失恋の辛さから抜け出すために大切なこと | 恋と仕事の心理学@カウンセリングサービス
2023-10-28 03:00:00

失恋の辛さから抜け出すために大切なこと

テーマ:イキイキハッピーライフ

 

 
こんにちは。
カウンセリングサービスの まえじまようこです。
 
毎週土曜日は「イキイキハッピーライフ」というテーマで、美吉風香中谷恵美にしだしおまえじまようこの4人が交替でお届けします。


失恋の辛さから抜け出すために大切なこと

 

「失恋して、毎日しんどいです。

彼のこと大好きだったから、すごくショックで。

もう連絡も取れないし、辛すぎてご飯も食べられないし全然眠れません。涙が止まらないんです。」

 

そんなお話を聞かせていただくことがあります。

失恋が辛いのは、大好きな人に自分のことを拒絶されたように感じてしまうから。相手への思いが強いほど、心は痛みを感じてしまうんですね。

 

セカンドポジションの恋愛を繰り返してきた私は、自分から失恋することを選んで苦しんだ経験があります。だから、辛さはよくわかるんです。

 

この失恋の辛さから、少しでも早く抜け出す近道があるとしたら。

 

それは、あなたのこの辛い気持ちを、ちゃんと感じてあげること。

どんなネガティブな感情であっても、あなたの中にある思いをちゃんと感じとってあげて、感じることで解放していくことが大切なのだと私は思うんです。

 

 

私の経験をお話しさせてくださいね。

 

「今度こそ、幸せな恋愛ができるかも」

そう思っていた彼から「彼女がいるんだ」と告げられたとき、私が真っ先に思ったのは「ちゃんと失恋しなければいけない」ということでした。

 

本当は彼のことが大好きだからショックでとても辛いのに、それよりも「彼のことは早く忘れないといけない、前を向かなといけない」と思ったんです。

 

私は、自分の辛い苦しい感情に蓋をして感じないようにした方が、早く忘れられて早く立ち直れると思っていました。

辛さを心の奥に閉じ込めて蓋をして、出てこないように鍵までかけて。

感じたくもない嫌な感情を無かったことにすれば、心は安定して早く楽になれると思っていたんです。

 

同時に、私はものすごく自分を責めていました。

「私に魅力がないから、だからいつも選ばれない」

「私が彼にあんなことを言ったからだ、もっとこうすれば良かったのに、だから彼に大事にされないんだ」

「全部、こんな私が悪い」

ひどい言葉をたくさん自分に突き刺しました。

 

本当は辛くて悲しくてボロボロなのに、その気持ちを無かったことのようにして「彼のことを忘れなければ」と思うのは、辛さや悲しさを感じているこの自分を受け入れないで否定していること、自分を大切に扱っていないことになります。

 

ショックで辛い上に、自分のことを責め続けて否定していた私。

眠れなくなって食事が摂れなくなって、そしてうつ病の一歩手前と言われて、やっとハッとしたんです。

 

 

私が感じたくなかったのは、

悲しい気持ち、辛い気持ち、苦しさ、惨めさ、後悔、無価値観、嫉妬、怒り。

そして、彼のことを大好きだという気持ちにも蓋をしていました。

 

あのときもうどうにも辛くて受けたカウンセリングで、カウンセラーは「辛いね、悲しいよね」と何度も私に言いました。

私が蓋をした感情を、カウンセラーは私の代わりに言葉にしてくれたんです。

 

すると、誰にもずっと言えなくて蓋をして我慢してきた思いが、涙と一緒に私の中からあふれてきました。

 

「本当はすごく辛い、悲しい、苦しい、惨めだ…」

自分の中に、こんなにも感じないように閉じ込めていた思いがあったことに、私はやっと気がつくことができたのです。

 

言葉にするのはとても怖かったのですが、意外にすっきりしたことを覚えています。

蓋を開けて自分の思いを感じることは、もっと辛くなるのではありませんでした。反対にどこかほっとしたんです。

 

「感情は、感じてあげることでしか解放できない」それを体験したのが、このときでした。

 

 

失恋に限らず、ショックなできごとがあって傷ついたとき、その辛さから抜け出すために大切なのは「自分の中にある思いを、ちゃんと感じとってあげること」私はそう思っています。

 

カウンセリングでは「彼(彼女)への思いを手紙に書いてみて」とお勧めしたりします。出さない手紙を書くんです。

 

手紙には何を書いてもOKです。考えず、きれいに書こうと思わないで、思いつくままに書いていきます。あなたの思いを紙に移す感じで。

 

彼のことが大好きな気持ち。大切に思う気持ち。

してもらって嬉しかったこと。幸せに感じたこと。

楽しかった思い出。ずっと一緒にいたかった気持ち。

 

本当はこうしたかったという後悔の気持ち。

彼にこうして欲しかったという気持ち。

言われて嫌だった気持ち。悲しくなった気持ち。

してほしくなかったという気持ちも。

怒りが出てくるかもしれません。

 

傷ついていて辛い、心の中にあるけれど外に出してあげていないあなたの本当の思いを文字にすることで、感じてあげることができます。

感じてあげられると、感情は解放されていきます。 

 

涙があふれてくるかもしれません。

そんなときは、あなたを泣きたいだけ泣かせてあげてくださいね。涙には浄化作用があると言われています。

 

手紙に書き出すことであなたの感情をアウトプットし、書いた言葉を目で見てインプットすることで、感情を感じてあげることになります。

 

書いた手紙を、声に出して読んでみるのもいいかもしれませんね。声に出してアウトプットして、耳で聞くことでインプットするんです。

信じられないかもしれませんが、感じてあげることで少しづつ辛さは減っていくんです。

 

自分の感じている感情をちゃんと感じてあげられないと、実はそこから抜け出すのには時間がかかってしまいます。私がそうだったようにです。

 

 

彼のことが大好きだったのは、それだけすてきで魅了的な彼だったからではないですか。

彼の魅力に気づけるあなたもすてきなんですよ。

彼を好きになった自分のことも、認めて受け入れてあげてくださいね。

 

今は傷ついているけれど、あなたの思いを受け入れられるようになると、きっと新しい扉が見えてくるのだと思います。

 

あなたの辛い気持ち、ネガティブな感情であっても、あなたの思いを大切に感じとってあげて解放してあげること。それが、失恋の痛みから抜け出すために大切なことです。

 

あなたのこと、心から応援していますね。

お読みいただきありがとうございました。

 

来週は美吉風香カウンセラーがお届けします。

 

お楽しみに ♪

 

 

私の講演動画、自分を否定してしまう方にもぜひ見ていただきたいです。

 

 

 

 

 
 

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