大航海時代のすすめ
リコエイションゲーム大好き!
というわけで、今となっては 「案外はやらなかったな」 としか言えないリコエイションゲームという名称だが、オレ様は光栄ゲーの中でも大航海時代や太閤立志伝といった 「リコエイションシリーズ」 が大好きなのである。
リコエイションシリーズの第一作は、明治維新の立役者達が日本中を歩き回り、ライバルキャラと "言論で" 戦ってオルグしまくり、たまに道端で 「天誅!」 と斬りかかられて惨殺される 「維新の嵐」 という作品(偏った説明) で、これは未だに評価が高く往年のPCゲームファンの間で復活を望む声が多い。(コンプティークの誌上リプレイも面白かった覚えが)
また微妙な電波設定から一時的に話題になった伊忍道、果てには知名度と面白さが見事に反比例してしまっているゼルドナーシルトなど、このシリーズに属す作品には今遊んでもハマれる一風変わった名作揃いなのである。ゼルドナーシルト面白いよゼルドナーシルト。
シリーズ通して言えるのは、KOEI流シミュレーションとRPGを足したような内容で、限りなくフリーシナリオに近い自由度の高さがあるという点。その特徴が最も色濃く現れていると思われるのが、先に挙げた太閤立志伝と大航海時代なのだ。
この両作品はどちらもサブシナリオ的な横道や、大目標(シナリオ本筋) とは関係ないプレイヤー個々の小目標に重きを置いた 「やりたいようにやれる」 バランスで、例えば太閤立志伝の主人公である藤吉郎は史実通り信長の忠実な家来となっても、本能寺を待つまでもなく謀反を起こしても、また一身上の都合により織田家を出奔して他家に仕えたって構わない。
早い話が箱庭に戦国時代なり大航海時代なりの場面設定だけして、後は史実を追うなり自分なりにIFを楽しむなり勝手にせいという内容なのだ。
だが、この2タイトルは数々のコンシューマー機や携帯機に移植されてプレイヤー人口が多い割に、無双や三国志・信長に比べると販売数で見劣りするからなのか、はたまた開発が面倒臭いからなのか、2004年の太閤立志伝Vを最後に新作が発表されていない。
これは本当に残念でならん。オレは大袈裟ではなくこのリコエイションシリーズがあるからこそKOEIが好きなのに……。今更ゼルドナーシルトの新作を作れだなんてワガママは言わないから、せめて大航海時代の新作だけでも出して欲しい。
オレとしては太閤立志伝は 「そもそも武士にならなくたっていい」 という根底から覆る思い切った仕様のVで完成形を見てしまった気がするのだが、それと比べて大航海時代はまだまだ決定版と呼べる域には達していないように思う。大航海時代シリーズの各作品(1~4+外伝)にはそれぞれ良い点と悪い点があって、「大航海時代は第?作だけ遊んでればいいよね!」 という作品がないのだ。
というわけで、今回はリコエイションゲームの代表として大航海時代シリーズの面白さを説明しつつ、「ボクの考えたさいきょうの大航海時代」 についても語ってみようかと。
※ご注意
オレがゲームについて語るとどれだけ酷い事になるかわかってる読者も多いだろうが、今回ばかりは死人が出るほど長くなるから覚悟しろや。
― はじめに ―
以下は最新作の大航海時代IVを基準に、なるべくシリーズ全体に適用できるような半ゲーム紹介・半攻略的な内容にしてあります。そのためシリーズごとの差異については細かく言及しておりませんので、その点は予めご了承ください。(もし興味を持たれた方にはDS・PSP版の大航海時代IVをオススメします)
・商品リンク
大航海時代IV(DS版)
大航海時代IV(PSP版)
DS版とPSP版とでは、2画面に情報が整理されている分だけDS版の方がユーザビリティに優れています。
【基本コンセプト】
あなたは大航海時代に生きるひとりの人間となり、船を駆って大海原に乗り出します。交易でチマチマ儲けようと、その辺の適当な商船を襲って海賊行為に夢中になろうと、未開の土地を冒険・探索しまくろうと、何をしても構いません。とにかく船に乗れ。後は好きにしろ。以上。
【基本的な仕様】
・大まかな流れ
シリーズや主人公によって条件は変わりますが、基本的にスタート直後は船1隻と僅かばかりのお金しか持たない状態で始まります。この状態から交易なり戦闘なりを繰り返し、少しずつ財を蓄え、船を増やしたり、より高性能な船に乗り換えたりしつつ、世界中を自由に廻ります。
場合によって途中で勝手にキャラクターが喋り出してイベントが発生しますが、強制イベントは殆どありません。「イスタンブールのギルドがお前さんを探してたぜ」 と言われても、馬鹿正直に悪魔のようなオスマン人が跋扈する土地にノコノコ出掛ける必要はないのです。もしあなたが香辛料諸島で現地妻を抱えて王様暮らしをしたいならば、気の済むまでそうすればいいのです。(ただし現地妻の描写に関しては各自脳内補完でお願いします)
・維持費
一口に 「船で世界へ!」 と言っても、まず船を動かすには水夫が必要で、その水夫を雇うには酒場で金をばら蒔いて人を集めねばなりません。そうして集めた水夫達をその後も継続して働かせるには、充分な量の水と食料を補充し続けねばなりません。残念ながら世論対策として アフリカ大陸でクロ○ボを片っ端から拉致して死ぬまでガレー船を漕がせるといった白人ならではの史実に基づいた手法 は使えず、同様に 「マ○コが付いてるから」 というだけの理由で後進国の女性を商品として積み込み売り払う事も出来ません。この点に対し 「史実に反する!」 と抗議したい気持ちもありますが、大人の事情を理解して口をつぐむのも人間の知恵というものです。
またNPCを仲間にすると彼らに支払う給金が発生する(場合がある) ので、とにかく何をするにも維持費がかかってしまいます。これを巷では 「息を吸うだけで金がかかる状態」 と呼びます。大航海時代も平成大不況の今も人の世はなんとも世知辛いものですね。
このように交易をするにも戦闘をするにも現金回収までのランニングコストがかかりますから、あなたは維持費を含めた予算組みに頭を悩ませながら今日を生き抜かねばならないのです。ただしゲーム内では決算権の全てをあなたが握っている状態ですから、予算を確保するための社内プレゼン用に "ver.6.98_a" のような 「これで一体何枚目なのか考えたくもない番号のパワーポイント書類」 を作ったり、おつむの出来の悪い上司の説得に疲れてノイローゼになったり、社内人脈を構築するためにマズイ酒を飲んだりする必要はありません。(この点は救済処置と言えるでしょう)
ですから、あなたが 「我が商会はピカピカのガレオン船を新品で買うぞ!」 と宣言すれば反対する者はおらず、言ってみればマイカーを買い換える軽いノリで自由に金が使えます。使い勝手を重視するのか、見栄で憧れの高級車を買うのか、その判断は全てあなたが下せばいいのです。アホな嫁が 「またそんな事を言って!今あるカラック級で充分じゃない!ガレオンなんて高級船だし水夫だって今の何倍も必要なのよ?そんな甲斐性があなたにあるの?そもそもあなたはいつも私に何の相談もなく勝手n……」 なんてKYなツッコミを入れてきたりもしませんので、思う存分散財して実生活の憂さを晴らしましょう。
「うるせえ!重カノン砲と船首ラムこそ男のロマンだ!女子供はすっこんでろ!」
・現金回収
このゲームにはお金を得るための方法が色々と用意されていますが、交易の利ざやで儲ける(1)か、持ってる人から分けてもらう(2) というのが主な稼ぎ方になります。またお使いミッションが好きな人ならばギルドで仕事を請け負っても構いませんが、せっかくの大海原ゲーなのに実生活と変わらない社畜と化しては元も子もありません。どうせならギルドで 「アテネからセウタまで美術品を運んでくれ」 的な荷物運びの仕事を請け、荷を船に積み込んだ途端に 「あ~ばよぉ~とっつぁ~~ん(持ち逃げ)」 くらいのリアルパンクさをアピールしたいところです。海に出た以上はあなたも1国1城の主なのですから、体制に媚びるなど言語道断であり、人に 「このファッションパンクが!」 と蔑まれる要因にもなりますので注意しましょう。ただし持ち逃げするなら美術品や金銀財宝の類のような高価な品にすべきです。小麦やヤシ油のために身体を張るのはパンク以前に単なるバカでしかありません。
(1)交易で儲ける
このゲームの最も基本的な稼ぎ方が交易です。このゲームでは各港ごとに商品相場が設定されており、原則として違う文化圏の特産品を売買するとより大きな利益が上がるようになっています。例えば地中海の安い特産品(仮にオリーブオイル) を同じ地中海の港で売っても大した額は付きませんが、新大陸(アメリカ) や暗黒大陸(アフリカ) に持ち込むと法外な値段で売り捌けるのです。同じく新大陸でトウモロコシやトマトといった激安商品を飼い込み、船倉一杯に詰め込んでヨーロッパに持ち帰ると、それだけで高価な船が買えるくらいの金が貯まります。ようは香辛料諸島やインド洋から胡椒を運びこんで財を成した連中の手法を真似すればいいのです。(香辛料は原産国ではゲーム中最安値と呼べるゴミみたいな売値だが、地中海周辺では高価な工芸品や装飾品並の買取価格になる)
では、金を儲けたいなら適当に遠距離交易を繰り返せばいいのかというと答えは否です。先程説明した港ごとの相場は物の出入りによって変動するため、ひとつの港に何度も同じ交易品を運び入れると商品相場が下がり、物余りの状態になって二束三文で買い叩かれてしまうのです。さらに往復に時間がかかるとそれだけ維持費(主に食糧費) がかかります。よって一番の理想は 「相場の変動をコントロールしながら、なるべく近い港を短時間で往復して、安定した利益を上げること」 になります。
<交易のコツ>
・同じカテゴリーの異なる商品を売買し続ける
このゲームにおける相場は、食料品・調味料・雑貨・貴金属・宝石・工芸品・武器……といったジャンルごとに%で設定されています。例えば食料品カテゴリーに属する牛肉が相場100%の状態で1船倉分=金貨400枚だったとします。その状態で牛肉を購入すると、物が減った分だけ食料品全体の相場が上がり、100%だった相場が101%(金貨404枚) に、さらに購入すると105%(金貨420枚)……110%(金貨440枚)……と、どんどん値上がりしていきます。逆にこの港で同じ食料品カテゴリーの小麦やチーズなどを売ると、食料品全体の相場が下がり、それにつれて牛肉の値段が95%(金貨380枚)……90%(金貨360枚)……80%(金貨320枚)と、これまたどんどん値下がりしていくのです。
なぜ小麦の在庫が増えると牛肉の値段が下がるのか理解に苦しみますが、恐らくこの時代の人々は腹さえ膨れれば食べる物が何だろうと構わないのでしょう。さすが肌が白いだけの文化なき蛮族。合言葉は 「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」 です。
相場はこのような仕組みになっているため、仮にAの港で牛肉(食料品) を買い、それをBの港で売り、Bの港で鉄鉱石(鉱石) を買い、それをAの港で売り、またAの港で牛肉(食料品) を買い……と繰り返していくと、Aの港では食料品の相場が跳ね上がり、鉱石の相場が暴落します。同様にBの港では食料品の相場が落ち込み、鉱石の相場が高騰するのです。これではいずれ儲けが出なくなりますから、このような異なるカテゴリー同士の売買を短期間に何度も繰り返すことは避けるべきなのです。
ではどうすればいいかというと、まず自分が持っている、もしくは買おうと思っている交易品のカテゴリーを調べ、そのカテゴリーに属する別の商品を置いている港がないか探しましょう。(もし麻布を持っているなら羊毛・絹織物・毛織物・綿織物といった麻布以外の繊維がある港を、鉄鉱石を持っているなら銅鉱石・錫鉱石・硝石・イオウといった鉄鉱石以外の鉱石がある港をといった具合)
たとえば仮にAの港で牛肉(食料品) を買ったならば、同じ食料品カテゴリーの牛肉以外の商品がある港(B)を探し、そこで牛肉を売り払います。その後Bの港で食料品カテゴリーに属する商品(仮にチーズ) を買い、Aの港に戻って売り払います。こうすれば両方の港の食料品の在庫量が常に変わらなくなりますから、相場の変動が抑えられるのです。
ちなみにその港の交易所に並んでいる商品を売ってもゴミみたいな金額でしか買ってもらえないので注意しましょう。あくまで 「その港にない商品を売る」 という大前提があるため、牛肉を売っている港では牛肉以外の食料品(チーズ・魚・小麦・米等) を売り、ワインを売っている港ではワイン以外の酒類(ラム酒・ブランデー・清酒等) を売る必要があるのです。
※注意
「この時代に清酒はねえだろ!」 とか一々細かいツッコミを入れていると、この時代にシップ級が実用化されていたり、IVに至ってはなぜか朝鮮が東アジアでも有数の裕福な港だったり、挙句に朝鮮海軍だけで日本の侵攻を跳ね除けたことになっていたりと、ゲームどころの騒ぎではなくなってしまいます。時代考証厨や新風一味のネトウヨは巣に帰れ!もし気に入らないなら大人しく戦列艦の船団にキャロネード砲を満載にして朝鮮の港(京城) を砲撃しまくれ!それ以降その港の存在を無視しろ!
さて、不穏な流れになったので話を戻します。この交易の基本を応用して、近場の複数の港を行き来する3点貿易、4点貿易にチャレンジしてみましょう。これがどういう手法かというと、A→B間だけで同カテゴリーの交易品を売り買いするのではなく、A→B→C→D→A……と、3つ4つの港を回って利益を上げて行くのです。
どうしてこのような手法が必要かというと、交易品には在庫量という概念がありますから、短期間に大量に商品を購入すると、すぐに欠品状態になってしまうのです。これを避けるために、複数の港でちょっとずつ交易品を買い、AからB、C、Dと回ってAに戻って来た時に、再度交易品が納品されているという状態にするのです。
※例
Aの港で牛肉を購入
→Bの港で牛肉を売却、チーズを購入
→Cの港でチーズを売却、小麦を購入
→Dの港で小麦を売却、チーズを購入
→Aの港でチーズを売却、牛肉を購入
→Bの港で牛肉を売却、チーズを購入
→以下繰り返し
こうすると仮にAで牛肉が欠品しても、戻ってくる頃には商品が補充されていますから、在庫量も相場も維持したまま利益を上げられるのです。これが交易の基本中の基本で、これさえ抑えておけばどの海域に行っても金銭苦に陥ることはありません。
また全ての港に同一カテゴリーの交易品がなくても、少し工夫すればこのような交易ルートも編み出せます。
※例
Aの港で牛肉を購入
→Bの港で牛肉を売却、麻布を購入
→Cの港で麻布を売却、羊毛を購入
→Bの港で羊毛を売却、チーズを購入
→Aの港でチーズを売却、牛肉を購入
→以下繰り返し
この場合だとA→B間では食料品の相場を維持しながら、B→C間では繊維の相場を維持しながら交易する形になります。このような交易が可能になるルートをいくつ見つけ出せるかがこのゲームの鍵で、何も考えずに適当な売買を繰り返していると、あっという間に移動しただけ損をする状況に陥ってしまうのです。
また裏技的なテクニックとして、わざと相場を 「高騰し尽くす、暴落し尽くす」 といった極端な状態にさせて暴利を貪るという、シリーズ通して活用できる伝統的な悪徳商法もあるのですが、それをやるとゲームバランスが一気に崩壊するので今回は説明しません。ヒントは 「Aの港の相場を限界まで上げ、Bの港の相場を限界まで下げる」 です。食料品相場が50%の港と、食料品相場が150%との港の間で交易を行えば、それはそれはいつか街角でメッタ刺しにされるほどの巨万の富を得られるでしょう。
(2)持ってる人に分けてもらう
さて、「チマチマと交易なんかやってられねえよ!」 というリアルパンクな方にオススメなのが、この 「金が欲しけりゃ持ってる人に分けてもらえよ!」 という手法です。端的に言うならば 海賊行為による略奪 です。
まず海に出るじゃん?すっとさ、その辺をうろちょろとショボイ船が進んでんだろ?そいつに大砲をぶっ放すとか接舷して斬り込むとかするわけ。んで相手の水夫をひゃっはー!しちまえば、その船の積荷や金貨が全部オレっちの物になるって寸法。どうよ?めっちゃ頭いいべ?
具体的に何をやるかは上記の説明で完璧に理解して頂けたと思いますが、この方法にもメリットとデメリットがあります。まず何より、相手もむざむざ恐喝(というか強奪) に応じてくれるわけはありませんから、必然的にお互いの持てる全ての武力を使った総力戦になります。そのため海戦に勝利するための準備に非常にお金がかかってしまうのです。
・船を強化する
戦闘で金品を奪って生計を立てるつもりならば、最低でも戦闘用にカスタマイズした旗艦1隻(高価な大型船) が必要になります。相手も弱ければ中型船クラスでも何とかなりますが、海戦に負けたら即ゲームオーバーですので、確実に勝てる準備をすべきです。ソマリア海賊のような 「お金がもらえたらラッキー」 的な土人思考は厳禁です。
船の準備が出来たら海に出て獲物を探すだけなのですが、その前により儲かる襲い方を考えましょう。シリーズや主人公によっては船団を壊滅させる度に国から報酬金が支払われる場合がありますが、基本的には相手の積荷や金貨を奪って儲けを出すため、敵船を沈没させないように乗組員だけ皆殺しにする必要があるのです。このため積荷ごと船を沈めてしまう砲撃戦(及びそれに特化した兵装) はオススメ出来ません。なるべく敵船に切り込み、白兵戦で勝利することを考えましょう。シリーズによっては敵船を乗っ取って自分の物にすることも可能なので、旗艦にはなるべく大量の水夫(戦闘要員&奪った船の運行用) を乗せられるようにし、できるだけ弱そうな相手(軍艦ではなく商船) を狙って数の暴力でひゃっはー!しましょう。
「北欧で商船を襲ったら積荷に貴金属があった!」 なんて嬉しい展開になったら、それだけでしばらく遊んで暮らせます。食うに困ったらまた弱そうな商船を襲えばいいだけの話です。
・戦闘向きな人材を集める
白兵戦闘には水夫同士の斬り合いと、提督(もしくは切込隊長や甲板要員) による一騎打ちとがあります。この内積極的に狙うべきは一騎打ちで、それに勝ちさえすれば相手の船団を全滅させたことになるのです。なんでわざわざ海の上で一騎打ちなんかするのか、またその結果だけで勝敗が決まるのか理解に苦しみますが、きっと制作者がパイレーツオブカリビアンに代表される海賊映画に憧れているのでしょう。いわゆる厨二設定です。
しかし仕様は仕様ですから、有り難く恩恵を受けさせてもらうため、最低でもひとりは喧嘩屋を雇っておくべきでしょう。武力だけに偏った航海の役に立たない脳筋キャラでも、一騎打ちで莫大な利益を上げてくれることを考えたら最も重要な人材だと言えます。ノリ的には時代劇の "斬り合いの時だけ偉そうに出てくる悪徳商人に雇われた用心棒" を頭に描けば理解が早いでしょう。
「ささ、先生お願いします!」
「うむ、よかろう」
心なしか激しい小者感を感じます。
【ゲームフロー(まとめ)】
・スタート直後
基本的な遊び方はここまでの説明で充分だと思います。商人プレイでも海賊プレイでも、最初は単価の安い交易品を買って、より高く売れる港で売りさばく。その港でも単価の安い交易品を買って、より高値が付く港で売りさばく。この繰り返しで小銭を稼いだら、より効率よく儲けるために船の買い替えを考えましょう。この時に、その後あなたが何を生業にしたいかによって船の選び方が変わります。
・交易目的
より大きな商売をするために考えるべきことは、とにかく交易品を積む船倉を増やすことです。船倉が2つしかない状態よりも5つある方が一度に売買できる量が多いのですから、船倉を増やした分だけ一回の航海で大きな儲けを出せるようになります。また海戦などしませんから、水夫の人数や大砲の配備数は最低限で構いません。その分できるだけ長く航海が出来るように(遠くの港まで行けるように) 限界まで船倉を増築しましょう。
