ポジティブ一辺倒の自己啓発本とか読むと、逆にすご~く落ち込むことがあります。
そんなときに読むと息が吸えるというか、つまり救われたような気持ちになる本って必要だと思う。私にとって、辛酸なめ子先生の日記がそれにあたります。
私が好きなのは、オープンマインドブログに挑戦した直後の記事の書き出しが『ベンジャミンフルフォードの陰謀論の講演会へ』。……。
そしてなめ子先生のご母堂が亡くなられたとき、柩に入れといたあんぱんが、車で運んでるうちに顔の真横に来ててあんぱん大好きすぎる人みたいに(笑)、というくだりなど。
人間の感情というのは、そんな単純で一方通行なわけなくて、悲しみのなかに滑稽があり、善の直後には悪もある、ということがほんとのリアルだと思うのです。
…ということを包み隠さずに書き続けておられる功績により、かなり今ごろ善行マイレージが溜まってるんじゃないかと推察しますが、今度お会いしたらぜひ聞いてみたいです。
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