ピノキオ(喫茶店・大山金井町)
ホットケーキの名店……なんだけど立地が悪すぎて地元民以外は確実に迷子になる事で有名なピノキオがTVで紹介されてしまったそうだ。
・めざにゅー アナバ食堂
板橋的マダムな生活によると、普段は広い店内に1~2組いるかどうかくらいのピノキオに女性客が殺到し、すぐに入店できない状態だったそうな。
あの僻地まで行って満席だと厳しいわー。板橋マダムの中の人は商店街に出て時間潰したと言ってるけど、オレのような土地勘のある地元民でもあんな場所と商店街とを何度も往復したくない!即座に心が折れる!
まあでもピノキオは全力で応援したいお店のひとつなので、客が増える事は素直に喜ばしい。しかしホットケーキとトーストは両方とも同じ銅板で焼くので、注文が殺到すると回らなくなるのよね……。ホットケーキは同時に3つまでしか焼けなくて、それぞれ仕上がるまでに10分程度かかる。それに加えてトーストまで焼くとなると、頼んだはいいが1時間待ちです的な酷い展開になってしまう。
人のいい夫婦が地元民相手にのんびりまったりと営業してきた昔ながらのレトロ喫茶なので、大勢の客をさばけるようには出来ていないという点だけはご理解頂きたく。
ちなみにめざにゅーの紹介ページを見ると、銅板一枚で見事に焼き上げてる様がよくわかります。これ、実際にマスターが焼いてるところを見せてもらうと面白いんだよねえ。
近く客が少なくなった頃合いを見計らってまた行かねば。
■■■(過去掲載分) ■■■
つい先日アップしたピノキオというホットケーキの美味しい喫茶店だが、他のフードメニューが気になったので再訪してみた。
しかも胃袋的な不安があったので、板橋の誇るメタボクリーチャーであるロザ公を召還するという念の入れようで突撃。
まずは喫茶店の定番ナポリタンから。
このナポリタンってのは実に深いメニューでな。世の中にはナポリタンだけに命をかけてる凄まじい人もいるほどで、誰もがナポリタンに対して何らかの想い出を秘めてたりするんだよね。
で、ここのナポリタンは汁気が多めで、炒め方は比較的軽め。すべりがいいのでずるずるっと食べれてしまうんだけど、注意しないと洋服に飛び散るというお約束が。
味わい的には絵に描いたような喫茶店のナポリタンで、これまたお約束のごとく盛りが多め。それほどドカ盛りではないものの、余程の大喰らいでない限りこれ1皿で充分お腹が膨れる。
ただ、クオリティ的にはロザリーが頼んだミートソース(写真忘れた!) の方が美味しかったかなあ。ミートソースの方も缶詰っぽさが付きまとう 「THE喫茶店ミートソース!」 ってな具合で、肉感が強めで旨味がしっかりしてる。
続いてもう一つ気になってたジャンバラヤ。ご飯パラパラでスパイシーな味付けが効いててコレはオススメかも。腹が減ってる時とか、暑い日なんかに、これを皿ごと抱えてガツガツ食べたい。
うん、クオリティ的にホットケーキは突出してるけど、他のフードメニューも昔ながらの喫茶店として中々いいじゃないですか。
※ピノキオのホットケーキについて
今回は作ってるところを見せてもらったんだけど、本当に1枚の銅版だけで "型は一切使わず" に焼いてた。普通のタネよりもかなり固めで、それを銅版の上に垂らして整形し、念入りに焼き色をつけて出来上がりってな行程。例えるならカラメル焼きを作ってるような感じ。
聞いてみたら一般的なレシピに比べて牛乳が少なめで、卵はちょっぴり多めに入れるらしい。だからああいうカステラとカラメル焼きの中間みたいな不思議な食感になるのか。ほほう。
あと今回気付いたんだけど、この店のホットケーキは何故か冷めても美味い。タネによどみがなくて、ダマや妙な粉っぽさがないので、冷めたとしてもあまり味が変わらないのよ。
地元だからってのもあるけど、このお店じわじわと好きになってきた。
まあそんな事より 「オレ・彼女様・ロザリーの3人で板橋ランチをまったり楽しもうぜ!」 というコンセプトだったのに、気付けばいつものようにフードバトルっていうね。もう何て言うかね……。
↑ボク、グルメブロガー。(こんなネットゴロが上位に居座ったら可哀想だからクリックするなよ!絶対するなよ!)
■■■(過去掲載分) ■■■
何日か前にアップした記事に、このようなコメントが書き込まれていた。
-----
■グルメネタ希望
板橋大山にあるという「ピノキオ」のホットケーキのレポを是非お願いします!
