お笑い番組大笑いの法則 -7ページ目

くりぃむ×タカトシ

新番組 「ペケ×ポン」 フジテレビ 火曜深夜

くりぃむしちゅーとタカアンドトシというあまりない取り合わせの番組。
メインも普段は話をすることがないであろうゲストを2人呼んでのトーク。
1回目は水前寺清子さんと柳原可奈子という芸人さん。
柳原さんはギャル系の女の子のマネをするネタをよくやってます。
なので、今日もそのキャラで水前寺さんとトークを。
柳原「マルキューとか行くんですか?」
なんのことかわからずキョトンとしていると、
有田「(着物を指して)これもそこで買われたんでしょ」

30分ぐらいの番組だけど、1時間番組の内容をぎゅっと詰め込んだかんじで、次の企画はトシ×上田のびみょーなDVD。
オリジナルDVDを鑑賞してツッコミまくる。
次は俺の企画。
4人がやりたいことを紙に書いてきて、お客さんに投票してもらい、多かった企画をルーレットで当たった人が実行する。
トシ「お客さん全員にジュースをおごる」
有田「北海道から出てきてやりたかった企画がこれだと」
タカ「次の収録前に自宅まで迎えに来てもらう」
有田「○ンコしている表情を撮る。これを熊本から出てきてやりたかった」
上田「セットのばらしを手伝う」
この番組、1回の収録でセットチェンジが8回もあるそうだ。

で、最終的にはトシさんの企画をタカさんが実行。
なぜかエンディングでタカさんが「栄光の架け橋」を熱唱していた。
この手の番組で、エンディングテーマのプロモーションビデオが流れるパロディみたいなものか。
上田さんの「乾杯」の熱唱も聞けるかもしれません・・・

笑いは戦場

新番組 「コンバット」 フジテレビ

「はねるのトびら」に続くコント番組が誕生しました。
3ヶ月に及ぶオーディションを経て30組の若手芸人が選出され、最終テストが行われた模様。
内容は、テスト1「体力」川を渡る。
テスト2「玉ねぎの早食い」
テスト3「気合い」自転車を猛スピードでこいで海に飛び込む。
・・・と、まるで風雲たけし城を思い起こさせるようなノリ。
なるほど、コンバットのテーマが聞こえてきそうです。

しかし、内容はまるでそんな感じでもなく、普通のコント。
唯一それを感じさせるのは、番組の最初と最後にアーミールックで「ファミコンウォーズ」のCMみたいに歌いながら町中を走ってるところ。
ランチで長い列を並んでいる人の脇を通りながら、
「母ちゃんたちには内緒だぜー」
「消費者金融6社目だー」
と、わかる世代にはわかるパロディ。

さて、第一次メンバーとして選ばれたのは5組。
第一次って、今後入れ替えもあったりするんだろうか?あんまり説明なかったけど。
マセキ芸能社の「あきげん」石井・秋山。
ワタナベエンターテインメント「EE男」山口・八島。
吉本興業「かたつむり」中澤・林。
吉本興業「ガリバートンネル」三須・川島。
サンミュージック「ぼれろ」渡辺・小庭。
全然知らないコンビばかりなので、まぁ、初回は誰が誰やらわからない。

一発目のコントは「使ったら恥ずかしい業界用語講座」
研究家のバブル玉井がスタッフ会議のVTRを見ながら駄目出しをするコント。
実際のスタッフ会議はものすごく寒いらしい。
どうやら、ネタ元はフリーで渡り歩いている構成作家がどっかから仕入れてきた業界ネタみたいだ。
親しくもないのにキム兄と呼ぶとか、そんなかんじ。
初っぱなから内輪ネタか!っていうか、長いよ。

「マイクパフォーマンス 歌うボクサー」
亀田兄弟に似せて、勝利の歌は・・・「千の風になって」
逆に本物がリングで歌ったらおもしろい。

「熱血舞台演出家 全力出洲男」
劇団「秋」の演出家全力出洲男が劇団員から要望されたことを全力で演じきる無茶振りコント。
「さかりのついたバカってどうやるんですか?」とか、「生卵を殻ごと食べるバカは?」とか、実際にやるんだけど、キャラクターがもう一歩・・・なのかな?
劇団「秋」っていうぐらいだから、あきげんの秋山さんがやってるのか?全然わかんないけど。

