今年もほぼコロナ禍だったので、だいたい引きこもって本を読んでいた。けっこうな量になった。なので各ジャンルごとに読んで良かった本をまとめていきます。今日は絵本編。


戦火のなかの子どもたち 

いわさきちひろさんの絵本。今年これをいちばんに持ってきたのは、これが明確な反戦のメッセージだから。この絵本が問いかけるのは、小さな声に耳を傾けることを忘れていないか、ということ。社会が小さな声を無視しはじめたら、ヤバイことになる前兆なのでは、という気がする。今すぐ戦争なくなれ。


ゆきのしたのなまえ 

なんかスイス人とかフランス人とか、名前が覚えられん作家の絵本(笑)。内容はおじいちゃんの出会った乞食のお話なんだけど、絵は一見関係ないような、ヨーロッパの美しい街並み。この素っ気なさにとてもセンスを感じる。


むれ 

お笑い芸人・ひろたあきらさんの絵本。もうこれは、アイデア勝ちでしょう!ページをめくるのが楽しみすぎる、子どもが絶対夢中になるに違いない絵本。


不幸な子供 

エドワード・ゴーリーの絵本、正直今年のベストに入れるか迷う。だってこの人、作風が不気味で不謹慎だから。でもそれだけじゃない、補って余りある圧倒的な何かを感じてしまう。


南の島で 

石津ちひろさん・文、原マスミさん・絵の絵本。今年読んだ絵本のなかで、最も鮮烈な印象を残したのが、この絵本に出てくる「ももさん」。こんな人が世の中に存在するということを、知っているのといないのでは、世界の印象が違うだろう、とまで思った。


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