乙 2009-05-15 01:34:18
-----
大きな地図で見る
お願いされてみた!
というのもね、前々からこの喫茶店はちょっと気になってたのよ。何年か前にこの店の近くに田中屋っていう美味しいラーメン屋さんがあってさ(今は大山駅前に移転)、そこに行った帰りとかに気になってチラ見はしてたの。
でもその時はホットケーキで有名な店だなんてつゆ知らず、単に 「こんな辺鄙な場所なのに無駄に広い喫茶店だよなあ」 というだけで気になってただけなんだけれども。
もうね、テーブルがゲーム筐体な時点で正義ですわ。やっぱ喫茶店はこうでないと。聞いてみたら昭和49年から営業しているそうで、オレよりもちょっぴり年上っていう。
あ、じゃあそれこそインベーダーブームをリアルタイムで経験した口か。そう考えると時代を感じるわー。
で、ホットケーキはもちろん頼んだんだけれども、小腹が減っていたので喫茶店のド定番ことミックスサンドも注文してみた。
トマトとレタスとハムとキュウリと……なんていうど真ん中な具よりも、オレとしては上に乗っかってるポテトチップにズキュンと来た。サンドイッチも 「あーー!これこれ!」 と嬉しくなっちゃう味だったけど、ポテチですよポテチ!しかもコンソメ味!
うすしおでものりしおでもなく、コンソメ味を選ぶところにセンスを感じた。早くもサダオ先生大勝利の予感。
そしてこちらがわざわざ銅版の専用焼き器で焼いてくれるというホットケーキさん。なんかこういう分厚いホットケーキってどっかで見たなー。どこだっけかなあ?
で、食べてみると外側がサクサクで、中はホワっとしてて、その辺の喫茶店やファミレスで食べる薄くてネチョっとしたホットケーキなんかとはまるで別の食べ物。
全体的な印象としてはオーソドックスなんだけど、これだけ厚みがあるのに水分が少なめで、だからこそ出来損ないのお好み焼きのようないや~な粉っぽさがない。普通なのに一味違うというニクイ味わいだ。
んー、評価に悩むわー。
「ここにしかない!」 とか 「生涯最高!」 なんてベタ褒めするのは何か違うと思うんだけど、明らかにそんじょそこらのホットーケーキとは違うんだよなあ。こう、ツボをしっかり押さえてて 「これこれ、これなの!」 ってすっぽりハマる感じ。
オレ自身が滅多にホットケーキを食べないってのもあって、こう表現すればいいって言葉が出て来ないんだけれども、誰か近所に住んでるお菓子好きな人に試して欲しい。オレにはスイーツ(笑)のボキャブラリーがないから 「おいちい」 としか言えない。
ただ、そもそもホットケーキに全く食指が動かないオレが、ここのホットケーキならば近くまた食べたいと思った。お菓子好きな人ならきっともっといい感想が出てくるだろう。(まさかの他人任せ)
■総評
味:☆☆(ホットケーキ以外は直球ど真ん中な昔ながらの喫茶店)
値段:☆☆
品揃え:☆
店の雰囲気:☆☆
接客:☆☆☆(すごくアットホーム)
遠征:☆
デート:☆☆(実は女性ウケがいいかもしれん)
DQN率:☆
備考:ホットケーキは確かに美味いんだけれども、オレはそれ以上にアットホームでゆるゆるな雰囲気に心がときめいた。喋り好きのオヤジさんのキャラもいい感じだし、昔の喫茶店ってこういう空気だったよなーと思い出させてくれるお店だ。これは近くスパゲッティやピラフを食べに行かねばなるまい。こういう店って妙にスパゲティが美味かったりしない?ちなみに価格帯は板橋らしく控えめで、一番高いフードメニューでも600円くらい。密かにジャンバラヤとかもあったので激しく気になる。日替わりランチなんかもやってるそうなんで近隣の方はぜひぜひ。問題が近隣住民以外に場所をどう説明すればいいのかわからんことか。(各自地図とニラめっこしてね!)
あ、一番の目印は小川医院っていう病院だ。病院のすぐ裏手。それがわからなかったら、山手通り沿い(金井窪) の珍珍珍ってラーメン屋の脇の道を入って真っ直ぐ進んだ左手。申し訳ないが最寄駅もないし満足に目印もないし、マジで説明に困る。(国際興業バスの金井窪停留所の近く……ってわかる?)
■ピノキオ(喫茶店)
住所:板橋区大山金井町16-8
TEL:03-3974-9336
営業時間:8:00~19:30
定休日:なし?