しかし交易用と割り切っても初期配備の小型船では何をするにも手狭で、満足に交易品を積み込むことが出来ません。まず第一に航海に必要な水・食料を積むスペースの確保を最優先させねばなりませんから、交易品の積載量だけ考えればいいという訳ではないのです。
よって何度か航海してお金が増えたら、すぐに同じような小型船を2隻3隻と増やすか、もしくは思い切って中型船に買い換えるかといった選択を考える必要があります。効率だけを考えれば小型船より中型船、中型船より大型船の方が良いのですが、船のサイズが大きくなると価格も2桁3桁と一気に跳ね上がり、運行に必要な水夫の数(維持費) も増大します。したがって経済力やどれだけ儲けられる交易ルートを握っているかという将来性を加味して考慮すべきです。
さらに、大きな船になるほど操船により高い技術が必要になるので、航海士(プレイヤーキャラ) のパラメータやLVが低いと満足に動かすことが出来ず、勢いで大型船を買ったはいいが、気付いたら水も食料も尽き、大海原のど真ん中であえなく全滅なんてことにもなり兼ねません。
こうした事情を考慮すると、序盤の低レベルかつ資金繰りが苦しい時は安価な小型船を何隻も買って、地中海~北海といった安全な海域(港が密集していて何かあったらすぐに寄港できる海域) で地道に金と経験値を稼ぐのがベターだと言えます。
ちなみに小型船しか買えないような状態で新大陸や暗黒大陸を目指しても、途中で海の藻屑になるのがオチです。食料の積載量が少ないから航続距離が短くてどうこう以前に、基本的に小型船には耐波性がないため外洋の荒波に耐えられず、嵐でも来ようものなら一発でサヨナラなのです。ハンザコグ級だのレトンダ級だのという "イカダに毛が生えたようなチンケな船" で外洋に出るなんておこがましい考えは捨てましょう。新大陸、アフリカ、インド洋、香辛料諸島で一攫千金を狙うのは、耐波性のある中型船で船団を構築できるようになってからにすべきです。
中型船を何隻も引き連れて遠距離交易が出来るようになれば後は簡単。ちょっとずつガレオン級に代表される大型船に買い換えて行き、より遠くの港を目指し、珍しい交易品を満載にしてヨーロッパに凱旋すればあっという間に巨万の富を築けます。
目指せジパング!(※)
※ちなみにジパングを目指す場合は北ヨーロッパから北極圏を経由しての 「通称:北回り」 が男の花道です。
・海賊目的
他船団を襲うことが目的ならば話は簡単です。わざわざ遠くの港を目指す必要などありませんから、物資の量など深く考えず、とにかく相手よりも多くの水夫を乗せ、強い大砲を搭載すれば準備は完了です。むしろ航海すらしなくて構いません。往来の多い港で待ち伏せし、ちょうどいい商船が通りかかったらサメのように襲い掛かりましょう。もし獲物がかかる前に食料が切れたら、補給のために目の前の港に入ればいいのですから、水夫が飢えたり嵐に巻き込まれたりする心配はありません。
ただし気を付けねばならないのが、地中海のような競合の多い土地で派手に活躍すると、すぐに "シャレにならない本物の方々" がショバ代せびりとばかりに喧嘩を売ってくることです。そういう方々はグラフィックの時点でそれとわかるお顔をしてらっしゃり、また好んで大型のガレー船に乗っていますから、そのような相手がいる土地では目立つ行動は控えるべきです。最初はあなたは地回りのチンケなヤクザなのですから、素人相手の恐喝程度が限界です。まかり間違って山口組だの稲川会だのと抗争しようものなら、指の1本や2本では済まなくなります。このゲームが初めてという方は、まず各地にどのような勢力がいるか調べ、嫌なオーラを漂わせる大型ガレーの船団を見かけたら即座に逃げましょう。
【大型ガレーを見たら黒塗りベンツと思え】
これが駆け出し海賊が生き残るための知恵であり、そういう方々のシマには立ち入らないのが賢明です。
ただし、無事に財産を築いてガチガチに装甲を固めた大型船が揃えられる頃になったら一気に話が変わります。これまで目を伏せて避けていた黒塗りベンツ集団が相手でも勝てるようになりますから、そうなったら 「タマとったんでー!」 と下克上を狙いましょう。
海賊プレイの目的はただひとつ、「MAP上に自分達以外の動く物がいなくなるまで戦い続ける」 です。明らかに主人公顔をした 「ボク悪いことなんかしませーん」 的なキャラクターなんかと同じ空気を吸うなんて苦痛でしかありませんから、そういうヤツらは真っ先に血祭りに上げ、最後に露骨に軍属な連中を全滅させたらミッション完了です。
自船団ひとつでイギリス・イスパニア・オスマン海軍を殲滅することすら可能ですから、7つの海を独り占めすべく頑張りましょう!
・船の種類
フローの最後に船の種類について簡単に説明します。大航海時代シリーズに登場する船の種類は、極端に言うと2種類しかありません。帆船(帆に風を受けて進む船) か、漕船(オールで漕いで進む船) かです。帆船と漕船にはそれぞれ小~大までサイズがあり、2~30種類ほどの中からその時の条件に合った船を選ぶことになります。
またその港でどんな船が買えるかは文化圏に左右され、最も優れた船が買える(買えるようになる) のは北海(イギリス・オランダ等) で、次いで地中海→暗黒大陸・新大陸→香辛料諸島といった順になります。少し特殊なのがオスマン領と東アジア(日本・中国) で、前者にはジーベックという優れた帆船があり、後者にはジャンク船や安宅船やまさかの鉄甲船まで取り揃えられています。
帆船は追い風を受けた時の最高速度と、運行に必要な水夫が比較的少ない点が特徴で、戦闘用にも商用にも使える汎用性の高さが魅力です。変わって漕船は奴隷ども水夫達が漕いでくれるので逆風でもそれなりのスピードで進め、また小回りが利く船が多いため接舷しての白兵戦に向いています。どちらも用途によって合う合わないが存在しますが、基本的に何をするにも帆船を選んだ方が無難です。戦闘要員を限界まで乗せた大型ガレーは恐ろしいものですが、キャラクターのレベルやプレイヤー自身のテクニックでいかようにも対処できるため、より汎用性の高い帆船の方が使い勝手がいいのです。また漕船には基本的に耐波性がありませんから、長距離航海に全く向かないという弱点も存在しています。ちなみに上に挙げた鉄甲船も漕船に属しますので、お約束のように遠洋航海向きではありません。日本で鉄甲船を作って香辛料諸島→インド洋→暗黒大陸→地中海と廻ってヨーロッパに帰るなど、冷静に考えたら 「北極廻りで欧~日を往復する」 以上の暴挙です。
ただし世の中には 「ガレーに非ずば船に非ず!」 という嗜好の方も多くいらっしゃいますので、そういう方々の魂の篭った海賊プレイを止めはしません。かくいう私もジーベックと小型~中型ジャンクが大好きという少数派ですから、安直に戦列艦やシップを並べていきがってるクソNPCどもを見るとイライラします。皆さんもククルス・ドアンばりにザクIIの力を最大限まで引き出せばガンダム相手でも勝てることを証明してやりましょう。ザクで岩を投げてコアファイターを撃墜するのが私の夢です。
【大航海時代シリーズ総括】
ここまで読んでくれた暇人のお前らならば、大航海時代というゲームの何たるかを完全に理解しただろう。そうだ、大航海時代とは 「ジーベックで北廻りで日本を目指すゲーム」 だ。
それはともかく、大航海時代シリーズには冒頭で言ったようにコレという決定打がなく、1~4+外伝までどれも一長一短がある。まずはそれぞれの特徴をごく簡単に説明していこう。
気のせいか文体が急に変わった気もするがまあいいや。
大航海時代(初代)
ポルトガルの没落貴族が主人公で、交易・海戦・冒険などを繰り返して名声値を上げ、最終的に王女をコマせばEDというシンプルな内容。しかし嵐・座礁といったアクシデントに見舞われると一発で致命的な状況に陥るという航海の恐ろしさが最も上手く表現されており、「初代が一番いい!」 というプレイヤーも多い。特に少しずつおっかなびっくり進めていく感覚や、見知らぬ港に到達した際の達成感に関しては、シリーズ最高傑作と呼んでいいだろう。寄港できる港の数が少ない、交易品の種類が少ない、グラフィックがショボイなど様々なマイナス要素もあるのだが、それを差し引いてもなお魅力が残るという素晴らしい名作。まさに基本中の基本である。
大航海時代II
大航海時代外伝
IIでは主人公が6人に増え、名声値が交易・海戦・冒険の3つに明確に分けられた。選んだキャラクターによってシナリオを進めるために必要な名声の種類が違い、例えば商人キャラの場合は交易名声を上げないとシナリオに展開がない。だが展開しないならしないで構わないのがこのゲームの醍醐味である。ちなみにゲーム開始直後は地中海や北海の一部の地域以外は黒塗りで潰されており、プレイヤーが踏破した部分だけがめくれ、またその面積に応じて報酬と名声がもらえる。さらに世界各地に隠された集落を見付け、そこで何らかの発見物(動物・物・遺跡・自然現象・部族……) を探し出すといった楽しみもあり、かなり冒険の比重が高い内容になっている。ただし発見物の中には明らかに 「それはない!」 と言いたくなるブツまであるので注意が必要。北極圏でサーベルタイガーに襲われて大勢の水夫が死んだ挙句、さらに海上でファンタジーな怪物に襲われて全滅するなんてガチコンボもあるので、短気な人や時代考証にうるさい人は遊ばない方がいい。
余計な一言を加えるならば、シリーズ中最も 「詰む」 ことが多いので、プレイの際は攻略サイトなどの記事を読む方が無難。(発見物を探し尽くしてるのに新しい発見物を見付けて来いと言われたり、世界中の港が同盟港になっているのに同盟港を増やして来いと言われたり、絶対に勝てないシチュエーションでいきなり強制戦闘に巻き込まれたり……)
また大航海時代外伝はIIをベースに作られており、細かい変更点はあるものの、ゲーム性はほとんど変わらない。(バグや詰みが少ないので安全!)
大航海時代III
おそらく最も知名度が低いと思われる作品で、その理由は一切コンシューマ機に移植されていないから。しかし内容はシリーズ中で最も史実に近く、海岸線沿い以外に内陸部の探検などもあり、IIを遥かに凌駕する冒険特化型ゲームになっている。また交易の重要性が低い割に、生鮮品を長く保持していると腐ったり、逆に酒類を長く持っていると価値が上がったりと妙にディティールが細かい(交易品に時間経過の概念を織り込んだのはIIIだけ)。このように良くも悪くもピーキーさが強烈なため、地味ぃ~に根強いファンがいる作品でもある。言ってみればファンタシースターのIIIみたいなポジション。うん、むしろ分かりづらい例えだったごめん。ここは美しく 「偉大なる実験作」 とでもまとめておこうか?
大航海時代IV
今のところ最新作はDS・PSP版のIVである。内容的には程良いバランスに仕上がっているのだが、場面設定がかなり後の時代なので世界中で開発が進んでおり、I~IIIまでにあった 「アトラシリーズ的な胡散臭さ」 が鳴りを潜めている。また通常の港以外に補給専門の村(補給港) が各地に配置されているため、航海の危険度が極端に低くなっており、Iの頃は "確実な死" を意味していた 『北廻りのジパング特攻』 も容易に達成できてしまう(途中に3~4つも補給港があるのはやりすぎ)。このため命がけの冒険でヒリヒリした緊張感やワクワク感を味わう的なプレイには向かないが、逆にシリーズに触れたことがない初心者や、まったりのんびり遊びたいプレイヤーに薦めるには最高の作品だとも言える。交易品の種類が多く、また発見物を持ち込むことで新たな交易品が生まれるといった要素もあるため、シリーズ中で最も交易プレイに特化した内容になっている。言うなれば箱庭ゲームのノリに近いかも。
【ボクの考えたさいきょうの大航海時代】
最後に 「私が今後どんな大航海時代を遊びたいか?」 について書いておこう。こんな場末の電波ブログに書いたところでKOEIが何かするわけもないが、一応ファンとして言いたいことは言っておきたいなと。今まで光栄の常軌を逸した金満主義に付き合ってやったんだから意見ぐらい言わせろと。なんだよ家庭用ゲームのソフトが1本13,500円て。それじゃハードが買える値段だろボケナス!おまけにコンプリートガイドが何冊も出たり、それに加えて武将辞典も別売りしたり、お前はそこまで金が欲しいのかと。そんなファンに甘え切った "同人商売" をしてたクセしやがって、無双が当たったせいか古いファンを置き去りにするようなマネばっかしやがってクソ野郎。そもそもテメエらの立脚点がどこだったのか思い出しやがれクズ!
……あ、大航海時代に対する要望でしたよね?ついうっかりメーカーに対する想いをぶちまけてしまいました。テヘ、めんごめんご。
というわけで、大航海時代に望むことは 「程良い難しさと程良いデフォルメ」 である。IVは遊びやすくはあるけれども、明らかに全てがイージーすぎる。交易にしても、もう少し頭を使わないと上手く行かないバランスにして、初期の頃にあったドキドキワクワクな冒険要素も復活させて欲しい。とはいえアトラスシリーズとの違いを出さないといけないわけで、KOEIがやるべきは三国志や信長に代表される 「史実のデフォルメ路線」 だろう。
そんなこんなで以下箇条書きにしてみる。
・積載量の復活
・船ごとの差を明確にする
IVの交易品のサイズ・重量などを無視した 「船倉1個に交易品1個」 というやり方では、結局 「より船倉を増やせる大型船を買っておけばいい」 という結論にしかならず、船の種類があれだけある意味がない。また扱う交易品についても自然と貴金属・宝石・贅沢品といった高価な商品ばかりに手を出すことになり、選ぶ幅が狭まってしまう。そこで積載量を船倉いくつではなく数字表記に戻すことで、「交易品の運びやすさ」 に光をあてるべきじゃないかなと。
また例え史実とかけ離れたとしても、船ごとの特徴をもっと明確に出してもいいかもしれない。例えば速度とかサイズだけじゃなく、やたらと砲撃を当てやすい船があったり、物を見付けやすい船があったり、白兵戦で有利になる(補正がかかる) 船があったり、「交易品が壊れる」 という要素を加えた上で交易品の破損を抑えられる船があったり……。さらに水夫のコンディションを維持しやすいとか、キャラクターの経験値が多く入るとか、故障し難い船や修理しやすい船なんてのがあってもいい。(そういえば初代には修理ひとつにしても辺境の港じゃ直せない場合があった気がするんだが、あの要素をなんで削ってしまったのだろう?)
どうせゲームなんだし帆船シュミレーターを遊んでいるわけじゃないんだから、あまり細かく現実的な設定にする必要はないと思うが、それでもファンタジーになり過ぎたら興ざめしてしまう。よって、このようにゲームとしての面白さを追求した程良いバランスの取り方をして欲しいのだ。
・危険度を初代レベルまで高める
・研究開発の要素を加える
初代はとにかく 「航海に出たらトラブルに巻き込まれて当たり前」 という辛口設定だった。嵐・凪・暗礁ならまだしも、藻が絡まって全滅なんて日にはムキーっとなる。「あちゃ~、藻が絡まってやすぜ!」 じゃねえよ!……だがそれがいい!せっかく舞台が大航海時代なのだから、もっと自然への畏怖や、それを乗り越えていく人類の知恵と生命力にもスポットをあてて欲しいのだ。そういう意味で初代は 「航海の恐ろしさ」 が非常に良いバランスで表現されていたと思う。細かい話だが、安全海域である地中海から出た時のBGMの切り替わりは素晴らしかった。海域によって海面の色が違うってのも冷静に考えるとおかしな話だが、ゲームとしては緊張感が出てよかったと思う。
また、「海は怖い」 という前提を作った上で、それを乗り越えるための研究や開発という要素を加えてみてはどうだろうか?母港に戻る度に航海技術の研究所のような場所に航海記録の報告に行って、それが一定以上貯まった段階で新技術の開発が行われるとか。当時は各国が血眼になって技術開発合戦をしていた時代なんだし、これまでのように 「地中海は最初はいいけど途中で技術が止まり北海に追い抜かされる」 という設定で固まっていたら面白くない。例えば 「ジパングに行ったら辺境の猿どもが鉄張りの漕船を作っていやがった!」 という体験をしたら、その情報を母国に持ち帰って、それを元に鉄張り船の開発を始めるといった具合だ。こうすることで国同士の争いもより深く描写できそうな気がする。
・主人公を新規で作れるようにする
・仲間になるキャラクターをランダム生成にする
これまでの大航海時代シリーズでは、主人公のキャラクター設定がガチガチに固められていた。それを改め、母国の設定からグラフィックまで、信長・三国志のようにプレイヤー個々に決めさせてもいいんじゃなかろうか?適当なシナリオや大まかな目的は必要としても、シリーズを追うごとにシナリオの比重が高くなって行っている点につまらなさを感じる。この点でも初代の投げっぱなし感は良かった。初心者に対する救済処置として、IVのようなイージーモードキャラは1人くらい用意すべきだろうが、それをクリアした後は新規作成キャラで遊べるようにして欲しい。(太閤立志伝の仕様がまさにこれ)
また仲間になるキャラにしても、いつも同じ港で同じイベントを経て仲間になるってんじゃ面白くない。能力・外見・配置場所をランダムにして、「良くも悪くも出会いって大事よねー」 という面白味を作りたいなと。
・酒場娘の完璧超人ぶりをどうにかする
オレが最近の大航海時代で最も不満なのがコレだ。なんで酒場の看板娘が 「伝説の○○」 なんてシロモノが隠されている座標を完璧に知っているのかと。「ああ、それなら北緯××東経○○にあるって聞いたわ」 じゃねえだろと。どこソースなんだお前は。座標バレしてるんなら今更探しに行ったって遅いだろJK!……というわけで、酒場娘はせいぜい人の紹介役くらいにして欲しいわあ。上のランダムキャラが実現させられるなら、酒場娘が 「そういえばトンブクトゥに△□っていう測量の得意な航海士がいるわ。顔見知りだから紹介状を書いてあげましょうか?」 みたいな手助けをしてくれるだけで充分に存在意義が出せると思わない?
そうえばトンブクトゥ出て来なくなったなあ!昔は暗黒大陸の川に入って行って、途中でなぜか火の鳥に襲われて帆が全焼したりしたのに!
話が取っ散らかったので戻すが、こういう要素って過去シリーズのいいとこ取りだったり、KOEIの他のゲームの要素を持って来たりしているだけだったりする。しかしそういう手法でも 「大航海時代シリーズの総決算」 的なゲームが作れる気がしてならない。
今みたいな 「16世紀ヨーロッパの箱庭を作りました、シナリオは1本です」 みたいな造りじゃプレイしてて飽きてくるのである。下手なミニゲームを入れるとかじゃなく、大航海時代というゲーム自体を 「完成させろ」 と言いたい。
KOEIの今までの蓄積があるなら、もうそういう作品が出てておかしくないはずなんだが、どうしてこうなっちまったんだろう?
というわけで、リコエイションゲームについて熱い想いのあるヤツは何か書き残していくといいよ。
オレ様は久々の長文でくたびれ果てたよ。
というわけで、今となっては 「案外はやらなかったな」 としか言えないリコエイションゲームという名称だが、オレ様は光栄ゲーの中でも大航海時代や太閤立志伝といった 「リコエイションシリーズ」 が大好きなのである。
リコエイションシリーズの第一作は、明治維新の立役者達が日本中を歩き回り、ライバルキャラと "言論で" 戦ってオルグしまくり、たまに道端で 「天誅!」 と斬りかかられて惨殺される 「維新の嵐」 という作品(偏った説明) で、これは未だに評価が高く往年のPCゲームファンの間で復活を望む声が多い。(コンプティークの誌上リプレイも面白かった覚えが)
また微妙な電波設定から一時的に話題になった伊忍道、果てには知名度と面白さが見事に反比例してしまっているゼルドナーシルトなど、このシリーズに属す作品には今遊んでもハマれる一風変わった名作揃いなのである。ゼルドナーシルト面白いよゼルドナーシルト。
