最後の晩餐です = 最高のアンサンブル(英国編 Ep.50)

ノースダウンケバブで劇的なマヌシとの再会に感涙し…
ホテルに戻る。
が、その前にアラビック系のやっているニュースエージェント(新聞等を売ってるコンビニみたいなもの)でビールを2本購入。
なんせ今宵はラストナイト。
マーゲイトで過ごす最後の夜。
どこにも行かずに狭いホテルの部屋で最後の夜飯晩餐会。
え?
テイクアウトのチャイニーズにケバブって全然豪華じゃねーじゃん!
そもそもイギリスの料理じゃねーじゃん!
だって?
ノンノンノン!
それでも十分豪華なんです!

この飯2種類をマーゲイトで頂ける事が…
贅沢なんです!!
当時一緒に過ごしてた日本人の連中が見たら…
銀座の寿司屋よりも西麻布あたりの高級焼き肉店行くよりも羨ましがるんです!
十分最高の晩餐会なんです!
プライスレスな飯なんです!
最高のアンサンブルなんです!
では先ず…

「Northdown KebabのDonner Kebab(ノースダウンケバブのドナケバブ)」
あ、皆さんの知ってるケバブといえばドナ(ドネル)ケバブだと思うんだけど…
日本では牛でしょ?
イギリスや本場トルコや中東だと羊が主流なんです!
知ってた?
で、ドナ(ケバブ)特有である塊の肉は羊の色んな部位をミンチ状にして固めてんのよ。
それをあの独特な機械で回し焼きしながら、焼けた部分をそぎ落とすんだけど…
ミンチ状のをこそぎ落とすから日本で見てるケバブとは違って…

かなりの長さで連なってる。
それをお好みでチリソースやトッピングの野菜をパン(ピタブレッド)に挟んで食うのね。
日本ではあまりやらないけどここにレモン汁をかけるのも主流です。
今回はラージサイズ!
当時は余程じゃなければ頼まなかったけど20年分の思いを込めてね♪
トッピングの野菜がマヌシのサービスで大盛りになってます♪
では手づかみで…

パクりんちょ~~♪
う~ん…

この味ぃ~~~♪
20年ぶりのこの味です!
このクサさです!
あ、ただでさえ羊肉は匂いがあるのにいろんな部位が混ざってるからね…
ニオイがすごいのよ。
かなりパンチのあるニオイすんのよ。
最初はダメだったなぁ。
なんなら罰ゲーム的な感じで食わされた頃もあったもん。
でも慣れると癖になってきてね、そーなるとこの独特な味わいとクサみのあるミンチ肉が旨いんですぅ~。
もちろん手づかみだから手も羊臭くなります(笑)
一気に当時のクラブ帰りの気分に浸れました。
そしてお次は…

「PAGODAのSingapore Fried Rice(パゴダのシンガポールフライドライス)」
って…
俺…
開けて気づきました…。
間違えてました…。
違うんです…。
アルミホイルに包んであったから気づかなかったけど…
俺が食いたかったのは…
シンガポールフライドライスではなく…
「Special Fried Rice(スペシャルフライドライス)」
だったって事…。
ご覧の通り、シンガポールフライドライスはカレー味のチャーハンで…
俺が今回食いたかったのはあんかけチャーハンであるスペシャルフライドライスの方だったんです!
くぅ…
へたこいたーーーー!
そして思い出したーーー!
フライドライスで好きなのはスペシャルで…
シンガポールはチャウメンことヌードルの方だったーーーーー!
どっちか悩んで頼んでたから20年経って記憶が曖昧になってたーーーー!
残念ーーー。
まぁ仕方ないか…。
まぁいいかシンガも好きだし…。
っつーワケで…

パックりんちょ~~♪
お~♪
これはこれで懐かしい~。
スペシャルフライドライスのあんかけに入ってるシャキシャキのタケノコ食いたかったけど、これはこれで美味し~♪
どんな味かってカレー味なんだけど…
カップヌードルのカレー味の味に近いんだよなー。
てことはカップヌードルのカレー味で再現できそーだなー。
テスコのベンチでタクミ(旧友)とよく食ったの思い出す~~~!
どっちも懐かしすぎる味でした。
20年分の想いが一気に蘇った飯でした。
最高の最後の晩餐でした。
あの頃は何も考えずに目の前の事が楽しくて仕方なかったなー。
戻りたいけど戻れないなー…
涙が頬をツツ~っとつたったかは定かではないけど…
ビールをガブ飲みし、ラージケバブとラージフライドライスをたらふく食って…
いつの間にか眠ってしまっておりました。
夜中の12時ちょっと前にふと目が覚め…
窓の外を見上げると…

