前回、取り上げた合田草ですが

 

 

「通りすがりですが」さんのコメントで

オオアラセイトウかもしれない

というご指摘を受けたので

調べ直してみました。

 

AIによる概要によれば

オオアラセイトウ(別名: ムラサキハナナ)とゴウダソウ(ルナリア)は紫の4弁花で似ていますが、雄蕊の先端が開き、毛が少ないのがオオアラセイトウ、雄蕊が開かず、全体に毛が目立ち、実は円盤状になるのがゴウダソウです。 

とのことですが

AIによって示された

mirusiru.jp という

サイトの記事を読んで

オオアラセイトウだと

はっきりした次第です。

 

mirusiru.jp というサイトの

記事↓によれば

 

 

「オオアラセイトウの花」

という小節の最後に

花はゴウダソウ(合田草)にそっくり。雄蕊の先端が開いてない、茎や葉柄や花などに毛が目立つ、実が扁平、だったらゴウダソウ。

という区別のポイントが

書いてあります。

 

3つのポイントのうち

雄蕊の先端の形状に関して

今回、見かけた花の場合

開いてますので

 

大紫羅欄花(花アップ1)

(2026年3月11日撮影。以下同じ)

 

オオアラセイトウで確定

と判断しました。

 

 

和名の別名は

紫花菜[ムラサキハナナ]

諸葛菜[ショカツサイ]

花大根[ハナダイコン]など。

 

Wikipedia によれば

紫花菜は紫色の菜の花の意で

諸葛菜は

諸葛孔明が陣を張った際

食用のため真っ先に

この花の種を植えたという

伝説に由来するそうです。

 

 

和名の漢字表記

「大紫羅欄花」の由来を

検索してみたところ

「花言葉・誕生花」

というサイトの記事↓によれば

 

 

オオアラセイトウが

ストックに似ていて

紫羅欄花がストックの別名だから

と説明されていました。

 

「紫羅欄」だけで

ストックの漢名

としている記事がヒットした他

古代中国ではストックを

「亜羅西兎」と表記していた

というサイトもありますが

 

 

「亜羅西兎」は明らかに

音訳(当て字)ですね。

 

 

「紫羅欄花」にせよ「紫羅欄」にせよ

文字だけでは「アラセイトウ」

とは読めませんので

これは和名を

漢名に当てたものです。

 

だとすれば

アラセイトウという

名称の由来はなんなのか。

 

AIによる概要によれば

葉っぱの質感が

ポルトガルの毛織物

ラセイタ raxa に

似ていることから

「葉+ラセイタ」で

なぜか h が落ちて

「アラセイタ」となり

さらに転訛した結果

「アラセイトウ」となった

ということになるようです。

 

 

英名は

Wikipedia に載ってないので

検索して調べてみたところ

Chinese violet cress

というのだとか。

 

手元の辞書によれば

cress は「アブラナ科の野菜」

「((特に)) コショウソウ

(garden cress)」だと

出ておりました。

 

 

学名は

Orychophragmus violaceus

AIによる概要によれば

属名はギリシャ語で

「穴の空いた障壁」を意味し

実の莢の構造に由来するのだとか。

 

種小名はラテン語で

「紫色の、菫色の」

という意味だそうです。

 

 

ちなみに

実の形状はアブラナ(油菜)

すなわち菜の花そっくりなので

実がなっているのを見れば

大紫羅欄花であることが

はっきりしますね。

 

雄蕊の形から

まず大紫羅欄花で

間違いないでしょうけれど。

 

大紫羅欄花(花アップ2)

 

「通りすがりですが」さん

コメントありがとうございました。

 

新しい知見を得られ

勉強になりました。m(_ _)m

本日は

近所の大学図書館に行った後

かかりつけのクリニックまで

処方箋をもらいに

行ってきました。

 

図書館から

クリニックに行く途中

生垣の下に咲いていたのが

こちら。

 

合田草(俯瞰1)

 

スマートフォンの

写真検索で調べてみたら

「ゴウダソウ」と出た他

「ヤマハタザオ属」

「ダイコン属」など

いろいろ出ましたが

これらはすべて

アブラナ科に属します。

 

結局

花の色からして

ゴウダソウ(合田草)で

間違いなさそうです。

 

合田草(花アップ1)

 

Wikipedia によれば

和名の別名は

銀扇草[ギンセンソウ]

銀貨草[ギンカソウ]で

これらはすべて

果実の形状に

由来するそうです。

 

Wikipedia に

果実の写真が載ってますが

扇というより

団扇[うちわ]のような

形状ですけど

これはちょっと

実物を見てみたいですね。

 

合田草(俯瞰2)

 

栽培品種名だというルナリアは

学名の属名 Lunaria を

そのまま読んだもので

ラテン語で「月」を意味する

Luna に由来します。

 

これも果実の形状に

基づくもの。

 

種小名の annua は

ラテン語の「年」に由来し

発芽から開花を経て枯死するまで

1年以内に終えることから。

 

英名に annual とつくのも

そのことに由来します。

 

合田草(花アップ2)

 

