大好きなえすとえむ先生のBLマンガ。
親の再婚により、兄弟になった大青（兄）と紺太（弟）。家業は藍染め工房をしていて、紺太は幼いころから藍染を手伝っていた。大青は紺太に対して、兄弟以上の何かを感じて限界になってきて、家を出てしまう…。
ストーリーもキャラクターも作画も魅力的、なのですが、なによりかによりえすとえむ先生の、「藍染」という仕事に対するリスペクトをそこかしこに感じられて楽しかった。
「1ミリでもズレたら、先には大きなズレになる」「藍には寿命があり、布を染め続けた藍はその役目が終わると、ある日ぱたりとそれ以上布を染めることができなくなる」というような藍染のディテールが、二人の恋模様とリンクしていく手腕の鮮やかさったら！ほんと～にえすとえむ先生、天才だ！
●えすとえむ先生のマンガ（隠居の本棚より）
・『equus』
・『作品ナンバー20』
・『ULTRAS』
・『キネイン！』
・『ショーが跳ねたら逢いましょう 』
・『エイジ・コールド・ブルー』
・『クシュラル』
・『IPPO』
・『その男、甘党につき 』
・『うどんの女』
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