『窮鼠はチーズの夢を見る』

水城せとな先生のＢＬマンガ。

私はこれ、実写映画を先にちょっとだけ見て、なんか…３次元というのに慣れなくて（笑）、最後まで観れなかったので、２次元で消化し直す、という逆コースをたどりました。２次元よかった！

主人公は恭一。流されがちで浮気がちな既婚サラリーマン。そこに大学時代の後輩・今ヶ瀬がやってきて、「奥さんから浮気調査依頼がありまして」と驚きの発言をする。恭一はそれをもみ消すために…っちゅうストーリー。

いやもう恭一の流され芸というか、自分でオールを漕がなさというか、身を任せられれば男でもいいのかと葛藤しながらも、あれ？意外とラクかも、みたいになっていくところ、こんな男は絶対イヤだけど敵ながら（？）あっぱれだと思った。しかしそんな恭一も、はじめて「そういう流れだから」じゃなくて、流れに逆らうように今ヶ瀬を追いかける！

ＢＬで、ふつう当て馬的に出てくる人物は第三の男なんだけど、このマンガでは元カノがその役割で、ま、こういう当て馬キャラはだいたい最終的には非現実的にイイヤツって相場が決まってるんだけど、この元カノは…どっちかわかんないところもハラハラしてよかった。続編も読む！