英名は honesty の他に

手元の辞書で

この言葉を調べたら

 satinflower

 satinpod

 moonwort

という単語が

併記されてました。

 

honesty は

「正直、誠実、潔白」

などの意味があり

古語として「貞節」

という意味もあるようです。

 

satin は織物のサテンで

pod は「莢[さや]」を

意味しますから

これも果実の見た目に

由来するものでしょう。

 

honesty の由来は

AIによる概要によれば

果実の皮が透明で中が透けて見える様子が、嘘偽りのない誠実な心を表すように見えたことから

だそうです。

 

なるほどねえ。

 

 

ちなみに

「合田」というのは

Wikipedia によれば

明治時代に本種の種子を

フランスから持ち込んだ

東京美術学校の教授の名前に

由来するそうです。

 

明治以降の人名が

花の名につけられるのは

珍しい気がしますけど

誰が命名したんでしょうね。

 

本人でしょうか。( ̄▽ ̄)

 

 

花だけアップで撮ると

分かりにくいですけど

花序の花のつき方や

葉っぱの形状は

いかにもアブラナ科

という感じがします。

 

合田草(花序と茎と葉)

 

ちなみに

4枚の花弁を

十字形につけるのも

アブラナ科の特徴です。

 

 

それにしても

手元にある植物図鑑を

繙いてみても

いっさい出ておらず

不思議でなりません。

 

写真検索できなかったら

分からないところでした。

 

益田ミリ『今日の人生』

(ミシマ社、2017年4月23日発行)

 

先日、確定申告の

紙の書類を撮りに行った先の

BOOK•OFFで見つけました。

 

『みんなのミシマガジン』

というウェブサイトに

 

 

現在も連載中の

特設ページに載っている

コマまんがをまとめた

第1冊目です。

 

現在、3冊目まで既刊。

 

本書には

2014年4月から

2017年2月までの分を

抜粋、再構成して

書き下ろしが

加えられているそうです。

 

 

コマまんが

と書きましたけど

印象としては、というか

呼吸としては

4コマまんがに

近いものがあります。

 

1ページに6コマ入る

ページ割りになってますけど

最小で2コマ

(タイトルのコマを入れると

3コマ)しかない場合もあります。

 

何ページにもわたる長編があったり

複数ページにわたるのに

最初のページは2コマだけで

次のページは6コマで完結したりする

といったふうに自由闊達、

統一されていません。

 

サイトでは

長さに関係なく

次の挿話を詰めているので

6コマまるまる埋まってますが

単行本だと

1エピソードがどんなに短くても

1ページに収めているので

余白が随分とあります。

 

それでいて

たとえば札幌旅行編などは

サイトのように

詰めていたりしますけどね。

 

途中

詩のようなものが

挿入されていますけど

これは単行本版のみ

ということになるのかしらん。

 

 

わりと無意識のうちに

初版にこだわったりしますが

本書の場合、オビにもある通り

初版限定の特典付きなので

こだわって正解でした。

 

買ってから気づいたんですけどね。(^^ゞ

 

 

どれもいいんですけど

今回でいえば

いちばんハッとさせられたのが

154ページの

〈映画や、音楽や 芝居や

 そして、本を読むことは

 自分の世界に

 「手すり」をつけている

 そういうこと

 なのかもしれません〉

と考えているエピソードです。

 

その前に

映画《ベイマックス》を観てて

映画を鑑賞後

しばらく経ってから

心がささくれ

虚しい気分になった際

レンタルビデオ屋の前に立つ

ベイマックスの人形に遭遇し

ちょっとさわって気持ちが軽くなる

という経験が描かれます。

 

そのあと

次のように考える。

もしもわたしが

映画『ベイマックス』を

観ていなければ、

 

あれはただ、レンタル

ビデオ屋に飾られている

バルーン人形なのです

 

けれど、わたしは

ベイマックスを知っていて

 

彼が人を傷つけることを

禁じられた優しいロボット

であることも知っていた

のです

 

知っていることが

わたし自身の助けに

なった

 

そういうものが、

数多くあればあるほど

 

それらが支えとなり

 

倒れずに済んでいる

ということもあるのだと

思ったのでした

(pp.152-153)

ここでいわれている「支え」が

最初の引用(p.154)にある

「手すり」です。

 

「知っていることが

わたし自身の助けになった」

という件りが特に

いいですね。

 

 

あと

94〜96ページの

アシカ・ショーのエピソードは

妙にツボに入って

笑っちゃいました。

 

どこの水族館なんでしょうね。

 

 

あと、この作者は

意外とフットワークが軽い。

 

岐阜市立中央図書館の話

(pp.178-183)は

本好き(本を読むことが

好きな人)や

建築好きの琴線に

ふれるかもしれませんね。

 

 

こちらの記事に

「県外から遊びに来る人も」

と書いてありますけど

まさに作者はそういう人の

一人だったわけですね(笑)

 

3日間そこで読書するために

ホテルに部屋をとり

ホテルの自転車を借りて

図書館に通って本を読む

という発想を抱き

それを行動に移すあたりは

脱帽させられます。

 

 

同じ記事中に

「滞在型図書館」

と書いてあって

そんなのがあるのか

と啓蒙されました。

 

こちら↓の記事を見ると

 

 

自分の生まれ故郷の

石川県立図書館も

そういうタイプに

変わったようですね。

 

帰省する機会があれば

行ってみようかしらん。

 

実家から遠そうなのが

難あり、ですけど。( ̄▽ ̄)