夜空に輝く月一つ。
やけに輝いてんなーと思ったら、この日はなんとスーパームーン。
マーゲイト(クリフトンビル)最後の夜にスーパームーン。
ずっと天気だったしやっぱ俺なんか持ってるよなー♪
にしてもスーパームーン。
イギリスだけに狼男…
はいねーだろーけど…
危険地帯なこの街でまた何か起こりそうな雰囲気…。
なんだか急に胸騒ぎがしてね…
危険な時間帯だと知りつつも…
どうにも我慢できなくなって…

繁華街まで飛び出てしまいました。
酔っ払いを見かけてビビって3分で戻ったけど(笑)
こうしてマーゲイト最後の夜は更けていくのでした…。
ビューリホー!に続く!
Northdown Kebab = 同士だもん切なく(英国編 Ep.49)

日もだいぶ西に落ち始め…
危険地帯クリフトンビルになる前に次なる店を目指すワタクシ。
ですが、懐かしい場所だからついつい…
「あ~ココはもう無くなっちまったんだなぁ」とか「ココはまだあるじゃん!」と…
20年の歴史を振り返ってしまうのね。
↑の写真は、学校のスグそばにあったゲームセンター
「TIME TUNNEL(タイムトンネル)」跡地。
黄色い派手な看板に、入口から店内に続く通路がチープな作りだけど近未来風のワープゾーンみたいな感じでね…
まさにタイムトンネルに入っていく感じのゲームセンターでした。
店員のオッサンがハゲ頭で腕にはタトゥーの入っててえらく強面でねぇ。
始めの頃はビビってたんだけど、慣れればいいオッサンで外で会っても挨拶するくらいになってました。
ここはもちろんゲームセンターなんだけど、店内に軽食を食えるコーナーがあって…
よくエッグ(目玉焼き)&チップス(ポテトフライ)を注文して胡椒たっぷりかけてからケチャップで食うのが定番でした。
やっぱ日本のゲーセンもネットた携帯の普及で無くなってきたけど…
イギリスでもゲーセンは風前の灯火なんだろーね…。
現在は解体中であの頃の形はですらみられないけど…
もしかしたら…
本当にタイムワープしてしまったのかも!
ならばいつか復活してほしい(笑)
ノースダウンロードには本当に思い出がいっぱい。
惜しむらくは当時の街や店の写真を撮っていなかった事。
仲間との写真はかなり撮ってたんだけど、こういうタイムトラベル的な事してると本当悔やむ。
若い時っつーのは目の前の楽しいモノしか見てないんだろーね…。
さてさて、テイクアウト飯2軒目にいく前に…
違うけどこちらもよく行ってたお店をご紹介。
それがコチラ…

「SHANGHAI(上海楼)」
前出でテイクアウト1軒目に選んだパゴダ同様、チャイニーズテイクアウェイのお店。
こちらこそがクリフトンビルでは老舗のチャイニーズテイクアウェイで、俺が初めてマーゲイト(クリフトンビル)に来た時からすでにあった日本人ならびにアジア人のオアシス的お店。
あれから20数年…
全然変わってなぁ~い!
全く変わってなぁ~い!
植木すら変わってねーんじゃねーかな(笑)
てことは多分30年以上はこの地でやってるんじゃないかな。
すげーでしょ!
でも老舗だけあって味は本当にうまいのよ!
パゴダ派に移った俺らでも5回に1回は来てたからね。
ここのスペシャルフライドライスとシンガポールフライドヌードルが絶品だったんだよねぇ。
仲間内では味だけだったらパゴタよりも上海って意見多いもん!
じゃ何故ここにしなかったんだ?って質問もあるだろーけど…
義理です!
人情です!
可愛かったあの娘です!
30年あるんだからね!
次行った時もあることを願います。
懐かしいノースダウンロードを東から西へと歩き…
賑やかなお店が立ち並んでた場所が終わろうとしてるところに最後のラスボス!と言わんばかりにあるのが…