「キス&クライ」
フィギュアスケートの得点待ちの時に座っているところのことをいいます。
これ、同局の別の番組でもあったね。
1組は相方を投げ飛ばしてひじを負傷。
予定では椅子の裏にあるマットに投げる予定がくるってしまったらしい。
予定調和か。こういう悪ふざけってアドリブなのかと思ってた。

ちなみに、この番組は初回は35分放送だったが、次回からは月曜から木曜の深夜に10分間だけ放送する。
よく、9時の前とか、11時の前とかに5分程度の短い番組あるけど、ああいうところでこういう番組はできないのかね。

MCの交代

深夜番組をビデオ録画している者にとって、プロ野球開幕はいいニュースではありません。
すっかり忘れていたら、「浜ちゃんと」を録画したつもりが「あややゴルフ」が撮れていて辟易してしまいました。
紳助さんとの賭に負け、ライセンスからザ・ちゃらんぽらんに改名したコンビが出ているはずでした。
それにしても、よく改名を決意したものです・・・


4/2放送「歌スタ!!」 日テレ

なんとこの番組3年目に突入だそうです。
音楽プロデューサーらを集めて歌手のオーディションをするという番組。
東野幸治さんはそのまま引き続き司会を。
そして、アンタッチャブルからチュートリアルに司会がバトンタッチされました。
チャゲ&飛鳥の「YAH YAH YAH」を熱唱しながら登場。
くしくも、昨年のM-1優勝者です。

チュートリアルが前奏で歌う素人さんの紹介をして、一定の基準をクリアしたら舞台に上がってコメントをとるという手はずになっているのですが、全員が全員とも合格するわけでもなく、
「あまり僕ら映ってないですけど」
東野「アンタッチャブルは一度も台にあがらなかったことがあるから。――ただ、月末には4本分のギャラガ入りますから」
「あざーす!」
チュートリアルは初レギュラーといってました。関東圏か全国区では、という意味でしょうかね。


4/3放送 TBS
「ザ・サンパチマイク お笑い怪物東京上陸 from関西アンダーグラウンドスペシャル」


漫才には欠かせないセンターマイク。
使われているのはソニーのC-38B型マイクということで、番組名に「サンパチ」とつけたらしい。
またあるかもしれませんが、たぶん、単発番組です。
関西中心で活動している芸人さんが東京の舞台に立って漫才をする番組。

進行役というか、合間のつなぎはディラン&キャサリンです。
ザ・プラン9のなだぎ武さんと友近さんですね。別で収録して編集してます。
それ以外の方はお客さんが入っている舞台で、みんな漫才というスタイルです。
NON STYLE、アジアン、鎌鼬、ザ・プラン9、ストリーク、マキシムパーパーサム、四次元ナイフ、イシバシハザマ、ダイアン、フロントストーリー、サバンナ、とろサーモン、天竺、ジャルジャル、カナリア、$10。

スマイルというコンビは結成4年目ということですが、おもしろいなぁと思いました。
チュートリアルはスキューバーダイビングのネタでしたが、M-1で見たことあるネタよりこっちのほうが好きでした。そして、おもしろい!
そして最後のコンビ、矢野・兵動。結成18年目というベテラン。
まさしくこれぞ漫才。王道です。お客さんは若い人たちばかりでたぶんお二人のことを知らないと思いますが(かくいうわたしも知りません)、ついてきてます。

きのう、北野武さんの番組で、志村けんさんがコメントを寄せていましたが、ふたりが共演してコント番組をやったとき、やはり王道のコントをやったといいます。
シュールだとか、前衛的であるとか、ある意味逃げなのだとか。
王道で、ベタで、そのうえでの笑い。
先日も志村さんは「はねるのトびら」に出演してました。
出演していたコーナーはコントではなく、ゲームのようなものだったのですが、ドリフちっくなコント満載で、最後はセットまで崩壊(笑)そして全力投球。そしてはねトびなのに志村色。

全然違いますが、杉田かおるさんもいってました。
女優業をやってるが、最近は脇役が多い。
脇役でもいい、ただ、主役が下手なのが嫌なのだと。
志村さんも「はねトび」に出るに当たり、志村さんの笑いを視聴者に見せ、自分の中でのクオリティを保ちたかったのかもしれません。

