椚田のブログ  -127ページ目

謝辞

赴任期間が満了した。 仕事は困難をきわめた。

最善を尽くしたつもりだが、もとよりそれは会社が評価すること。


ずっと寝室の壁に立てかけてあったフローターも、たたんでクルマに積み込んだ。

プライベートのほとんどを釣りに費やした日々を思うと、感傷を排するのは難しい。




12月、案内役のKちゃんが52cmを釣るという、最上のお手本から始まった小池原釣行。

これがかつてない泥仕合となる。

二度のラインブレイクを経て、引くに引けなくなった。

自己記録となる52cmを釣り上げたとき、季節はすでに春を迎えていた。

この挑戦に自力で幕を引くことができたのは、本当に幸運だったと思う。

胃痛のため早々に納竿したが、クルマに向かう途中、実は少し視界がぼやけた。




1月、K道場の面々、Kちゃん、F君、W君、U君が集結したリザーバーでの初釣り。

揃い踏みはこれが最初で最後になった上、全員仲良くボウズだったけど、一度でも集まれたのはよかった。

そして、この時点では想像もつかなかったが、当リザーバーが私の主戦場となる。




2月、粂田さんにお誘いいただき、初めて水面限定の釣りを体験。

この時は、ブログで読ませていただいていた「真冬のトップ」を実際に見ることが主眼で、自分の釣りは二の次だった。

しかし、どっぷりはまるのに時間はかからなかった。

フローターでの初バスを上げるまで、これまたとんでもない日数を要したが、悲壮感はなかった。

ひとりではなかったから。


お会いした順に、


Kさん。


レイジさん。


Kさんのご友人さん。


松本さん。


ハードダンサーさん。


かじやんさん。


Mana3さん。


原さん。


Aさん。


はーさんさん。


ノンらとるさん。


カープヒロシマさん。




そして粂田さん。


声を掛けてもらわなければ、何ひとつ起こらなかった。

フローターに始まりルアー、その修理、タックル購入のアドバイス、リールのチューンと、なにくれとなく面倒を見ていただいた。


粂田さんの凄さの源は、「好き」の強さだと今は思う。

それは、氏がモノを扱うときによく表れる。

鋭い凝視にさらされたり、時には切られたり削られたりしながらも、粂田さんの所有する膨大な道具たちは、みな一様に幸せそうに見える。


また、これは氏に限らず、みなさんちょっとした違いを楽しんだり、レアさやマイナーさを愛でたりすることに長けた方たちばかりだ。

そういったことが、一匹の重さにつながってくると知った。




そして最後に、ブログをやっていなければありえない出会いがあった。

scarecrowさん。

いざなっていただいた先には、バス釣りのひとつの理想郷と、スタイルがあった。




私たちは釣ったバスを持ち帰らないし、ましてや食べもしない。形に残るのは、せいぜいが写真程度だ。

しかし、記憶の中の魚たちはいつまでも光を放ち、今と行く手をかすかに照らしてくれる。

それは、完全なる自由意志のもとで、自ら選び取ったプロセスの結果、得た果実だからに他ならない。

こんな行為が、バスフィッシング以外に存在するのかどうか、私は知らない。

かつてない濃密な時を経て、その重みと位置は、おのずと変化した。


往生際の悪い私は、今も人生を迷っている。

だが、それを変えることが出来ようが出来まいが、釣りはあるのだと思える。

してみると、これから途に就く520kmも、どれほどのものでもないと感じられるから不思議だ。




さあ。


帰ろう






投げて巻く! -The Bassin' Basics-
投げて巻く! -The Bassin' Basics-







皆様方、ありがとうございました。


これからもよい釣りを!


そして、東西問わず、バス釣りをとりまく様々なことごとが、少しでもよくなりますように。




ラストフィッシング

大型リザーバー&scarecrowさんのホームグラウンド 7/15


今回は二艇のエレキ付カヌーで大規模リザーバー最下流まで移動し、釣り上るプラン。

当リザーバーは初めてだが、風光明媚な点も含めて西での思い出に・・・とご考慮いただいた。


松本さんとレイジさん、粂田さんと私の組。


過去の記事において説明が不十分だったと思うが、これまでご同行いただいた皆さんはそれぞれが独立したエキスパートであり、純粋な意味での生徒は私ぐらいなものである。

ただ、この緩やかな集まりの中でも、松本さんとレイジさんは中核的メンバーという印象を、私は勝手に抱いている。





釣り開始。

連日の雨の割には、濁りはマシと言える。

エリアによってはアオコがショア沿いに広がり、小雨が降っては止むことを繰り返す状況。


春以降はフローターオンリーだったので、カヌーに乗せてもらうのは久しぶりだ。

初めてお誘いいただいた釣りもカヌーだったことを思い出すと、実に感慨深いものがある。


暗いうちはスイッシャ―やバドといったオートマ系、ほの明るくなってからはダーターやペンシルをそれぞれ駆使していくが、拍子抜けするほど反応が無い。


「50アップ2本ぐらいはいくと思ったんですけどねー」

およそ五年ぶりに訪れたというリザーバーに、粂田さんも手を焼いている。




途中、合流した松本さんレイジさん組から驚愕報告。

「45出ました。松本さんもバイト多数です」


なぜここまでの差が・・・?

ともかく気合を入れて再開するが、なかなか状況を打破できない。


と、粂田さんが、アクション終了して高速回収中のミロプロップにバスがアタック!

