大事な決断は、常に初めてという視点で比較項目を洗い出して検討しよう

 

2026年4月25日 鈴木 友之

 

 先日、妻が掃除機の吸い込みが弱くて思うように掃除が出来なくなった、そろそろ新しい掃除機にする時期ではないかと言う。以前との違いを云々するほどには使っていないので、異論はなく近所の家電量販店に行ってカタログをもらってきた。約10種類くらい、今はやりのサイクロン型と従来同様の紙パック型に大きく分かれるがそれぞれの良さを強調した説明がカタログには書いてある。さらに重さの違い、充電方式、プラスアルファの機能、例えば使った後に自動的に吸引したごみをゴミストックに移してくれる等々。そして値段をネット販売でチェックして比較。妻がカタログで目星をつけてから、実際に家電量販店に行って、実際に使ってみての感触を確かめる。最後に絞り込んだ3種くらいから、機能の使いやすさ、重さ、値段などを比較して結論を出した。

  ささやかながら、家電品という10年に一度くらいの買い物について、このような比較検討を行って例え数万円程度の買い物の決断でも比較検討を行っているが、皆さんはいかがだろうか。テレビショッピングでいきなり買うと決めたりはしていないはずだ。決める前に、それとなく検討をしていたところへ、テレビショッピングが納得できる値段を提示してきたので「それだ!」とばかりに表示された電話番号に電話しているのではなかろうか。

 

 金額が数万円の買い物でも、一度買ったら10年毎日使い続けることを考えれば、安易な判断はできない。慎重に資料を収集して検討し、実際に使ってみての感想を確かめて、最後は金額の勝負という段取りだろう。では、もっと大きな買い物ではどうだろうか。一生モノともいえる家の購入や建築ではどうだろうか。住宅展示場に足を運び、何社も説明を聞いて

自分たちのライフスタイルに合うのはどのような家が良いか夫婦はもとより家族で話し合い、イメージを膨らませて、最後は予算との相談といった段取りだろう。

 

 では、仕事での決断はどういているだろうか。日々の仕事での小さな決断はともかくとして、経営判断につながるような事案の決断はどうしているだろうか。もちろん、いろいろな状況を考えての資料を収集・分析して比較資料に整理し、決断をしていることと思う。が待てよ、本当に客観的に資料を収集して分析してきただろうか。取引のしがらみや実績などに影響されて客観性が不足したバイアスがかかったりしていないだろうか。思い起こしてみて欲しい。今までの取引の経緯や仕事の進め方を踏まえた手順や慣習、さらには人間関係にも影響されて、客観的な比較検討項目の列挙がおろそかになっていないか、常に見直すことが重要だ。意外とその点を見過ごしてしまっていないかと、取引慣習や取引実績、仕事上の慣れ親しんできたやり方といった点を一旦横に置くことが肝要。特に大事な決断は、常に初めてという視点で比較項目を洗い出して検討し決断するように心がけたい。

 

以上

サードキャリアの中での重要な決断とは

 

2026年4月25日 大圖健弘

 サードキャリアの中での新しく物事を始めようとする場合、ほとんどの場合はスモールスタートになるであろうから、スタートしても柔軟に目標も変えることも考え、あるいはスタートした物事もことによったら早めに断念するなど、臨機応変に考えていくことが重要であることはすでにのべた。確かに、この年代になると子供も育っていることも多く、これからの人生に必要なたくわえ等も既にできていたり、また自分の住む場所も既に確保されるなど、大きな決断を要する意思決定はあまり多くないのが現実であるかもしれない。このためこの時期のキャリア選択はスモールスタートになることが一般的なのだろうと思う。

 しかし重要な決断をすることがないのかというかというと、必ずしもそうとは限らないのではないだろうか。個人一人で行う行動に関しては基本的には大きく何かに影響を及ぼすことはないだろう。たとえばアルバイトを始めるといったことや趣味を新しく始めるということなど、スタートしても柔軟に方針を変えたりしていけば大きな問題は生じないと考えてよさそうである。

