都立駄菓子菓子高校一年Z組日誌より抜粋
体育祭の日。
校庭に、クレーターが出来た。隕石落下のニュースなんて勿論無かっし、確かに上空からの落下物なんて無かったんだ。
僕らは、一瞬意識が飛んでいたらしい。
目を開けたら、そこにはただ大きな大きな穴があったんだ。
そして、爆音で耳がキンキンに麻痺している中、この一言がかすかに、聞こえた。
「何よ、ちょっと腹いせに地面を蹴ったら大穴あいちゃったじゃない。
大穴は競馬だけで十分よ」
クレーターの中心で、彼女ー花依団子ーはそう憤慨していた。なかなか上手い事を言うもんだ。
嗚呼、否、だがしかし。
彼女が学校に来ると、ろくなことがない。耳がいきなりの予期せぬ大爆音の強大な振動のおかげで
痛みで悲鳴をあげている。
しかしそれよりこの事態をどう収集するか悩む僕の脳みその悲鳴のほうが、1000倍は心に痛く、そしてうるさかった。
続く!
眠いっ
風邪引きました
最近めちゃくちゃ風邪引きます

熱が下がりません。困った!
話は変わりますが、ボディーズっていうフィットネスクラブ行ったことあります?
サーキットトレーニングが気軽に出来るクラブです

私は昨年通っていました!
会社から遠くなってしまったので、今は退会してしまったのですが

その頃は体調もよかったなぁ…しみじみ。
コースによってゲルマニウム温浴までオプションにつけられるので、デトックスには最高でした~
風邪治ったら、またジムに通い直そうかしらん。
エリカ様、ついに事務所解雇ですねぇ、私好きだったのになーあの媚びないツンツンな姿勢。まぁ「別に」はやりすぎですが(笑)
今後の活躍に期待~

都立駄菓子菓子高校一年Z組日誌より抜粋
体育祭編
1年Z組日誌:記入者・時雨金時
日付:5月10日
本日の行事:体育祭本日の目標:何事もなくつつがなく体育祭が終了する事
備考欄:特になし
先生より:目標は果たせなかったわねー
私は別にいいんだけど、っていうか面白かったからいいんじゃない?
それより金時君、今度、個人授業しようよ~ぉ。
先生待ってる
豆大
5月14日、振り替え休日も終わり、金時は登校して教室へ向かうより先に、
競歩なみのスピードで職員室の手前にあるクラス別の日誌ボックスへ向かう。
いささか変であるが入学して以来の彼の日課だ。
1Zのボックスから日誌を取り出し、10日のページを溜め息混じりに、嫌な記憶を呼び覚ます事にかなりの憂鬱感を覚えながら素早く開く。そう、彼の表情は可哀想なくらい悲壮感に満ち満ちていた。
先生からのメッセージはサラッと無視。とにかく、豆大先生がいい加減な先生でよかったと、この瞬間ほど感謝したことは…何回目か忘れてしまったが。
そう、思い出すだけでおぞましい。何故教育委員会から処罰が無いか、いやむしろ天下の公僕警察様からお縄を頂戴することがなかったのかが不思議な位。凄惨な体育祭の記憶ー。
豆大先生はあっさり「おもしろかった」で片付けてしまったが、それもまた彼女が普通ではない証明ではないのかー。
以下、金時視点で体育祭を振り返る。
続く
豆大先生登場。
豆大フクというのが彼女の名前。
倫理担当教師で24才。ハーバード大卒業後日本で教員免許をとり、駄菓子菓子高校に赴任。
大和撫子の理想像をそのまま具現化したかのような、長い黒髪に白い肌、漆黒の瞳に真っ赤な唇をもつ清楚な和風美人。
慎ましやかな容姿とは裏腹に、その体はフェロモン全開。豊満なバストから、腰にかけて引き締まった美しいくびれ、そして張りのある桃尻。高校生の健全な男子なら、もう悩殺瞬殺。
彼女の趣味は教え子に「真の倫理」とは何かを体で教える事。
口癖は「教科書の倫理なんて人間が決めたご都合主義の理論だわ」。
彼女が、1Zの担任教師にして、倫理担当教師である。