OLD 2 DA NEW SCHOOL -27ページ目

KINO WATSON/True 2 The Game (1996)

 

ノースカロライナ州出身のシンガーKINO WATSONが1996年にリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、1曲のみJERMAINE DUPRIで、残りはKINO自身(共同プロデュースでDARRYL SHEPHERD、ERIK "BIG FREE" SMITH)。ストリート感のあるヒップホップR&Bかと思いきや、もっと伝統的なR&B寄りな感じを受けました。しっとりとした幕開けのイントロ1. Intro...It's Time、JERMAINE DUPRIが手掛けたMTUME/Juicy Fruitっぽいビートを織り交ぜたメロウ・グルーヴ2. Game Recognize Game (Whatcha Want)、TEDDY PENDERGRASS/Close The Doorネタのメロウ・ミディアム3. Got Me Open、しっとりとアダルトムードのスロウ4. I'm The Man (Your Mama Been Warnin' You About)、美しくも切ないメロディに涙する5. Cry No More (I'll Be There 4 U)、しっかりとしたビートに寂しげメロディに胸が締め付けられるスロウ6. It's Time、定番メロウDELEGATION/Oh Honeyネタの心地よいメロウ・チューン7. Bring It On、ズシッとしたドラムの郷愁メロウ・ミディアム8. Body Language、ファットなビートが効いたメロウ・ファンク9. Down 4 Mine、落ち着いた雰囲気の美メロ・スロウ10. The Best Things In Life Are Free、アコギの寂しげなメロディが耳を惹く12. Definition Of Loveがお気に入り。(2022/10/29)

O'DONEL LEVY/Breeding Of Mind (1972)

 

アメリカのジャズ・ギタリストO'DONEL LEVYが1972年にGROOVE MERCHANTからリリースしたアルバム。有名曲のカバーが多く、少しイージーリスニングっぽい感じもしますが、適度にファンキーで良いですね。CARPENTERSのカバーでグルーヴィーだけど優し気な1. We've Only Just Begun、CAROL KINGのカバーでメロウかつグルーヴィーな2. It's Too Late、ボサノヴァ・テイストのそよ風のような4. Cherries、THE DRIFTERSのカバーでカッコ良すぎるジャズ・ファンクに仕立てた5. On Broadway、疾走感あふれるジャズ・ファンク6. Ideal、JACKSON 5のカバーで少し重ためなファンク調にアレンジした7. Never Can Say Goodbye、AL GREENのカバーで心躍らせる8. Let's Stay Togetherがお気に入り。(2022/10/22)

SMOOTH ICE/Smooth But Def (1990)


RUN-D.M.C.一派のソロマイカーでNIKKI DのプロデュースもしていたSMOOTH ICEが1990年にMCA/JDK RECORDSからリリースした唯一のアルバム。プロデュースは、もちろんRUN-D.M.C.。このアルバム、もちろんリアルタイムで購入、しかもLPだったんですが、最近、ブックオフでCDで330円で売られていたので速攻で購入。売られていたのも驚いたけど、こんなマイナーをCDで買っていた人が近くにいたのにも驚きを隠せませんな。時代柄、直球ネタ使いの曲が多くて最高なんですが、特に定番THE HONEY DRIPPERS/Impeach the PresidentビートにTHE MOHAWKS/The Champをコスった1. Do It Again、BARRY WHITE/Playing Your Game, Baby使いの気だるい2. Smooth But Def、JAMES BROWN/Funky Drummerネタのファンキーな3. Without A Pause、R&Bテイストの落ち着いたメロウ・ミディアム4. Gettin' Smooth、チープな打ち込みドラムにJAMES BROWN/Think、WILSON PICKETT等を盛り込んだファンキーな佳曲5. Trunk Of Funk、JUICE/Catch a Grooveネタのノリの良い6. Pay Your Tickets、PEで有名なTHE J.B.'S/The Gruntの”やかんの沸騰音”やSAM & DAVE/Hold On, I'm Comingをネタにしたファンキー・チューン8. I'm Coming、THE SOUL SEARCHERS/Ashley's Roachclip使いの鬼ファンキーな9. Now It Sounds Like A Record、ブレイクビーツにうっすらと絡むピュンピュン・サウンドもイカすファンキー・シット11. Shout Outがお気に入り。(2020/10/15)

