャアギャアカラスのようにまくし立てる彼に背を向けたまま、呟いた。
「せっかく肉体の筋組織の力を100パーセント解放する電子装置、その名も
「キンキンキンニクン」を試験的に使ってみたのに…
とれたデータはか弱い女子高生の脚力で一回どかんと地面を踏みしめただけで

半径150メートルの大穴があくという事だけだわ。
嘆かわしい。
なんて脆いのかしら、3次元って。」

どうやら団子自身は爆発源の中心にいたためケガはほとんど無い。
が。
その無神経な一言に、金時はキレそうになった。
「何だよキンニクンて!芸人かよ!物騒な代物に

ちょっぴり可愛い名前つけたって性能は変わらないんだよ!
ちょっ…お前ね、わかってる?そういう事は先に言っておきなさいお兄ちゃんに!!」
「私はあんたと兄弟じゃないわ。ただのお隣さんよ、私の大好きなね」
そう言うと、ようやくきびすを返し金時のほうに向き直る。
…大好きな、はとりあえず今は聞き流そう。金時はそう自分に言い聞かせ、

なおもくどくどと説教をブチかまそうとしていた。

が。団子の表情が一変した。
「ケガ…したんだ。どうりで至近距離から血の匂いがすると思った。
あんたならこれくらいの爆発片くらいよけられるだろうに」
上目遣いで聞いてくる。金時と団子の身長差はおよそ30センチ。

くりくりとした長い睫の大きな瞳でジッと見つめられると、

幼児の頃から団子と付き合いのある金時も流石に狼狽する。
そういえば、今更額の傷がジンジンと痛み出した。

ジャージを見てみれば、見事な血塗れのアートが完成している。

うん、なかなか良い出来だ。前衛的なデザインとして売り出し可能かもしれないな。


「ああ、しょうがないだろ、閉会式直前に校庭に単独で乗り込み

「私のクラスが優勝じゃないってどういうことよ!!」って叫んだやつが

腹いせに地面蹴ったら大爆発だぜ。ほかの生徒は校庭隅のクラス席にいたからまだよかったものの、

俺は実行委員でテントにいたからな。一瞬で長机をタテにして他の可愛い女子達を庇うのに必死だったわけだ。OK?」


続く!!