Northdown Kebab = 同士だもん切なく(英国編 Ep.49)

日もだいぶ西に落ち始め…
危険地帯クリフトンビルになる前に次なる店を目指すワタクシ。
ですが、懐かしい場所だからついつい…
「あ~ココはもう無くなっちまったんだなぁ」とか「ココはまだあるじゃん!」と…
20年の歴史を振り返ってしまうのね。
↑の写真は、学校のスグそばにあったゲームセンター
「TIME TUNNEL(タイムトンネル)」跡地。
黄色い派手な看板に、入口から店内に続く通路がチープな作りだけど近未来風のワープゾーンみたいな感じでね…
まさにタイムトンネルに入っていく感じのゲームセンターでした。
店員のオッサンがハゲ頭で腕にはタトゥーの入っててえらく強面でねぇ。
始めの頃はビビってたんだけど、慣れればいいオッサンで外で会っても挨拶するくらいになってました。
ここはもちろんゲームセンターなんだけど、店内に軽食を食えるコーナーがあって…
よくエッグ(目玉焼き)&チップス(ポテトフライ)を注文して胡椒たっぷりかけてからケチャップで食うのが定番でした。
やっぱ日本のゲーセンもネットた携帯の普及で無くなってきたけど…
イギリスでもゲーセンは風前の灯火なんだろーね…。
現在は解体中であの頃の形はですらみられないけど…
もしかしたら…
本当にタイムワープしてしまったのかも!
ならばいつか復活してほしい(笑)
ノースダウンロードには本当に思い出がいっぱい。
惜しむらくは当時の街や店の写真を撮っていなかった事。
仲間との写真はかなり撮ってたんだけど、こういうタイムトラベル的な事してると本当悔やむ。
若い時っつーのは目の前の楽しいモノしか見てないんだろーね…。
さてさて、テイクアウト飯2軒目にいく前に…
違うけどこちらもよく行ってたお店をご紹介。
それがコチラ…

「SHANGHAI(上海楼)」
前出でテイクアウト1軒目に選んだパゴダ同様、チャイニーズテイクアウェイのお店。
こちらこそがクリフトンビルでは老舗のチャイニーズテイクアウェイで、俺が初めてマーゲイト(クリフトンビル)に来た時からすでにあった日本人ならびにアジア人のオアシス的お店。
あれから20数年…
全然変わってなぁ~い!
全く変わってなぁ~い!
植木すら変わってねーんじゃねーかな(笑)
てことは多分30年以上はこの地でやってるんじゃないかな。
すげーでしょ!
でも老舗だけあって味は本当にうまいのよ!
パゴダ派に移った俺らでも5回に1回は来てたからね。
ここのスペシャルフライドライスとシンガポールフライドヌードルが絶品だったんだよねぇ。
仲間内では味だけだったらパゴタよりも上海って意見多いもん!
じゃ何故ここにしなかったんだ?って質問もあるだろーけど…
義理です!
人情です!
可愛かったあの娘です!
30年あるんだからね!
次行った時もあることを願います。
懐かしいノースダウンロードを東から西へと歩き…
賑やかなお店が立ち並んでた場所が終わろうとしてるところに最後のラスボス!と言わんばかりにあるのが…

「NORTHDOWN KEBAB & BURGER BAR(ノースダウンケバブ&バーガーバー)」
通称「ノース」♪
今回どーしても来たかったお店。
ポールの誘いを断ってでも来たかったお店なんです。
いやぁ~ありました!
まだあってくれました!
残っていてくれました!
今までコンチやパゴダ、そしてダァのタイレストランと…
マーゲイトでよく行くお店を紹介してきたけど、これほどよく来た店はありませんでした。
ここほどハマった店はありませんでした。
今でこそ日本でもケバブは当たり前に知られるようになった食べ物だけど…
当時の日本人にとってあまり馴染みのなる食べ物ではなかったと思います。
では、何故にこの店によく来てたか?っつーと…
夜遅くまでやってたから(笑)
ケバブ屋はイギリス系の人がやってるワケではないから遅くまでやってるんだよね。
今はノースダウンロードにノース以外にもケバブ屋は数件あるみたいだけど…
イートインではここが唯一でした。
当時、てか今もそうだけどイギリスはたいがい11時で店が閉まってしまうんだよね。
そーなると、二十歳そこそこの日本人のガキにとってはまだまだ遊び足りない時間でね…
パブが終わっても帰らずに街をブラブラするわけよ。
週末だとクラブに行ったりするんだけクラブも2時で終わってしまうから…
踊って騒いで興奮したまんまじゃ寝れないわけよ。
するとやっぱり腹も減るし夜中遅くまでやってる店に行っちゃうわけよ。
それが「ノース」だったのでした。
深夜は「ノースでしめる」が合言葉でした。
前置き長くなったけど…
緑と白の看板に…

