たかぎなおこさんの上京コミックエッセイ。

単身上京してきたときの、お金がなくて先の見えないときの不安ってありますよね。

初めての売り込みの緊張とか、外でつらいことがあってやっと家に帰り着いたときの安堵、どれもよくわかる。

でもひとつだけわからなかったのが、「キャッチにひっかかりまくる」ところ。考えてみたら、私は街でキャッチにも誰にも、ほとんど声をかけられない。イケメンに声をかけてもらえたら、なんなら個人情報ガンガン流出するつもりなのに…。あきらかにたかぎさんが女性で身長150cmだからナメられてるとしか思えない。こういうときに、自分がはかされた下駄の存在に気がつく。

私が上京したばかりのときにこれを読んでたら、ずいぶん心強く思っただろうなー。