シリーズ通して言えるのは、KOEI流シミュレーションとRPGを足したような内容で、限りなくフリーシナリオに近い自由度の高さがあるという点。その特徴が最も色濃く現れていると思われるのが、先に挙げた太閤立志伝と大航海時代なのだ。
この両作品はどちらもサブシナリオ的な横道や、大目標(シナリオ本筋) とは関係ないプレイヤー個々の小目標に重きを置いた 「やりたいようにやれる」 バランスで、例えば太閤立志伝の主人公である藤吉郎は史実通り信長の忠実な家来となっても、本能寺を待つまでもなく謀反を起こしても、また一身上の都合により織田家を出奔して他家に仕えたって構わない。
早い話が箱庭に戦国時代なり大航海時代なりの場面設定だけして、後は史実を追うなり自分なりにIFを楽しむなり勝手にせいという内容なのだ。
だが、この2タイトルは数々のコンシューマー機や携帯機に移植されてプレイヤー人口が多い割に、無双や三国志・信長に比べると販売数で見劣りするからなのか、はたまた開発が面倒臭いからなのか、2004年の太閤立志伝Vを最後に新作が発表されていない。
これは本当に残念でならん。オレは大袈裟ではなくこのリコエイションシリーズがあるからこそKOEIが好きなのに……。今更ゼルドナーシルトの新作を作れだなんてワガママは言わないから、せめて大航海時代の新作だけでも出して欲しい。
オレとしては太閤立志伝は 「そもそも武士にならなくたっていい」 という根底から覆る思い切った仕様のVで完成形を見てしまった気がするのだが、それと比べて大航海時代はまだまだ決定版と呼べる域には達していないように思う。大航海時代シリーズの各作品(1~4+外伝)にはそれぞれ良い点と悪い点があって、「大航海時代は第?作だけ遊んでればいいよね!」 という作品がないのだ。
というわけで、今回はリコエイションゲームの代表として大航海時代シリーズの面白さを説明しつつ、「ボクの考えたさいきょうの大航海時代」 についても語ってみようかと。
※ご注意
オレがゲームについて語るとどれだけ酷い事になるかわかってる読者も多いだろうが、今回ばかりは死人が出るほど長くなるから覚悟しろや。
― はじめに ―
以下は最新作の大航海時代IVを基準に、なるべくシリーズ全体に適用できるような半ゲーム紹介・半攻略的な内容にしてあります。そのためシリーズごとの差異については細かく言及しておりませんので、その点は予めご了承ください。(もし興味を持たれた方にはDS・PSP版の大航海時代IVをオススメします)
・商品リンク
大航海時代IV(DS版)
大航海時代IV(PSP版)
DS版とPSP版とでは、2画面に情報が整理されている分だけDS版の方がユーザビリティに優れています。
【基本コンセプト】
あなたは大航海時代に生きるひとりの人間となり、船を駆って大海原に乗り出します。交易でチマチマ儲けようと、その辺の適当な商船を襲って海賊行為に夢中になろうと、未開の土地を冒険・探索しまくろうと、何をしても構いません。とにかく船に乗れ。後は好きにしろ。以上。
【基本的な仕様】
・大まかな流れ
シリーズや主人公によって条件は変わりますが、基本的にスタート直後は船1隻と僅かばかりのお金しか持たない状態で始まります。この状態から交易なり戦闘なりを繰り返し、少しずつ財を蓄え、船を増やしたり、より高性能な船に乗り換えたりしつつ、世界中を自由に廻ります。
場合によって途中で勝手にキャラクターが喋り出してイベントが発生しますが、強制イベントは殆どありません。「イスタンブールのギルドがお前さんを探してたぜ」 と言われても、馬鹿正直に悪魔のようなオスマン人が跋扈する土地にノコノコ出掛ける必要はないのです。もしあなたが香辛料諸島で現地妻を抱えて王様暮らしをしたいならば、気の済むまでそうすればいいのです。(ただし現地妻の描写に関しては各自脳内補完でお願いします)
・維持費
一口に 「船で世界へ!」 と言っても、まず船を動かすには水夫が必要で、その水夫を雇うには酒場で金をばら蒔いて人を集めねばなりません。そうして集めた水夫達をその後も継続して働かせるには、充分な量の水と食料を補充し続けねばなりません。残念ながら世論対策として アフリカ大陸でクロ○ボを片っ端から拉致して死ぬまでガレー船を漕がせるといった白人ならではの史実に基づいた手法 は使えず、同様に 「マ○コが付いてるから」 というだけの理由で後進国の女性を商品として積み込み売り払う事も出来ません。この点に対し 「史実に反する!」 と抗議したい気持ちもありますが、大人の事情を理解して口をつぐむのも人間の知恵というものです。
またNPCを仲間にすると彼らに支払う給金が発生する(場合がある) ので、とにかく何をするにも維持費がかかってしまいます。これを巷では 「息を吸うだけで金がかかる状態」 と呼びます。大航海時代も平成大不況の今も人の世はなんとも世知辛いものですね。
このように交易をするにも戦闘をするにも現金回収までのランニングコストがかかりますから、あなたは維持費を含めた予算組みに頭を悩ませながら今日を生き抜かねばならないのです。ただしゲーム内では決算権の全てをあなたが握っている状態ですから、予算を確保するための社内プレゼン用に "ver.6.98_a" のような 「これで一体何枚目なのか考えたくもない番号のパワーポイント書類」 を作ったり、おつむの出来の悪い上司の説得に疲れてノイローゼになったり、社内人脈を構築するためにマズイ酒を飲んだりする必要はありません。(この点は救済処置と言えるでしょう)
ですから、あなたが 「我が商会はピカピカのガレオン船を新品で買うぞ!」 と宣言すれば反対する者はおらず、言ってみればマイカーを買い換える軽いノリで自由に金が使えます。使い勝手を重視するのか、見栄で憧れの高級車を買うのか、その判断は全てあなたが下せばいいのです。アホな嫁が 「またそんな事を言って!今あるカラック級で充分じゃない!ガレオンなんて高級船だし水夫だって今の何倍も必要なのよ?そんな甲斐性があなたにあるの?そもそもあなたはいつも私に何の相談もなく勝手n……」 なんてKYなツッコミを入れてきたりもしませんので、思う存分散財して実生活の憂さを晴らしましょう。
「うるせえ!重カノン砲と船首ラムこそ男のロマンだ!女子供はすっこんでろ!」
・現金回収
このゲームにはお金を得るための方法が色々と用意されていますが、交易の利ざやで儲ける(1)か、持ってる人から分けてもらう(2) というのが主な稼ぎ方になります。またお使いミッションが好きな人ならばギルドで仕事を請け負っても構いませんが、せっかくの大海原ゲーなのに実生活と変わらない社畜と化しては元も子もありません。どうせならギルドで 「アテネからセウタまで美術品を運んでくれ」 的な荷物運びの仕事を請け、荷を船に積み込んだ途端に 「あ~ばよぉ~とっつぁ~~ん(持ち逃げ)」 くらいのリアルパンクさをアピールしたいところです。海に出た以上はあなたも1国1城の主なのですから、体制に媚びるなど言語道断であり、人に 「このファッションパンクが!」 と蔑まれる要因にもなりますので注意しましょう。ただし持ち逃げするなら美術品や金銀財宝の類のような高価な品にすべきです。小麦やヤシ油のために身体を張るのはパンク以前に単なるバカでしかありません。
(1)交易で儲ける
このゲームの最も基本的な稼ぎ方が交易です。このゲームでは各港ごとに商品相場が設定されており、原則として違う文化圏の特産品を売買するとより大きな利益が上がるようになっています。例えば地中海の安い特産品(仮にオリーブオイル) を同じ地中海の港で売っても大した額は付きませんが、新大陸(アメリカ) や暗黒大陸(アフリカ) に持ち込むと法外な値段で売り捌けるのです。同じく新大陸でトウモロコシやトマトといった激安商品を飼い込み、船倉一杯に詰め込んでヨーロッパに持ち帰ると、それだけで高価な船が買えるくらいの金が貯まります。ようは香辛料諸島やインド洋から胡椒を運びこんで財を成した連中の手法を真似すればいいのです。(香辛料は原産国ではゲーム中最安値と呼べるゴミみたいな売値だが、地中海周辺では高価な工芸品や装飾品並の買取価格になる)
では、金を儲けたいなら適当に遠距離交易を繰り返せばいいのかというと答えは否です。先程説明した港ごとの相場は物の出入りによって変動するため、ひとつの港に何度も同じ交易品を運び入れると商品相場が下がり、物余りの状態になって二束三文で買い叩かれてしまうのです。さらに往復に時間がかかるとそれだけ維持費(主に食糧費) がかかります。よって一番の理想は 「相場の変動をコントロールしながら、なるべく近い港を短時間で往復して、安定した利益を上げること」 になります。
<交易のコツ>
・同じカテゴリーの異なる商品を売買し続ける
このゲームにおける相場は、食料品・調味料・雑貨・貴金属・宝石・工芸品・武器……といったジャンルごとに%で設定されています。例えば食料品カテゴリーに属する牛肉が相場100%の状態で1船倉分=金貨400枚だったとします。その状態で牛肉を購入すると、物が減った分だけ食料品全体の相場が上がり、100%だった相場が101%(金貨404枚) に、さらに購入すると105%(金貨420枚)……110%(金貨440枚)……と、どんどん値上がりしていきます。逆にこの港で同じ食料品カテゴリーの小麦やチーズなどを売ると、食料品全体の相場が下がり、それにつれて牛肉の値段が95%(金貨380枚)……90%(金貨360枚)……80%(金貨320枚)と、これまたどんどん値下がりしていくのです。
なぜ小麦の在庫が増えると牛肉の値段が下がるのか理解に苦しみますが、恐らくこの時代の人々は腹さえ膨れれば食べる物が何だろうと構わないのでしょう。さすが肌が白いだけの文化なき蛮族。合言葉は 「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」 です。
相場はこのような仕組みになっているため、仮にAの港で牛肉(食料品) を買い、それをBの港で売り、Bの港で鉄鉱石(鉱石) を買い、それをAの港で売り、またAの港で牛肉(食料品) を買い……と繰り返していくと、Aの港では食料品の相場が跳ね上がり、鉱石の相場が暴落します。同様にBの港では食料品の相場が落ち込み、鉱石の相場が高騰するのです。これではいずれ儲けが出なくなりますから、このような異なるカテゴリー同士の売買を短期間に何度も繰り返すことは避けるべきなのです。
ではどうすればいいかというと、まず自分が持っている、もしくは買おうと思っている交易品のカテゴリーを調べ、そのカテゴリーに属する別の商品を置いている港がないか探しましょう。(もし麻布を持っているなら羊毛・絹織物・毛織物・綿織物といった麻布以外の繊維がある港を、鉄鉱石を持っているなら銅鉱石・錫鉱石・硝石・イオウといった鉄鉱石以外の鉱石がある港をといった具合)
たとえば仮にAの港で牛肉(食料品) を買ったならば、同じ食料品カテゴリーの牛肉以外の商品がある港(B)を探し、そこで牛肉を売り払います。その後Bの港で食料品カテゴリーに属する商品(仮にチーズ) を買い、Aの港に戻って売り払います。こうすれば両方の港の食料品の在庫量が常に変わらなくなりますから、相場の変動が抑えられるのです。
ちなみにその港の交易所に並んでいる商品を売ってもゴミみたいな金額でしか買ってもらえないので注意しましょう。あくまで 「その港にない商品を売る」 という大前提があるため、牛肉を売っている港では牛肉以外の食料品(チーズ・魚・小麦・米等) を売り、ワインを売っている港ではワイン以外の酒類(ラム酒・ブランデー・清酒等) を売る必要があるのです。
※注意
「この時代に清酒はねえだろ!」 とか一々細かいツッコミを入れていると、この時代にシップ級が実用化されていたり、IVに至ってはなぜか朝鮮が東アジアでも有数の裕福な港だったり、挙句に朝鮮海軍だけで日本の侵攻を跳ね除けたことになっていたりと、ゲームどころの騒ぎではなくなってしまいます。時代考証厨や新風一味のネトウヨは巣に帰れ!もし気に入らないなら大人しく戦列艦の船団にキャロネード砲を満載にして朝鮮の港(京城) を砲撃しまくれ!それ以降その港の存在を無視しろ!
さて、不穏な流れになったので話を戻します。この交易の基本を応用して、近場の複数の港を行き来する3点貿易、4点貿易にチャレンジしてみましょう。これがどういう手法かというと、A→B間だけで同カテゴリーの交易品を売り買いするのではなく、A→B→C→D→A……と、3つ4つの港を回って利益を上げて行くのです。
どうしてこのような手法が必要かというと、交易品には在庫量という概念がありますから、短期間に大量に商品を購入すると、すぐに欠品状態になってしまうのです。これを避けるために、複数の港でちょっとずつ交易品を買い、AからB、C、Dと回ってAに戻って来た時に、再度交易品が納品されているという状態にするのです。
※例
Aの港で牛肉を購入
→Bの港で牛肉を売却、チーズを購入
→Cの港でチーズを売却、小麦を購入
→Dの港で小麦を売却、チーズを購入
→Aの港でチーズを売却、牛肉を購入
→Bの港で牛肉を売却、チーズを購入
→以下繰り返し
こうすると仮にAで牛肉が欠品しても、戻ってくる頃には商品が補充されていますから、在庫量も相場も維持したまま利益を上げられるのです。これが交易の基本中の基本で、これさえ抑えておけばどの海域に行っても金銭苦に陥ることはありません。
また全ての港に同一カテゴリーの交易品がなくても、少し工夫すればこのような交易ルートも編み出せます。
※例
Aの港で牛肉を購入
→Bの港で牛肉を売却、麻布を購入
→Cの港で麻布を売却、羊毛を購入
→Bの港で羊毛を売却、チーズを購入
→Aの港でチーズを売却、牛肉を購入
→以下繰り返し
この場合だとA→B間では食料品の相場を維持しながら、B→C間では繊維の相場を維持しながら交易する形になります。このような交易が可能になるルートをいくつ見つけ出せるかがこのゲームの鍵で、何も考えずに適当な売買を繰り返していると、あっという間に移動しただけ損をする状況に陥ってしまうのです。
また裏技的なテクニックとして、わざと相場を 「高騰し尽くす、暴落し尽くす」 といった極端な状態にさせて暴利を貪るという、シリーズ通して活用できる伝統的な悪徳商法もあるのですが、それをやるとゲームバランスが一気に崩壊するので今回は説明しません。ヒントは 「Aの港の相場を限界まで上げ、Bの港の相場を限界まで下げる」 です。食料品相場が50%の港と、食料品相場が150%との港の間で交易を行えば、それはそれはいつか街角でメッタ刺しにされるほどの巨万の富を得られるでしょう。
(2)持ってる人に分けてもらう
さて、「チマチマと交易なんかやってられねえよ!」 というリアルパンクな方にオススメなのが、この 「金が欲しけりゃ持ってる人に分けてもらえよ!」 という手法です。端的に言うならば 海賊行為による略奪 です。
まず海に出るじゃん?すっとさ、その辺をうろちょろとショボイ船が進んでんだろ?そいつに大砲をぶっ放すとか接舷して斬り込むとかするわけ。んで相手の水夫をひゃっはー!しちまえば、その船の積荷や金貨が全部オレっちの物になるって寸法。どうよ?めっちゃ頭いいべ?
具体的に何をやるかは上記の説明で完璧に理解して頂けたと思いますが、この方法にもメリットとデメリットがあります。まず何より、相手もむざむざ恐喝(というか強奪) に応じてくれるわけはありませんから、必然的にお互いの持てる全ての武力を使った総力戦になります。そのため海戦に勝利するための準備に非常にお金がかかってしまうのです。
・船を強化する
戦闘で金品を奪って生計を立てるつもりならば、最低でも戦闘用にカスタマイズした旗艦1隻(高価な大型船) が必要になります。相手も弱ければ中型船クラスでも何とかなりますが、海戦に負けたら即ゲームオーバーですので、確実に勝てる準備をすべきです。ソマリア海賊のような 「お金がもらえたらラッキー」 的な土人思考は厳禁です。
船の準備が出来たら海に出て獲物を探すだけなのですが、その前により儲かる襲い方を考えましょう。シリーズや主人公によっては船団を壊滅させる度に国から報酬金が支払われる場合がありますが、基本的には相手の積荷や金貨を奪って儲けを出すため、敵船を沈没させないように乗組員だけ皆殺しにする必要があるのです。このため積荷ごと船を沈めてしまう砲撃戦(及びそれに特化した兵装) はオススメ出来ません。なるべく敵船に切り込み、白兵戦で勝利することを考えましょう。シリーズによっては敵船を乗っ取って自分の物にすることも可能なので、旗艦にはなるべく大量の水夫(戦闘要員&奪った船の運行用) を乗せられるようにし、できるだけ弱そうな相手(軍艦ではなく商船) を狙って数の暴力でひゃっはー!しましょう。
「北欧で商船を襲ったら積荷に貴金属があった!」 なんて嬉しい展開になったら、それだけでしばらく遊んで暮らせます。食うに困ったらまた弱そうな商船を襲えばいいだけの話です。
・戦闘向きな人材を集める
白兵戦闘には水夫同士の斬り合いと、提督(もしくは切込隊長や甲板要員) による一騎打ちとがあります。この内積極的に狙うべきは一騎打ちで、それに勝ちさえすれば相手の船団を全滅させたことになるのです。なんでわざわざ海の上で一騎打ちなんかするのか、またその結果だけで勝敗が決まるのか理解に苦しみますが、きっと制作者がパイレーツオブカリビアンに代表される海賊映画に憧れているのでしょう。いわゆる厨二設定です。
しかし仕様は仕様ですから、有り難く恩恵を受けさせてもらうため、最低でもひとりは喧嘩屋を雇っておくべきでしょう。武力だけに偏った航海の役に立たない脳筋キャラでも、一騎打ちで莫大な利益を上げてくれることを考えたら最も重要な人材だと言えます。ノリ的には時代劇の "斬り合いの時だけ偉そうに出てくる悪徳商人に雇われた用心棒" を頭に描けば理解が早いでしょう。
「ささ、先生お願いします!」
「うむ、よかろう」
心なしか激しい小者感を感じます。
【ゲームフロー(まとめ)】
・スタート直後
基本的な遊び方はここまでの説明で充分だと思います。商人プレイでも海賊プレイでも、最初は単価の安い交易品を買って、より高く売れる港で売りさばく。その港でも単価の安い交易品を買って、より高値が付く港で売りさばく。この繰り返しで小銭を稼いだら、より効率よく儲けるために船の買い替えを考えましょう。この時に、その後あなたが何を生業にしたいかによって船の選び方が変わります。
・交易目的
より大きな商売をするために考えるべきことは、とにかく交易品を積む船倉を増やすことです。船倉が2つしかない状態よりも5つある方が一度に売買できる量が多いのですから、船倉を増やした分だけ一回の航海で大きな儲けを出せるようになります。また海戦などしませんから、水夫の人数や大砲の配備数は最低限で構いません。その分できるだけ長く航海が出来るように(遠くの港まで行けるように) 限界まで船倉を増築しましょう。
しかし交易用と割り切っても初期配備の小型船では何をするにも手狭で、満足に交易品を積み込むことが出来ません。まず第一に航海に必要な水・食料を積むスペースの確保を最優先させねばなりませんから、交易品の積載量だけ考えればいいという訳ではないのです。
よって何度か航海してお金が増えたら、すぐに同じような小型船を2隻3隻と増やすか、もしくは思い切って中型船に買い換えるかといった選択を考える必要があります。効率だけを考えれば小型船より中型船、中型船より大型船の方が良いのですが、船のサイズが大きくなると価格も2桁3桁と一気に跳ね上がり、運行に必要な水夫の数(維持費) も増大します。したがって経済力やどれだけ儲けられる交易ルートを握っているかという将来性を加味して考慮すべきです。
