窓を開けると気持ちの良い季節になってきましたね。

と、思って開けていたら隣の家から物凄い昆布の臭いが…何の料理を作ってるのですかね。

 

今回は雑談的なお話。

本来なら連休中は博物館や博物系のお店巡りをしているのですが、今年はそんな贅沢は許されない状況なので我が家の自宅博物館の収集品整理をしていました。

コレクションは購入した後の整理と維持管理も楽しみの一つだと考えております。

綺麗な整理方法を考えたり、棚に飾ってみたり、自分でラベルを作って統一してみたり…。

 

古代ローマの銀貨ももう少し集まったら紹介を始めたいのですが、今回はコインの話じゃないですよ。

 

鉱物標本のラベルを箱のサイズに合わせて統一したいのですが、終わりませんでした(ラベルの無い箱は作成中。)

 

イギリスのロジャリー産蛍石(Rogerley Mine, Frosterley County Durham, England)

 

三葉虫の化石達。扉付きの棚に入れていてもどうしても細かい埃は付いてしまうので定期的な掃除は必要なのです。

 

ロシア産アンモナイト。本来はこれで正常なのですが、異常巻きと呼ばれるやつですね。(Audouliceras matherioanum Saratov, Volga, Russia)

 

ヨーロッパミヤマクワガタ (Lucanus cervus)の各亜種と近縁種の標本。標本も定期的に乾燥剤と防虫剤の入れ替えをしないといけません。

 

南米に生息するタテハチョウの仲間。ファルキドンミイロタテハの亜種フルニエ(Agrias phalcidon fournierae )

 

後は集めている生き物系のフィギュアの掃除ですね。

 

こんな風に一年ローテーションで収集品の整理と掃除をちょっとずつ進めるのでした。

狭い我が家なのにこんなに集めてどうしようという感じですが、私はこれが好きなのでしょうがないのです。

 

連休明けからはまた仕事なので、また時間を見つけてコインの紹介をしていきたいと思います。

 

ではこんな所で。

 

AWも終了して皆様お手元に落札品が届いているようで何よりです。

大変な状況の中でのオークションとなりましたが、予想?とは裏腹にあまり落札金額の変化は目立たなかったようです。

しかし、このまま自粛が続くようでしたら今後の動向は気になる所です。不況に強いといわれるコインの真価が試されますね。

 

私はというとAWには参加せずヘリテージの方に入札していました。

こちらもフロアが中止のようでちょっと安くなるかと内心期待したのですが、予想金額上限辺りの落札となりアメリカも大変な状況とはいえ、見ていた古代に関してはこちらも変化はあまりなかった感じでした。

落札品は今回紹介するコインともちょっと関係がある?のですが、紹介はもう少し先になりそうです。

 

マケドニア王国 ペルセウス 紀元前179-168

ドラクマ銀貨

MS Strike5/5 Surface5/5 flan flaw

 

という訳で今回はいつものテトラドラクマ銀貨ではなく、小さなドラクマ銀貨の話です。

ラベル表記はドラクマなのですが4.3gではなく、2.69gしかありませんので重量的にはテトロボル(4オボル2.85g)みたいです。ギリシアの貨幣単位は複雑怪奇で良く分かりませんのでタイトルはドラクマ銀貨にしています。

 

このコインは地中海のロードス島で発行された、表は太陽神であるヘリオス神と裏側は島の名前の由来でもある薔薇の図柄と同じなのですが、NGCのラベルはマケドニア王国。

なんで?というとこちらはアンテゴノス朝マケドニア最後の王であるペルセウス王がロードス島のコインのデザインで発行した銀貨なのです。

 

BC200年頃の古代世界(やっぱり地図があった方がいいですよね。)

 

作られた当時は、拡大する共和制ローマと地中海世界東側のヘレニズム国家であるマケドニアが衝突した第三次マケドニア戦争を控えた頃となり、マケドニアがクレタ島の傭兵を雇う為の支払いとして鋳造した銀貨となるそうです。

クレタ島にはお隣のロードス島からの銀貨が流通していた為、マケドニアも傭兵達に馴染みのあるデザインとしてこちらのコインを作ったそうです。

 