これに対し、例えば友人や知人と何らかの事業を起こす、あるいは何らかの行動を始めるといったことになるとそうはいかない。何か失敗すると、自分だけが責任を取ればいいということにはならなく、比較的多くの人々に迷惑をかけたり、損害を及ぼしたりする危険性が出てくる。こうした決断は、これまでセカンドキャリアを歩んでいるとき同様重要な決断として警戒をしていく必要がある。また、自分の財産を大きく使って何かの行動を起こすということもサードキャリアで注意を要する事柄である。特に、こうした行動は自分だけの意思決定で行われることは少なく、大抵の場合、第三者からの助言や、示唆に基づいて行われることが多い。そういった意味では友人と何かの事業を起こすといった行動と同じく注意をすべき重要な決断といえる。

こうした決断を行う場合は、これまで同様、その行動を起こす前に、自信を取り巻く環境の分析、その行動の必要性、フィージビリティーの綿密な検討、コンティンジェンシープランの検討等十分な準備を行ってから行動に移す必要がある。特に、サードキャリアを歩む年代になると、こうした十分な検討を行わずに行動に移してしまうことが多くなる危険性が高くなるようである。「つい人の口車に乗って」とか「あまりわからないうちに始めてしまって」とか、高年齢者の経済的失敗の事件に出会うとよくそう言った原因を耳にする。サードキャリアを歩む時期になれば、ついつい脇が甘くなるものである。又社会の変化に対する理解がなかなか進まず、意思決定にあたっての準備が不十分になりがちである。この為、こうした準備をこれまで以上に入念以行って決断に至る道筋の中での糧にすることを肝に銘じで行動したいものである。

 

                               以  上

大事な決断 サードキャリアに“十分な選択肢“はあるのか?

2026年4月25日

延川和治

 

「世界は広い、まずは十分な選択肢を得、全体像をつかみ、多くを試してから、最適な判断を得ていこう」との従来からのセオリーは、サードキャリアの決断のときにも、当てはまるのでしょうか?

 

私には、60才近くなって、3ヵ月で100件のいろいろな求職応募をした経験があります。 けれども一つの声もかかりませんでした。 時間が経つ毎に、どこを見渡しても成果が出ず、焦る気持が高まっていきました。 冷静に今思えば、やはり企業は定年近い人より、これからを託せる40代の人を選ぶのが自然だろうと思います。 同時に、その年齢の壁を乗り越える可能性を、企業に感じ頂くことができなかった自分の力不足にも、意識が及びます。 当時の無念さは忘れ得ません。

 

サードキャリアでは、壁はさらに高くなっているはずと感じます。 

それでも、働きたいという気持に変わりはありません。 働くことは元気も創り出すとも思います。 世の為、人の為、なにかを通して世の中のお役に立ちたい、その気持は従前と変りません。 けれども、残念ながら、よい機会がなかなか見いだせません。

 

伝(つて)を頼ってみましょうか? 

自分の今までのいろいろな縁を頼って、紹介して頂くのはどうでしょうか?

けれど、紹介頂いた先でお役に立てなかったなら、紹介頂いた方に大変申し訳ない、と思う気持が先に立ちます。

従前と同じように働いているつもりでも、その処理スピードは従前の半分、体力も自意識無いうちに落ちていて、頑張る気持はあるけれど、身体がついてこれません。 

そんな自分が果たしてお役にたてるでしょうか?

 

自分でキャリアを作ってみるのはどうでしょうか?

これまで何をやってきたか? 今の自分にはなにができるか? 体力、記憶力、処理能力などいろいろな力が落ちてきているが、それでもやりたいことは何なのか? それはなぜなのか? 自分自身はそれに納得できるのか? どのようにそれを実現していくのか?

 

そんな考えをまとめ、信頼できる人に聞いて頂くのはどうでしょうか? 

賛成していただけるでしょうか? 

考え直した方がいいと言われるでしょうか? 

なぜそう言われるのでしょうか?

思いもよらないコメントがあるかも知れません。 自分では気がつかなかったことに気づかされるかも知れません。

あるいは「いいアイディアだ、一緒にやろう」と言っていただけるかもしれません。

 

サードキャリアは、今迄で一番、自分に素直になれるキャリアなのかもと思いませんか?

