ANNABELLA/Don't Dance With Strangers (1985)
【実家に眠っている80年代にFMをエアチェックしたカセットテープから、80年代の埋もれた曲を紹介】
SEX PISTOLSの仕掛人でヒップホップをいち早く取り入れて曲を発表したマルコム・マクラーレンが手掛けたUKのニューウェーブ・バンドBOW WOW WOWの紅一点ANNABELLAが85年にリリースしたシングル。プロデュースが当時、人気上昇中のTHE SYSTEM、ミックスには、あのJOHN MORALESが参加。つい先日、実家に眠っているカセットテープを掘り起こしていたところ、NHK FMのクロスオーバー11をエアチェックしたテープを発見。その中で曲名が分からなかったものがあって、スマホのアプリで検索したのがこの曲。いやー、実に30数年ぶりに聴いたけど、この曲のことをすっかり忘れていましたね~。勢いのあるビートにTHE SYSTEMらしかぬポップだけど憂いを帯びたメロディが最高ですよこれは!ネットで調べてもヒットした形跡はない… かなり日本人好みのメロディなんで、売れなかったのが不思議なくらい。CDではBOW WOW WOWのベスト盤にしか収録されていないのがこれまた残念。早く12インチをゲットしなければ!(2017/03/19)
KATCH 22/Dark Tales From Two Cities (1993)
UKの通好みのHIPHOPグループKATCH 22が93年にKOLD SWEATからリリースしたアルバム。STANLEY TURRENTINE/Sister Sactifiedネタのファンキーな2. Gonna Get Nyam、JAMES BROWN/Funky DrummerとMARVIN GAYE/T Plays It cool使いのアッパー・ファンキー3. One Verse Curse、ROY AYERS/We Live In Brooklyn, Babyネタの不穏な空気感の5. Bad Nuh Bumbo、ジャズネタのインスト7. Tribute To Funk Mafia、QUINCY JONES/Main Squeeze使いのファンキーな8. Lifestyles Of The Poor & Ruffneck、疾走感溢れる10. Final Judgement、メロウ・グルーヴの12.Judas Contact、ファンキーな13. Mr. Right On、DESMOND DEKKER/007のスカ使いの15. For My Mum、女性ボーカル参加のグルーヴィーな17. Ark Of The Dark2、ジャジーかつファンキーなインスト20. Reverse Reprise、17.のリミックスでサックス入りの22. Ark Of The Dark(Saxy Mix)等ミドル好きなら惹かれる曲満載だけど、少し曲を詰め込みすぎかな。(2017/03/17)
Drive (2011)
2011年に公開されたニコラス・ウィンディング・レフン監督によるクライム映画『DRIVE』のサントラ。映画自体は、その映像美とライアン・ゴズリングの演技、キャリー・マリガンの可愛さ、美しくも切ないラブストーリーの中に挿入されたえげつないほどのバイオレンスさが最高の作品で、かなりのお気に入り。映画に挿入されたサウンドも映像ととてもマッチしたヨーロッパ・サウンドで、決して自分が好きなジャンルのものではないけど、ほんと絶妙にマッチしているんで、すぐにサントラを注文してしまいましたね~。フランスのエレクトロDJによる寂しげなデジタル・トラックにダミ声ヴォコーダーと暗めの女性ボーカルがマッチした1. Night Call/KAVINSKY & LOVEFOXXX、エレクトロ・ポップ・グループによる80年代テイストのチープなトラックがナイスな2. Under Your Spell/DESIRE、キャリー・マリガンとの淡いデートシーンとエンディングで挿入された、まさに80'S感満載のエレポップ・トラックに可憐な女性ボーカルが絶妙にマッチしたA Real Hero/COLLEGE f/ELECTRIC YOUTH、最近ではJEEPのCMでも使われたクールなデジタル・インスト・ファンク5. Tick Of The Clock/CHROMATICSがお気に入り。いや~、A Real Hero/COLLEGE f/ELECTRIC YOUTHにはマジでやられたね。この80年代感、80年代に洋楽を聴いていた自分にとってはまさに涙もの。映画も最高なんでぜひどうぞ!(2017/03/10)
THE STYLISTICS/Same (1971)