↑ボク、グルメブロガー。(異論はないよな?)
・めざにゅー アナバ食堂
板橋的マダムな生活によると、普段は広い店内に1~2組いるかどうかくらいのピノキオに女性客が殺到し、すぐに入店できない状態だったそうな。
あの僻地まで行って満席だと厳しいわー。板橋マダムの中の人は商店街に出て時間潰したと言ってるけど、オレのような土地勘のある地元民でもあんな場所と商店街とを何度も往復したくない!即座に心が折れる!
まあでもピノキオは全力で応援したいお店のひとつなので、客が増える事は素直に喜ばしい。しかしホットケーキとトーストは両方とも同じ銅板で焼くので、注文が殺到すると回らなくなるのよね……。ホットケーキは同時に3つまでしか焼けなくて、それぞれ仕上がるまでに10分程度かかる。それに加えてトーストまで焼くとなると、頼んだはいいが1時間待ちです的な酷い展開になってしまう。
人のいい夫婦が地元民相手にのんびりまったりと営業してきた昔ながらのレトロ喫茶なので、大勢の客をさばけるようには出来ていないという点だけはご理解頂きたく。
ちなみにめざにゅーの紹介ページを見ると、銅板一枚で見事に焼き上げてる様がよくわかります。これ、実際にマスターが焼いてるところを見せてもらうと面白いんだよねえ。
近く客が少なくなった頃合いを見計らってまた行かねば。
■■■(過去掲載分) ■■■
つい先日アップしたピノキオというホットケーキの美味しい喫茶店だが、他のフードメニューが気になったので再訪してみた。
しかも胃袋的な不安があったので、板橋の誇るメタボクリーチャーであるロザ公を召還するという念の入れようで突撃。
まずは喫茶店の定番ナポリタンから。
このナポリタンってのは実に深いメニューでな。世の中にはナポリタンだけに命をかけてる凄まじい人もいるほどで、誰もがナポリタンに対して何らかの想い出を秘めてたりするんだよね。
で、ここのナポリタンは汁気が多めで、炒め方は比較的軽め。すべりがいいのでずるずるっと食べれてしまうんだけど、注意しないと洋服に飛び散るというお約束が。
味わい的には絵に描いたような喫茶店のナポリタンで、これまたお約束のごとく盛りが多め。それほどドカ盛りではないものの、余程の大喰らいでない限りこれ1皿で充分お腹が膨れる。
ただ、クオリティ的にはロザリーが頼んだミートソース(写真忘れた!) の方が美味しかったかなあ。ミートソースの方も缶詰っぽさが付きまとう 「THE喫茶店ミートソース!」 ってな具合で、肉感が強めで旨味がしっかりしてる。
続いてもう一つ気になってたジャンバラヤ。ご飯パラパラでスパイシーな味付けが効いててコレはオススメかも。腹が減ってる時とか、暑い日なんかに、これを皿ごと抱えてガツガツ食べたい。
うん、クオリティ的にホットケーキは突出してるけど、他のフードメニューも昔ながらの喫茶店として中々いいじゃないですか。
※ピノキオのホットケーキについて
今回は作ってるところを見せてもらったんだけど、本当に1枚の銅版だけで "型は一切使わず" に焼いてた。普通のタネよりもかなり固めで、それを銅版の上に垂らして整形し、念入りに焼き色をつけて出来上がりってな行程。例えるならカラメル焼きを作ってるような感じ。
聞いてみたら一般的なレシピに比べて牛乳が少なめで、卵はちょっぴり多めに入れるらしい。だからああいうカステラとカラメル焼きの中間みたいな不思議な食感になるのか。ほほう。
あと今回気付いたんだけど、この店のホットケーキは何故か冷めても美味い。タネによどみがなくて、ダマや妙な粉っぽさがないので、冷めたとしてもあまり味が変わらないのよ。
地元だからってのもあるけど、このお店じわじわと好きになってきた。
まあそんな事より 「オレ・彼女様・ロザリーの3人で板橋ランチをまったり楽しもうぜ!」 というコンセプトだったのに、気付けばいつものようにフードバトルっていうね。もう何て言うかね……。
↑ボク、グルメブロガー。(こんなネットゴロが上位に居座ったら可哀想だからクリックするなよ!絶対するなよ!)
■■■(過去掲載分) ■■■
何日か前にアップした記事に、このようなコメントが書き込まれていた。
-----
■グルメネタ希望
板橋大山にあるという「ピノキオ」のホットケーキのレポを是非お願いします!
