大好きなえすとえむ先生の、BLじゃないほうのマンガ。①~③巻まで読みました。

舞台はとあるバー。ここには夜ごと、秘密をかかえた人がやってくる。秘密のカクテルを注文すると、奥の部屋に通されて、その秘密を買い取ってくれるのです。

…って、どういう意味?(笑)買い取るって言っても、モノじゃないんだし。

どうやらバーのマスターは、人間の秘密を飲んで生きている、人ならざる者のようなのです。だってこの人、年齢不詳でぜんぜん歳をとらないし、撃たれても死なないし(笑)。

なのに何だか、地域猫のように愛されているマスター。ははぁ、えすとえむ先生の作品でいうと、『その男、甘党につき』のアイツのような存在ですね!アイツがショコラの妖精なら、マスターは秘密の妖精。

みんな、人には言えない、でも一人じゃ抱えきれない秘密を抱えて生きている。大きな秘密を隠すために小さな秘密を持つ人、秘密を利用して欲しいものを手に入れようとする人。ここで秘密を買い取ってもらうと、もう二度と、その秘密を口にできなくなってしまう。そのことが人生に及ぼす影響とは何なのか。

しかし秘密の内容が、ちょっと下世話な感じ…と思ったら、これ女性週刊誌の連載なんですね!こういう方向でも描けるのかと、えすとえむ先生の作風の無限さに唸る。

まだマスターの正体も、バーテンくんの秘密も明らかにされてない。次巻が楽しみ!


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