世の中が、全体が、どうのこうのということだけではなく、御自身の思いをベースに、

御自身の手で、あるいは信頼できる方々と共に、やりたいことを進めていく、サードキャリアは、そんな選択ができるキャリアなのではないでしょうか。

 

以上

イラショナル・ビリーフからラショナル・ビリーフへ柔軟に変えよう

 

2026年3月27日 鈴木 友之

 

 ある国の大統領でメディアなどから「TACO(Tsan Always Chickens Out)」とうわさされる人物がいる。その人は今の職業になる前の職業で鍛えたディールが得意なのだといわれている。厳しい交渉でも躊躇することなく交渉条目標や条件を変えて、交渉の本音の成果目標という手の内は見せずに、目標に少しでも近づけようとスピード感をもって進めていく。世間の評判は、ある意味、節操がないという見方が多いようだ。確かにゴールがないように見える点は節奏がないようでもあるが、懐の中にはきっと本音のゴールがあるはず、ただそれを見せずに、手を変え品を変えて交渉しているだけではと、私は推測している。つまり思考が柔軟なのだろう。

 

 何か目標をもって取り組むとき、一度決めた目標や条件、方法は絶対目標・条件・方法になることが多い。変更するにはそれなりの理解される理由が必要となり、理解を得て新しい目標や条件・方法を変えたうえ、実行する関係者の隅々まで浸透させるには時間がかかるとなれば尚更だ。

 

今月の日経新聞「私の履歴書⑳」で村木厚子さんが仕事と子育ての両立で苦心されていた時の経験を書かれていた。曰く「当時、夜中まで働くのが当たり前の環境だった。周りが働いているのに一人だけ先に変えることに、すごく葛藤があった。(中略)『ダメなら辞める』。とても簡単なことだ。開き直ったら、いきなり物事がうまく回り始めた。」

そう考えるまでの村木さんは「仕事と子育の両立」という良く言えば信念、第三者の立場から見れば無理のある信念。心理学者アルバート・エリスの言葉で「イラショナル・ビリーフ(非合理的な思い込み)」だ。このイラショナル・ビリーフ(IB)として行動の障害となっている目標なり条件なりを見直して、ラショナル・ビリーフ(RB)、達成可能な目標や条件・方法にすることがポイントだ。

村木さんの場合には「一番大切なのは子どもだ。もう少し頑張って、(仕事と子供を)両立できないと判断したら辞めよう」と決断して、目標「仕事と子どもの両立」というIBを見直して「子どもが一番大切」というRBに見直したことで、仕事の仕方を変えることが出来るようになったと理解される。

 

サードキャリアに入ると他人との契約で引き受ける責任のある仕事はなくなるか、あっても少なくなり、自分の或いは身近な人との契約ではなく約束程度の仕事になることが多いだろう。それでも、例えば犬の散歩となると、雨の日も風の日も寒い冬の朝、朝5時には早くも灼熱のごとき太陽が日を差している、そのような環境の中でも散歩に出るというのはどうだろうか。頑張れば、犬にも負担になる。犬への深い愛情を大事にしつつ、頑張るにしても無理はせず、散歩の目標は何なのか、良く考えなおして、散歩の条件や方法やルートを変えるとか、時には家族や親しい人に頼むとか考えられる。要は一つの目標や条件・方法にこだわることなく、柔軟に変えることが肝要になる。

 

現役時代の仕事については村木さんの事例を参考に目標や条件方法を見直し、サードキャリアに入っての仕事や趣味の過ごし方も同様に見直して、イラショナル・ビリーフ(IB)はどこなのか見つけてラショナル・ビリーフ(RB)へと柔軟に変えることを大切にしたい。

 

以上

2026年3月22日

延川和治

 

サードキャリアを考え始めると、「失敗したらどうしよう」「準備が足りないのではないか」と迷われる方も多いのではないでしょうか。

 

しかし私は、サードキャリアにおいては、「困ることはない、思うことをまずやってみる」という考え方が大切なのではないかと思います。

 

