佐野洋子さんの絵本、なんだけど、これは変則的で、文章を佐野さんが担当し、絵は広瀬弦さんという別の方が描いている。

あるところにくまがおりました。くまは、もりのなかまたちのさそいをばんばんことわって、ひとりでかってに何かをしているのですが…。

この何かっていうのが、結果、自分のためではなく、人のためにやってたんだけど、まったく人の都合を考えてないもんだから、ぜんぜん役にたたないっていうのが、バカで不器用でいいですね。

くまよ、自己満足のやさしさを押しつけられて、はっきり「こんなもんいらんわ!」と言ってくれる友達がいてよかったね。

また、佐野洋子さんの絵本についてるあとがきは、どれも秀逸なのでぜったいに読んで!