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成宮千織カウンセラー
カップルが別れに至る原因は様々ですが、今回はひどい・荒れた別れ方をした場合の復縁に向けてできることのお話となります。
自然消滅別れ、すれ違い別れ、喧嘩別れ、暴れ別れ、やらかし別れなど、どんな別れ方の場合にも活用できそうなのでお役に立てますと幸いです。
ではここで、ひどい別れ方とは一体どんなものなのか。
例として、私の実体験を綴らせていただきます。
学生時代のことです。
彼と付き合っていた当時の私というのは、気分屋さん、瞬間湯沸かし器さん、監視員さん、暴れん坊将軍、それらを複合したような人間でした。
デートの最中に彼が私以外の女の子を見ている気がして頭にきて、ス○ーバックスで責め立てた後、彼を放置して帰宅したりしていました。
別れの発端も私でした。
隠れてコソコソと女と連絡取ってたらどうしようと不安になった私は、いつものようにこっそり彼の携帯をチェックしました。
そこには知らない女の名前があり、頭にきた私は「この女って誰？」と問い詰めました。
すると彼は、「バイト先の新人さんだから。そもそもなんで勝手に携帯見るの？やめてよ。」と怒り、私が握りしめている携帯（彼の携帯）を強引に取り上げます。
怒るってことはやましいことをしている！浮気してるんだ！しかも強引に携帯取られた！ひどい！乱暴！
そんなことを頭の中で思った私は、
「じゃあ私が浮気してもいいんだ？」
「お前の愚行をみんなに言いふらしてやる！」
とその場で、手当たり次第に共通の友達に電話をかけようとしました。
その時です。
「本当にやめろ！もう無理だから！」と彼が大きな声で私を静止しました。
そして自分の荷物を持って、駆け足で私の元から逃げて行ったんです。
「ひどい！！！！」
と思いました。
デート中だったのに、なんでこんなことになるの？
そんなことを思い、帰りの電車の中で泣きまくっていました。
家に帰り、携帯を見たら彼から「ごめん、もう無理、別れてください」というメール。
着信拒否され、別れに至りました。
「嘘ついて私と付き合ってたんだ」
「携帯見たの怒ったってことはバイト先の新人が本命の女なんだ」
「最低な男」
泣き、落ち込み、怒り、彼のSNSをブロックし、愚痴り、男なんて一生いらないと一通りやり尽くした後に、コミュニティサイトや出会い系に登録するも
「なんか違う、あのときに戻りたい、あの時の私も悪かったし今なら彼の愚行を許せる、やり直したい。」
もしかしたら着拒解除してるかも、と彼に連絡してみるも変わらずに着信拒否。
彼のSNSにDMを送ってみてもスルー。
私は歩み寄ろうとしてのに？
謝罪のDMまで送ってやったのに？
謝ってやってんのに？
こいつ何様だよ？
ていうかなんで返信こないの？
え、ショック...。
そこまでされるの私？
でもどうしても復縁したい。
私の実体験や失敗を踏まえて、復縁に向けて“自分自身が”できることについて考えてみました。
とにかく復縁に向けてできることがあれば知りたい
ひどい別れ方をしてしまったけど復縁したい
などなど、復縁に関するお悩みを抱えてらっしゃる方のヒントになりますと幸いです。
まず最初に。
ひどい別れ方やこっぴどい別れ方、私がやらかしたなど、最後（別れ）の印象が良くない場合の復縁に向けてできることは「待つ」が最善だと私は思っています。
待つことに抵抗がある方や、待ったところで意味あるの？今すぐどうにかする方法はないのか？と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
私自身の話ですが...。
待つのが苦手なタイプなので別れた後に長文のラブレターメールを送ったり、「〇〇君に送るつもりだったのにミスった〜」と間違えたふりをして元カレにLINEしたり、早く関係修復したいがあまり「私はもう変わった」と宣言の電話をしたこともありました。