サードキャリアの形は、人それぞれです。 置かれている環境も異なります。
ただ、もし新たな世界を自分で創り出そうとされるのであれば、まず一歩を踏み出すことが、良い結果につながるのではないでしょうか。

 

これまで多くの方は、組織の中でチームの一員としてキャリアを積んでこられたと思います。 一方でサードキャリアでは、個人や小規模なチームでスタートされるケースが多く、事前に得られる情報や準備にも限界があります。

 

もちろん、計画を立てて目標に向かうことは重要です。
しかし、計画に時間をかけすぎ、実際の行動を伴わないまま考え続けてしまうと、前に進むことはできません。

 

まずは一歩踏み出してみる。
実際に経験してみる。
その経験から感じたことをもとに軌道修正をする。
そしてまた一歩進む。

この「行動 → 修正 → 行動」の繰り返しこそが、
目標に向かって進んでいる状態ではないでしょうか。

 

例えば、旅客機も離陸後は常に軌道修正を繰り返しながら飛行していると言われます。
出発前にすべての気流を完全に把握しているわけではないと思います。
また、車の運転も同じです。 行き先や大まかなルートは決めますが、実際にはその時々の状況に応じて進んでいきます。

 

これまで慣れ親しんできたPDCA(Plan・Do・Check・Action)に加え、
サードキャリアでは、より現場の変化に素早く対応する
OODA(Observation・Orient・Decide・Act)という考え方が合っているのかもしれません。

 

失敗はできるだけ避けたいものです。
しかし重要なのは、失敗そのものではなく、
「失敗の兆しにいかに早く気づき、修正できるか」です。

 

兆候を素早く捉え、柔軟に軌道修正しながら前に進んでいく。

完璧な計画を待つよりも、小さく始め、修正し続ける。
その積み重ねこそが、サードキャリアで自分の目標を手にする、
確かな道ではないでしょうか。

 

以上

 

 

サードキャリアの意思決定は柔軟に

2026年3月20日 大圖健弘

 

 サードキャリアの行動は早く着手することが大切であることは既に触れたとおりであるが、しかし、この行動にはそれとともに、一旦決めたことに対する対応も柔軟に行うことが求められる。サードキャリアを歩む年代になると、それまでと違い、人生に残された時間が比較的短くなってしまっている。自分の満足する成果にたどり着くまでにある程度の時間が必要なのだから、限られた時間の中で、満足を得ようと思うと中々長い目で見ての行動をとっていくことは難しい。若い時代であれば試行錯誤も含め比較的長い目で見て行動を行うことがかなり重要で、「大きな成果を得るためには、十分な計画を行い、慎重に計画を行っていき、成果が得られるまで失敗も含めてある意味目標も変えず頑張っていくことが大切なこと」はよく言われるところである。短期間に物事を決め、一度決めたことをすぐに変更することなど、もってのほかということは、この時期の行動について重要な決め事ともいえる。

 だがこれは、時間を比較的余裕をもって使える年代であるから言えることではないか。サードキャリアでの行動では、そもそもがスモールスタートで行われる行動が多く、その意味でも、その行動を柔軟に変更しても大きな物的、金銭的損失が無い所なので、むしろ時間を浪費することなく行動を行えるよう、柔軟考え方に基づいて、物事を進めることが必要であるし、あっているのではないかと考えている。

 ただこの場合に、自分がこのサードキャリアの期間に何をやりたいのか、自分に何が必要とされているのかは明確にしておくべきである。例えば、仕事をしていきたいのか、ボランティアとしていきたいのか、趣味に生きたいのか、そういった大まかなことは決めておく方が良さそうである。勿論そうした大まかなジャンルの内、いくつかということでも差し支えないのであるが、何度も繰り返すようだが、自分が保持している時間はそんなに長くない。その中で自分が何をすれば満足なのかは明確にし、その中でこうした行動をしていこうということを決めたら、なるべく早く実行に移す。その行動によって、うまくいきそうにないとなれば、なるべく早く舵の切り替えをしていく。こうしたことを、ある意味柔軟に対応することによって、より良いサードキャリアの過ごし方ができるのではないだろうか。

