サードキャリアの意思決定は柔軟に
2026年3月20日 大圖健弘
サードキャリアの行動は早く着手することが大切であることは既に触れたとおりであるが、しかし、この行動にはそれとともに、一旦決めたことに対する対応も柔軟に行うことが求められる。サードキャリアを歩む年代になると、それまでと違い、人生に残された時間が比較的短くなってしまっている。自分の満足する成果にたどり着くまでにある程度の時間が必要なのだから、限られた時間の中で、満足を得ようと思うと中々長い目で見ての行動をとっていくことは難しい。若い時代であれば試行錯誤も含め比較的長い目で見て行動を行うことがかなり重要で、「大きな成果を得るためには、十分な計画を行い、慎重に計画を行っていき、成果が得られるまで失敗も含めてある意味目標も変えず頑張っていくことが大切なこと」はよく言われるところである。短期間に物事を決め、一度決めたことをすぐに変更することなど、もってのほかということは、この時期の行動について重要な決め事ともいえる。
だがこれは、時間を比較的余裕をもって使える年代であるから言えることではないか。サードキャリアでの行動では、そもそもがスモールスタートで行われる行動が多く、その意味でも、その行動を柔軟に変更しても大きな物的、金銭的損失が無い所なので、むしろ時間を浪費することなく行動を行えるよう、柔軟考え方に基づいて、物事を進めることが必要であるし、あっているのではないかと考えている。
ただこの場合に、自分がこのサードキャリアの期間に何をやりたいのか、自分に何が必要とされているのかは明確にしておくべきである。例えば、仕事をしていきたいのか、ボランティアとしていきたいのか、趣味に生きたいのか、そういった大まかなことは決めておく方が良さそうである。勿論そうした大まかなジャンルの内、いくつかということでも差し支えないのであるが、何度も繰り返すようだが、自分が保持している時間はそんなに長くない。その中で自分が何をすれば満足なのかは明確にし、その中でこうした行動をしていこうということを決めたら、なるべく早く実行に移す。その行動によって、うまくいきそうにないとなれば、なるべく早く舵の切り替えをしていく。こうしたことを、ある意味柔軟に対応することによって、より良いサードキャリアの過ごし方ができるのではないだろうか。
以 上