冒頭に書かせていた彼と別れた際も、SNSのDMから謝罪DM、愛を伝えるDM、弁明DMなどを送りまくりました。
しかし、どの手法も本当にうまくいきませんでした。
ブロックされたり、着信拒否をされたり、学校ですれ違いざまにウワッとした表情をされたりと、最悪な結末を迎えていたのです。
なので、これ以上、印象を悪くさせないためにも私は「待つ」ことを提案したいのです。
復縁は“今”じゃない。
虎視眈々とチャンスに向けて準備を行い着実に待つ。
次、彼となんらかの形で再会したり、連絡を取ることがあった時に、
「あれ、変わった？」
「なんか前と違う？」
と思ってもらうことが“チャンス”なのです。
しかし、ただ待つだけなのかと言われればそうではありません。
この待っている時間は、訪れたチャンスを逃さないための“見直す時間”になるのです。
見直す時間でまず初めにやってほしいこと。
それは
「あなたがあなたの本心を素直に知る」
ということです。
こんな問いかけを自分にしてみてほしいのです。
彼と付き合っていた当時、私は本当はどう思ってた？何を感じてた？
最初は
「彼のことを考えて色々やったのに」
「我慢だっていっぱいしたのに」
「彼は全然私の気持ちを考えてくれなかった」
と、憤りや我慢、怒りが出たりします。
当然です、復縁したい気持ちはあれど別れに至った何かしらがあるので怒りやさまざまな感情が出ます。
でも、その奥にあなたの本心が隠れていたりするのです。
もう一度、私は本当はどう思ってた？何を感じてた？と問いかけてみてあげてください。
憤りや我慢、怒りが出尽くすまで何度も何度も自分を真ん中に置いて問いかけてあげてほしいのです。
「自分ばっかり好きなんじゃないかって嫌だった」
「周りの誰かが結婚するたびに焦ってた」
「このまま彼と付き合って良いのか」
「でも彼しかいない怖さがあった」
「愛されているのか不安だった」
私たちは不思議なもので、怒りの感情を思う存分出し尽くすと本心に触れられたりします。
本心は、「そう思ってたんだね、そうだよね」とただ受け止める。
これが素直な私の本心だったんだ。
あの当時、彼とうまくいかない私はこんな気持ちを抱えていたんだという気づきになります。
そして、もう一個こんな気づきを得ることができます。
私はこの本心を隠して、我慢していたんだ。
言えば関係が壊れる怖さがあったかもしれません。
重い女って思われたくなかったのかもしれません。
彼に気づいて欲しくて隠したのかも知れません。
そもそも、本心を言っても無駄だって諦めがあったのかも知れません。
本心を言えなかった理由は人それぞれあるかと思いますが、隠して相手を愛そうとする時、そこには我慢が伴います。
この我慢、こいつ、厄介なんです。
我慢している時というのは気づかぬうちに不機嫌になったり、不満げになってしまいがちです。
トイレ我慢して機嫌いい人、いない気がします。
お腹ペコペコで機嫌いい人、ほとんどいないです。
多くの場合で我慢による不満は表に出ます。
私自身、我慢して不満を抱えて彼と付き合っていた当時はことあるごとに不機嫌でした。
メールしててもちょっと返信が遅いだけで「他の女とメールしてるに決まってる！蔑ろにしやがって！」と鬼電したり。
カラオケデートの最中、ラブソングを歌う彼に「私のこと好きでもないくせに」と勝手にナーバスになってデンモク（カラオケにあるリモコン）の曲停止ボタンを押してキレて帰ったことがあります。
「彼のため」と思って色々我慢している、だけど不機嫌が表に出てしまう。
私、不安だから私の不安を解消して？
私、疑ってるから愛してるって証明して？
私の不機嫌はあなたのせい、解消するのが彼氏の役目でしょ！と無意識のうちにそんな公式を作り上げていたのです。
そしてその公式の通りに振る舞っていました。
結果的に彼のことを何度も何度も傷つけて、彼が怒った時には「ひどいことされた！」と自分がやったことは丸無視していたのです。
