夏期講習が
そろそろ一週間を迎えようとしています。
21日スタート塾であれば。
私の計算が正しいとすると、今週末です。
スーパー親子バトルが起こるのは。
親の心、子知らず。子どもの心、親知らず。
本問題はどっちが先に言った言わない、
つまり水掛け論そのもので展開します。
「あんた、
夏は全力でやるって言ったじゃない！」
「それはお母さんが言わせたんだよ！」
はい。
もうニワトリと卵の方が科学的に答え言えます。
卵です。
この時だけは説明的文章があんな読めないのに、
おっそろしく論理的に責め立ててくるのが我が子。
なあ、おい。
おまえの知能の使い方まちがってんぜ。
そう私は思うのですが、
最強で無敵の受験生さまには
「なら受けてやんないからね！」という
カードが切れると思ってるので、
超余裕でマウント仕掛けてくるのです。
受験生さまが無敵なのは
親が養育監護権絶対放棄しないという
安心感と殴ったりしないという安全感によるもの
だから強気で行動できます。
ではどうしたら良いのでしょうか。
第三者を立ててますか？
というわけで、
私は夏期前に
いったん中期契約授業が終わる生徒に言いました。
「この夏、きみが一生懸命がんばって、
生き物の世話をして、
マスター先生が教えた通り、
国語の印つけるならまた後期会えるかもよ」
です。
このお子さんは優秀ですが、
好きなことだけやるという典型男子なので、
好きな授業受けたいなら約束守らんかい。
とお母様の前で約束させました。
このように、
事前に予測して仕込んでおくのを
碇をつないでおく＝アンカリングといいます。
つまり、絶対夏にこの問題起こるな
とこの時点で予測済みなのです。
ちなみにこの記事は7/1予定公開ですが、
アメブロ辞める宣言したとき、
つまり5/31に書いてます。
毎年のことなんです。
そこでこう伝えてますよ？
夏休みの前に立会人作っておきましょう、と。
これができていない場合、
水掛け論に発展し、止まりません。
なので、
こんなのにお母様一人で向き合う必要ないです。
旦那さんが受験に反対なら、塾屋を使いましょう。
塾屋とは本来、使われるものです。
「Sだから強気に出たら辞めさせられるんじゃ」
と思う方もいますが、
お客様をやめさせるドアホウなんていません。
講師レベルに辞めさせるな圧がくるのは
Wくらいですが、
Sでも室長クラスは退塾顛末報告が必要です
なので、
基本的に塾側から追放はやりにくいです。
※他の保護者多数のクレームなら別
前にこのケース担当したんで、
他の生徒には怒ってるふりして呼び出し、
本人には信じてるぞって言い続けて、
押さえ込んでおいたら、
算数のSG川がバカだから私を別校舎に追いやり
結果的にその子は
開成の本番中に発狂して5ちゃんねるお受験板に
書かれることになりました。
SG川が室長だと結果が出ないのは、
彼は生徒に舐められまくってるからです。
だってレッズの試合のある日は授業休んで
サッカー見に行くんだもん。
だれがそんな講師の話きくよ？
このようにして、
勉強に関することは塾屋に相談しましょう。
そして叱ってもらってください。
見たこともないような
ものすごい叱り方します。
その後、
見たこともないような
ものすごい立ち直らせ方します。
このバイセット方式で
何人も道を踏み外しかけては、
元の道に戻ってます。
そんなもんです。
あなたの子どもができないのはあなたのせいではありません。
お母様がよく陥る罠がこれで、
周りからあんたが悪い！と散々いうし、
先輩は先輩で
うちはそんなことなかったけどなぁ
とか抜かします。
嘘つけ。知ってるぞ。
こうして中学受験は真の狂気を孕んできます。
深淵を覗くものは心せよ。
深淵もまたきみを覗き返している。
この言葉を多用するのは事実だからです。
そこで「お受験のお医者さん」では
ハハのミカタ戦略を取ります。
チチのミカタもしてるのですが、
※そもそも親と子でとりくむ中学受験が
父と子でとりくむ中学受験という
シリーズだった
うちに来るクランケはお母さんが多いので
かなり前から母シフトです。
前はお父さん応援してたんだけど、
なんだか勝手に進んでいくんだもの。
コメントつけようがなくて、
イイネも押せないでスルーしてるけど、
物量では中学受験は通らないよ？
たくさん本を積んだだけで解けるなら、
お父さんやお母さんの身長の10倍
本読んでる私が開成合格できることになる。
しかしそうはならんのです。
量は確かに裾野を広くはするけど、
ある高さになると崩れていくのですよ
なわけで、量では質を決してカバーできません。
典型題だけしか解けない親であれば、
JGや豊島を狙ったほうが良いです。
そこが限界値です。
早慶も無理です。御三家はJGのみです。
目の前のことにとらわれない
目の前に子どもがいて、
昼ごはん食べてゲームしてたり、
寝てたら怒りたくなります。
とってもよくわかります。
でも怒ると怒り返してきて、
哀れで稚拙な自己弁護と話題そらし、
「ママが言うからぼくはやらないんだ！」
とか主客転倒した論理を振りかざす。
こうなるのは必然。
だが、
あなたは子どもを愛している。
これゆえに苦しむのです。
完全に憎むことができないから。
であれば、距離を取りましょう。
いっそ泣いてやってください。
孤独にはならぬこと。
あなたを応援する人は、
アメーバに割といるのですよ。
©️お受験のお医者さん