「NORTHDOWN KEBAB & BURGER BAR(ノースダウンケバブ&バーガーバー)」
通称「ノース」♪
今回どーしても来たかったお店。
ポールの誘いを断ってでも来たかったお店なんです。
いやぁ~ありました!
まだあってくれました!
残っていてくれました!
今までコンチやパゴダ、そしてダァのタイレストランと…
マーゲイトでよく行くお店を紹介してきたけど、これほどよく来た店はありませんでした。
ここほどハマった店はありませんでした。
今でこそ日本でもケバブは当たり前に知られるようになった食べ物だけど…
当時の日本人にとってあまり馴染みのなる食べ物ではなかったと思います。
では、何故にこの店によく来てたか?っつーと…
夜遅くまでやってたから(笑)
ケバブ屋はイギリス系の人がやってるワケではないから遅くまでやってるんだよね。
今はノースダウンロードにノース以外にもケバブ屋は数件あるみたいだけど…
イートインではここが唯一でした。
当時、てか今もそうだけどイギリスはたいがい11時で店が閉まってしまうんだよね。
そーなると、二十歳そこそこの日本人のガキにとってはまだまだ遊び足りない時間でね…
パブが終わっても帰らずに街をブラブラするわけよ。
週末だとクラブに行ったりするんだけクラブも2時で終わってしまうから…
踊って騒いで興奮したまんまじゃ寝れないわけよ。
するとやっぱり腹も減るし夜中遅くまでやってる店に行っちゃうわけよ。
それが「ノース」だったのでした。
深夜は「ノースでしめる」が合言葉でした。
前置き長くなったけど…
緑と白の看板に…

緑と黄色の店内。
塗り直されてはあるけど変わらない配色。
イートインスペースのカウンターも当時と変わらない緑色。
ショーケースには当時、シシケバブ用の肉やチキンが入ってたけど今は缶ジュースになってたり…
頭上のメニューも写真入りに変わってたのは時代の流れだろーけど…
嬉しい限り。
で、当時は3人の店員が働いてて、中でも一番下親しくしてる「マヌシ」って店員がいたの。
英語の先生以外で行った時から帰る日までの俺の英語力の成長を一番知ってる人じゃないかな?
その人に会いたくてね。
もしかしたらいるかも!ってね。
でも、店員はおじさん一人しかいなくて…。
まぁ何度も言うけど20年だからね…
彼はオーナーでもないし…
彼もまだ若かったからね。
パゴダの例もあるし…
今のような危険地帯じゃとっくにどっかに行ってしまってるだろ…
と諦めたのよ…。
でも!
パゴダの時同様、何かが俺の背中を押したんだよね。
せっかく20年ぶりに来たんだから聞いてみろ!って。
何か知ってるかもしれないからアタックしてみろって。
つたない英語でも伝えてみろって!
勇気を振り絞って…
注文ついでに店員のおじさんに…

訪ねてみた。
「(英語です)すいません。俺、20数年前にここに住んでた日本人なんだけど、よくここに来てて当時は3人店員が働いててその中の一人とスゴく仲良かったんです…」
って…。
最初その人頷きながら俺の片言の英語を聞いててくれたんだけど…
途中から目の色が変わってきたのがわかったんだよね。
で、俺が「その人の名前はマヌシって言うんだよ…」
って伝えたら…
驚きとニヤけの混ざった顔で…
「YES , I am MANUSH ! 」
って…。
…
…
…
え!?
はえ~~~~~っ!?
ってなりました!
これには驚きました!
ってかオシッコちびりそうになりました!
本人だったんです!
俺の会いたかったマヌシだったんです!
「I remember you ! your name is MA…MA…sorry I can't remember after..(覚えてるよ!お前の名前はマ…マ…マなんだっけ…?」
話を聞いてるうちに彼も俺のことを思い出してたんです!
名前がマまでしか出てこなかったのは残念だけど…(笑)
実は俺も彼の目を見て話してる時に少しずつあれ?もしや?っとはなってきてたんだけど…
驚きでした。
お互い興奮でした。
店にいた他のお客さんも俺らの会話と喜んでる姿を見て「良かったなぁ~!」て言ってくれたり。
感動しました。
にしても本人だったとは全くもって予想外でした。
だって当時は…

