大好きな佐野洋子さんの絵本。
子どもにせがまれて、「ぺこぺこしたやつ」のお話をするお父さん。
あるところに、ちっともいばらないおうさまがいて、おきさきさまにもけらいにも、ぺこぺこぺこぺこしていました。
こう始めようとすると、こどもが言うんです。
ちがうよ、缶ケリしたら缶がぺこぺこになるだろ、あーいうやつ!
それでおとうさんが、まあつづきを聞きなさい、といって、構わずお話をつづけると、最終的にちゃんと缶がぺこぺこした話になるっていう(笑)
「あらよっと」ていう佐野さんのドヤ顔が見えますよね。
佐野さんも息子さんがいるから、ほんとにこんなことがあったのかもなー、などと微笑ましく読んだ。
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