 

 

                                以   上

サードキャリアで行動が重要な理由

2025年12月20日  大圖健弘

 

 サードキャリアを考える中、私たちは「考えるよりも行動しよう」をモットーに対処をしていくことが必要だと感じている。その背景は、自分の行動の個人を取り巻く環境に対する影響の大きさの変化である。何か自分のキャリアの中で行動を起こそうと考えた場合、これまで特にキャリア形成の初期の時代にはその行動が所属する組織があったり、利外関係が強い仲間を巻き込んだりする可能性が高く、またそれ以降も、社会で自分の活動が認められてくる時代になると、その行動が利害関係者だけでなく第三者に及ぼす影響が高くなったりで、まず何らかの行動を起こす前に、十分にその行動の内容や行動による結果を考え、自分の行動について考えておかなければ、とんでもない影響を組織に与えたり、失敗による損害を周囲の方々に与えたりする危険をはらんでいた。

これに対し、サードキャリアを歩む時代になると、自分の行動が周囲の環境に与える影響がそこまで大きくなくなってきている。行動によってまずは大それた影響は周囲におよぼすことはすくないのである。また、この年代になると、一握りの層を除けば、行動にかけることができる資金も限られており、その結果、もし何らかの失敗をしても大きな損害を被るような危険性が低く、結果、やり直しもできる可能性が高いところにその行動の特徴があるように感じる。この意味ではいろいろ考えることもまず行動する意味がある。その行動は勿論ビジネス的な意味合いを持つものでも、趣味に関すること、ボランタティア活動に関することでも問わなくともよい。ただ無為に日々を過ごすより、何か行動をしてみることが重要だと考える。

 こうした行動をまず「考えるより先に行う」ということに次の意味は、サードキャリアの年代になると、そんなに考えることを行う時間も少なくなっていることも挙げられる。定年年齢が65歳から70歳に引き上げられる中、サードキャリアとして活動する時間はそんなに長くはない。その中で「じっくり考えて計画を立てて」ということに時間を取られるわけにはなかなかいかない。何かを行うとしても、その何かを探し出したら、まず実施をしてみて一歩一歩積み重ねてみるという方法で実績を作って行くことが短い時間を有効に活用して行くのに重要なことではないかと思う。これまで述べたように、この行動は、大きな結果を必ずしも求めるものでもない。むしろ行動するというプロセスが重要で、生きがいを持って、社会に貢献をしていくと行くことが第一目標になる。こうした、行動をまずはじめ、ヒットアンドエラーを含め行動の中で修正を加えながら、社会に貢献したり、仲間との絆を深める機会としたりして、サードキャリアの活動として持ちたいものである。

 

 

                                 以  上

2025年12月21日
延川和治


サードキャリアに直面され、次のステップに困っておられる方も、少なくないのではないでしょうか。

人は、大事だと思えば思うほど、よく考えたくなる傾向があると思います。
まてよ、失敗はしないように、後悔しないように、この考えは本当のことか、まだ何かあるかも知れないと。
でも、そこまで考えられて、そこからさらに良い考えが出てきた経験は、余り多くないのではないでしょうか。
考えるだけでは、考えがぐるぐる回るだけ、でしょう。

そんな自分でも、判らないことを、いつの間にか自分で調べて、自分の更なる考えにつなげていると思います。 「調べる」という行動を、無意識にしていると思います。 
行動して、次の考えへ、さらに次の行動へ、と進んでいることを、思い起こしてください。

今までの御自身のキャリアのなかでも、思い当たることがあるのではないでしょうか?
あのとき、自分の提案を発表したとき(行動)、こんな反応を頂いたことが、自分のなかでの気付きに繋がり、次の発展(次の考えと行動)につながっていったように。

長く悩んでいるだけでは、先には進まない。
行動を起こさなければ、新たな気付きは得えられない
自分が何にもっとも幸せを感じるのか、何を求めているのかを、本当に知っていくには、
悩みが一杯になったとき、こうと思うことを始めてみる。
これが次を作るのではと思います。