乙 2009-05-15 01:34:18
-----
大きな地図で見る
お願いされてみた!
というのもね、前々からこの喫茶店はちょっと気になってたのよ。何年か前にこの店の近くに田中屋っていう美味しいラーメン屋さんがあってさ(今は大山駅前に移転)、そこに行った帰りとかに気になってチラ見はしてたの。
でもその時はホットケーキで有名な店だなんてつゆ知らず、単に 「こんな辺鄙な場所なのに無駄に広い喫茶店だよなあ」 というだけで気になってただけなんだけれども。
もうね、テーブルがゲーム筐体な時点で正義ですわ。やっぱ喫茶店はこうでないと。聞いてみたら昭和49年から営業しているそうで、オレよりもちょっぴり年上っていう。
あ、じゃあそれこそインベーダーブームをリアルタイムで経験した口か。そう考えると時代を感じるわー。
で、ホットケーキはもちろん頼んだんだけれども、小腹が減っていたので喫茶店のド定番ことミックスサンドも注文してみた。
トマトとレタスとハムとキュウリと……なんていうど真ん中な具よりも、オレとしては上に乗っかってるポテトチップにズキュンと来た。サンドイッチも 「あーー!これこれ!」 と嬉しくなっちゃう味だったけど、ポテチですよポテチ!しかもコンソメ味!
うすしおでものりしおでもなく、コンソメ味を選ぶところにセンスを感じた。早くもサダオ先生大勝利の予感。
そしてこちらがわざわざ銅版の専用焼き器で焼いてくれるというホットケーキさん。なんかこういう分厚いホットケーキってどっかで見たなー。どこだっけかなあ?
で、食べてみると外側がサクサクで、中はホワっとしてて、その辺の喫茶店やファミレスで食べる薄くてネチョっとしたホットケーキなんかとはまるで別の食べ物。
全体的な印象としてはオーソドックスなんだけど、これだけ厚みがあるのに水分が少なめで、だからこそ出来損ないのお好み焼きのようないや~な粉っぽさがない。普通なのに一味違うというニクイ味わいだ。
んー、評価に悩むわー。
「ここにしかない!」 とか 「生涯最高!」 なんてベタ褒めするのは何か違うと思うんだけど、明らかにそんじょそこらのホットーケーキとは違うんだよなあ。こう、ツボをしっかり押さえてて 「これこれ、これなの!」 ってすっぽりハマる感じ。
オレ自身が滅多にホットケーキを食べないってのもあって、こう表現すればいいって言葉が出て来ないんだけれども、誰か近所に住んでるお菓子好きな人に試して欲しい。オレにはスイーツ(笑)のボキャブラリーがないから 「おいちい」 としか言えない。
ただ、そもそもホットケーキに全く食指が動かないオレが、ここのホットケーキならば近くまた食べたいと思った。お菓子好きな人ならきっともっといい感想が出てくるだろう。(まさかの他人任せ)
■総評
味:☆☆(ホットケーキ以外は直球ど真ん中な昔ながらの喫茶店)
値段:☆☆
品揃え:☆
店の雰囲気:☆☆
接客:☆☆☆(すごくアットホーム)
遠征:☆
デート:☆☆(実は女性ウケがいいかもしれん)
DQN率:☆
備考:ホットケーキは確かに美味いんだけれども、オレはそれ以上にアットホームでゆるゆるな雰囲気に心がときめいた。喋り好きのオヤジさんのキャラもいい感じだし、昔の喫茶店ってこういう空気だったよなーと思い出させてくれるお店だ。これは近くスパゲッティやピラフを食べに行かねばなるまい。こういう店って妙にスパゲティが美味かったりしない?ちなみに価格帯は板橋らしく控えめで、一番高いフードメニューでも600円くらい。密かにジャンバラヤとかもあったので激しく気になる。日替わりランチなんかもやってるそうなんで近隣の方はぜひぜひ。問題が近隣住民以外に場所をどう説明すればいいのかわからんことか。(各自地図とニラめっこしてね!)
あ、一番の目印は小川医院っていう病院だ。病院のすぐ裏手。それがわからなかったら、山手通り沿い(金井窪) の珍珍珍ってラーメン屋の脇の道を入って真っ直ぐ進んだ左手。申し訳ないが最寄駅もないし満足に目印もないし、マジで説明に困る。(国際興業バスの金井窪停留所の近く……ってわかる?)
■ピノキオ(喫茶店)
住所:板橋区大山金井町16-8
TEL:03-3974-9336
営業時間:8:00~19:30
定休日:なし?
↑ボク、グルメブロガー。(異論はないよな?)