緑と黄色の店内。
塗り直されてはあるけど変わらない配色。
イートインスペースのカウンターも当時と変わらない緑色。
ショーケースには当時、シシケバブ用の肉やチキンが入ってたけど今は缶ジュースになってたり…
頭上のメニューも写真入りに変わってたのは時代の流れだろーけど…
嬉しい限り。
で、当時は3人の店員が働いてて、中でも一番下親しくしてる「マヌシ」って店員がいたの。
英語の先生以外で行った時から帰る日までの俺の英語力の成長を一番知ってる人じゃないかな?
その人に会いたくてね。
もしかしたらいるかも!ってね。
でも、店員はおじさん一人しかいなくて…。
まぁ何度も言うけど20年だからね…
彼はオーナーでもないし…
彼もまだ若かったからね。
パゴダの例もあるし…
今のような危険地帯じゃとっくにどっかに行ってしまってるだろ…
と諦めたのよ…。
でも!
パゴダの時同様、何かが俺の背中を押したんだよね。
せっかく20年ぶりに来たんだから聞いてみろ!って。
何か知ってるかもしれないからアタックしてみろって。
つたない英語でも伝えてみろって!
勇気を振り絞って…
注文ついでに店員のおじさんに…

訪ねてみた。
「(英語です)すいません。俺、20数年前にここに住んでた日本人なんだけど、よくここに来てて当時は3人店員が働いててその中の一人とスゴく仲良かったんです…」
って…。
最初その人頷きながら俺の片言の英語を聞いててくれたんだけど…
途中から目の色が変わってきたのがわかったんだよね。
で、俺が「その人の名前はマヌシって言うんだよ…」
って伝えたら…
驚きとニヤけの混ざった顔で…
「YES , I am MANUSH ! 」
って…。
…
…
…
え!?
はえ~~~~~っ!?
ってなりました!
これには驚きました!
ってかオシッコちびりそうになりました!
本人だったんです!
俺の会いたかったマヌシだったんです!
「I remember you ! your name is MA…MA…sorry I can't remember after..(覚えてるよ!お前の名前はマ…マ…マなんだっけ…?」
話を聞いてるうちに彼も俺のことを思い出してたんです!
名前がマまでしか出てこなかったのは残念だけど…(笑)
実は俺も彼の目を見て話してる時に少しずつあれ?もしや?っとはなってきてたんだけど…
驚きでした。
お互い興奮でした。
店にいた他のお客さんも俺らの会話と喜んでる姿を見て「良かったなぁ~!」て言ってくれたり。
感動しました。
にしても本人だったとは全くもって予想外でした。
だって当時は…

こうでした。
髪は白髪になったのはしかたないとしても…
髪型や体型も違ってたし…
なによりヒゲがなくなってたんでね。
よく見たら面影あるけど、違うと思って聞いてた人だったからね。
絶対にヒゲはあると思ってたからね。
まさかまさかでした。
聞いて良かったなぁ。
その後他のお客さんも気を利かせてくれたのか、もともとテイクアウトだったのか二人にしてくれて…
しばしの間、話をすることができました。
マヌシはずっとこの店で働いていたらしく、数年前から治安が悪くなってきて、店の売り上げも落ちたらしくオーナー店がたたむってなった時に、自分もこの街を離れようか悩んだんだけど、思いとどまってこの店を買い取って店を続けたんだそう。
人に歴史あり。
人に苦労あり。
人に生きる道あり。
だね。
ヒゲは伸びると維持するのがめんどくさいから剃ったらしい(笑)。
でもその甲斐あって…

今またこうして会うことができたんです!
奇跡といっても過言ではないよね。
20年前にした…
「MASAYA ! Your English is much better now ! Please come back again !( マサヤ!お前、本当英語が旨くなったな!また帰ってこいよ)」
って会話を思い出し…
それが実現できた事がマジで嬉しかったです。
テクアウトの品が冷めはじめた頃…
「See you soon ! may be after 20years!(近いうちに会おう!20年後かもだけど~)」
と笑顔で別れたのでした。
来て良かった♪
さ、ホテルに戻って飯にします♪
ビューリホー!に続く!