今年もよろしくお願いします
三が日もあけて四日月曜日。
遅ればせながらあけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
今年は丑年。
随分前の話になりますが、自分は大学で畜産を専攻していました。勉強したことはかなり危ういけど、在学中にアルバイトや研修で行った牧場での経験は面白かったのを覚えてます。なかでも牛の世話をしたときに足をけられたこと。背後によると蹴られることがあるから気を付けるように言われていたのに、うかつにも本当に脛をけられてかなり痛かった。あとは北海道の大きな町営の育成牧場で、そこから見えたオホーツク海。なだらかな牧草の丘の先の青い海は、今でもよく思い出すときがあります。
最近は日本では牧場とかには縁がないけど、海外出張でタイに行くときには、よく牛を見ます。機織りをしていただいてる村に行くと、刈り入れ後の田んぼや野原で牛が放牧されてるのをよく見ます。田舎だから当たり前なんだけど、初めて田舎に行ったときは機の先に牛が見えた時は、その一体感にすごくしっくりするものを感じたものです。牛の首にはカウベルがついていて、ガランゴロンと音を立てながら草を食んでいる。なのでそのカウベルの音と機がある風景は自分にとってワンセットなところがあって、展示会でもカウベルを出させていただくことが多いです。
うちの玄関にも大きなカウベルをぶら下げていて、時々自分で鳴らしたりしてもいます。そうするとなんとなくいつもの機のある風景が広がるような気がして。
繰り返しになりますが、今年もよろしくお願いいたします。
年の暮れ
寒くなってきましした。年末が近づいているので当たり前ですが。
今年は3月上旬にタイから帰国してから、もちろん海外渡航はできず。年に何度か行っていた身としては、何か物足りない冬です。
どうしたものか。
個人で考えたところでどうなるものでもなく、とにかく行けるようになるまではできる範囲で仕事をしていくしかない。現状サンプルのやり取りをしたり、メールで注文したりをできる範囲でやっている。海外出張で仕事をする時間という意味には、純粋な仕事の部分と、現場のみなさんと一緒に食事をしたりなんでもない時間を過ごしたりすることも含まれていたりして、そんなことで、自分が何をしたいと思っているかを理解してもらったり、その逆があったりするわけで。ネットでやり取りはできるけど、それはやっぱり十分でなくて。
わかっているけどやるせない。
来年中には自分なんかも海外へ行けるようになるんだろうか?
仕事を始めた頃、たまたまチェンマイからメーチェム方面に行くときに一緒になったお坊さんとの記念撮影。
一応仕事のつもりで移動中なので、これも仕事に入るのか?微妙だったけど、これから10年後に面白い展開が生まれて驚くことになる。
この写真を撮った時には、もちろんまだ知らないけど。
移動しなければそういうことは、おきにくい。
12月の蜂
一昨日から民族衣装の麻の生地を洗って干しときました。プリーツの生地が重なり合っているところは乾きにくく、丸一日以上置いて今朝触ってみたら乾いていた。取り込もうと思ってみたら、大きな蜂がついていた。直接触らなくてよかったけどびっくりした。
流石に気温が低いから、動きがすごくゆっくり。でもまだ生きてる。うかつに触ったら刺されるかもしれない。トングを使って、陽の当たる木の上に置いた。
もしかするとプリーツのある手織の麻は居心地がよかったのだろうか。だとしたら申し訳なかった。人にとっても手触りがいいものは、寒さに震える蜂にとっても同じなんだろうか。
ここにきてさすがに師走らしい寒さです。体調管理にお気を付けください。