GREG GUIDRY/Over The Line(1982)
ソングライターとして活躍したGREG GUIDRYが82年にリリースしたアルバム。AORフリークに大人気のブルー・アイド・ソウルAORの名盤で、参加ミュージシャンもTOTOのDAVID HUNGATE、サックス奏者のDAVID SANBORN、DOOBIE BROTHERSのBOBBY LAKIND等と豪華な面々。まさにAORの鏡といえるような内容で、特にヒットした哀愁あふれる1.Goin' Down、MICHAEL McDONALDを彷彿させる小気味良いリズムの2.(That's) How Long、日本人受けする哀愁メロディの3.Show Me Your Love、どことなく当時のFOREIGNERを思い出させる寂しげな5.Gotta Have More Love、メロディアスなイントロから惹きつけられ、サビがPLAYER/Baby Come Backと似た7.(I'm) Givin' It Up、これもFOREIGNERを思い出させる8.Are You Ready For Love、STEELY DANっぽいアップテンポの10.Darlin It's Youがお気に入り。AOR好きはもちろんR&B好きにも聴いてもらいたいアルバムです!(09/02/09)
GWEN McCRAE/Same(1981)
Rock Your Babyのヒットで知られるフロリダのシンガーGWEN McCRAEが81年にリリースしたアルバム。プロデュースは、TAANA GARDNERのクラシックHeartbeatでお馴染みのKENTON NIX。このアルバムの白眉は何といってもAFRIKA BAMBAATAA&JAZZY 5 MC'Sで使われたダンス・クラシックのA1.Funky Sensationに尽きます!ミドル・テンポのトラックにGWENの存在感ある歌声がマッチして最高ですね~。他にもホーンもイイ感じのフロア・チューンA2.Poison、ベースが効いているA3.Feel So Good、しっとりとしたスロウB1.All My Love、どこか寂しげなメロウ・ミディアムB3.Do You Wanna Be Mineがお気に入り。CDは現在廃盤みたいですが、是非とも再発して欲しい!(09/02/08)
THE BRECKER BROTHERS/Detente(1980)
THE BRECKER BROTHERSが80年にリリースした5thアルバム。プロデュースは、GEORGE DUKE。参加ミュージシャンは、MARCUS MILLER、STEVE GADD、DAVID SPINOZZA、STEVE JORDAN等、コーラスにLUTHER VANDROSS、FONZI THORNTON等と豪華な面々。GEORGE DUKEプロデュースということで、かなりポップ感溢れる曲が多く、個人的にはこの位が聴きやすくていいと思うのですが、前作『Heavy Metal Be-Bop』みたいなハードなものが好みの頭の固いファンからは相当毛嫌いされているアルバムみたいです。ダンサブルなトラック上でD.J.ROGERSとCARL CARLWELLが歌う1.You Ga(Ta Give It)、ポップで親しみやすいメロディのメロウ・ナンバー2.Not Tonight、ヘビー・ファンク・トラックにRANDY BRECKERが歌う3.Don't Get Funny With My Money、ポップでノリノリな5.You Left Something Behindがお気に入り。JAZZ/FUSIONファンよりはむしろダンクラ好きにオススメできるアルバムでしょう。(09/02/06)
THE BRECKER BROTHERS/Heavy Metal Be-Bop(1978)
トランペット奏者のRANDYとサックス奏者のMICHAELのTHE BRECKER BROTHERSが78年にリリースした4thアルバム。1曲を除いて全てライブとなってます。参加ミュージシャンは、ドラムにFRANK ZAPPAのバンドに参加していたTERRY BOZZIO、ギターにBARRY FINNERTY、ベースにNEIL JASON。THE BRECKER BROTHERSについてはもはや説明不要ですね。トップ・ミュージシャンとして各ジャンルのアーティストの曲に参加していて、数々のファンク・クラシックやダンス・クラシックにも彼等の名前を見つけることができます。JAZZファン、さらにはロック・ファン(特にドラム小僧)の間では絶大な人気を誇る当アルバムですが、1曲目のスタジオ録音のEast Riverはロック色濃いファンキー・ナンバーで好みでしたが、残りは全てライブで、個人的にライヴ盤が好きではないため、それだけで魅力が半減してしまいました。演奏もファンキーといえばファンキーなんですが、どこか白人っぽさ(ロックっぽい)が出過ぎていてあまり気に入ったものはなかったです。正直、期待はずれなアルバムでした。(09/02/06)
BOBBI HUMPHREY/Blacks And Blues(1973)
女性フルート奏者のBOBBI HUMPHREYが73年にBLUE NOTEからリリースした3rdアルバム。プロデュースは、LARRY MIZELLのSKY HIGH PRODUCTIONSで、参加ミュージシャンもドラムにHARVEY MASON、ギターにDAVID T.WALKER等間違いない面子。いまさら説明するまでもない、かなりの人気盤で、ほんと、この頃のSKY HIGH PRODUCTIONSの作り出す曲は素晴らしいの一言。風(?)の音からドラムがフェード・インしてくるイントロでヤラれるファンキー・ナンバー1.Chicago, Damn、JAZZY JEFFやCOMMONも使った心地良いメロウ・グルーヴ2.Harlem River Drive、ハートウォーミングなトラックにBOBBYのチャーミングな歌が実にマッチした3.Just A Love Child、KMDのクラシックPeachfuzzやPlumskinzで使われた小気味良いメロウ・グルーヴ4.Blacks And Blues、泥臭くファンキーな5.Jasper Country Man、ゆったりとした曲調の癒し系6.Baby's Goneと全曲最高!聴いておくべきアルバムの一つ。(09/02/04)
GINO VANNELLI/Brother To Brother(1978)
ROCK、SOUL、JAZZ、FUSIONを独自に消化したサウンドと情感あふれる歌声で人気のあるカナダーのシンガーGINO VANNELLIが78年にリリースした6thアルバム。ヒットした3.I Just Wanna Stopには別に何も感じませんでしたが、緊張感あふれるトラックが素晴らしい1.Appaloosa、ドラム・パターンがあまり好みではないが、小気味良い2.River Must Flow、郷愁を感じる4.Love and Emotion、落ち着いたメロウ・チューン9.People I Belong Toには大満足。特にAppaloosaのサウンドは今まで聴いたことのない感触がしましたね~。聴いて損はないアルバムだと思います。(09/02/03)









