金刀比羅宮へのお詣りを終えまして、松尾寺さんを含めまして、金刀比羅宮境外末社もお詣りさせていただく「予定」でしたが(~O~;)
予定通りにはいかないものです(^O^;)
ケ・セラ・セラ(ʘᴗʘ✿)
ドリス・デイのケ・セラ・セラを聴いてお楽しみくださいませ(◍•ᴗ•◍)
当初の予定は、金刀比羅宮境外末社を巡拝する予定でしたが、いつものように時間がなくなってしまいまして(~O~;)
どれくらい無くなったかと申しますと、お昼ごはんを食べれなかったくらい(^O^;)
井上の讃岐うどん、食べたかったなぁ(¯―¯٥)

愛宕神社 菅原神社
金刀比羅宮境外末社。
ここから、象頭山の隣のお山、愛宕山へ登拝することができます。いつか登拝したいですね。

菅公が祀られているので、境内には梅の花が多く植えられていまして、梅が綺麗に咲いていましたよ( ╹▽╹ )

拝殿。
お世辞にも綺麗とは言えませんが、境内は綺麗にされておられます。
もう3月だし、そろそろ京都の愛宕山へ登拝しなくちゃね(^O^;)

象頭山を望む。

こんぴらさんの商店街に戻ってきました。
やはり、人出は寂しいですね。

さて、疲れた身体に甘い物を(~O~;)
琴平名物・灸まん本舗石段やさんです(・∀・)
灸まんの本店になります( ꈍᴗꈍ)

実は、当初立ち寄る予定だった、へんこつ屋さん(和菓子屋さん)が昨年末で閉店されていました(T_T)
コロナ禍もあるのかも知れませんけどね。観光客が激減したところに、後継者もいらっしゃらなかった事もあって閉店されたそうです。
琴平を代表する名店が無くなってしまいました。悲しい事ですね。店舗が県の指定文化財だったので、店舗は残るのかな?

お茶セット(250円)。
灸まん、栗羊羹二片とお茶付きで、お安いですね(◠‿◕)
ま、お土産として、灸まんを買いましたけどね(≧▽≦)
美味しかったです。ごちそう様でした(人 •͈ᴗ•͈)

それでは、金毘羅大権現へお詣りにまいりましょう。とても小さな看板ですよ。
私がね、琴平町に怒っているのはですよ、この松尾寺を観光案内のマップに掲載していない事ですよ٩(๑òωó๑)۶
誰に忖度してるのやら。松尾寺さん、別に拒否してないんですよ?
琴平町の財産、文化遺産でもある松尾寺を観光案内図に載せないなんて、ありえない!許せないわ(ノ ̄皿 ̄)ノ ⌒== ┫

象頭山 松尾寺
高野山真言宗。御本尊は釈迦如来。松尾寺塔頭寺院の普門院が前身。
金毘羅大権現は当初は松尾寺の鎮守神であり、その金毘羅大権現が流行仏になり、松尾寺本尊を凌駕していきました。
金毘羅大権現は仏教を守護する天部の一つで、本来は日本の「神」とは何の関係も無い筈なのに、金毘羅大権現、金毘羅神と名乗ったため、全国的な信仰を集めて目立ちまくった結果、神仏分離令の標的にされてしまいました。
明治元年3月神仏分離令が発令され、当初、同年4月の宥常の上申書には「大権現は天竺より飛来、仏法を守護」とし、日本古来の神ではありませんよ、という上申書を提出しましたが、5月の「嘆願書」には、一変して「大権現は大国主尊(大物主神)と同体である」としました。これは、4月に上京した際に、日吉大社をはじめとする、権現を祀っていた寺院の惨状を見聞きする内に怖ろしくなったから、と言われています。
同年6月「届け出」には、松尾寺の堂宇を改廃し、大権現の建物全てを社殿に改めた、と申告し、琴平神社と改称してしまいました。この移り見の速さ。驚愕です。
そして、宥常は復飾改名し、金光院を琴陵宥常と改名、復飾しました。寺中の僧侶に復飾するのか、もしくは退去するのかを命じました。
万福院=退身して復飾。
神護院=復飾して社人。
真光院=欠員。
普門院と尊勝院は、復飾および神社化に強く反対。
普門院は現在の金刀比羅本教総本部がある旧地を離れ、松尾寺金光院別荘地に移転しました。

7月には、琴陵宥常は平田門下となり、大宮司補任願い出、金刀比羅宮と改称。8月には宥常は社務職に補任。明治4年には、事比羅宮に改称。明治5年には、裏谷で諸堂の仏像や経典を焼く暴挙に出ました。当初、宥常は、金堂に格納した仏像・仏具を普門院の宥暁に引き渡そうとしましたが、再び明治維新以前の状態に戻る事を恐れ、前約束は反故、一切の仏像などは焼却してしまいました。エゲツない!観音堂本尊十一面観世音菩薩、護摩堂本尊不動明王などは被害から免れました。
明治16年に、再び金刀比羅宮に名称を変更、明治19年に宥常は宮司に就任しました。
何故こうなってしまったのか?要因としては
①当時、金刀比羅宮では、平田門下が影響力を持ち始めていました。金毘羅大権現=大物主命は、平田教学の影響と言われています。
②明治政府になり、寺院の存在が何ら僧侶の生活を保障するものではなくなってしまった。
③明治政府の宗教政策の意図に逆らい、金毘羅大権現は日本古来の神ではない!仏教の神だ!と上申しても、それは政府に反逆するものであり、却って松尾寺と金毘羅大権現の存続を危ういものになるのでは?
④宥常の個人的な保身、処世の動機。
これが正しい明治以降の歴史と顛末なんですよ。こんな事を知っている、知ろうとしている人なんて、私のような変人くらいかも知れませんが、絶対に忘れてはいけないことなんです!正しい歴史を後世に伝えるのは、今を生きる私達の義務なんです。

この決して大きくはない本堂に、旧松尾寺の生き残りの仏様が祀られています。釈迦如来、地蔵菩薩、お大師さん、愛染明王、三十番神社、役行者神変大菩薩、そして、
金毘羅大権現
が祀られているのです。今の金刀比羅宮にはありがたみなんてない!なんて言いません。象頭山には、金毘羅大権現の御神霊はお鎮まりになっていますから。貴方がそう思えば、金毘羅大権現は金刀比羅宮にお越しくださいます。
ただ、法灯を護る、現在の松尾寺にもお詣りし、古の金毘羅参りの人々が手を合わせ、祈りを捧げた金毘羅大権現像は松尾寺にいらっしゃるので、是非ともお詣りしていただきたいのです。

本堂前にてお勤め後、若住職と長話。そして、地元の女性がお見えになり、若住職の案内で堂内に入堂し、改めてお詣りさせていただきました。
約1時間半滞在していました。そりゃ、時間が無くなるわね(^O^;)
もっと、もっと時間が欲しいな。
若住職もお母さんも、とても親切でお話好き。是非ともお詣りいただき、お声掛けしていただいて、本堂に入堂し、松尾寺の仏様達に直接お詣りくださいませ。
とても喜ばれると思います。
あ~〜こんぴらさんオフ会したいわ〜(. ❛ ᴗ ❛.)
お昼ごはんも吹っ飛ばし(^O^;)
急いで琴平駅に向かいまして、特急南風に乗って、こんぴら奥之院へまいります!
続きます。