普段使いのディスカウント・スーパー

OKに行く途中の

小学校裏の道路を挟んだ

公園下の送電線のたもとに

螢袋が咲いているのを

数日前に見かけました。

 

螢袋(2023.5.24)

 

本日、通りかかったら

いつもは下を向いている花が

横向きになっていたので

これ幸いと花の中を

撮ってみた次第です。

 

螢袋の花の中

 

螢袋の花の内側には

濃い色の斑点があると

山田隆彦の『草花・雑草図鑑』

書いてあったんですが

その斑点がはっきりと分かります。

 

 

あと、以前

近場で見つけた螢袋を取り上げた際

「昔、花の中を見て

 雌しべの先が尖っていれば男、

 裂けていれば女と言い合う

 子どもの遊びがありました」と

『草花・雑草図鑑』に書いてあるのを

紹介したことがあります。

 

今回の雌蕊の先は

明らかに裂けているのが

よく分かりますね。

 

 

このように

雌蕊の柱頭が

3裂して開いているのを

雌性期というようですけど

蕾の時に雄蕊は雌蕊を包んでいて

開花した時にはすでに受粉が終わり

雄蕊は萎んでしまっているそうです。

 

最初、雌蕊は

柱頭が裂けておらず

刷毛上になっていて

ちょうど綿棒のようにも見えます。

 

それが「尖っている」状態

ということになりましょうか。

 

南大阪の植物図鑑

というサイトに

分解図のような

細かい写真が載っており

上の記述はそちらを参照しました。

 

 

それにしても

『草花・雑草図鑑』では

花期は6〜7月なのに

すでに咲いているなんて

明らかに温暖化の影響のような。

 

その『草花・雑草図鑑』の

螢袋の隣のページには

同じキキョウ科で花期も同じ

桔梗草が載っています。

 

 

その桔梗草もおととい

ワクチンを打って徒歩で帰る途中

通りかかったバス停の

標識の下に咲いているのを

見かけています。

 

桔梗草(2023.5.22)

 

まわりには

長実雛芥子の実が

いっぱいですね。

 

 

花の名前を忘れていて

ハナノナで調べちゃいましたが

この桔梗草にも

雄性期と雌性期があります。

 

このように成熟期が異なるのは

キキョウ科の植物に共通する性質だと

三重県病院協会のサイトにある

四季折々」のページで知りました。

 

「桔梗草 雌蕊」で検索して

トップに出てきた写真の中の

ひとつだったんですけど。

 

 

なぜ病院のサイト内に

というのは

ひとまず措くとして

雌蕊の先が

棍棒のようなのが雄性期で

先が3裂するのが雌性期

ということになるようです。

 

そこらへんも螢袋と同じですね。

 

桔梗草(ハナノナ)

 

ハナノナで調べた写真には

ちょうどいい具合に

雄性期の花(上)と

雌性期の花(下)が

同時に写っていましたので

アップしておくことにします。

 

 

ちなみに

桔梗草は以前にも

当ブログで取り上げています。

 

その際は

花が複数ついておらず

桔梗草なのか鄙桔梗草なのか

見極めるのに迷わされましたけど

今回のは複数ついてますから

桔梗草(段々桔梗)で

間違いなしですね。

 

 

上にも書いた通り

螢袋も桔梗草も

同じキキョウ科の花ですが

本来の桔梗そのものには

いまだ出会えず。

 

いつか出会えるといいなあ。