SEAWIND/Same(1980)
ハワイのJAZZ/FUSIONバンド"SEAWIND"が80年にリリースした4thアルバム。プロデュースは、当時勢いのあったGEORGE DUKE。ボーカルの紅一点PAULINE WILSONの伸びやかな歌とSEAWIND HORNSと呼ばれる素晴らしいホーン・セクションを武器にJAZZ/FUSION界のみならず各方面で活躍していましたね。確かにPAULINE WILSONの歌は躍動感があって素晴らしいですね。ほんと惚れ惚れします。ディスコでも人気のあったファンキー・ナンバー1.What Cha Doin'、温かみのあるミディアム2.The Two Of Us、アップテンポでAORテイストの3.Love Him, Love Her、軽快なダンス・クラシック5.Shout、メロウ・ミディアムの8.I Need Your Love、少しロックっぽい9.Long, Long Timeがお気に入り。FUSION好きのみならずR&B好きもぜひ聴いて欲しいアルバムです。(09/03/03)
THE CLASH/The Story Of The Clash Vol.1(1988)
ロンドン・パンクの雄"THE CLASH"の2枚組ベスト・アルバム。代表的な曲が収録されていると評判の良いベスト・アルバムみたいです。パンクには特に思い入れはないが、THE CLASH自体は、レゲエを取り入れたり、ファンクっぽいこともやっていたのでかなり気になっている存在でした。どちらかというとパンク色濃い初期よりも、より多様な音楽性を披露していた後期の方が好みです。このアルバムでいうとDISC1に後期の曲が多く、80年にリリースされた当時のSUGARHILL GANG等のラップを意識したと思われるファンキーな1.Magnificent Seven、今でもクラブシーンで大人気のご機嫌でノリノリな2.Rock The Casbah、ダビーなファンキー・チューン3.This Is Radio Clash、レゲエのカバー6.Armagedon Time、BEATS INTERNATIONALがネタに使った9.The Guns Brixton、SONNY CURTISのカバーでX-TRAILのCMソングに使われたI Fought The Law、レゲエ・ナンバーの13.Bank Robberがお気に入りで、DISC2ではレゲエ・シンガーJUNIOR MARVINのヒット曲Police & Thievesのカバーの15.Police & Thievesを良く聴いています。これからTHE CLASHを聴いてみたいと言う方にはうってつけのベスト盤ではないでしょうか。(09/03/01)
EVELYN KING/I'm In Love(1981)
EVELYN"CHAMPAGNE"KINGが81年にリリースしたアルバム。KASHIF絡みのヒット曲1.I'm In Loveで有名なアルバムです。KASHIFらしい都会的なメロウ・ダンサーって感じでほんと最高ですね~。また、EVELYN KINGのVo.も素晴らしいメロウ・グルーヴ6.The Other Side Of Loveにもノックアウト!素晴らしすぎます。他には1.I'm In Loveと似た感触の2.If You Want My Lovin、70年代後期の典型的なディスコって感じの4.What Are You Waitin' Forと7.I Can't Take ItもGOOD。まさにクラシックに相応しいアルバムだと思います。(09/02/28)
CHICAGO/II(1971)
CHICAGOが71年にリリースした2ndアルバム。短い曲が多くて少し聴きにくい印象を受けました。それでも4曲からなる組曲の19.It Better End Soon-1st Movement~22.4Th Movementはイントロのギターやベースラインがイカしたファンキー・チューン! 他にもアップテンポの明るくファンキーな2.The Road、どこか寂しげな3.Poem For The People、6.Make Me Smile、変則的なリズムだが、ファンキーな11.To Be Free、疾走感溢れる14.25 Or 6 To 4あたりがお気に入り。余裕があれば聴いてみて下さい。(09/02/27)
THE WILD MAGNOLIAS/They Call Us Wild(1975)