さらに、大きな船になるほど操船により高い技術が必要になるので、航海士(プレイヤーキャラ) のパラメータやLVが低いと満足に動かすことが出来ず、勢いで大型船を買ったはいいが、気付いたら水も食料も尽き、大海原のど真ん中であえなく全滅なんてことにもなり兼ねません。
こうした事情を考慮すると、序盤の低レベルかつ資金繰りが苦しい時は安価な小型船を何隻も買って、地中海~北海といった安全な海域(港が密集していて何かあったらすぐに寄港できる海域) で地道に金と経験値を稼ぐのがベターだと言えます。
ちなみに小型船しか買えないような状態で新大陸や暗黒大陸を目指しても、途中で海の藻屑になるのがオチです。食料の積載量が少ないから航続距離が短くてどうこう以前に、基本的に小型船には耐波性がないため外洋の荒波に耐えられず、嵐でも来ようものなら一発でサヨナラなのです。ハンザコグ級だのレトンダ級だのという "イカダに毛が生えたようなチンケな船" で外洋に出るなんておこがましい考えは捨てましょう。新大陸、アフリカ、インド洋、香辛料諸島で一攫千金を狙うのは、耐波性のある中型船で船団を構築できるようになってからにすべきです。
中型船を何隻も引き連れて遠距離交易が出来るようになれば後は簡単。ちょっとずつガレオン級に代表される大型船に買い換えて行き、より遠くの港を目指し、珍しい交易品を満載にしてヨーロッパに凱旋すればあっという間に巨万の富を築けます。
目指せジパング!(※)
※ちなみにジパングを目指す場合は北ヨーロッパから北極圏を経由しての 「通称:北回り」 が男の花道です。
・海賊目的
他船団を襲うことが目的ならば話は簡単です。わざわざ遠くの港を目指す必要などありませんから、物資の量など深く考えず、とにかく相手よりも多くの水夫を乗せ、強い大砲を搭載すれば準備は完了です。むしろ航海すらしなくて構いません。往来の多い港で待ち伏せし、ちょうどいい商船が通りかかったらサメのように襲い掛かりましょう。もし獲物がかかる前に食料が切れたら、補給のために目の前の港に入ればいいのですから、水夫が飢えたり嵐に巻き込まれたりする心配はありません。
ただし気を付けねばならないのが、地中海のような競合の多い土地で派手に活躍すると、すぐに "シャレにならない本物の方々" がショバ代せびりとばかりに喧嘩を売ってくることです。そういう方々はグラフィックの時点でそれとわかるお顔をしてらっしゃり、また好んで大型のガレー船に乗っていますから、そのような相手がいる土地では目立つ行動は控えるべきです。最初はあなたは地回りのチンケなヤクザなのですから、素人相手の恐喝程度が限界です。まかり間違って山口組だの稲川会だのと抗争しようものなら、指の1本や2本では済まなくなります。このゲームが初めてという方は、まず各地にどのような勢力がいるか調べ、嫌なオーラを漂わせる大型ガレーの船団を見かけたら即座に逃げましょう。
【大型ガレーを見たら黒塗りベンツと思え】
これが駆け出し海賊が生き残るための知恵であり、そういう方々のシマには立ち入らないのが賢明です。
ただし、無事に財産を築いてガチガチに装甲を固めた大型船が揃えられる頃になったら一気に話が変わります。これまで目を伏せて避けていた黒塗りベンツ集団が相手でも勝てるようになりますから、そうなったら 「タマとったんでー!」 と下克上を狙いましょう。
海賊プレイの目的はただひとつ、「MAP上に自分達以外の動く物がいなくなるまで戦い続ける」 です。明らかに主人公顔をした 「ボク悪いことなんかしませーん」 的なキャラクターなんかと同じ空気を吸うなんて苦痛でしかありませんから、そういうヤツらは真っ先に血祭りに上げ、最後に露骨に軍属な連中を全滅させたらミッション完了です。
自船団ひとつでイギリス・イスパニア・オスマン海軍を殲滅することすら可能ですから、7つの海を独り占めすべく頑張りましょう!
・船の種類
フローの最後に船の種類について簡単に説明します。大航海時代シリーズに登場する船の種類は、極端に言うと2種類しかありません。帆船(帆に風を受けて進む船) か、漕船(オールで漕いで進む船) かです。帆船と漕船にはそれぞれ小~大までサイズがあり、2~30種類ほどの中からその時の条件に合った船を選ぶことになります。
またその港でどんな船が買えるかは文化圏に左右され、最も優れた船が買える(買えるようになる) のは北海(イギリス・オランダ等) で、次いで地中海→暗黒大陸・新大陸→香辛料諸島といった順になります。少し特殊なのがオスマン領と東アジア(日本・中国) で、前者にはジーベックという優れた帆船があり、後者にはジャンク船や安宅船やまさかの鉄甲船まで取り揃えられています。
帆船は追い風を受けた時の最高速度と、運行に必要な水夫が比較的少ない点が特徴で、戦闘用にも商用にも使える汎用性の高さが魅力です。変わって漕船は奴隷ども水夫達が漕いでくれるので逆風でもそれなりのスピードで進め、また小回りが利く船が多いため接舷しての白兵戦に向いています。どちらも用途によって合う合わないが存在しますが、基本的に何をするにも帆船を選んだ方が無難です。戦闘要員を限界まで乗せた大型ガレーは恐ろしいものですが、キャラクターのレベルやプレイヤー自身のテクニックでいかようにも対処できるため、より汎用性の高い帆船の方が使い勝手がいいのです。また漕船には基本的に耐波性がありませんから、長距離航海に全く向かないという弱点も存在しています。ちなみに上に挙げた鉄甲船も漕船に属しますので、お約束のように遠洋航海向きではありません。日本で鉄甲船を作って香辛料諸島→インド洋→暗黒大陸→地中海と廻ってヨーロッパに帰るなど、冷静に考えたら 「北極廻りで欧~日を往復する」 以上の暴挙です。
ただし世の中には 「ガレーに非ずば船に非ず!」 という嗜好の方も多くいらっしゃいますので、そういう方々の魂の篭った海賊プレイを止めはしません。かくいう私もジーベックと小型~中型ジャンクが大好きという少数派ですから、安直に戦列艦やシップを並べていきがってるクソNPCどもを見るとイライラします。皆さんもククルス・ドアンばりにザクIIの力を最大限まで引き出せばガンダム相手でも勝てることを証明してやりましょう。ザクで岩を投げてコアファイターを撃墜するのが私の夢です。
【大航海時代シリーズ総括】
ここまで読んでくれた暇人のお前らならば、大航海時代というゲームの何たるかを完全に理解しただろう。そうだ、大航海時代とは 「ジーベックで北廻りで日本を目指すゲーム」 だ。
それはともかく、大航海時代シリーズには冒頭で言ったようにコレという決定打がなく、1~4+外伝までどれも一長一短がある。まずはそれぞれの特徴をごく簡単に説明していこう。
気のせいか文体が急に変わった気もするがまあいいや。
大航海時代(初代)
ポルトガルの没落貴族が主人公で、交易・海戦・冒険などを繰り返して名声値を上げ、最終的に王女をコマせばEDというシンプルな内容。しかし嵐・座礁といったアクシデントに見舞われると一発で致命的な状況に陥るという航海の恐ろしさが最も上手く表現されており、「初代が一番いい!」 というプレイヤーも多い。特に少しずつおっかなびっくり進めていく感覚や、見知らぬ港に到達した際の達成感に関しては、シリーズ最高傑作と呼んでいいだろう。寄港できる港の数が少ない、交易品の種類が少ない、グラフィックがショボイなど様々なマイナス要素もあるのだが、それを差し引いてもなお魅力が残るという素晴らしい名作。まさに基本中の基本である。
大航海時代II
大航海時代外伝
IIでは主人公が6人に増え、名声値が交易・海戦・冒険の3つに明確に分けられた。選んだキャラクターによってシナリオを進めるために必要な名声の種類が違い、例えば商人キャラの場合は交易名声を上げないとシナリオに展開がない。だが展開しないならしないで構わないのがこのゲームの醍醐味である。ちなみにゲーム開始直後は地中海や北海の一部の地域以外は黒塗りで潰されており、プレイヤーが踏破した部分だけがめくれ、またその面積に応じて報酬と名声がもらえる。さらに世界各地に隠された集落を見付け、そこで何らかの発見物(動物・物・遺跡・自然現象・部族……) を探し出すといった楽しみもあり、かなり冒険の比重が高い内容になっている。ただし発見物の中には明らかに 「それはない!」 と言いたくなるブツまであるので注意が必要。北極圏でサーベルタイガーに襲われて大勢の水夫が死んだ挙句、さらに海上でファンタジーな怪物に襲われて全滅するなんてガチコンボもあるので、短気な人や時代考証にうるさい人は遊ばない方がいい。
余計な一言を加えるならば、シリーズ中最も 「詰む」 ことが多いので、プレイの際は攻略サイトなどの記事を読む方が無難。(発見物を探し尽くしてるのに新しい発見物を見付けて来いと言われたり、世界中の港が同盟港になっているのに同盟港を増やして来いと言われたり、絶対に勝てないシチュエーションでいきなり強制戦闘に巻き込まれたり……)
また大航海時代外伝はIIをベースに作られており、細かい変更点はあるものの、ゲーム性はほとんど変わらない。(バグや詰みが少ないので安全!)
大航海時代III
おそらく最も知名度が低いと思われる作品で、その理由は一切コンシューマ機に移植されていないから。しかし内容はシリーズ中で最も史実に近く、海岸線沿い以外に内陸部の探検などもあり、IIを遥かに凌駕する冒険特化型ゲームになっている。また交易の重要性が低い割に、生鮮品を長く保持していると腐ったり、逆に酒類を長く持っていると価値が上がったりと妙にディティールが細かい(交易品に時間経過の概念を織り込んだのはIIIだけ)。このように良くも悪くもピーキーさが強烈なため、地味ぃ~に根強いファンがいる作品でもある。言ってみればファンタシースターのIIIみたいなポジション。うん、むしろ分かりづらい例えだったごめん。ここは美しく 「偉大なる実験作」 とでもまとめておこうか?
大航海時代IV
今のところ最新作はDS・PSP版のIVである。内容的には程良いバランスに仕上がっているのだが、場面設定がかなり後の時代なので世界中で開発が進んでおり、I~IIIまでにあった 「アトラシリーズ的な胡散臭さ」 が鳴りを潜めている。また通常の港以外に補給専門の村(補給港) が各地に配置されているため、航海の危険度が極端に低くなっており、Iの頃は "確実な死" を意味していた 『北廻りのジパング特攻』 も容易に達成できてしまう(途中に3~4つも補給港があるのはやりすぎ)。このため命がけの冒険でヒリヒリした緊張感やワクワク感を味わう的なプレイには向かないが、逆にシリーズに触れたことがない初心者や、まったりのんびり遊びたいプレイヤーに薦めるには最高の作品だとも言える。交易品の種類が多く、また発見物を持ち込むことで新たな交易品が生まれるといった要素もあるため、シリーズ中で最も交易プレイに特化した内容になっている。言うなれば箱庭ゲームのノリに近いかも。
【ボクの考えたさいきょうの大航海時代】
最後に 「私が今後どんな大航海時代を遊びたいか?」 について書いておこう。こんな場末の電波ブログに書いたところでKOEIが何かするわけもないが、一応ファンとして言いたいことは言っておきたいなと。今まで光栄の常軌を逸した金満主義に付き合ってやったんだから意見ぐらい言わせろと。なんだよ家庭用ゲームのソフトが1本13,500円て。それじゃハードが買える値段だろボケナス!おまけにコンプリートガイドが何冊も出たり、それに加えて武将辞典も別売りしたり、お前はそこまで金が欲しいのかと。そんなファンに甘え切った "同人商売" をしてたクセしやがって、無双が当たったせいか古いファンを置き去りにするようなマネばっかしやがってクソ野郎。そもそもテメエらの立脚点がどこだったのか思い出しやがれクズ!
……あ、大航海時代に対する要望でしたよね?ついうっかりメーカーに対する想いをぶちまけてしまいました。テヘ、めんごめんご。
というわけで、大航海時代に望むことは 「程良い難しさと程良いデフォルメ」 である。IVは遊びやすくはあるけれども、明らかに全てがイージーすぎる。交易にしても、もう少し頭を使わないと上手く行かないバランスにして、初期の頃にあったドキドキワクワクな冒険要素も復活させて欲しい。とはいえアトラスシリーズとの違いを出さないといけないわけで、KOEIがやるべきは三国志や信長に代表される 「史実のデフォルメ路線」 だろう。
そんなこんなで以下箇条書きにしてみる。
・積載量の復活
・船ごとの差を明確にする
IVの交易品のサイズ・重量などを無視した 「船倉1個に交易品1個」 というやり方では、結局 「より船倉を増やせる大型船を買っておけばいい」 という結論にしかならず、船の種類があれだけある意味がない。また扱う交易品についても自然と貴金属・宝石・贅沢品といった高価な商品ばかりに手を出すことになり、選ぶ幅が狭まってしまう。そこで積載量を船倉いくつではなく数字表記に戻すことで、「交易品の運びやすさ」 に光をあてるべきじゃないかなと。
また例え史実とかけ離れたとしても、船ごとの特徴をもっと明確に出してもいいかもしれない。例えば速度とかサイズだけじゃなく、やたらと砲撃を当てやすい船があったり、物を見付けやすい船があったり、白兵戦で有利になる(補正がかかる) 船があったり、「交易品が壊れる」 という要素を加えた上で交易品の破損を抑えられる船があったり……。さらに水夫のコンディションを維持しやすいとか、キャラクターの経験値が多く入るとか、故障し難い船や修理しやすい船なんてのがあってもいい。(そういえば初代には修理ひとつにしても辺境の港じゃ直せない場合があった気がするんだが、あの要素をなんで削ってしまったのだろう?)
どうせゲームなんだし帆船シュミレーターを遊んでいるわけじゃないんだから、あまり細かく現実的な設定にする必要はないと思うが、それでもファンタジーになり過ぎたら興ざめしてしまう。よって、このようにゲームとしての面白さを追求した程良いバランスの取り方をして欲しいのだ。
・危険度を初代レベルまで高める
・研究開発の要素を加える
初代はとにかく 「航海に出たらトラブルに巻き込まれて当たり前」 という辛口設定だった。嵐・凪・暗礁ならまだしも、藻が絡まって全滅なんて日にはムキーっとなる。「あちゃ~、藻が絡まってやすぜ!」 じゃねえよ!……だがそれがいい!せっかく舞台が大航海時代なのだから、もっと自然への畏怖や、それを乗り越えていく人類の知恵と生命力にもスポットをあてて欲しいのだ。そういう意味で初代は 「航海の恐ろしさ」 が非常に良いバランスで表現されていたと思う。細かい話だが、安全海域である地中海から出た時のBGMの切り替わりは素晴らしかった。海域によって海面の色が違うってのも冷静に考えるとおかしな話だが、ゲームとしては緊張感が出てよかったと思う。
また、「海は怖い」 という前提を作った上で、それを乗り越えるための研究や開発という要素を加えてみてはどうだろうか?母港に戻る度に航海技術の研究所のような場所に航海記録の報告に行って、それが一定以上貯まった段階で新技術の開発が行われるとか。当時は各国が血眼になって技術開発合戦をしていた時代なんだし、これまでのように 「地中海は最初はいいけど途中で技術が止まり北海に追い抜かされる」 という設定で固まっていたら面白くない。例えば 「ジパングに行ったら辺境の猿どもが鉄張りの漕船を作っていやがった!」 という体験をしたら、その情報を母国に持ち帰って、それを元に鉄張り船の開発を始めるといった具合だ。こうすることで国同士の争いもより深く描写できそうな気がする。
・主人公を新規で作れるようにする
・仲間になるキャラクターをランダム生成にする
これまでの大航海時代シリーズでは、主人公のキャラクター設定がガチガチに固められていた。それを改め、母国の設定からグラフィックまで、信長・三国志のようにプレイヤー個々に決めさせてもいいんじゃなかろうか?適当なシナリオや大まかな目的は必要としても、シリーズを追うごとにシナリオの比重が高くなって行っている点につまらなさを感じる。この点でも初代の投げっぱなし感は良かった。初心者に対する救済処置として、IVのようなイージーモードキャラは1人くらい用意すべきだろうが、それをクリアした後は新規作成キャラで遊べるようにして欲しい。(太閤立志伝の仕様がまさにこれ)
また仲間になるキャラにしても、いつも同じ港で同じイベントを経て仲間になるってんじゃ面白くない。能力・外見・配置場所をランダムにして、「良くも悪くも出会いって大事よねー」 という面白味を作りたいなと。
・酒場娘の完璧超人ぶりをどうにかする
オレが最近の大航海時代で最も不満なのがコレだ。なんで酒場の看板娘が 「伝説の○○」 なんてシロモノが隠されている座標を完璧に知っているのかと。「ああ、それなら北緯××東経○○にあるって聞いたわ」 じゃねえだろと。どこソースなんだお前は。座標バレしてるんなら今更探しに行ったって遅いだろJK!……というわけで、酒場娘はせいぜい人の紹介役くらいにして欲しいわあ。上のランダムキャラが実現させられるなら、酒場娘が 「そういえばトンブクトゥに△□っていう測量の得意な航海士がいるわ。顔見知りだから紹介状を書いてあげましょうか?」 みたいな手助けをしてくれるだけで充分に存在意義が出せると思わない?
そうえばトンブクトゥ出て来なくなったなあ!昔は暗黒大陸の川に入って行って、途中でなぜか火の鳥に襲われて帆が全焼したりしたのに!
話が取っ散らかったので戻すが、こういう要素って過去シリーズのいいとこ取りだったり、KOEIの他のゲームの要素を持って来たりしているだけだったりする。しかしそういう手法でも 「大航海時代シリーズの総決算」 的なゲームが作れる気がしてならない。
今みたいな 「16世紀ヨーロッパの箱庭を作りました、シナリオは1本です」 みたいな造りじゃプレイしてて飽きてくるのである。下手なミニゲームを入れるとかじゃなく、大航海時代というゲーム自体を 「完成させろ」 と言いたい。
KOEIの今までの蓄積があるなら、もうそういう作品が出てておかしくないはずなんだが、どうしてこうなっちまったんだろう?
というわけで、リコエイションゲームについて熱い想いのあるヤツは何か書き残していくといいよ。
オレ様は久々の長文でくたびれ果てたよ。
ピノキオ(喫茶店・大山金井町)
ホットケーキの名店……なんだけど立地が悪すぎて地元民以外は確実に迷子になる事で有名なピノキオがTVで紹介されてしまったそうだ。
・めざにゅー アナバ食堂
板橋的マダムな生活によると、普段は広い店内に1~2組いるかどうかくらいのピノキオに女性客が殺到し、すぐに入店できない状態だったそうな。
あの僻地まで行って満席だと厳しいわー。板橋マダムの中の人は商店街に出て時間潰したと言ってるけど、オレのような土地勘のある地元民でもあんな場所と商店街とを何度も往復したくない!即座に心が折れる!
まあでもピノキオは全力で応援したいお店のひとつなので、客が増える事は素直に喜ばしい。しかしホットケーキとトーストは両方とも同じ銅板で焼くので、注文が殺到すると回らなくなるのよね……。ホットケーキは同時に3つまでしか焼けなくて、それぞれ仕上がるまでに10分程度かかる。それに加えてトーストまで焼くとなると、頼んだはいいが1時間待ちです的な酷い展開になってしまう。
人のいい夫婦が地元民相手にのんびりまったりと営業してきた昔ながらのレトロ喫茶なので、大勢の客をさばけるようには出来ていないという点だけはご理解頂きたく。
ちなみにめざにゅーの紹介ページを見ると、銅板一枚で見事に焼き上げてる様がよくわかります。これ、実際にマスターが焼いてるところを見せてもらうと面白いんだよねえ。
近く客が少なくなった頃合いを見計らってまた行かねば。
■■■(過去掲載分) ■■■
つい先日アップしたピノキオというホットケーキの美味しい喫茶店だが、他のフードメニューが気になったので再訪してみた。
しかも胃袋的な不安があったので、板橋の誇るメタボクリーチャーであるロザ公を召還するという念の入れようで突撃。