世界の七不思議の巨像で有名な表のヘリオス神は太陽の後光状の冠を付けた姿が多いのですが、このコインだと冠は無く、髪の毛が太陽の光のように波打って表現されています。

サイズは1.5cm位ですが細かく彫刻されていて良い出来です。グレードもMSなので正面のお鼻のスレも無く美しい銀貨です。

 

裏側はロードス島の象徴的薔薇の図柄。ヒョロッと横から伸びた蕾が可愛いアクセントです。

 

古代世界のロードス島の薔薇は、メソポタミア周辺から小アジアを経由して入ってきたロサ・ガリカ(Rosa gallica)という原種が最初になるそうです

今では品種改良された立派な薔薇が世界中の庭園で咲いていますが、地中海気候の乾燥した環境の遺跡や荒れ地には野生種の薔薇の方が似合っている気がします。

古代世界の後にロードスにやって来た、中世十字軍の騎士達も同じ薔薇を見ていたかもと考えると楽しい気持ちにさせてくれます。

 

ロサ・ガリカ(Rosa gallica

 

ちなみに上にも書いたようにflan flawなので平金というか縁が欠けてしまっています。安くなるかと思ったのですが、値段はあまり変わらない落札となってしまいました(何かこんなのばっかりですね。)まあ表側からは分からないのでヘリオスメインという事で。

 

小さい銀貨ですが出来の良い物は本当に素晴らしい物があります。お値段も手頃な物もありますので、古代コインに興味がある方は小型の小額銀貨から探してみるのも良いかもしれませんね。

 

さて、その後のアンテゴノス朝マケドニアは共和制ローマに敗北して滅亡となり、王国は分割。やがてローマの属州となってしまいます。

傭兵達のその後は想像するしかありませんが、この銀貨を持って無事クレタ島へ帰れたのかな?なんて事も考えさせるコインでした。

 

ではこんな所で。

 

本日はAW初日ですね。私は入札するとしたら19日の古代からになると思いますが、フロア入札が中止になって落札にどう影響するのやら。

このままの状況が続くとなると考えていた出品もどうしよう?

 

TICCも中止になり、他の収集趣味でもある鉱物関係の6月のミネラルフェアも延期のようで、趣味の予定がなーんにも無くなって寂しい限りです。

現在の世界や国内の状況を見れば、趣味で文句など言っていられる話でも無いのでここはしばし我慢ですね。しばらくは自宅で収集品の整理でもしていましょう。(我が家の収集品の混乱っぷりは一生掛けても整理できそうにないんですけどね。)

 

とは言え私は今も普通に出勤しています、と言うか医療関係の仕事の所で…ゴニョゴニョ。

ちょっと忙しくてあまり時間が無いのが現状でして。

 

近況的話はこのくらいにしてコインの話をしましょ。

前回の続きでモルガンダラーのお話です。

 

アメリカ 1880年 1ドル銀貨

サンフランシスコ

PCGS  MS64PL

 

こっちが本命!前回のモルガンの後にトーン付きのPLが欲しいなと買っちゃったのがこちら。

 

古代コインのトーンは無くてもあまり気にしないのですが、近代辺りのコインはトーンが付いていた方が肖像や図柄が引き立って好きなのですよね。

こちらも円状にトーンが付いていますが一部剥がれている所がありまして、これが無ければほぼ理想の状態だったのですが、上を見ると切りが無いので予算的にもこのくらいが私の妥協点でした。

 

さて、PLという事で実物はなかなかのピカピカ鏡面なのですが写真だとスラブの表面が反射してしまって上手く撮れません…。

反射を抑えるとつや消しコインになって、なんでしょねこれは?な感じです。

まあいいか反射してもと撮ってみたのが以下の写真。

 

うーん。

 

むーん。

 

うぬぬ、こう円形にした照明とか、ディフューザー付けるとか、撮影ブースを買うとか何か解決方法があるのでしょうが、コインの撮影は課題が多いですね。そもそも機材を買っても私の残念な腕では使いこなせないかもしれませんが。あっマクロレンズも欲しい!

 

やはり100年以上前のコインですから、程よく時代を経た感じのトーン付きの方が私は自然に見えて好きです。いずれもう一つのモルガンをスラブから出してトーンが付かないかな何て考えたりもしますけど、真っ黒になっちゃったら怖いしこのままですかね。

 

どちらが好みですかね?

 

ではこんな所で。