『１０ＤＡＮＣＥ　①～③』

★今週はBLマンガ強化ウィークです。…いやそんなウィークはないですが、私がBLマンガを読み過ぎて読書記録が溜まりに溜まってるんで、３ヶ月に一度くらいの頻度で勝手にBLマンガを、ジャンルの偏りないように紹介し続けたく…気が向いたらお付き合いください…m(_ _)m★

井上佐藤先生のＢＬマンガ。

タイトルのとおり、ソシアルダンス界には「１０ダンス」という競技があるそうで。スタンダードの５種「ワルツ、タンゴ、スローフォクストロット、ヴェニーズワルツ、クイックステップ」、そしてラテンアメリカンの５種「サンバ、ルンバ、チャチャチャ、パソ・ドブレ、ジャイブ」を、１日で合計３０曲踊るという、荒行のような試合が…。

これを目指すことになったのが、スタンダード専門の鈴木先生と、ラテンアメリカン専門の杉木先生。同じソシアルダンスでも基礎からしてまったく違うので、それぞれのパートナーとともに練習にはげむのだが…、という物語。お互いまったく別のジャンル、いちおう教え合うんだけど、「なんか違う…」って思ってる表現がチョー受ける。そこで提案されたのが、フリにセリフをつけながら踊る演劇方式。マジ爆笑！

しかしダンスというはげしく動作の伴う素材を、静止画のマンガでどうやって…と思ったら、自由な視点と構図でなんとも鮮やかに表現されていて惚れ惚れした。とくに男性二人の練習シーン、だんだん近づいていく心の距離。冬の夜の公園のパートなんか感動的だった…。とりあえず手元にあった３巻だけ読んだけど、まだ連載は続行中のもよう。これは追いかけて読まなくては！