THE SOUND STYLISTICS/Greasin' The Wheels (2009)

 

 

UKのアシッド・ジャズ・シーンで一世を風靡したJAMES TAYLOR QUARTET、INCOGNITO、THE NEW MASTERSOUNDS、SNOWBOY等のメンバーが結集したファンク・プロジェクトTHE SOUND STYLISTICSが2009年にリリースした2ndアルバム。前作は聴いてませんが、もろ70年代なインスト・ファンク・サウンドを聴かせてくれますね。ホーンもバッチリな疾走感溢れるファンキー・チューン1. Tie One OnからつかみはOK。超絶グルーヴィーなオルガン・ファンクにKO必至な2. The Crisis Generator、オルガンとフルート?が耳を惹く小気味良いファンキー・ナンバー3. Cornholin'、レイドバックしたクール・ファンク4. Eye Of The Storm、ドライブ感溢れてファンキーな5. Knucklehead、グルーヴィーなオルガン・ファンク6. The Burner、ファンキーなカッティング・ギターにスパイ映画っぽいキーボード、そしてホーン隊がナイスなファンク7. The Taking Of Peckham 343、ホーンもイカしたパーティー・ファンク9. Crack Away Jack、国内盤だけのボーナスでサイケな雰囲気も持ち合わせる鬼渋ファンク11. Greasin’ The Wheelsがお気に入り。(2022/10/08)

巨星堕つ…

尊敬するアントニオ猪木氏が亡くなりました…

リング上での数々の名勝負には心震わされ、生きる希望を与えられていました。

アントニオ猪木氏がいなければ、RIZINはもちろん、UFCも存在していなかったことでしょう。

安らかにお眠りください。

 

<アントニオ猪木氏の名言>

~元気が一番、元気があれば何でもできる!~

~この道をゆけばどうなるものか、危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし、踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる。迷わず行けよ 行けばわかるさ。~

T.I./Trouble Man: Heavy Is The Head(2012)

T.I.が2012年にリリースした8thアルバム。プロデュースは、K-TRAK、CARDIAK、CHINKY P、DJ TOOMP、NO I.D.、RICO LOVE、EARL & E、JAZZE PHA、DJ MONTAY、T-MINUS、1500 or NOTHI'、THE FUTURISTIKS、PHARRELL WILLIAMS、LIL' C、SANCHEZ HOLMES、PLANET VI、THE CO-CAPTAINS等。相変わらず安定したアルバムを作りますね。MARVIN GAYE/Trouble Manネタのソウルフルな1. The Introduction、MEEK MILをフィーチャーしたTHE O'JAYS/Shiftless, Shady, Jealous Kind of People使いのハーコー・サウス・チューン2. G Season、A$AP ROCKYが参加したもの哀しげな4. Wildside、THE SHOWBOYS/Drag Rapネタの古き良きお祭りニューオーリンズ・バウンス・トラックにLIL WAYNEをフィーチャーした5. Ball、ANDRE 3000参加の寂しげな6. Sorry、WILLIE HUTCH/I Choose You使いのハイパー感もあるソウルフル・トラックにR. KELLYが参加した7. Can You Learn、ロック感もある尖がったサウンドの8. Go Get It、哀愁を感じるポップ寄りのトラックにP!NKがサビで歌う9. Guns and Roses、近未来感もあるスクリュー系ダーク・ナンバー10. The Way We Ride、R&B寄りの落ち着いた11. Cruisin'、チキチキ・ビートに郷愁メロディのトラックにCEELO GREENをフィーチャーした13. Hello、ELTON JOHN/Your Songネタの哀愁トラックにAKONのオートチューンが響きわたる15. Wonderful Lifeがお気に入り。(2022/10/01)