フィリーを代表するスウィートソウル・グループTHE STYLISTICSが71年にリリースした記念すべきデビュー・アルバム。プロデュースは、名匠THOM BELL。スウィートソウルの素晴らしさを教えてくれた素晴らしいグループで、レコードからテープに録音して擦り切れるくらい聴いた思い出のアルバムですね。その甘く切ないメロディにファルセットボイスがたまらない極上のスウィートソウル・クラシック6. You Are Everythingの素晴らしさといったら ! どんなレアなスウィートソウルよりもまずこれでしょ ? 寂しげな名曲1. Stop, Look, Listen (To Your Heart)と3. Betcha By Golly, Wow、爽やかで若々しい4. Country Living、ドラムが効いたミディアム5. You're A Big Girl Now、落ち着いた曲調が逆に魅力的な7. People Make The World Go Round、GEORGE BENSONの名曲『Breezin'』の元ネタと思われる爽やかな9. If I Love You等聴きどころ満載。昨年、年末の来日ライブ見に行ったけど、元気で頑張っていたのは嬉しかったな~。でもYou Are Everythingがメドレー扱いだったのは残念… (2017/02/28)
ROBERT S./Good As Gold (1987)
1987年にEPIC RECORDSからリリースされたROBERT S.のシングル。プロデュースは、CARL RYDER aka CHUCK DとHANK SHOCKLEE、ドラムプログラミングにERIC"VIETNAM"SADLER、スクラッチにTERMINATOR X。まさにPUBLIC ENEMY外伝。Good As Gold(Pony Down Version)は、PEみたいな攻撃性のあるトラックではないが、JOESKI LOVE/My Girl、CHIC/Good Times、JAMES BROWN/Funky President、Say It Loud, I'm Black And I'm Proud、RUN-DMC/Peter Piperを使ったなかなかエキセントリックな仕上がり。ROBERT S.の声質にもあっていてカッコいいね。B面のBig Words(Motor City Version)はドラムがイマイチ。(2017/02/26)
TLC/Ooooooohhh… On The TLC Tip (1992)
TLCが92年にリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、DALLAS AUSTIN、L.A.REID、MARLEY MARL、JERMAINE DUPRI、DARYL SIMMONS、KAYO、BABYFACEと超豪華な面々。さすがに若さほとばしる内容で、人気が出たのもうなずけるね。ファンク・ビートの5. Hat 2 Da Back、ESG/UFO使いのヒップホップR&B6. Das Da Way We Like' Em、ファンク・ビートのメロディアスな8. His Story、美メロ・ミディアムの11. Somethin' You Wanna Know、透明感のある美しいメロディの12.Baby-Baby-Baby、THE IMPRESSIONS/We're a Winnerネタのグルーヴィーな13.This Is How It Should Be Down、BAR-KAYS/Son Of Shaft、Humpin'使いの若々しい14. Depend On Myselfあたりがお気に入り。NJSが苦手な自分でも聴ける良いアルバムですね。(2017/02/19)
COMMODORES/Machine Gun (1974)
ライオネル・リッチーが在籍したMOTOWNの名ファンク・グループCOMMODORESが74年にリリースしたデビュー・アルバム。軽快なインスト・ディスコ・ファンク1. Machine Gun、小気味よいファンク 2. Young Girl Are My Weakness、ホーンも効いたアップテンポのファンク3. I Feel Sanctified、1.と同系統のインスト・ファンク5. Rapid Fire、4分過ぎに炸裂する定番ブレイク・ビーツが鬼カッコイイ、ファンク・チューン6. The Assembly Line、激しく攻めるファンキー・ナンバー8. Gonna Blow Your Mind等好曲多し。ファンク好きならマストですね。(2017/02/18)