まずは喫茶店の定番ナポリタンから。
このナポリタンってのは実に深いメニューでな。世の中にはナポリタンだけに命をかけてる凄まじい人もいるほどで、誰もがナポリタンに対して何らかの想い出を秘めてたりするんだよね。
で、ここのナポリタンは汁気が多めで、炒め方は比較的軽め。すべりがいいのでずるずるっと食べれてしまうんだけど、注意しないと洋服に飛び散るというお約束が。
味わい的には絵に描いたような喫茶店のナポリタンで、これまたお約束のごとく盛りが多め。それほどドカ盛りではないものの、余程の大喰らいでない限りこれ1皿で充分お腹が膨れる。
ただ、クオリティ的にはロザリーが頼んだミートソース(写真忘れた!) の方が美味しかったかなあ。ミートソースの方も缶詰っぽさが付きまとう 「THE喫茶店ミートソース!」 ってな具合で、肉感が強めで旨味がしっかりしてる。

続いてもう一つ気になってたジャンバラヤ。ご飯パラパラでスパイシーな味付けが効いててコレはオススメかも。腹が減ってる時とか、暑い日なんかに、これを皿ごと抱えてガツガツ食べたい。
うん、クオリティ的にホットケーキは突出してるけど、他のフードメニューも昔ながらの喫茶店として中々いいじゃないですか。