「ボウズ逃れです 笑笑 」と32をキャッチ。

これを見てAプロップを投げていると、待望のヒット。

どうも20そこそこのようだが、一匹は一匹だ。

が、あえなく目の前でフックアウト!




終了時間が迫る。

ランチングポイントを目指しながら釣り流していく。

上流の川筋にさしかかった。

本湖では切り立っていたバンクが穏やかな角度で水中に入り込み、ほどよい風が当たっている。


ここでバドにチェンジした途端バイト!

粂田さんが大事にネットランディングしてくれた。


投げて巻く! -The Bassin' Basics-

23㎝(笑)

意外そうにされていたが、私が初めて塾長の眼前で釣った記念すべきバスである。




ややあって、水没した細い木の脇を通したバドが消し込まれる。

これを幸運にも乗せることができた!

寄せてからの暴れ方が激しく、手こずったが、無事粂田さんにネットランディングしていただいた。



投げて巻く! -The Bassin' Basics-

立派な体型の43㎝。感無量・・・




このストレッチをやったのはせいぜい30分ほどだったと思うが、魚の反応は良かった。

粂田さんにビッグバイトがあったが、残念ながらキャッチには至らず・・・

それでもお互い3匹ずつ仔バスを追加して終了とした。


竿頭はレイジさんで45、30、45!


上陸、撤収が済み、皆さんに別れを告げた。


輝きに満ちた朝マズメの日々が、本当に終わってしまった。






※ ※ ※ ※ ※






帰宅、仮眠後、スーパーストライクをロードランナーに積み替える。

scarecrowさんと合流し、車に乗せてもらって出発!

どちらかといえば喋らない私が、いつの間にかベラベラ語っているという、たぐいまれなる聞き上手とお見受けした。



第一エリアに到着。

用意していたお土産(フラットラップ10)をお渡しすると、私にもプレセント!


投げて巻く! -The Bassin' Basics--IMG_4279.jpg

今年はネズミづいていて、二匹目がうちにやってきた。

力強く推していただいたので、近いうちに釣果報告したいもの。




雨の割には水が落ち着いているというエリア。

魚の反応を見てみようと、トップ、ジャークベイトで探っていく。


scarecrowさんは、おそらく一撃狙いだったであろうテキサスから、早々にフラットラップへチェンジ。

しきりにその動きを絶賛しておられたが、ほどなく「来ました!」との声。

余裕を持っていなし、抜きあげる。



投げて巻く! -The Bassin' Basics-

37㎝。 お見事!


プレゼントしたルアーで釣ってもらい、自分の事と同等か、それ以上に嬉しかった。

だだ、8では釣っているが、実はまだ10では釣っていない事を、この場では告白できなかった(爆笑)



このあと連れて行ってもらった第二エリア、第三エリアとも自然あふれる素晴らしいフィールドだった。

scarecrowさんもまた、そんな中で生活に溶け込んだバスフィッシングを楽しんでおられる。

お会いする前はずいぶん謙遜しておられたが、緩急自在の釣りウマさん。



エリア特性からおそらくはバスの足が速く、タイミングが肝要と思われる。

このあと釣果の上積みはなかった。

第三エリアでフラットラップ8に正体不明の魚を掛けはしたが、フックアウト。

バスだとしたら20㎝未満と思われる。



scarecrowさんのタックル


投げて巻く! -The Bassin' Basics-

RR+シマノは私と共通で、これだけでも相当喋れそう(笑)

バスプロショップスのクランキンスティックあたりもツボだ。

ツララはもともと海用バーサタイルを指向したとのことだが、PE+リーダーのパワースピンでいいバスを仕留めておられる。




私が釣果を得られなかったのでずいぶんお気遣いいただいたが、scarecrowさんのお人柄と、バスフィールドとしてはこれ以上ないと言っていいほど美しいホームグラウンドに癒される思いだった。








































終章へ

昨年の12月より、のべ32釣行を重ねてきたが、この愉しい日々も終わりを迎える。



通常であれば約三年分に相当する日数だが、1、2月の厳冬期を含むため、凡庸な私には一日たりとも簡単な釣りはなかった。

小池原にしても、粂田塾で訪れたリザーバーにしても、とりたてて秘境なわけではない。

東にいると、西ではボコボコ釣れているように見えるけれども、実情は違った。


ただ、すべて鮮烈な印象が残る12匹のうち、3匹が50upという点が西のポテンシャルを物語っている。

何と言っても、それまでの三十数年で私が釣ったupは3匹だったのだから。



欲を言えばキリがないが、夢は叶ったのだと思う。

ゆったりとした気分で、最後の釣行を味わいたい。



ただ、人とのつながりがあるルアーでは、できれば釣りたいところ。
投げて巻く! -The Bassin' Basics-

今回は無理でも、いずれは釣果報告をしたい。






ところで・・・




土壇場で、scarecrowさんとの同行が決まった!


アメブロ 「兵庫県民のバス釣りとかあれこれ」http://ameblo.jp/scarecrow-blog/ で、ライフジャケットやゴミ問題を取り上げられたりと、意識の高い記事を展開しておられるアングラーさんである。


この釣行は、いくつかのことごとがあって、一つの流れとして実現した。


釣りの内容や道具立てにも親近感を覚えていたが、最近はタックルトータルでグローバルな方向性を探求しておられ、そちらの釣りを見せていただくのが非常に楽しみである。


柔軟に対応いただいたscarecrowさんに感謝。