先日とあるお店に食事に行った時のお話。
日本酒が置いてあるのですが、アル添酒(※醸造アルコールを添加した日本酒)が置いてあったんですよね。
有名店なのでアル添酒以外の日本酒もあるだろう…と思い、
「すみません。純米酒ありますか?」
と、聞いたのです。
すると…
「は?冷酒の事?冷酒ならあるけど…。」
⁇
何を言ってるんだ?と、思い…
「いえ、純米酒です。無いなら大丈夫です。」
と、答えると…
「冷酒ならあるよ、コレ。」
と、御銀でも扱ってる純米酒が。😅
「あ、それをお燗で下さい。」
と言うと…
「コレは冷酒用だよ!温めてもぬる燗だって酒屋も言ってたよ!」
ここで気づいたのです。
あぁ…この人、お酒に興味ないんだなぁ😅と。
話が噛み合わないのはそもそも純米酒=冷やすもの=冷酒って考え方なんだと。
※それはかな〜り古い常識です。
そしてこのお店が日本酒を仕入れてる酒屋さんはお酒に愛がない酒屋さんなんだなぁ…と。
閑話休題。
「構いません。熱々が好きなので熱々にして下さい。」
と、言うと…
「だからぁ…温めてもぬる燗って酒屋も言ってたんだって!」
ヲイヲイ、引かないな…😓(それは私も一緒だと後ほど反省)
すると嫁が
「このお酒は蔵元の〇〇社長が熱燗で飲めと言ってました。だから熱燗でお願いします。」
と言うと
態度が豹変
「なんだ!〇〇社長のお知り合いでしたか!じゃあ熱燗にしますね!」
なんじゃそりゃ!🤯
「〇〇社長によろしくお伝えください!」
なぁ〜んて調子いい事まで言い出す始末。
ちなみにそれでもお酒はぬるかったとさ。😅
コレって燗酒好きあるあるらしいです😆
話には聞いてましたが我が身に降りかかるとは。
さて、このエピソードから私が何を言いたいかと言うと…
あなたの通う酒屋さんは本当にお酒に詳しいか?
とゆう事です。
さらに言えば「そのお店は本当に勉強しているか?」と、ゆう事です。
そりゃね、得手不得手は誰にでもあります。
ここのご店主、お酒飲まないらしい。
ただね、自分のお店の商品を、仕入れ先や取り扱いや保管方法、提供方法(使用方法)を最低限でも理解しているか?とゆう事です。
百歩譲ってバイトならいいですよ。
社員が、店長が、ましてや経営者が知らないとかヤバくないですか?
なぜうちのお店はこうしているのか?を明確に説明できないとか…
それじゃあ最初から扱っちゃあダメでしょ。
飲食店が、料理人が、その素材をどこから仕入れて、どう調理するのがベストか?を考えないとかヤバくないですか?
それはプロとして怠慢だと私は思います。
「八百屋が言ってた」とか「漁師が言ってた」とかそれ鵜呑みにしちゃダメでしょうよ。😓
クックパッドでみた料理を出して「俺は料理人だ!」って言ってるようなもんです。
あくまで参考にして自分の答えを明確に出すのが「プロの仕事」だと私は思うんだけどなぁ…
なぁんて偉そうに言いつつ、自分も自分の店の事を、商品を、スタッフの対応を、もう一度見直そうと思いました。
ぶっちゃけ料理の事しか知らない、「料理が美味しければ客は来る」と信じ込んでる料理人は多いです。
このご時世、「料理がある程度美味しい」のは当たり前なのに😓
“飲”食店なんだから「飲」も大事!が私のモットーです。
私ももっと勉強して周りに伝えたり、後進を育てれるよう、頑張る!と改めて思いました。
あ〜あ〜。
またたくさん敵を作っちゃうなぁ〜🤣
デモマケナイ👍