※ピノキオのホットケーキについて
今回は作ってるところを見せてもらったんだけど、本当に1枚の銅版だけで "型は一切使わず" に焼いてた。普通のタネよりもかなり固めで、それを銅版の上に垂らして整形し、念入りに焼き色をつけて出来上がりってな行程。例えるならカラメル焼きを作ってるような感じ。
聞いてみたら一般的なレシピに比べて牛乳が少なめで、卵はちょっぴり多めに入れるらしい。だからああいうカステラとカラメル焼きの中間みたいな不思議な食感になるのか。ほほう。
あと今回気付いたんだけど、この店のホットケーキは何故か冷めても美味い。タネによどみがなくて、ダマや妙な粉っぽさがないので、冷めたとしてもあまり味が変わらないのよ。
地元だからってのもあるけど、このお店じわじわと好きになってきた。
まあそんな事より 「オレ・彼女様・ロザリーの3人で板橋ランチをまったり楽しもうぜ!」 というコンセプトだったのに、気付けばいつものようにフードバトルっていうね。もう何て言うかね……。

↑ボク、グルメブロガー。(こんなネットゴロが上位に居座ったら可哀想だからクリックするなよ!絶対するなよ!)
■■■(過去掲載分) ■■■
何日か前にアップした記事に、このようなコメントが書き込まれていた。
-----
■グルメネタ希望
板橋大山にあるという「ピノキオ」のホットケーキのレポを是非お願いします!
乙 2009-05-15 01:34:18
-----
大きな地図で見る
お願いされてみた!
というのもね、前々からこの喫茶店はちょっと気になってたのよ。何年か前にこの店の近くに田中屋っていう美味しいラーメン屋さんがあってさ(今は大山駅前に移転)、そこに行った帰りとかに気になってチラ見はしてたの。
でもその時はホットケーキで有名な店だなんてつゆ知らず、単に 「こんな辺鄙な場所なのに無駄に広い喫茶店だよなあ」 というだけで気になってただけなんだけれども。

もうね、テーブルがゲーム筐体な時点で正義ですわ。やっぱ喫茶店はこうでないと。聞いてみたら昭和49年から営業しているそうで、オレよりもちょっぴり年上っていう。
あ、じゃあそれこそインベーダーブームをリアルタイムで経験した口か。そう考えると時代を感じるわー。

で、ホットケーキはもちろん頼んだんだけれども、小腹が減っていたので喫茶店のド定番ことミックスサンドも注文してみた。
トマトとレタスとハムとキュウリと……なんていうど真ん中な具よりも、オレとしては上に乗っかってるポテトチップにズキュンと来た。サンドイッチも 「あーー!これこれ!」 と嬉しくなっちゃう味だったけど、ポテチですよポテチ!しかもコンソメ味!
うすしおでものりしおでもなく、コンソメ味を選ぶところにセンスを感じた。早くもサダオ先生大勝利の予感。

