夜が始まる前に = 聞くは恥じじゃなく我に(英国編 Ep.48) | オーディーのライフ イズ ビューリホー!

夜が始まる前に = 聞くは恥じじゃなく我に(英国編 Ep.48)

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ブロードステアーズからバスでマーゲイト(クリフトンビル)に戻ってきました。


お忘れではないだろーけど、この時はまだ9月の終わり…

時計は17時を過ぎた所だけどまだまだ明るいです。

そして天気がいいんです。



当時よく使っていたガソリンスタンドの前でバスを下車。

20年前ならこの道を左に曲がって家へと帰り、ホストファミリーに「I'm home~♪」なんて言ってたんだろーなぁ…

なんてちょっと寂しくも思ったけど、こればっかりはもう仕方ないからね。

諦めも肝心!


でもって今宵がイギリス最後の日。

そしてクリフトンビル最後の日。


なぜにポールのお誘いを断ったかというと…


やっぱり…


我が故郷を堪能したいんです。

残りの時間をじっくり過ごしたいんです。

20年分の想いを体に焼き付けて日本に持ち帰りたかったんです。



と、いうワケで思い出の場所と新しくなった場所とが交差するノースダウンロードをブラつきながら…

暗くなって危険地帯と化す前までギリギリ過ごしたいと思います。

そして懐かしい味に触れたいと思います。

最後飯はテイクアウトで懐かしいあの頃を思い出したいと思います。


その前にちょっとだけイギリスの食材を買って帰ろうと来たのが…
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「TESCO(テスコ)」

クリフトンビル唯一の大型スーパー。

一時期日本(高円寺にあった)にも進出してたんだけど無くなったのは残念だね。


ここはお金がない時や、パーティーなんかをする時によく買い出しに来てて…

日本食作る時は、日本の米みたいな粘り気のある米なんてないからプディング用のお米(多少粘り気がある)で代用してたんだよね。


で、何を買いに来たかっつーと…

ブランストン・ピクルス(ブラウンピクルス)。

知ってる人いるかな?

ブラウンソースっぽいソースに漬けてあるピクルス。


これをチーズと一緒にサンドイッチにするとすげーウマイの♪


日本じゃみたことなくて。

そーいや、イギリスのサンドイッチでね。

今でも日本にはないヤツがあるのよ。

好きだったのは↑のヤツだけど…

まずかったのはなんかエビミソみたいな魚系のペーストが挟んであるヤツでさ。

たまにホストファミリーが出してくれるんだけどなぜこれをウマイと思って出してくるのか不思議だったんだよね(笑)

あれはなんだったんだろ?


とにかく、テスコでブランストンピクルス買おうと思ったら…

なんと日曜で…

休みでした(笑)

そーです、イギリスとかヨーロッパ圏は基本日曜日はお休みなんです。

忘れてました。



次の店にへと行く前に、とある店も通過します。

それが…
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コチラ。

現在はASTON WARKER(アストンウォーカー)ってお店だけど…

当時は「Dragons Lair(ドラゴンズレアー)」っつーベトナムとチャイニーズのレストランで、俺らみたいな二十歳そこそこのガキンチョ連中でもリーズナブルな金額で本格的な料理が食べられ…

初めて生春巻きを食べたのも…

初めてカシューナッツの入った炒め物食ったのも…

初めて北京ダックを食べたのもこのお店でした。


今だに当時の連中と話すとここの北京ダックの話が出ます。


残念ながらなくなっちゃてたけど…

忘れちゃいけない思い出の一軒でございます。



では、そろそろテイクアウト飯です!


ドラゴンズレアーから数件先にあるのがコチラ…
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「PAGODA(パゴダ)」


チャイニーズテイクアウェイのお店。

パゴダっつーのは仏塔って意味だね。


日本人にとって、数ヶ月も日本を離れてれば当然日本食が恋しくなるのは当たり前で…

それでも日本食なんてロンドンじゃあるまいしこんな片田舎のクリフトンビルになんてあるわけない。


そーなるとやっぱり中華料理、チャイニーズが身近な安心飯なんだよね。

でもって安価なレストランではないテイクアウェイ(持ち帰り)飯がありがたいんだよね。

夜、パブが終わって小腹が空いてるとよくここで買ってテスコの前のベンチ(写真に写ってる)で食べてたなぁ。



いや~ヨカッタァ~

ここはまだ健在でしたぁ~♪


でもってクリフトンビルにはもう一軒チャイニーズテイクアウェイがあってパゴダは俺らが来てから出来た新しいお店なのね。

で、ここのお店のオーナーが近所に住んでて、そこの娘が小さかったんだけど可愛い子でよく店番しててね。

仲良くなったんでこっちの店に鞍替えしたんだよね(笑)


ってもう20年は経つんだね…


あの娘いるかなぁ?



と、期待半分と不安半分で恐る恐る店に入る…。


中にいたのは…

なんと…


男でした。

30歳くらいの可愛くもない野郎でした(笑)


そりゃそーか…

20年だもん14~5歳だったとしても30後半…

結婚もしてるだろーしな。

いるわけないよな…。



残念だけど、とにかくここは注文しとくか!

なつかしー味…
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シンガポールフライドライスを注文して味だけでもあの頃を堪能しよう。

と、注文。


男の店員はぶっきらぼうに聞き入れて裏にオーダーを通す。

もちろん注文すると裏の厨房で作り始めるんだけど…


ここで、思ったのが…


もしかして裏であの娘が作ってるんじゃ!?って事。

もしかしたらこの男があの娘の旦那かも!?って事。


そーなると、「旅の恥はかき捨て」、「聞くは一時の恥じ聞かぬは一生の恥じ」と…

俺の中の人見知りの心が砕けた!




男の店員に20年前の事を話してみた。

よく来てた事、ここのオーナーの家の事、娘と仲が良かった事。

すると今までぶっきらぼうだったヤツが急にニッコリしてくれて…


「へぇ~そーなんだ!すごいね~!20年ぶりに来てくれてありがとう!」って。


おぉ!やっぱ聞いてみて良かった!

勇気出して良かった!

恥ずかしがる事なんて無かった!


って所に、今度は残念そうな顔で…


「でも…今はオーナーが変わって、その娘も10年くらい前にラムスゲート(ブロードステアーズの隣町)に引っ越しちゃったんだよ…」って…。



残念…。

まだ店があるからそこにまだ同じ人がいるってワケではないんだよねぇ…。


とにかく、店があるだけでも良しとし…

シンガポールフライドライスがまた食えるだけでもラッキーと心に言い聞かせ…

「もしあの娘に会うような事があったら20年ぶりに日本人が来たと伝えてください!」とメッセージを残し…


パゴダを後にしたのでした。


外に出ると日がだいぶ落ちてきました…。

ヤバいヤバい!


危険な地帯になっちゃう!

無法地帯になっちゃう!

急げ急げ~!


と、ビクビクしはじめ…

当時はリサイクルショップだった店が…
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今はケバブ屋になってるわ!

と驚きながら…


次の店に小走りで向かうのでした。








ビューリホー!に続く!