ニューオーリンズのブラック・インディアン・バンドTHE WILD MAGNOLIASが75年にリリースした2ndアルバム。以前レビューした74年の1stもニューオーリンズ・セカンド・ライン・ファンクの基本盤ですが、この2ndはそれを凌ぐ充実度!ほんと全曲かっこ良すぎてどの曲もオススメですが、特にグルーヴィーなファンキー・チューン1.They Call Us Wild、ビートとベースラインがイカしたBPM早めの5.Injuns,Here We Come、ファンキーな6.New Kinda Groove、1stにも収録されているモンスター級のイントロ・ブレイクを誇る超絶ファンキー・ナンバー9.Ho Na Naeがピカイチ。ファンク好きなら避けては通れない名盤!(09/02/26)
LED ZEPPELIN/Same(1969)
世界的なロック・バンドLED ZEPPELINが69年にリリースしたデビュー・アルバム。正直、好みの曲はあまりないですが、オープニングの1.Good Times Bad Timesのカッコ良さといったら! 個人的にJOHN BONHAMのヘビーなドラミングにかなり惹かれていて、この曲のドラミングもかなり好きですね~。他にはローテンポで妖しげな4.Dazed And Confused、ギターがメインだと思うが、やっぱりドラムに耳が奪われる5.Your Time Is Gonna Come、ブルージーな3.You Shook Meがお気に入り。ROCKの基本として聴くべきアルバムでしょう。(09/02/25)
FORCE M.D.'S/For Lovers & Others:Greatest Hits
FORCE M.D.'S/For Lovers & Others:Greatest Hits(1992)
NYのコーラスグループFORCE M.D.'Sの84年のデビュー作から90年までのアルバム4枚の中からスロウ~ミディアムを選りすぐったアルバム。これ聴いたらほんと素晴らしいグループだったな~って改めて感じましたね。70年代の古典的なスウィート・ソウルって趣の1.Tearsをはじめ、映画『KRUSH GROOVE』のサントラが最初の出会いで、美しいピアノだけをバックに歌うJAM & LEWIS作の名曲2.Tender Love、ドリ~ミ~なスロウ3.Here I Go Again、アルバム未収録だったINTRUDERSのカバー4.I Wanna Know Your Name、自分の結婚式にも使ったくらい大好きなメロウ・グルーヴ5.Love Is A House、メロウ・ミディアムの6.Somebody's Crying、美メロ・ミディアムの9.Couldn't Care Less、メロウ・グルーヴの10.Walking on air等々珠玉の名曲の数々。スウィート好きなら必聴でしょう!(09/02/23)
RANDY VANWARMER/Same(1979)
シンガーソングライターのRANDY VANWARMERが79年にリリースしたデビュー・アルバム。『アメリカの郷ひろみ』と呼ばれていたみたいですが、1.Losing Out On Loveを聴いた第一印象は、『アメリカの田中星児』って感じ。大ヒットした2.Just When I Needed You Most(邦題「アメリカンモーニング」)をはじめ、ポップス丸出しの曲ばかりで、思い出とか思い入れがないと聴けないアルバムだね、これは・・・ 唯一聴けたのは、ノリの良い4.Gotta Get Out Of Hereと郷愁を感じる5.Convincing Liesのみ。うーん、個人的には、かなりのハズレ盤ですね・・・ (09/02/22)
BILL WITHERS/Greatest Hits(1981)
ベテランR&BシンガーBILL WITHERSが81年にリリースしたベスト盤。誰もが聴いたことのある曲ばかりで、特に人気があるのがGLOVER WASHINGTON JR.の曲にゲスト参加したとびっきりメロウな1.Just The Two Of Usとフリーソウル・シーンでもお馴染みの陽だまり系メロウ・グルーヴの最高峰ともいえる4.Lovely Dayの2曲でしょう。これ嫌いな人に未だかつて出会ったことないですね。ほんと完璧です。他にもCMでも使われたファンキー・チューン2.Use Me、寂しげな3.Ain't No Sunshine、CRUSADERSの曲にゲスト参加した大人の哀愁がにじみ出ている6.Soul Shadows、大ヒットし、CLUB NOUVEAUのカバーもヒットした7.Lean On Me、ULTIMATE BREAKS & BEATSにも収録されたファンキー・ナンバー10.Who Is He What Is He To You等聴きどころ満載。残念なのはベスト盤にしては全10曲とかなり物足りないことぐらい。BILL WITHERS入門として最適なアルバムでしょう。(09/02/22)