私がギャーッと暴れると困った顔や悲しそうな顔、時にめんどくさそうな顔をする彼に
「なんでそんな顔するの？」
「なんで私を大切にしてくれないの？」
「私なんてどうでもいいの？」
なんて思っていました。
2人でいるのに自分のことだけしか考えられず、彼がこうしてくれないああしてくれないと不満ばっかり。
今思い返して、自分がどれだけ愛しにくい態度を取り、彼を傷つけていたのかと実感して申し訳なさや恥ずかしさが湧き上がります。
ここまで書いたことは、あくまで私の実体験や感覚です。
そして、もし復縁に向けてできることがあるなら全部やりたい。
チャンスが来た時に準備万端でいたい。
その意思があるのであれば、こんな想像をしてみてほしいのです
付き合っていた当時、私の隣で
彼はどんな顔してた？
彼はどんな振る舞いだった？
彼はどんな思いだった？
どんな彼が浮かぶでしょうか？
「どうしてこうなるんだろう」と困り果てていたかもしれません。
「なんで不機嫌なんだよ...」と不安半分、めんどくささ半分だったかもしれません。
「俺が悪いのかよ」と怒り、自分を責めていたかもしれません。
「俺のこと、好きじゃないんだろ」と逃げる態度をとっていたかもしれません。
どうしてそんな表情で、どうしてそんな振る舞いをしていたのでしょうか？
そこには愛を受け取ってもらえない彼や、どう愛していいのかわからない彼がいたのではないでしょうか？
愛があったからこそ、あなたも彼も悩み、葛藤して、我慢して、耐えきれなくなった。
もしかしたら二人は同じだったかもしれません。
そんな彼の表情や振る舞いを振り返る、彼の気持ちに思慮を巡らす。
すると、当時は見えなかった彼の愛や葛藤、我慢に目を向けられたりするのです。
それは彼への思いやりと言えます。
復縁に至るまでの道のりでは、どれだけ相手を思いやれるかが勝負だと私は思います。
復縁へのチャンスは明日かも知れないし、１ヶ月後かもしれないし、半年後か、1年後か、5年後か。
ある日、「久しぶり」と連絡が来るのか。
「一緒にいた時に登録したサブスクのパスワード覚えてる？」とLINEが来るのか。
街ですれ違うのか、飲み会で一緒になるのか。
いつどこで何が起こるか自分にも、彼にも誰にもわからないのです。
ただ、彼のほとぼりが冷め、時間が解決してくれて、いつの日かチャンスが訪れた時に、あなたがどれだけ接しやすく愛されやすい人になるかが鍵となります。
待ち、見直す時間の中で自分の本心に目を向け、彼の愛や葛藤や我慢に目を向けたあなた。
彼への思いやりを持ったあなたであれば、きっとチャンスの時に素直に愛されやすい態度で、彼を大切にしながら関わることができるはずです。
そして、もう一個お伝えしたいことがあります。
自分の本心に目を向け、彼の愛や葛藤や我慢に目を向けたあなただからこそ、「待つ」選択肢だけでなく、別の道を選べたりします。
彼との恋愛を学びに変えて、新たな恋愛に船を漕ぎ出してもいいのです。
待つ中で心変わりして、誰かと幸せになる道に一歩踏み出してもいいのです。
自分らしく楽に人生を生きる、その傍らに愛する人がいて共に幸せになる。
待つも別の道を選ぶも、どんなときも自由でいてあげてください。
そして、どんな時もよかったらお話ししに来てください。
お力になれると嬉しいです。
こころよりお待ちしています。
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何をどうやって話せば良いのかわからない、悩みをどうやって伝えれば良いのか分からない。
すごく共感します。
私自身もカウンセリングを受けていた時に、同じような緊張を不安を持っていました、めっちゃ分かります。
だからこそ、不安や緊張もまるッとサポートさせてもらえれば嬉しいです。
その上で、心のモヤモヤやお悩み、ご相談などなど、いろいろなことをお話ししてもらえると嬉しいです。
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