・    自分のキャリアへの思いを書いてみる
・    信頼出来る人に話ししてみる、参考意見を聞いてみる
・    キャリアコンサルタントへ相談をしてみる
・    アセスメントを受けてみる
・    そして思いを巡らし、思い立ったことをやって見る

そこで見えてくるもの、体験すること、気付くこと、それらが次の挑戦への土台になると思います。

サードキャリアは、いままでのキャリアより、自律性が高いと思います。
キャリアを発揮する場も、いろいろな考えができ、断然広いと思います。
どこへ向かうのかは、あなた次第。
あなたが思うあなたと、第三者が思うあなたの違いを、意識しながら、御自身のお考えが、ある程度のところに来たら、そのとき思うところへ、踏み出されて見ませんか?

思ってもいなかった世界に出くわすかも知れません。
思ってもいなかった気付きに出くわすかも知れません。
それらが、より良いあなたのサードキャリアの自律につながっていくと思います。

一歩前に出てみましょうか?

 

以上

 

考えるより、行動をしよう「アジャイル」で

 

2025年11月27日 鈴木 友之

 

皆さんは、重要な事柄を行動に移すのに、考えることにどのくらい時間を要しているでしょうか。いろいろな企画を頭に浮かべながらも、なかなか行動に移せないことは多いのが実情のように思います。しかし、重要な事柄の行動を思い出してみると、行動へ切り替える瞬間は意外と短い、それこそあっけないことが多いように思い直します。

 

私自身の今までの節目に思う行動への切り替えは意外と短かったようです。例えば、就職の応募先や内定先を決める時。私の就活時代は1社から内定が出て受諾すれば就活は終了の時代でした。ですから、応募先を決めることが重要でした。応募には締め切りがありますから時間の余裕はありません。学校に掲示される募集リストから応募先を選びます。従い、予め応募条件をリストしておいて、その条件リストに合うか合わないかで応募先を選択し、優先順位と試験日を見比べながら決めました。意外と時間的余裕はありませんでした。そうなると、与えられた時間内に決める必要がある。そう、締め切りがあるのが重要ですね。今のように、何社も内定を得られると、決める時間が出来て迷うことにつながるようです。決める第1のポイントは「締め切りを設ける」ことと言えるのではないでしょうか。

 

では、結婚のように締め切りが実質ない場合はどうでしょうか。私が若かった時代は、周りが結構心配して、見合いの紹介をするという時代でした。そのような場合には、周りが条件を整理して進めてくれる。或いは、本人が「釣り書き」を準備する中で、条件を紹介者に伝えることも多くある時代でした。そう、「条件を整理する」ことが第2のポイントになると思います。

 

そして、紹介者の説明する条件とのマッチング状況を確認すべくデートをするのですが、これは男性が費用負担をするのが当たり前だったようです。私は見合いではなく自己解決でしたが、費用負担は確かに男性持ちだったように記憶します。それがあると、女性のほうはいつまでも男性に負担させるのは失礼にあたるということで、決断をすることになります。男性のほうもいつまでも負担するのは勘弁ということで、懐とも相談しながら(?)決断をすることになります。その時に決める決め手は何でしょうか? 私は「勘と度胸と、難波節」、即ち第3のポイントには「感情を大切に」を挙げたいと思います。

 

しかし、以上の3つのポイントには弱点があります。第1の「締め切りを設ける」と言っても締め切りが遅くては意味がありません。第2の「条件を整理する」と言っても条件が多すぎては条件を満たすことは得られないでしょう。第3の「感情を大切に」と言っても一時の感情に流されては逆効果です。そこで提案したいのが第4の、しかし最も重要な点になるのは「アジャイル」です。「俊敏な」とか「迅速な」と訳されています。ソフトウェア開発で普及が始まった方法です。完全な完成品にするのを待たずに、ある程度完成したら使用に供して不具合を直して完成させていく方法です。就活における「インターンシップ」もこの応用になるといえます。最近は、結婚よりも同棲が先になっているようです。ある意味「アジャイル」ではないでしょうか。

 

「考えるより行動を」と言っても、以上の4点を大切にして考え行動されることを胸に刻んでいこうではありませんか。

 

以上

サードキャリアにキャリアプランは?

