奥秩父山脈の中に
ひときわ目立って荒々しい岩峰がある。

日本最難関の剱岳に匹敵するとも噂の
その険しさは
奥秩父トップクラスと言われ


龍が住むとも言われる

「両神山」という山に登ってみた。



神が住む神秘的な山を
「霊峰」と言うらしく


その名前の由来は

イザナギ、イザナミという二人の神を祭る
 THE DOUBLE GODS  MOUNTAIN 

という意味らしい。


神話によると

遥か昔
この世界がまだ完全にできる前

神々が住む天界から
この地上世界に最初にやってきた神が
イザナギとイザナミだ。


二人とも
完璧な美男美女だったという。


最初にイザナギが空から海にむかって
神の槍を突き刺し

オノゴロ島という島を作り
二人はそこに住み結婚し子供を産んだ。


しかし最初の子ヒルコは奇形児で
可愛そうに海に捨てられた…



しかしその後
イザナギとイザナミは

さらにたくさんの島々を作り


山の神、海の神、土の神、水の神、
風の神、石の神、食物の神、船の神、など
森羅万象の神々を次々と産み

そうやって生まれた神々もまた
結婚したり子を産んだ。


そしてイザナギとイザナミは

さらに皆が幸せに暮らせる様に
豊かな世界を作り続けた。

そこは
のちに日本と呼ばれる国になる。


しかしついに
火の神が産まれたと同時に

イザナミは
焼け死んでしまったのだ…


イザナミを失ったイザナギは激怒し

神剣で
わが子火の神「カグツチ」の
首をはねて八つ裂きにした後

行ってはいけない場所
地獄の世界へと向かった…


恐ろしい地獄を旅して
イザナミを見つけたイザナギは絶望した。


彼女は
かつての美しさも優しさも失い

醜く凶暴なバケモノと化していて
他のバケモノと共に
イザナギに襲いかかってきたのだ。


激しい戦いの末

イザナミは最後にこう言った…

「私の呪いでお前の世界の人間を
毎日千人殺してやる!」


それに対しイザナギはこう言った

「ならば俺は毎日千五百人の人間が
生まれる世界にしてやる!」



イザナギはイザナミを


そして帰ってきたイザナギは



太陽神アマテラスは
のちの日本の神々のリーダーとなり

荒神スサノオ
のちにヤマタノオロチを倒し

神剣アメノムラクモを手に入れ


やがてその子孫から

太陽の神、山の神、海の神
全ての血をひいた人間が生まれ


その彼がその能力を活かし
この世界を平和にする為に頑張り
皆からも慕われ

人間のリーダー的存在となり
のちの天皇になった


という壮大な物語りがある。


そんな偉大な日本創世の神々を祭る

両神山に


フットサル仲間のつぼっちと


道を間違えながらも


登頂!!


なぜイザナギとイザナミは

この地に祭られているのか…


その答えは
これからの旅で見つけよう。

次はどこへ行こうかな。


ではまた!