こうでした。
髪は白髪になったのはしかたないとしても…
髪型や体型も違ってたし…
なによりヒゲがなくなってたんでね。
よく見たら面影あるけど、違うと思って聞いてた人だったからね。
絶対にヒゲはあると思ってたからね。
まさかまさかでした。
聞いて良かったなぁ。
その後他のお客さんも気を利かせてくれたのか、もともとテイクアウトだったのか二人にしてくれて…
しばしの間、話をすることができました。
マヌシはずっとこの店で働いていたらしく、数年前から治安が悪くなってきて、店の売り上げも落ちたらしくオーナー店がたたむってなった時に、自分もこの街を離れようか悩んだんだけど、思いとどまってこの店を買い取って店を続けたんだそう。
人に歴史あり。
人に苦労あり。
人に生きる道あり。
だね。
ヒゲは伸びると維持するのがめんどくさいから剃ったらしい(笑)。
でもその甲斐あって…

今またこうして会うことができたんです!
奇跡といっても過言ではないよね。
20年前にした…
「MASAYA ! Your English is much better now ! Please come back again !( マサヤ!お前、本当英語が旨くなったな!また帰ってこいよ)」
って会話を思い出し…
それが実現できた事がマジで嬉しかったです。
テクアウトの品が冷めはじめた頃…
「See you soon ! may be after 20years!(近いうちに会おう!20年後かもだけど~)」
と笑顔で別れたのでした。
来て良かった♪
さ、ホテルに戻って飯にします♪
ビューリホー!に続く!
夜が始まる前に = 聞くは恥じじゃなく我に(英国編 Ep.48)

ブロードステアーズからバスでマーゲイト(クリフトンビル)に戻ってきました。
お忘れではないだろーけど、この時はまだ9月の終わり…
時計は17時を過ぎた所だけどまだまだ明るいです。
そして天気がいいんです。
当時よく使っていたガソリンスタンドの前でバスを下車。
20年前ならこの道を左に曲がって家へと帰り、ホストファミリーに「I'm home~♪」なんて言ってたんだろーなぁ…
なんてちょっと寂しくも思ったけど、こればっかりはもう仕方ないからね。
諦めも肝心!
でもって今宵がイギリス最後の日。
そしてクリフトンビル最後の日。
なぜにポールのお誘いを断ったかというと…
やっぱり…
我が故郷を堪能したいんです。
残りの時間をじっくり過ごしたいんです。
20年分の想いを体に焼き付けて日本に持ち帰りたかったんです。
と、いうワケで思い出の場所と新しくなった場所とが交差するノースダウンロードをブラつきながら…
暗くなって危険地帯と化す前までギリギリ過ごしたいと思います。
そして懐かしい味に触れたいと思います。
最後飯はテイクアウトで懐かしいあの頃を思い出したいと思います。
その前にちょっとだけイギリスの食材を買って帰ろうと来たのが…

「TESCO(テスコ)」
クリフトンビル唯一の大型スーパー。
一時期日本(高円寺にあった)にも進出してたんだけど無くなったのは残念だね。
ここはお金がない時や、パーティーなんかをする時によく買い出しに来てて…
日本食作る時は、日本の米みたいな粘り気のある米なんてないからプディング用のお米(多少粘り気がある)で代用してたんだよね。
で、何を買いに来たかっつーと…
ブランストン・ピクルス(ブラウンピクルス)。
知ってる人いるかな?
ブラウンソースっぽいソースに漬けてあるピクルス。
これをチーズと一緒にサンドイッチにするとすげーウマイの♪
日本じゃみたことなくて。
そーいや、イギリスのサンドイッチでね。
今でも日本にはないヤツがあるのよ。
好きだったのは↑のヤツだけど…
まずかったのはなんかエビミソみたいな魚系のペーストが挟んであるヤツでさ。
たまにホストファミリーが出してくれるんだけどなぜこれをウマイと思って出してくるのか不思議だったんだよね(笑)
あれはなんだったんだろ?
とにかく、テスコでブランストンピクルス買おうと思ったら…
なんと日曜で…
休みでした(笑)
そーです、イギリスとかヨーロッパ圏は基本日曜日はお休みなんです。
忘れてました。
次の店にへと行く前に、とある店も通過します。
それが…