 

2025年10月5日 大圖健弘

 人生を計画的にすごしていくためにキャリアプランを策定することが必要ということが、いろいろなところで提唱され、これから社会人として活躍していこうという方々がキャリアプランについて考えるといったことも多くなっていることと思う。

 しかし、サードキャリアに進む年代になった世代にとってはちょっと考えると、「もうキャリアプランを策定することが必要でなくなったのではないか、なぜなら、時間は自由に使えるし、計画的に物事を進めなければならないという、外部からの要請もないのだから.わざわざそんなことまでするのは面倒だ」という感じでとらえられることと思う。サードキャリア世代にキャリアプランは不要なのだろうか、ということについて考えてみたい。

 これまで暮らしてきたセカンドキャリアまでの生活というのを振り返ると、例えば、社会人をスタートし、仕事キャリアを積んでいく段階ではほとんどの人が、組織に属し、勤め人としてキャリア生活を始めることになっていると考えられる。確かに、「社会人生活を始めるにあたって、仕事生活を終えるまで、40年近くの間、自分はどうしていこうか」と考えた特にキャリアプランとたてることは重要なことのように思うかもしれない。しかし、少なくとも組織に属し、その組織の目標を達成すべく、日々精進している間においては、その組織が自分の目標や日々しなくてはならないことを指示してくれるのであって、極端に言えば、その指示に従っていれば、何らかの成果も残せるし、何とかなっていく世界である。また、セカンドキャリアを過ごす年代になり、新しいことにチャレンジすることに当たっては、まだまだ先が長いキャリアの中、家族がいればその家族を養うことも必要になり、キャリアプランとしては、いかにセカンドキャリアとして自分が見定めたもので成果を残して行くかに邁進する世界である。ここでも、キャリアプランとして目標を定め、それを達成するということはもちろん必要だが、日々の暮らしで行くと、そのために時間を使うことが要請され、自由度というものがあまりない世界である。つまり、セカンドキャリア世代までは、キャリアプランといってもある意味、目標を定め、それに対しでどうするかを決めていく世界で、日々の生活はそれに向かっていく過程をこなすことで占められるため、自由度は必ずしも高くない世界ではなかったかと思う。

 これに対し、サードキャリアのキャリアは随分様相が違ってくる。まず、勤めるといった状況が無くなることが多く、多くの人は、その日々の生活を自分の意志、裁量で暮らすころになる。「その日をどのように暮らすか自体がまず自分にかかってくる。」また、多くのサードキャリア年代の人たちは、子育ても終了し、あるいは年金といった制度も活用することができ、これまでのように何かを稼ぐという必然性も薄れる。つまり一気に生活の自由度があがる。逆に、自分が活躍できる時間というものが非常に短くなってくる。人生100年時代といっても、多くの人が活動を活発に行える時間は、80歳代半ばごろまでであり、そうした意味では、この短い時間の中で納得してキャリアを積めるようにしなければならないのである。ある人はまだまだ仕事でがんばりたいと思うかもしれない。ある人はこれまでできなかった趣味を極めたいと思うかもしれない。ある人は社会貢献が必要と思うかもしれない。こうした個人の目標を、以下に満足に達成するには、これまでのようにある程度目標と筋道だけを決めておくだけではだめかもしれない。短い期間の中で行うのであるから、日々の時間の使い方をある程度明確に定め、具体的な行動の計画を立てていく必要があるかもしれないのである。その中で、サードキャリア年代になると、これまでのように、体も思うよう動かなくなる可能性も出てくる。片や自由度が増すが片やキャリアを積む時間が短くなってくる、こうした現実の中でノープランで過ごしていくと、結局自身がサードキャリアで実現したかったことが全く実現できずに終わってしまう危険性も出てくるのである。

 このように考えると、実は、サードキャリアの年代こそ、具体的なキャリアプランを立てて、実行することが求められるなんだということがわかる。人生、いつまでもノープランでいることは許されそうに無いようである。新しいプランニングに挑戦していこうではないかと思う。

 

                              以  上