BLONDIE/Autoamerican (1980)


 

マドンナ以前の80年代を代表するセックス・シンボルDEBORAH HARRY(DEBBIE HARRY)を擁するロックバンドBLONDIEが1980年にリリースした5thアルバム。プロデュースは、MIKE CHAPMAN。BLONDIE人気あったよね。小学生の頃、「Call Me」とか、よくラジオでかかっていましたね~ ヒップホップ的観点からだと、やはり「Rapture」に尽きるかな!CHIC流のサウンドはもちろんだけど、歌詞もGRANDMASTER FLASHの事もきちんと入れていてリスペクト感あるしね。アルバムとしては様々なサウンドを取り入れていて、ノリの良いディスコ調の2. Live It Up、時折テレビのCMでも使われるジャマイカのTHE PARAGONSのヒット曲のカバーで全米No.1に輝いた4. The Tide Is High、ドライブ感溢れるヨーロピアンを感じるロック・サウンドの5. Angels on the Balcony、中近東チックなメロディのロック7. Do the Dark、そして前述したが、ラップでは初の全米No.1に輝いた(これって何気に凄いこと!)8. Rapture、青春ロック的なメロディの10. T-Birds、ボーナストラックで前述した全米No.1ヒットの13. Call Me (Original Long Version)、8. Raptureのロング・バージョンでブレイク部分にコンガ(?)等のラテン・テイストのインストをプラスした15. Rapture (Special Disco Mix)がお気に入り。(2022/09/24)

D-LOC/Up Close & Personal (1998)

 

オークランドのレジェンドGラップ・グループ415のメンバーD-LOCが1998年にリリースした2ndアルバム。プロデュースは、D-LOC、TOO SHORTやDRU DOWNでお馴染みのKENON(KEENAN) ”THE MAESTRO” FOSTER、TOP SECRET。一流のB級アルバム(ディスってないよ)の評価がピッタリな内容で、古き良きオークランド・スタイルを聴かせてくれ、特に打ち込みドラムに生ギターの簡素なファンク・トラック上で語るイントロ1. Up Close And Personnal、これまたワウ・ギター等の生楽器を活かしたシンプルなオークランド・ファンクが逆に魅力的な2. A Livin Hell、P-FUNKマナーのヘビー・ファンク3. Brang Da Funk、DR. DREチックなダークで煙たいG-FUNK4. Sumtin Fo Da Trunk、ドライブ感溢れてグルーヴィーなブリブリ・ファンク5. Hoogie Groupie、MARY JANE GIRLS/All Night LongとZAPP/Computer Loveのを合わせ風のドラムに郷愁感溢れるシンセのメロディに涙する6. Re-Evaluate、ブリブリっと妖しげなダーク・ナンバー7. Stackin Chips、ファンクなドラムに涼し気なメロディのウエストコースト・ファンク8. City Livin'、クールで涼し気な10. What's Goin On、GAP BAND/Outstandingネタの小気味良い11. Copp 2 A Lessa、TOO SHORTにも通じる伝統的なオークランド・ファンクが最高な13. Like This Like That、KOOL & THE GANG/Too Hot使いのメロウ・グルーヴ14. Tha Scoopがお気に入り。(2022/09/17)

STETSASONIC/On Fire (1986)

 

NYブルックリンの伝説的なヒップホップ・グループSTETSASONICが1986年にTOMMY BOY RECORDSからリリースした記念すべきデビュー・アルバムにボーナストラックを3曲収録した再発盤。すべてセルフ・プロデュース。THE ROOTS以前にヒップホップ・バンドを名乗っていたことで知られ、生楽器を使ったロウな質感の曲が多いですね。このアルバムは高校生の頃、レンタル・レコーダー店で借りて聴いて、そのまま店の人に懇願して売ってもらった思い出深いものでもありますね~  解散した後に紆余曲折を経て、一部のメンバーがWU-TANG CLANを結成したのは有名な話。

 

