大好きな佐野洋子さんの絵本。

ねこがほしいあまりに、おかあさんに百万回たのみこんでは百万回玉砕するおんなのこ。

ねこがほしすぎるあまり、幻聴や幻覚が発生し、それにのみこまれ、どちらが本当なのかわからなくなってパニックに…。

と、これは大人の世界のとらえかた。

こどものころってさ、想像が自分をこえてしまうくらい大きくなることって、あった気がする。身近な例だと、幽霊が出ると想像しすぎて夜トイレに行けないとかさ。あれもそうだと思う。

草間彌生さんなんかね、子供の頃から水玉の幻覚や、花や犬が話しかけてくる幻聴に悩まされてね、絵を描いて閉じ込めなければ幻覚のほうに引きずり込まれてしまう!という強迫観念に駆られて創作活動してたんだって!!

……それはまた別の話な気もするが。