コチラ。
現在はASTON WARKER(アストンウォーカー)ってお店だけど…
当時は「Dragons Lair(ドラゴンズレアー)」っつーベトナムとチャイニーズのレストランで、俺らみたいな二十歳そこそこのガキンチョ連中でもリーズナブルな金額で本格的な料理が食べられ…
初めて生春巻きを食べたのも…
初めてカシューナッツの入った炒め物食ったのも…
初めて北京ダックを食べたのもこのお店でした。
今だに当時の連中と話すとここの北京ダックの話が出ます。
残念ながらなくなっちゃてたけど…
忘れちゃいけない思い出の一軒でございます。
では、そろそろテイクアウト飯です!
ドラゴンズレアーから数件先にあるのがコチラ…

「PAGODA(パゴダ)」
チャイニーズテイクアウェイのお店。
パゴダっつーのは仏塔って意味だね。
日本人にとって、数ヶ月も日本を離れてれば当然日本食が恋しくなるのは当たり前で…
それでも日本食なんてロンドンじゃあるまいしこんな片田舎のクリフトンビルになんてあるわけない。
そーなるとやっぱり中華料理、チャイニーズが身近な安心飯なんだよね。
でもって安価なレストランではないテイクアウェイ(持ち帰り)飯がありがたいんだよね。
夜、パブが終わって小腹が空いてるとよくここで買ってテスコの前のベンチ(写真に写ってる)で食べてたなぁ。
いや~ヨカッタァ~
ここはまだ健在でしたぁ~♪
でもってクリフトンビルにはもう一軒チャイニーズテイクアウェイがあってパゴダは俺らが来てから出来た新しいお店なのね。
で、ここのお店のオーナーが近所に住んでて、そこの娘が小さかったんだけど可愛い子でよく店番しててね。
仲良くなったんでこっちの店に鞍替えしたんだよね(笑)
ってもう20年は経つんだね…
あの娘いるかなぁ?
と、期待半分と不安半分で恐る恐る店に入る…。
中にいたのは…
なんと…
男でした。
30歳くらいの可愛くもない野郎でした(笑)
そりゃそーか…
20年だもん14~5歳だったとしても30後半…
結婚もしてるだろーしな。
いるわけないよな…。
残念だけど、とにかくここは注文しとくか!
なつかしー味…

シンガポールフライドライスを注文して味だけでもあの頃を堪能しよう。
と、注文。
男の店員はぶっきらぼうに聞き入れて裏にオーダーを通す。
もちろん注文すると裏の厨房で作り始めるんだけど…
ここで、思ったのが…
もしかして裏であの娘が作ってるんじゃ!?って事。
もしかしたらこの男があの娘の旦那かも!?って事。
そーなると、「旅の恥はかき捨て」、「聞くは一時の恥じ聞かぬは一生の恥じ」と…
俺の中の人見知りの心が砕けた!
男の店員に20年前の事を話してみた。
よく来てた事、ここのオーナーの家の事、娘と仲が良かった事。
すると今までぶっきらぼうだったヤツが急にニッコリしてくれて…
「へぇ~そーなんだ!すごいね~!20年ぶりに来てくれてありがとう!」って。
おぉ!やっぱ聞いてみて良かった!
勇気出して良かった!
恥ずかしがる事なんて無かった!
って所に、今度は残念そうな顔で…
「でも…今はオーナーが変わって、その娘も10年くらい前にラムスゲート(ブロードステアーズの隣町)に引っ越しちゃったんだよ…」って…。
残念…。
まだ店があるからそこにまだ同じ人がいるってワケではないんだよねぇ…。
とにかく、店があるだけでも良しとし…
シンガポールフライドライスがまた食えるだけでもラッキーと心に言い聞かせ…
「もしあの娘に会うような事があったら20年ぶりに日本人が来たと伝えてください!」とメッセージを残し…
パゴダを後にしたのでした。
外に出ると日がだいぶ落ちてきました…。
ヤバいヤバい!
危険な地帯になっちゃう!
無法地帯になっちゃう!
急げ急げ~!
と、ビクビクしはじめ…
当時はリサイクルショップだった店が…

今はケバブ屋になってるわ!
と驚きながら…
次の店に小走りで向かうのでした。
ビューリホー!に続く!