今日、郵便局へ行った帰り

近所の介護施設の塀沿いに

螢袋が群れ咲いているのを

見かけました。

 

歩道脇の螢袋

 

螢袋ってこんなふうに

アスファルトの歩道脇沿いの

狭いスペースに連なって咲くんだと

ちょっとびっくりでした。

 

前回も懸案だった

螢袋と山螢袋の違いを

今度こそ見極めようと思い

萼片近くをアップで撮影。

 

螢袋(萼片アップ)

 

螢袋は

萼片と萼片の間に

そり返る付属片がありますが

山螢袋には付属片がない

と説明されますけど

どう見てもないですから

やはり山螢袋でしょうか。

 

でも葉っぱの形やつき方は

普通の螢袋なんですよね。

 

 

ところで今回は蕾も確認。

 

螢袋(蕾)

 

ちょっと珍しいかも

とか思ってみたり。( ̄▽ ̄)

 

 

せっかくなので

花の内側を撮ることに挑戦。

 

スマートフォンのレンズを

低い位置に合わせるので

画面を確認できず

そのまま撮ったため

最初は惜しいところで失敗。

 

螢袋の中(その1)

 

2回目はなんとか成功しました。

 

螢袋の中(その2)

 

『草花・雑草図鑑』によれば

「花の中を見て

 雌しべの先が尖っていれば男、

 裂けていれば女と言い合う

 子どもの遊び」

が、昔あったのだそうで。

 

なぜそう判断するのか

深く考えるとエグそうなので

考えませんけど。( ̄▽ ̄)

 

今回撮ったのは

「男」ということに

なるのかしらん。

 

 

山螢袋だとしたら

『夏の野草』には

「山の崩壊地や礫地に多く、

 崖崩れなどがあると

 いち早く侵入する

 裸地の先駆植物」

というふうに書いてあります。

 

だから歩道脇に生えても

おかしくないと

考えるべきなのかどうか

素人には判断がつきませんけど。

 

『夏の野草』には

「種子には翼があり、

風に運ばれて分布を広げる」

とも説明されていますので

どこかから飛んできて

定着したのかもしれませんね。

 

螢袋(2022.5.20)

 

ちなみに螢袋は夏の花で

花期は6~7月、

山螢袋は少し遅れて7~8月と

『夏の野草』に出ています。

 

5月も下旬に入ったばかりなのに

もう咲き始めるなんて

やっぱり温暖化の(以下略)