1. 4 Ever My Beat

TROUBLE FUNK/Drop the Bomb、EASTSIDE CONNECTION/Frisco Disco、PLEASURE/Let's Dance使いのヘビーなクラシック!勢いがあるね~
2. My Rhyme

ミステリアスなトラックにBOB JAMES/Take Me to the Mardi Grasを擦りまくったドープな一発!アルバムの中で一番好きな曲!
3. Just Say Stet

打ち込みドラム乱れ打ちにスパイ映画っぽいメロディ、JAMES BROWN/Funky President (People It's Bad)、PLEASURE/Celebrate the Good Things、HUGO MONTENEGRO/Moog Powerをスクラッチで合わせた佳曲。途中で挟まれるヒューマン・ビート・ボックスもナイス。
4. Faye

ヒューマン・ビート・ボックスにYELLOWMAN/I'm Getting Married、SONNY JAMES/Endlesslyのフレーズを合わせた楽し気な曲。
5. 4 Ever My Mouth

ヒューマン・ビート・ボックスのインタールード。
6. Rock De La Stet

当時のロックなヒップホップ人気にあやかった一発。打ち込みドラムにハードなギター、暗くミステリアスな雰囲気が最高だね~
7. Go Stetsa I

シンプルなドラムにTOM JONES/Looking Out My Window、CUTMASTER D.C./Brooklyn's in the House、THE MAGIS DISCO MACHINE/Scratchin'を組み合わせたストリート感たっぷりのクラシック!荒々しいスクラッチもイカすぜ!

8. On Fire

80年代特有の打ち込みドラムに定番BESIDE/Change the Beat (Female Version)のスクラッチ乱れ咲きのシンプル極まりないトラックにラップ力でグイグイ聴かせるクラシック!
9. Bust That Groove

THE METERS/Handclapping SongをベースにTHE WINSTONS/Amen, Brother、JUICE/Catch a Grooveの王道ブレイクビーツを合わせた鬼ファンキーな一発!
10. Paul's Groove

On Fireのトラック上でPRINCE PAULがラップするインタールード的な曲。悪くはないね。
11. 4 Ever My Beat [Beat Bongo Mix]

4 Ever My Beatのインストで、ボンゴをプラス。なんでラップを入れなかったんだろうね?もったいないな~
12. Go Stetsa I [Remix]

Go Stetsa Iのリミックスというかロング・バージョンかな。トラックはほぼ同じ。
13. A.F.R.I.C.A. [Norman Cook Remix]

シングルオンリーの「A.F.R.I.C.A.」のNORMAN COOKによるリミックス。THE METERS/Just Kissed My Babyネタだけど、オリジナルの方が好みかな。なんでオリジナル収録しなかったんだろう…

(2022/09/10)

MESHELL NDEGEOCELLO/Ventriloquism (2018)


 

シンガーでもありベーシストでもあり、ソウル、ファンク、ヒップホップを自由に融合させるマルチな才能の持ち主MESHELL NDEGEOCELLOが2018年にリリースしたカバー・アルバム。ほとんどが80~90年代にリアルタイムで聴いてた曲ばかりですが、そのアレンジには驚かせられますね。まあ、オリジナルには敵わないが、こんな聴かせかたもあるってことで。中高生の頃、レコードやカセットが擦りきれるほど聴いたほど大好きなLISA LISA & CULT JAMのエレクトロ・ファンクをニューウェーブっぽくリメイクした1. I Wonder If I Take You Home、AL B. SURE!のメロウ・クラシックをアコースティックでしっとりとカバーした2. Nite and Day、PRICEのカバーで、もの哀しげな3. Sometimes It Snows in April、TLCの名曲をフォーキーにアレンジした4. Waterfalls、FORCE M.D.'Sの我が青春の名曲をカントリータッチでアコースティックにリメイクした8. Tender Love、THE SYSTEMのこれまた青春の名曲をアコースティックに素晴らしくカバーした9. Don't Disturb This Groove(これが一番好きかな)、SADEのエバーグリーンな名曲を妖しげな雰囲気に仕立てた11. Smooth Operatorがお気に入り。(2022/09/03)