岡山空港北、岡山市北区日応寺（にちおうじ） 寺谷
の水源から
岡山市（北区・南区）の西部を流れ、世界２番目の広さを誇る人
工湖 「児島湖
」 へ注いでいます。（延長：24.8ｋｍ）
現在の岡山平野が潮流穏やかな海原「吉備の穴海
」で、吉備の
中山・矢坂山の間辺り
が海原へ注ぐ河口であった昔々・・・
おばあさんが川で洗濯をしていると、大きな桃がどんぶらこ～～
どんぶらこ～～と流れてきた！ とされる川です。(童話｢桃太郎｣)
岡山市の西部を本流域､倉敷市・総社市・吉備中央町を支流域と
する笹ヶ瀬川は、岡山県中央部を流域とする岡山県三大河川の
一つ 「旭川
」 とともに、陸路が整っていなかった古代から近世の
主要な交通・運搬経路として、集落間の交流・物流に活用されま
した。
”大きな桃” が流れてきた頃・・・
吉備文化発祥の地 「吉備路
」 を流域にもつ笹ヶ瀬川は、吉備の
穴海に浮かんでいた児島
で盛んであった製塩とともに､弥生時代
に広まった組織的な農耕､古墳時代に広まった製鉄で畿内･出雲
に匹敵する古代屈指の地方国家「吉備国
」を築き､「旭川」 ととも
に吉備国を発展､繁栄させ、現代に至る岡山県の生活・文化と深
く関わりました。
”大きな桃” が流れてきた頃の流路、水系・種別・支流等の河川
データについてはこちら
をご覧下さい。 |