そしてこちらがわざわざ銅版の専用焼き器で焼いてくれるというホットケーキさん。なんかこういう分厚いホットケーキってどっかで見たなー。どこだっけかなあ?
で、食べてみると外側がサクサクで、中はホワっとしてて、その辺の喫茶店やファミレスで食べる薄くてネチョっとしたホットケーキなんかとはまるで別の食べ物。
全体的な印象としてはオーソドックスなんだけど、これだけ厚みがあるのに水分が少なめで、だからこそ出来損ないのお好み焼きのようないや~な粉っぽさがない。普通なのに一味違うというニクイ味わいだ。
んー、評価に悩むわー。
「ここにしかない!」 とか 「生涯最高!」 なんてベタ褒めするのは何か違うと思うんだけど、明らかにそんじょそこらのホットーケーキとは違うんだよなあ。こう、ツボをしっかり押さえてて 「これこれ、これなの!」 ってすっぽりハマる感じ。
オレ自身が滅多にホットケーキを食べないってのもあって、こう表現すればいいって言葉が出て来ないんだけれども、誰か近所に住んでるお菓子好きな人に試して欲しい。オレにはスイーツ(笑)のボキャブラリーがないから 「おいちい」 としか言えない。
ただ、そもそもホットケーキに全く食指が動かないオレが、ここのホットケーキならば近くまた食べたいと思った。お菓子好きな人ならきっともっといい感想が出てくるだろう。(まさかの他人任せ)
■総評
味:☆☆(ホットケーキ以外は直球ど真ん中な昔ながらの喫茶店)
値段:☆☆
品揃え:☆
店の雰囲気:☆☆
接客:☆☆☆(すごくアットホーム)
遠征:☆
デート:☆☆(実は女性ウケがいいかもしれん)
DQN率:☆
備考:ホットケーキは確かに美味いんだけれども、オレはそれ以上にアットホームでゆるゆるな雰囲気に心がときめいた。喋り好きのオヤジさんのキャラもいい感じだし、昔の喫茶店ってこういう空気だったよなーと思い出させてくれるお店だ。これは近くスパゲッティやピラフを食べに行かねばなるまい。こういう店って妙にスパゲティが美味かったりしない?ちなみに価格帯は板橋らしく控えめで、一番高いフードメニューでも600円くらい。密かにジャンバラヤとかもあったので激しく気になる。日替わりランチなんかもやってるそうなんで近隣の方はぜひぜひ。問題が近隣住民以外に場所をどう説明すればいいのかわからんことか。(各自地図とニラめっこしてね!)
あ、一番の目印は小川医院っていう病院だ。病院のすぐ裏手。それがわからなかったら、山手通り沿い(金井窪) の珍珍珍ってラーメン屋の脇の道を入って真っ直ぐ進んだ左手。申し訳ないが最寄駅もないし満足に目印もないし、マジで説明に困る。(国際興業バスの金井窪停留所の近く……ってわかる?)
■ピノキオ(喫茶店)
住所:板橋区大山金井町16-8
TEL:03-3974-9336
営業時間:8:00~19:30
定休日:なし?

↑ボク、グルメブロガー。(異論はないよな?)
・めざにゅー アナバ食堂
板橋的マダムな生活によると、普段は広い店内に1~2組いるかどうかくらいのピノキオに女性客が殺到し、すぐに入店できない状態だったそうな。
あの僻地まで行って満席だと厳しいわー。板橋マダムの中の人は商店街に出て時間潰したと言ってるけど、オレのような土地勘のある地元民でもあんな場所と商店街とを何度も往復したくない!即座に心が折れる!
まあでもピノキオは全力で応援したいお店のひとつなので、客が増える事は素直に喜ばしい。しかしホットケーキとトーストは両方とも同じ銅板で焼くので、注文が殺到すると回らなくなるのよね……。ホットケーキは同時に3つまでしか焼けなくて、それぞれ仕上がるまでに10分程度かかる。それに加えてトーストまで焼くとなると、頼んだはいいが1時間待ちです的な酷い展開になってしまう。
人のいい夫婦が地元民相手にのんびりまったりと営業してきた昔ながらのレトロ喫茶なので、大勢の客をさばけるようには出来ていないという点だけはご理解頂きたく。
ちなみにめざにゅーの紹介ページを見ると、銅板一枚で見事に焼き上げてる様がよくわかります。これ、実際にマスターが焼いてるところを見せてもらうと面白いんだよねえ。
近く客が少なくなった頃合いを見計らってまた行かねば。
■■■(過去掲載分) ■■■
つい先日アップしたピノキオというホットケーキの美味しい喫茶店だが、他のフードメニューが気になったので再訪してみた。
しかも胃袋的な不安があったので、板橋の誇るメタボクリーチャーであるロザ公を召還するという念の入れようで突撃。

まずは喫茶店の定番ナポリタンから。
このナポリタンってのは実に深いメニューでな。世の中にはナポリタンだけに命をかけてる凄まじい人もいるほどで、誰もがナポリタンに対して何らかの想い出を秘めてたりするんだよね。
で、ここのナポリタンは汁気が多めで、炒め方は比較的軽め。すべりがいいのでずるずるっと食べれてしまうんだけど、注意しないと洋服に飛び散るというお約束が。
味わい的には絵に描いたような喫茶店のナポリタンで、これまたお約束のごとく盛りが多め。それほどドカ盛りではないものの、余程の大喰らいでない限りこれ1皿で充分お腹が膨れる。
ただ、クオリティ的にはロザリーが頼んだミートソース(写真忘れた!) の方が美味しかったかなあ。ミートソースの方も缶詰っぽさが付きまとう 「THE喫茶店ミートソース!」 ってな具合で、肉感が強めで旨味がしっかりしてる。

続いてもう一つ気になってたジャンバラヤ。ご飯パラパラでスパイシーな味付けが効いててコレはオススメかも。腹が減ってる時とか、暑い日なんかに、これを皿ごと抱えてガツガツ食べたい。
うん、クオリティ的にホットケーキは突出してるけど、他のフードメニューも昔ながらの喫茶店として中々いいじゃないですか。

※ピノキオのホットケーキについて
今回は作ってるところを見せてもらったんだけど、本当に1枚の銅版だけで "型は一切使わず" に焼いてた。普通のタネよりもかなり固めで、それを銅版の上に垂らして整形し、念入りに焼き色をつけて出来上がりってな行程。例えるならカラメル焼きを作ってるような感じ。
聞いてみたら一般的なレシピに比べて牛乳が少なめで、卵はちょっぴり多めに入れるらしい。だからああいうカステラとカラメル焼きの中間みたいな不思議な食感になるのか。ほほう。
あと今回気付いたんだけど、この店のホットケーキは何故か冷めても美味い。タネによどみがなくて、ダマや妙な粉っぽさがないので、冷めたとしてもあまり味が変わらないのよ。
地元だからってのもあるけど、このお店じわじわと好きになってきた。
まあそんな事より 「オレ・彼女様・ロザリーの3人で板橋ランチをまったり楽しもうぜ!」 というコンセプトだったのに、気付けばいつものようにフードバトルっていうね。もう何て言うかね……。

↑ボク、グルメブロガー。(こんなネットゴロが上位に居座ったら可哀想だからクリックするなよ!絶対するなよ!)
■■■(過去掲載分) ■■■
何日か前にアップした記事に、このようなコメントが書き込まれていた。
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■グルメネタ希望
板橋大山にあるという「ピノキオ」のホットケーキのレポを是非お願いします!
乙 2009-05-15 01:34:18
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お願いされてみた!
というのもね、前々からこの喫茶店はちょっと気になってたのよ。何年か前にこの店の近くに田中屋っていう美味しいラーメン屋さんがあってさ(今は大山駅前に移転)、そこに行った帰りとかに気になってチラ見はしてたの。
でもその時はホットケーキで有名な店だなんてつゆ知らず、単に 「こんな辺鄙な場所なのに無駄に広い喫茶店だよなあ」 というだけで気になってただけなんだけれども。

もうね、テーブルがゲーム筐体な時点で正義ですわ。やっぱ喫茶店はこうでないと。聞いてみたら昭和49年から営業しているそうで、オレよりもちょっぴり年上っていう。
あ、じゃあそれこそインベーダーブームをリアルタイムで経験した口か。そう考えると時代を感じるわー。

で、ホットケーキはもちろん頼んだんだけれども、小腹が減っていたので喫茶店のド定番ことミックスサンドも注文してみた。
トマトとレタスとハムとキュウリと……なんていうど真ん中な具よりも、オレとしては上に乗っかってるポテトチップにズキュンと来た。サンドイッチも 「あーー!これこれ!」 と嬉しくなっちゃう味だったけど、ポテチですよポテチ!しかもコンソメ味!
うすしおでものりしおでもなく、コンソメ味を選ぶところにセンスを感じた。早くもサダオ先生大勝利の予感。

そしてこちらがわざわざ銅版の専用焼き器で焼いてくれるというホットケーキさん。なんかこういう分厚いホットケーキってどっかで見たなー。どこだっけかなあ?
で、食べてみると外側がサクサクで、中はホワっとしてて、その辺の喫茶店やファミレスで食べる薄くてネチョっとしたホットケーキなんかとはまるで別の食べ物。
全体的な印象としてはオーソドックスなんだけど、これだけ厚みがあるのに水分が少なめで、だからこそ出来損ないのお好み焼きのようないや~な粉っぽさがない。普通なのに一味違うというニクイ味わいだ。
んー、評価に悩むわー。
「ここにしかない!」 とか 「生涯最高!」 なんてベタ褒めするのは何か違うと思うんだけど、明らかにそんじょそこらのホットーケーキとは違うんだよなあ。こう、ツボをしっかり押さえてて 「これこれ、これなの!」 ってすっぽりハマる感じ。
オレ自身が滅多にホットケーキを食べないってのもあって、こう表現すればいいって言葉が出て来ないんだけれども、誰か近所に住んでるお菓子好きな人に試して欲しい。オレにはスイーツ(笑)のボキャブラリーがないから 「おいちい」 としか言えない。
ただ、そもそもホットケーキに全く食指が動かないオレが、ここのホットケーキならば近くまた食べたいと思った。お菓子好きな人ならきっともっといい感想が出てくるだろう。(まさかの他人任せ)
■総評
味:☆☆(ホットケーキ以外は直球ど真ん中な昔ながらの喫茶店)
値段:☆☆
品揃え:☆
店の雰囲気:☆☆
接客:☆☆☆(すごくアットホーム)
遠征:☆
デート:☆☆(実は女性ウケがいいかもしれん)
DQN率:☆
備考:ホットケーキは確かに美味いんだけれども、オレはそれ以上にアットホームでゆるゆるな雰囲気に心がときめいた。喋り好きのオヤジさんのキャラもいい感じだし、昔の喫茶店ってこういう空気だったよなーと思い出させてくれるお店だ。これは近くスパゲッティやピラフを食べに行かねばなるまい。こういう店って妙にスパゲティが美味かったりしない?ちなみに価格帯は板橋らしく控えめで、一番高いフードメニューでも600円くらい。密かにジャンバラヤとかもあったので激しく気になる。日替わりランチなんかもやってるそうなんで近隣の方はぜひぜひ。問題が近隣住民以外に場所をどう説明すればいいのかわからんことか。(各自地図とニラめっこしてね!)
あ、一番の目印は小川医院っていう病院だ。病院のすぐ裏手。それがわからなかったら、山手通り沿い(金井窪) の珍珍珍ってラーメン屋の脇の道を入って真っ直ぐ進んだ左手。申し訳ないが最寄駅もないし満足に目印もないし、マジで説明に困る。(国際興業バスの金井窪停留所の近く……ってわかる?)
■ピノキオ(喫茶店)
住所:板橋区大山金井町16-8
TEL:03-3974-9336
営業時間:8:00~19:30
定休日:なし?

↑ボク、グルメブロガー。(異論はないよな?)
お祭りダイニング 花火(居酒屋・大山)
大山という街は、ここ数年で数多くの飲食店や、それらを目当てにする人の往来が増えた。板橋区は地価の安さ(と生活保護者の数) ならで23区でトップ争いできる土地だけに、有名な繁華街と比べると価格を抑えた店が多い。そのため近頃はわざわざ都心部の家から板橋の店に通ってくる人までいる有様なのである。
そういう人に聞くと、板橋は 「三田線!」 とか 「環七!」 とルートを決めれば意外と交通の便が良く、行き方さえ覚えてしまえば通いやすいんだそうな。
だからこそ、交通費や移動時間を考えても、板橋まで来て飲み食いする方がずっと得な場合が多いらしい。中には夫婦で板橋に飲みに来たついでに、板橋名物の激安八百屋やスーパーで食材を買い込んで帰る人もいる。
お前ら、ようやく板橋区の使い方がわかってきたようだな。
山手線の内側に住んじゃってるような情弱なヤツらからしたら、板橋ってのは "配給所" に等しいのだ!(クワッ
……なんだろうこの微妙な自虐は。
それはともかく、23区内で最も大阪に近いという、いいんだか悪いんだかわからない評判の板橋区大山に、また新たな激安系チャレンジャーが登場した。
その名も 「お祭りダイニング花火」 といい、この店はなんと120分850円でお酒が飲み放題かつ、完全セルフで自分の好きなようにカスタムできるという、関西の人気チェーンなのである。
「安いだけじゃダメで、うまいだけでもダメ」 というわがまま極まりない大山人は、事あるごとに大阪人と比較されるのだが、その大阪から 「やったろうやんけ!」 と殴り込まれたわけだ。(ちなみにこの大山店が都内第一号店なんだとか)
ちなみに今はオープン記念で、通常850円のところを120分500円で飲み放題なんだそうな。ただしお通し代(席代) で350円かかるので、結局は850円なんだけどね!
さてさて、完全セルフのお酒コーナーというのがどういう物かというと、このようにカウンターの上に様々な酒やシロップやソフトドリンク類が並べられており、客は時間制限内ならこれらをどのように呑んでもOK!
そのラインナップは、焼酎・ビール(発泡酒?)・ワイン・ウィスキーといったストレートで飲める酒や、各種サワー・簡単なカクテル類といった一手間かける酒の材料(シロップやソーダ等) などがそこそこ揃っており、まあこれだけアレば飽きないだろう。
早い話が酒のドリンクバーなのだ。
また冷蔵庫の中にグラスが入っており、「客1人につきグラスは1個だけ」 というルールがある。その他は特に 「フードメニューを○品頼め!」 といった縛りがないので、酒だけ飲むなら間違いなくここが一番安上がりだと思われる。
フードメニューの方はというと、大変わかりやすい居酒屋メニューが目白押し。150円~600円台くらいまでと特別安いというわけじゃないんだが、酒にかかるお金がMAX850円で固定されているため、全体的に見たらかなり安く抑えられる。
中には七輪で焼くあぶりメニューがあったり……
「祭り」 という卑怯すぎるメニューがあったりと、それなりに選ぶ楽しさを味わえるようになっている。食事をしに行く店じゃなく、あくまで酒に比重を置いてジャンクかつ酔狂な肴をアテにする店だと思えば何の不満もない。
フランクフルトでハイボールとかたまらないと思わないか?
というわけで、まずはコロッケ。何はなくともコロッケ。オレは初めて行った居酒屋では必ずコロッケを頼む。それがさだおのジャスティス。
意外と大ぶりで、「冷食バンザイ!」 と叫びたくなるような素朴な味がたまらない。"酔狂メーター" がグングン上がって参りました!
というわけで、フランクフルト。意外と太い。こいつをチマチマかじりながら、次から次へと安酒を流し込む。我ながら実にダメな大人である。
ブレーキの意味でキュウリの浅漬も頼んでみた。しかし箸休めのヒーリングメニューとしてこういう漬物を頼んでも、結局これをアテに酒を呑んじゃうのよね……。
お前らこういう大人になるなよ?
揚げ玉の乗った冷奴。冷やしたぬき、いわゆるHTの豆腐版である。こいつが予想通り和製ジャンクで卑怯極まりない味でな!出汁つゆと揚げ玉とキュウリの組み合わせは反則にすべきだ!
そんなこんなで七輪登場。
オープン日に行っただけあってピッカピカである。このま新しさを見る限り、恐らくこれが初仕事なんじゃなかろうか?
初仕事か……
初めてのお仕事ね……
初物……
=処女 (変換終了)
デュフ……ボクがはじめてのオトコ?ウホwww
すごいキレイなピンク色だね……はじめてなんだね?
だいじょぶ、やさしくするから……
すっごいヌメヌメしてるよ……
でもちょっと生臭いなあ……
ああ、だいじょぶだいじょぶ!
気にしないから!
むしろ生臭いくらいが好きだから!
いい?
いくよ?
ああ先っちょ、先っちょがヌルヌルしてるよほぉ!
ちがうのぉ!
えっちな汁じゃないのぉぉ!
あ、あ、初めてなのに!
アタシ初めてなのにぃぃぃ!!!
byちゆ12歳
と、自称グルメブログでまさかの展開を狙ってみたんだが壮絶に滑った感が否めない。
もしこれで花火の経営者に 「店のイメージが損なわれた!」 と訴えられたらLANケーブルで首を吊るしかない。なんて世知辛い世の中なんだ。
それはともかく、店の人に薦められたのでハラミ焼きとてっちゃんの陶板焼きも頼んでみた。これは陶器ごと七輪の上において焼いて食べるらしいんだが、すぐに油がバッチンバッチンと跳ね始めるので危険極まりない!
だが食べてみると明らかにこてっちゃん味であり、こりゃあ安酒のアテとして申し分ないな!意外と食べ応えがあるから、これ1個とドリンクバーの酒だけで充分に気持ちよくなれるぜ!
ちょっと七味をかけたいなあと思ったものの、瓶を振っても出て来ない。まさかとキャップを外してみると、これまた未使用新品っていう。
未使用……
ウチの彼女さんは中古品だったというのに、この子は新品……
新品……
=処女
(以下略)
■総評
味:☆~☆☆(こういうスタイルの店にしちゃ悪くない)
値段:☆☆☆(一部微妙な価格設定はあるものの、全体的に露骨に安い)
品揃え:☆☆
店の雰囲気:☆☆
接客:☆☆☆(チェーンだからか客への対応は良い)
遠征:☆☆
デート:☆☆
DQN率:×××(先読みでDQNの巣窟になるという予言をしとく)
備考:激安ライバルの参考までに、この店のすぐ近くにある焼酎無料の居酒屋革命 は、あっという間に板橋名物の最下層DQNに蹂躙され、それはそれは酷い客層になってしまっている。それに加えて一部の店員の態度があからさまに酷く、自分自身もDQNでない限りあんな店には行けたもんじゃない。路線的にこの店もそういう酷い客層に占拠されてしまう可能性が高いのだが、今はまだオープンから間もない事もあって我慢できる範疇ではあった。ただしこれがいつまで持つかだよねえ……。板橋のDQNは10代~50代まで幅広く揃ってるからねえ……。
そんな不安はあるものの、店としては悪くない。むしろ自分で酒を作れるってのは思った以上に楽しい。肴も適当な物が揃っているし、ここまで安く楽しく酒が呑めるなら充分に満足できるレベルだと思われる。夜中の2時までやっているので、他で呑み足りなかったらここに来るってな使い方も出来るし、前回紹介した達城 や未紹介の鳥貴族 といったお値段均一系の居酒屋と組み合わせる事で、驚くほど安上がりに飲み歩けるんじゃないかと。
ほんと大山はどんどん飲食店の層が厚くなっていくなあ。
これで 【赤羽~大山~江古田~中野】 辺りを結ぶ "飲兵衛専用直通バス" でも出来た日には、都民の平均寿命が50歳くらいになるに違いない。
■お祭りダイニング 花火
住所:板橋区大山東町58-4-2F
TEL:03-6905-7350
営業時間:夕方~翌2時くらいまで
定休日:不明
オートモッドのジュネ兄さんを力いっぱい応援中
↑下のテキストリンクの方をクリックしていただけますと、レジェンド・ジュネのランキングポイントが上がります。(たぶん)
そういう人に聞くと、板橋は 「三田線!」 とか 「環七!」 とルートを決めれば意外と交通の便が良く、行き方さえ覚えてしまえば通いやすいんだそうな。
だからこそ、交通費や移動時間を考えても、板橋まで来て飲み食いする方がずっと得な場合が多いらしい。中には夫婦で板橋に飲みに来たついでに、板橋名物の激安八百屋やスーパーで食材を買い込んで帰る人もいる。
お前ら、ようやく板橋区の使い方がわかってきたようだな。
山手線の内側に住んじゃってるような情弱なヤツらからしたら、板橋ってのは "配給所" に等しいのだ!(クワッ
……なんだろうこの微妙な自虐は。
それはともかく、23区内で最も大阪に近いという、いいんだか悪いんだかわからない評判の板橋区大山に、また新たな激安系チャレンジャーが登場した。
その名も 「お祭りダイニング花火」 といい、この店はなんと120分850円でお酒が飲み放題かつ、完全セルフで自分の好きなようにカスタムできるという、関西の人気チェーンなのである。
「安いだけじゃダメで、うまいだけでもダメ」 というわがまま極まりない大山人は、事あるごとに大阪人と比較されるのだが、その大阪から 「やったろうやんけ!」 と殴り込まれたわけだ。(ちなみにこの大山店が都内第一号店なんだとか)
ちなみに今はオープン記念で、通常850円のところを120分500円で飲み放題なんだそうな。ただしお通し代(席代) で350円かかるので、結局は850円なんだけどね!
さてさて、完全セルフのお酒コーナーというのがどういう物かというと、このようにカウンターの上に様々な酒やシロップやソフトドリンク類が並べられており、客は時間制限内ならこれらをどのように呑んでもOK!
そのラインナップは、焼酎・ビール(発泡酒?)・ワイン・ウィスキーといったストレートで飲める酒や、各種サワー・簡単なカクテル類といった一手間かける酒の材料(シロップやソーダ等) などがそこそこ揃っており、まあこれだけアレば飽きないだろう。
早い話が酒のドリンクバーなのだ。
また冷蔵庫の中にグラスが入っており、「客1人につきグラスは1個だけ」 というルールがある。その他は特に 「フードメニューを○品頼め!」 といった縛りがないので、酒だけ飲むなら間違いなくここが一番安上がりだと思われる。
フードメニューの方はというと、大変わかりやすい居酒屋メニューが目白押し。150円~600円台くらいまでと特別安いというわけじゃないんだが、酒にかかるお金がMAX850円で固定されているため、全体的に見たらかなり安く抑えられる。
中には七輪で焼くあぶりメニューがあったり……
「祭り」 という卑怯すぎるメニューがあったりと、それなりに選ぶ楽しさを味わえるようになっている。食事をしに行く店じゃなく、あくまで酒に比重を置いてジャンクかつ酔狂な肴をアテにする店だと思えば何の不満もない。
フランクフルトでハイボールとかたまらないと思わないか?
というわけで、まずはコロッケ。何はなくともコロッケ。オレは初めて行った居酒屋では必ずコロッケを頼む。それがさだおのジャスティス。
意外と大ぶりで、「冷食バンザイ!」 と叫びたくなるような素朴な味がたまらない。"酔狂メーター" がグングン上がって参りました!
というわけで、フランクフルト。意外と太い。こいつをチマチマかじりながら、次から次へと安酒を流し込む。我ながら実にダメな大人である。
ブレーキの意味でキュウリの浅漬も頼んでみた。しかし箸休めのヒーリングメニューとしてこういう漬物を頼んでも、結局これをアテに酒を呑んじゃうのよね……。
お前らこういう大人になるなよ?
揚げ玉の乗った冷奴。冷やしたぬき、いわゆるHTの豆腐版である。こいつが予想通り和製ジャンクで卑怯極まりない味でな!出汁つゆと揚げ玉とキュウリの組み合わせは反則にすべきだ!
そんなこんなで七輪登場。
オープン日に行っただけあってピッカピカである。このま新しさを見る限り、恐らくこれが初仕事なんじゃなかろうか?
初仕事か……
初めてのお仕事ね……
初物……
=処女 (変換終了)
デュフ……ボクがはじめてのオトコ?ウホwww
すごいキレイなピンク色だね……はじめてなんだね?
だいじょぶ、やさしくするから……
すっごいヌメヌメしてるよ……
でもちょっと生臭いなあ……
ああ、だいじょぶだいじょぶ!
気にしないから!
むしろ生臭いくらいが好きだから!
いい?
いくよ?
ああ先っちょ、先っちょがヌルヌルしてるよほぉ!
ちがうのぉ!
えっちな汁じゃないのぉぉ!
あ、あ、初めてなのに!
アタシ初めてなのにぃぃぃ!!!
byちゆ12歳
と、自称グルメブログでまさかの展開を狙ってみたんだが壮絶に滑った感が否めない。
もしこれで花火の経営者に 「店のイメージが損なわれた!」 と訴えられたらLANケーブルで首を吊るしかない。なんて世知辛い世の中なんだ。
それはともかく、店の人に薦められたのでハラミ焼きとてっちゃんの陶板焼きも頼んでみた。これは陶器ごと七輪の上において焼いて食べるらしいんだが、すぐに油がバッチンバッチンと跳ね始めるので危険極まりない!
だが食べてみると明らかにこてっちゃん味であり、こりゃあ安酒のアテとして申し分ないな!意外と食べ応えがあるから、これ1個とドリンクバーの酒だけで充分に気持ちよくなれるぜ!
ちょっと七味をかけたいなあと思ったものの、瓶を振っても出て来ない。まさかとキャップを外してみると、これまた未使用新品っていう。
未使用……
ウチの彼女さんは中古品だったというのに、この子は新品……
新品……
=処女
(以下略)
■総評
味:☆~☆☆(こういうスタイルの店にしちゃ悪くない)
値段:☆☆☆(一部微妙な価格設定はあるものの、全体的に露骨に安い)
品揃え:☆☆
店の雰囲気:☆☆
接客:☆☆☆(チェーンだからか客への対応は良い)
遠征:☆☆
デート:☆☆
DQN率:×××(先読みでDQNの巣窟になるという予言をしとく)
備考:激安ライバルの参考までに、この店のすぐ近くにある焼酎無料の居酒屋革命 は、あっという間に板橋名物の最下層DQNに蹂躙され、それはそれは酷い客層になってしまっている。それに加えて一部の店員の態度があからさまに酷く、自分自身もDQNでない限りあんな店には行けたもんじゃない。路線的にこの店もそういう酷い客層に占拠されてしまう可能性が高いのだが、今はまだオープンから間もない事もあって我慢できる範疇ではあった。ただしこれがいつまで持つかだよねえ……。板橋のDQNは10代~50代まで幅広く揃ってるからねえ……。
そんな不安はあるものの、店としては悪くない。むしろ自分で酒を作れるってのは思った以上に楽しい。肴も適当な物が揃っているし、ここまで安く楽しく酒が呑めるなら充分に満足できるレベルだと思われる。夜中の2時までやっているので、他で呑み足りなかったらここに来るってな使い方も出来るし、前回紹介した達城 や未紹介の鳥貴族 といったお値段均一系の居酒屋と組み合わせる事で、驚くほど安上がりに飲み歩けるんじゃないかと。
ほんと大山はどんどん飲食店の層が厚くなっていくなあ。
これで 【赤羽~大山~江古田~中野】 辺りを結ぶ "飲兵衛専用直通バス" でも出来た日には、都民の平均寿命が50歳くらいになるに違いない。
■お祭りダイニング 花火
住所:板橋区大山東町58-4-2F
TEL:03-6905-7350
営業時間:夕方~翌2時くらいまで
定休日:不明
オートモッドのジュネ兄さんを力いっぱい応援中
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うどんDining 達城(居酒屋&うどん・大山)
大山にまたしても激安路線の面白いお店ができた。
正確に言うと前からあった店なんだけど、最近になってコンセプトを変えてリニューアルしたのである。
「うどんダイニング 達城」
以前は昼は讃岐うどんの店で、夜になると値段均一系の居酒屋になるというスタイルだった。その昼間に出しているうどんがそこそこ美味しかったので何度か行っていたのだが、問題が夜の居酒屋営業時間に行ってもうどんが食べられないという点にあった。
それじゃ単なる安かろうの (この辺に掃いて捨てるほどある) 安居酒屋になっちゃうし、勿体無いなあと嘆いていたところ、リニューアルして 「〆に美味しいうどんが食べられる値段均一居酒屋」 というスタイルに。
そうそう、求めていたのはそれなんですよ。
ちなみにここは地下テナントで、何年か前まで花まるうどんが入っていた場所。その後焼き鳥系の居酒屋が入ったもののあっという間に撤退し、その後に達城がやって来たと。
ぶっちゃけ大山名物の鬼門テナントでございます。
というのも、このテナントは無駄に広々してて、家賃と客入りのバランスが合ってなさげなんだよね。どうしても地下だから入りづらいし、そのくせ駅から5秒の場所だから家賃もそれなりだろうし、おまけにアーケードの中だから家賃の他にアーケードの管理費も払わないといけないはず。
ハッキリ言って、激安系の店にとって条件は劣悪だと思います。
そんな鬼門で頑張る達城さんのメニュー構成はというと、まずフードメニューが294円均一。揚げ物、焼き物、サラダにおつまみメニューと、チェーン系居酒屋のようなラインナップが一通り揃っている。
そしてお酒も294円均一で、ビール・ハイボール・サワー・焼酎・カクテルと、必要と思われる物はそこそこ揃っている。
そんでもって〆にうどんがあれこれと。
ただしこのうどんだけは普通のお値段で、450円~800円台まで様々。トッピングも色々とあるけれども、ちくわ天が1個200円といった具合に単価が高くてちょっと残念。
うーん……この価格設定はちょっと高いかもなあ。ウリになる看板メニューがうどんなんだから、もう少し手が出やすい価格にしてとにかく客を付けた方がいいような気がする。今のままだと専門店の価格と変わらないから、それならすみた とか 根の津 みたいな人気店と比べてどうなの?って話になってしまう。そりゃいくらなんでも相手が悪い。
せめて麺通団 と比べてどうかレベルにしないと。
まあツベコベ言ってても仕方ないので、まずはアレコレ食べてみようという事で、ほうれん草と豆腐のサラダからスタート。
ちょっぴり甘味のあるマヨベースのドレッシングがたっぷりとかけられており、豆腐もほうれん草の量も意外と多く、味も値段を考えたら文句を言っちゃいけないレベル。
ほう、均一価格系の店にしちゃ悪くないぞ。
続いてスパイシーポテトフライ。
こういうベタなメニューなら外しようがないだろうと思ったらその通りだった。これとビールのセットで600円未満ってのはいい話じゃないか!
カニクリームコロッケは俵型のが3個。明らかに業務用の冷食だとは思うんだけど、ちょっと気の利いた冷食ってな路線で、日本の冷凍食品レベルの高さを思い知らされる。冷食こそ実は外国人が腰を抜かすジャパニーズファンタジーのひとつだ。
てかこのコロッケは素直にうめー。予め "貧乏舌モード" にしとけば何の文句もないぞ!
そしてこの日はそれほど腹が減っていなかったので早くもうどん投入。
オレ様がチョイスしたのはかま玉うどん。(600円)
この600円という価格がCP厨として微妙に引っ掛かるんだが、まあそれは置いておいて。
やっぱかま玉って食べ方自体が最高だよな!家で適当に作ってもうまいんだから、こういうある程度しっかりしたうどんで作れば不味くなりようがない!
ただ値段を考えるとどうしてもさっき挙げた専門店の味と比較してしまうんだよねえ。花まるうどん以上、麺通団くらいってな微妙なレベルなので、値段さえどうにかしてくれると文句なしなんだが。
しっかりコシもあるし、この辺で食べられるうどんの中じゃ明らかにレベルが高いんだから、もうちょい、もうちょいなんですよ……。
だがこのカレーうどんはジャンクで間違いなくうめえ。その辺のレトルトカレーにそばつゆをぶち込んだだけ的なストレートさが逆にうめえ。うどんがしっかりしてるからノビないし、これは気に入った。
問題が800円くらいする事なんだけどね……。
あーーーもったいねええええ。
■総評
味:☆☆(値段を考えたら頑張ってると思う)
値段:うどん=☆ フード・酒=☆☆~☆☆☆
品揃え:☆☆(一通りあれこれ揃ってる)
店の雰囲気:☆☆
接客:☆☆
遠征:☆
デート:☆☆☆(安上がりだし居心地もいい)
DQN率:?
備考:まずお店の造りから。広いテナントをうまく仕切っていて、どの席に座ってもカウンター以外は半個室的な空間が楽しめる。その点でデートで使うのにぴったりだし、安酒目当てのタチの悪い客(板橋名物のDQN) がいても気にならない。この辺は同じ激安路線といっても某居酒屋革命なんかよりずっと居心地がいい。
また価格設定については、酒と適当なつまみ類を頼む分には変な物は出てこないし安上がりでいい。しかし先にも書いたが看板メニューであるうどんの価格が高すぎ、またそれだけの値段を払ってまで食べたいレベルかというとそこまでじゃない。これで 「すみたクラスのうどんが600円で食べられます!」 ならそれを目当てに来る客もいるだろうけど、「麺通団クラスのうどんが600円で食べられます!」 じゃ誰が行くのか?という話だ。
とまあ客というのはこのように際限なくワガママなものなんだが、大山で生き残るための秘訣は看板メニューの値段を下げる事である。絶対の自信のあるメニューだからこそ、値段を限界まで下げて客が注文しやすくして、それで店の評判を上げていくべきだと思う。大勢の人に食べて欲しいはずの看板メニューで利益を上げようという考えだと、誰も頼んでくれないまま終了という酷い展開になってしまうのだ。
こんだけ狭い町に何百軒と飲食店が立ち並ぶ異常な土地なんだから、客からしたら他にいくらでも選択肢があるって事を考えないと厳しい。
とまあ辛口評価になってしまったけれども、値段均一系の居酒屋の中では期待できるお店だと思う。今のままでも他の土地に出店していたなら成功していたはず。だが近頃の大山は 「日本で一番飲食業が難しい土地」 だと言っても過言じゃない厄介な町なので、この先どれだけ経営努力できるかに全てがかかっているんじゃないかと。
■うどんDining 達城(居酒屋・うどん)
住所:東京都板橋区大山町4-4 TKフラッツ大山B1F
TEL:03-5926-6391
営業時間:17時~翌2時?
定休日:無休?
※後で調べとくー
オートモッドのジュネ兄さんを力いっぱい応援中
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正確に言うと前からあった店なんだけど、最近になってコンセプトを変えてリニューアルしたのである。
「うどんダイニング 達城」
以前は昼は讃岐うどんの店で、夜になると値段均一系の居酒屋になるというスタイルだった。その昼間に出しているうどんがそこそこ美味しかったので何度か行っていたのだが、問題が夜の居酒屋営業時間に行ってもうどんが食べられないという点にあった。
それじゃ単なる安かろうの (この辺に掃いて捨てるほどある) 安居酒屋になっちゃうし、勿体無いなあと嘆いていたところ、リニューアルして 「〆に美味しいうどんが食べられる値段均一居酒屋」 というスタイルに。
そうそう、求めていたのはそれなんですよ。
ちなみにここは地下テナントで、何年か前まで花まるうどんが入っていた場所。その後焼き鳥系の居酒屋が入ったもののあっという間に撤退し、その後に達城がやって来たと。
ぶっちゃけ大山名物の鬼門テナントでございます。
というのも、このテナントは無駄に広々してて、家賃と客入りのバランスが合ってなさげなんだよね。どうしても地下だから入りづらいし、そのくせ駅から5秒の場所だから家賃もそれなりだろうし、おまけにアーケードの中だから家賃の他にアーケードの管理費も払わないといけないはず。
ハッキリ言って、激安系の店にとって条件は劣悪だと思います。
そんな鬼門で頑張る達城さんのメニュー構成はというと、まずフードメニューが294円均一。揚げ物、焼き物、サラダにおつまみメニューと、チェーン系居酒屋のようなラインナップが一通り揃っている。
そしてお酒も294円均一で、ビール・ハイボール・サワー・焼酎・カクテルと、必要と思われる物はそこそこ揃っている。
そんでもって〆にうどんがあれこれと。
ただしこのうどんだけは普通のお値段で、450円~800円台まで様々。トッピングも色々とあるけれども、ちくわ天が1個200円といった具合に単価が高くてちょっと残念。
うーん……この価格設定はちょっと高いかもなあ。ウリになる看板メニューがうどんなんだから、もう少し手が出やすい価格にしてとにかく客を付けた方がいいような気がする。今のままだと専門店の価格と変わらないから、それならすみた とか 根の津 みたいな人気店と比べてどうなの?って話になってしまう。そりゃいくらなんでも相手が悪い。
せめて麺通団 と比べてどうかレベルにしないと。
まあツベコベ言ってても仕方ないので、まずはアレコレ食べてみようという事で、ほうれん草と豆腐のサラダからスタート。
ちょっぴり甘味のあるマヨベースのドレッシングがたっぷりとかけられており、豆腐もほうれん草の量も意外と多く、味も値段を考えたら文句を言っちゃいけないレベル。
ほう、均一価格系の店にしちゃ悪くないぞ。
続いてスパイシーポテトフライ。
こういうベタなメニューなら外しようがないだろうと思ったらその通りだった。これとビールのセットで600円未満ってのはいい話じゃないか!
カニクリームコロッケは俵型のが3個。明らかに業務用の冷食だとは思うんだけど、ちょっと気の利いた冷食ってな路線で、日本の冷凍食品レベルの高さを思い知らされる。冷食こそ実は外国人が腰を抜かすジャパニーズファンタジーのひとつだ。
てかこのコロッケは素直にうめー。予め "貧乏舌モード" にしとけば何の文句もないぞ!
そしてこの日はそれほど腹が減っていなかったので早くもうどん投入。
オレ様がチョイスしたのはかま玉うどん。(600円)
この600円という価格がCP厨として微妙に引っ掛かるんだが、まあそれは置いておいて。
やっぱかま玉って食べ方自体が最高だよな!家で適当に作ってもうまいんだから、こういうある程度しっかりしたうどんで作れば不味くなりようがない!
ただ値段を考えるとどうしてもさっき挙げた専門店の味と比較してしまうんだよねえ。花まるうどん以上、麺通団くらいってな微妙なレベルなので、値段さえどうにかしてくれると文句なしなんだが。
しっかりコシもあるし、この辺で食べられるうどんの中じゃ明らかにレベルが高いんだから、もうちょい、もうちょいなんですよ……。
だがこのカレーうどんはジャンクで間違いなくうめえ。その辺のレトルトカレーにそばつゆをぶち込んだだけ的なストレートさが逆にうめえ。うどんがしっかりしてるからノビないし、これは気に入った。
問題が800円くらいする事なんだけどね……。
あーーーもったいねええええ。
■総評
味:☆☆(値段を考えたら頑張ってると思う)
値段:うどん=☆ フード・酒=☆☆~☆☆☆
品揃え:☆☆(一通りあれこれ揃ってる)
店の雰囲気:☆☆
接客:☆☆
遠征:☆
デート:☆☆☆(安上がりだし居心地もいい)
DQN率:?
備考:まずお店の造りから。広いテナントをうまく仕切っていて、どの席に座ってもカウンター以外は半個室的な空間が楽しめる。その点でデートで使うのにぴったりだし、安酒目当てのタチの悪い客(板橋名物のDQN) がいても気にならない。この辺は同じ激安路線といっても某居酒屋革命なんかよりずっと居心地がいい。
また価格設定については、酒と適当なつまみ類を頼む分には変な物は出てこないし安上がりでいい。しかし先にも書いたが看板メニューであるうどんの価格が高すぎ、またそれだけの値段を払ってまで食べたいレベルかというとそこまでじゃない。これで 「すみたクラスのうどんが600円で食べられます!」 ならそれを目当てに来る客もいるだろうけど、「麺通団クラスのうどんが600円で食べられます!」 じゃ誰が行くのか?という話だ。
とまあ客というのはこのように際限なくワガママなものなんだが、大山で生き残るための秘訣は看板メニューの値段を下げる事である。絶対の自信のあるメニューだからこそ、値段を限界まで下げて客が注文しやすくして、それで店の評判を上げていくべきだと思う。大勢の人に食べて欲しいはずの看板メニューで利益を上げようという考えだと、誰も頼んでくれないまま終了という酷い展開になってしまうのだ。
こんだけ狭い町に何百軒と飲食店が立ち並ぶ異常な土地なんだから、客からしたら他にいくらでも選択肢があるって事を考えないと厳しい。
とまあ辛口評価になってしまったけれども、値段均一系の居酒屋の中では期待できるお店だと思う。今のままでも他の土地に出店していたなら成功していたはず。だが近頃の大山は 「日本で一番飲食業が難しい土地」 だと言っても過言じゃない厄介な町なので、この先どれだけ経営努力できるかに全てがかかっているんじゃないかと。
■うどんDining 達城(居酒屋・うどん)
住所:東京都板橋区大山町4-4 TKフラッツ大山B1F
TEL:03-5926-6391
営業時間:17時~翌2時?
定休日:無休?
※後で調べとくー
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【スパイス実験シリーズ】 ココイチのカレーに本気でスパイスを追加したらどうなるか?
閉鎖?なにそれ?うまいの?
というわけで、「あえてスパイスでシリーズ」 の応用で、ちょっくら実験をしてみたくなった。
何を実験するかというと……
こちら。
近所のココイチで買ってきた一番安い "どノーマル" のポークカレー。(ちなみにご飯の量を増やしているので550円也)
トッピングを乗せるとあっという間に恐ろしい金額に跳ね上がるココイチだが、ノーマルのポークカレーならばお値打ち価格でお腹が膨らむ。もっと安くてもいい気がしなくもないが、まあまあ良心的と呼べるメニューかなと。
しかしこいつの欠点はとにかく味が薄いこと。ココイチのカレー全般に言えることだが、スパイシーさがなく、かといって給食・学食カレーのような "酔狂度" もなく、なんとも中途半端なポジションなのだ。(それが好きというファンもいるがオレとしては物足りない)
今回はこの色々と不満を感じるココイチカレーを、スパイスの力でどこまでバージョンアップさせられるかに挑む。
とは言っても別に特別な材料を使うわけでもなく、用意するのはいつも通りのスパイスカレー用食材だけ。
<材料>
玉ねぎ 中サイズ1個(半個でも充分かも)
ニンニク 1片分
ショウガ 1片分
<スパイス>
ターメリック 小さじ2
チリパウダー 小さじ1
クミン 小さじ0.5
コリアンダー 小さじ1
カルダモン 小さじ0.5
クミンシード 小さじ1
マスタードシード 小さじ1
まずターメリックパウダーとシードスパイス以外を全部混ぜ合わせておく。ニンニクとショウガは適当に摺り下ろすなりみじん切りにするなりし、玉ねぎも適当に細かく刻む。
これだけで準備完了。
いつものようにフライパンに大さじ1.5~2くらいのサラダ油を敷いて火をつけ(中~強火)、油が温まって来たらマスタードシードを入れる。しばらくするとパチパチと弾けてくるので、そうなったらクミンシードを投入。この時マスタードシードが元気よく飛び散ってくれるので注意。(蓋を閉めるなり盾にするなりしてガードすべし)
クミンシードが弾ける頃合いを見計らって、火を中火にして刻んだ玉ねぎを全量投入。この時のんびりしてるとシードスパイスが焦げて台無しになるので注意。とにかく1秒でも早く油に玉ねぎを絡めてしまうこと。
ある程度玉ねぎがしんなりしてきたら、ターメリックパウダーだけ先に入れる。ターメリックはよく熱を通さないと嫌な苦味が出るので、他のスパイスとは分けて最初に入れるべきだと最近気付いた。
玉ねぎから水分が出てペースト状に近付いてきたら、予め混ぜておいたパウダースパイスを入れて混ぜ合せる。玉ねぎと混ぜるというより、玉ねぎに付着した油分に溶かし込んで行くイメージ。
玉ねぎとスパイスが充分に混じり合ったら、ココイチのカレーソースを全部入れる。この状態で2~3分煮込んで馴染ませ、スパイスの立ち方が弱いようなら最後にガラムマサラを小さじ1程度追加。
最後に器に流しこんで完成!
なんだか妙にトロミが強くなった気がするが、恐らくこれは玉ねぎとコリアンダーのせいだろう。いくらなんでも玉ねぎを入れすぎたか?
どんな化け方をしたのか不安がなくもないが、とりあえず香りの立ち方は素晴らしい。
試しに食べてみると、まず玉ねぎパワーのせいか甘味が強めに出ている。そしてトロミが強くてご飯に絡みまくり、こってりもったりと重めの食感。いわゆる欧風カレーと学食カレーの中間のようなポジションだ。さらにチリパウダーを多めに入れたので辛味も強い。
こういう路線のカレーは下手をするとバランスが崩壊して不味いと感じてしまうことが多いのだが、これに関しては基本が純然たるスパイスだからか絶妙なバランスを保てていた。過去にガヴィアルとかインディラとかで辛口を頼んで、元々の美味しさが損なわれてしまってガックリした覚えがあるんだけど、この系統の味で辛くてウマイってのは初めてかも。微妙な学食っぽさがいいのかもしれん。
というわけで、ココイチのカレーにスパイスを追加すると、「辛さの合う欧風カレーになる」 という予想外の結論が出ました。
次回は玉ねぎを1個から半個に減らしてみて、何かトッピングを考えてみようかな。
■ポイント
スパイスをただ追加するだけだと、それぞれの風味が取っ散らかってまとまりが悪くなるので注意(チリパウダーだけ足す程度ならOK)。よって多少面倒でもこのようにツナギ(今回は玉ねぎとサラダ油) にスパイスを溶け込ませてから混ぜるべき。
ノーマルのポークカレーなら450円なので、スパイス初心者はまずこういうやり方でスパイスの使い方を覚えるといいかもしれない。練習素材として意外といいかもしれんぞ。
というわけで、「あえてスパイスでシリーズ」 の応用で、ちょっくら実験をしてみたくなった。
何を実験するかというと……
こちら。
近所のココイチで買ってきた一番安い "どノーマル" のポークカレー。(ちなみにご飯の量を増やしているので550円也)
トッピングを乗せるとあっという間に恐ろしい金額に跳ね上がるココイチだが、ノーマルのポークカレーならばお値打ち価格でお腹が膨らむ。もっと安くてもいい気がしなくもないが、まあまあ良心的と呼べるメニューかなと。
しかしこいつの欠点はとにかく味が薄いこと。ココイチのカレー全般に言えることだが、スパイシーさがなく、かといって給食・学食カレーのような "酔狂度" もなく、なんとも中途半端なポジションなのだ。(それが好きというファンもいるがオレとしては物足りない)
今回はこの色々と不満を感じるココイチカレーを、スパイスの力でどこまでバージョンアップさせられるかに挑む。
とは言っても別に特別な材料を使うわけでもなく、用意するのはいつも通りのスパイスカレー用食材だけ。
<材料>
玉ねぎ 中サイズ1個(半個でも充分かも)
ニンニク 1片分
ショウガ 1片分
<スパイス>
ターメリック 小さじ2
チリパウダー 小さじ1
クミン 小さじ0.5
コリアンダー 小さじ1
カルダモン 小さじ0.5
クミンシード 小さじ1
マスタードシード 小さじ1
まずターメリックパウダーとシードスパイス以外を全部混ぜ合わせておく。ニンニクとショウガは適当に摺り下ろすなりみじん切りにするなりし、玉ねぎも適当に細かく刻む。
これだけで準備完了。
いつものようにフライパンに大さじ1.5~2くらいのサラダ油を敷いて火をつけ(中~強火)、油が温まって来たらマスタードシードを入れる。しばらくするとパチパチと弾けてくるので、そうなったらクミンシードを投入。この時マスタードシードが元気よく飛び散ってくれるので注意。(蓋を閉めるなり盾にするなりしてガードすべし)
クミンシードが弾ける頃合いを見計らって、火を中火にして刻んだ玉ねぎを全量投入。この時のんびりしてるとシードスパイスが焦げて台無しになるので注意。とにかく1秒でも早く油に玉ねぎを絡めてしまうこと。
ある程度玉ねぎがしんなりしてきたら、ターメリックパウダーだけ先に入れる。ターメリックはよく熱を通さないと嫌な苦味が出るので、他のスパイスとは分けて最初に入れるべきだと最近気付いた。
玉ねぎから水分が出てペースト状に近付いてきたら、予め混ぜておいたパウダースパイスを入れて混ぜ合せる。玉ねぎと混ぜるというより、玉ねぎに付着した油分に溶かし込んで行くイメージ。
玉ねぎとスパイスが充分に混じり合ったら、ココイチのカレーソースを全部入れる。この状態で2~3分煮込んで馴染ませ、スパイスの立ち方が弱いようなら最後にガラムマサラを小さじ1程度追加。
最後に器に流しこんで完成!
なんだか妙にトロミが強くなった気がするが、恐らくこれは玉ねぎとコリアンダーのせいだろう。いくらなんでも玉ねぎを入れすぎたか?
どんな化け方をしたのか不安がなくもないが、とりあえず香りの立ち方は素晴らしい。
試しに食べてみると、まず玉ねぎパワーのせいか甘味が強めに出ている。そしてトロミが強くてご飯に絡みまくり、こってりもったりと重めの食感。いわゆる欧風カレーと学食カレーの中間のようなポジションだ。さらにチリパウダーを多めに入れたので辛味も強い。
こういう路線のカレーは下手をするとバランスが崩壊して不味いと感じてしまうことが多いのだが、これに関しては基本が純然たるスパイスだからか絶妙なバランスを保てていた。過去にガヴィアルとかインディラとかで辛口を頼んで、元々の美味しさが損なわれてしまってガックリした覚えがあるんだけど、この系統の味で辛くてウマイってのは初めてかも。微妙な学食っぽさがいいのかもしれん。
というわけで、ココイチのカレーにスパイスを追加すると、「辛さの合う欧風カレーになる」 という予想外の結論が出ました。
次回は玉ねぎを1個から半個に減らしてみて、何かトッピングを考えてみようかな。
■ポイント
スパイスをただ追加するだけだと、それぞれの風味が取っ散らかってまとまりが悪くなるので注意(チリパウダーだけ足す程度ならOK)。よって多少面倒でもこのようにツナギ(今回は玉ねぎとサラダ油) にスパイスを溶け込ませてから混ぜるべき。
ノーマルのポークカレーなら450円なので、スパイス初心者はまずこういうやり方でスパイスの使い方を覚えるといいかもしれない。練習素材として意外といいかもしれんぞ。