歌舞伎も落語も新しいことをやってみようという人はいますが、王道は王道で、王道をやり続ける人は存在していて欲しいなと思うのです。
だから、TBSにしてはこの番組、よかったと思います・・・えらそーだけど。


4/5放送 新番組 「エンタの味方」 TBS

深夜放送の新番組。
出演はハマカーン、流れ星、キャン×キャン。
オープニングを見たら、コントみたいな番組なのかなと思ったのですが、情報番組です。
3組がそれぞれ、話題をリサーチし、発表するというような内容。
それをジャッジする現役女子大生二人。

一番良かったと思うコンビにはご褒美、通称スウィートウォール。
セットの壁の向こう側で1人ずつ何かをサービスしてくれる。
選ばれたのはキャン×キャン。
実はキャン×キャンだけネタをやりました。
サザエさんの夫マスオさんが驚く「エッ!?」のマネをその女子大生の友達もやっているからという。
そこで「エッ!?」と再び驚くマスオさん。
そして、壁の向こうで何をされたのか、再び驚くマスオさん(笑)「エッ!?」と、声だけが聞こえてくる(笑)
どうやら、ほっぺにチュウをされていたようです。

すべらへんなぁ~

3/27放送 「人志松本のすべらない話9」 フジテレビ

サイコロを振って名前が出た人がすべらない話をする、ただそれだけ。
合いの手も相づちも不必要。
出演者の腕が試される。
生かすも殺すも自分次第。
企画が悪いとか、編集が悪いとか、人のせいにはできない番組。

この番組に出る人はみな「すべらない話」を用意してくるのが普通だ。
自分が当たりすぎて、困った時にはネタ帳を見て確認している人がいるのも、この番組の特徴。
だいたい、バラエティ番組に出演するのに何かを用意してくるタレントは少ないと思う。
台本があって、その流れに乗っかっていく。
よく「行列のできる法律相談所」で、磯野貴理さんが紳助さんに「それネタやろ」と突っ込まれているが、ネタを毎週用意してくるだけいいと思う。

この番組も9回目。
いつも何人かは初登場の人がいる。
全部見たことがあるわけじゃないけど、この番組の出演者はいわゆる「お笑い芸人」だ。
そのスタンスがくずれると嫌だなと思う。
回を重ねるごとにゆるくなるのは残念。
この番組でのお約束は「すべらない話」をすること。
すべらなければ何度だって同じ話をしてもいい。

このまえの総集編では、放送したVTRを編集するのではなく、出演者自らがもう一度同じ話をして総集編とする、というおもしろいこともやっていた。
今回は、果たして・・・

出演は千原ジュニア、宮川大輔、よゐこ有野、アンタッチャブル山崎、ブラックマヨネーズ吉田、ハローバイバイ関、キングコング西野。
5人が初登場。
出演者は8人だが、サイコロの目は全部で9あって、ひとつは星印になっている。
その目が出たら立候補や推薦で話をする。
初登場の若手がこぞって話をしていたのが印象深い。
まだ一度も当たっていない松本さんに、「お願いします」なんて社交辞令もない(笑)
いいですねぇ。
吉田さんは「出たかったけど、なんかのアクシデントでつぶれないかな」と思っていたというくらい、緊張感ある現場。

さて、自分が一番好きだった話は、ジュニアさんが話したサバンナ八木さんの天然っぷり。
八木さんと言えば、格闘技のイメージだったが、おぼっちゃんであるらしく、ホームレスを見たことがなかったという。
寝ている人を見てなにをやってるんですかと聞くので、「死んでる」といったら本気にしてたというのだ。
ジュニアさん曰く、「ピュア、山、、川、風、八木ぐらい自然体」

あるとき、金八先生の再放送を見ていたら、先生の息子が白血病で輸血が必要になっていた。
その息子はRhマイナスだという。
八木「ぼく、Rhマイナスなんですよね。まだ間に合いますかね・・・あ、再放送やった!」
業界の人とは思えません(笑)

オンバトチャンピオン大会

「爆笑オンエアバトル」 NHK総合

第9回チャンピオン大会 ファイナルが放送されました。
決勝にコマを進めたのはNON STYLE、タイムマシーン3号、キャン×キャン、三拍子、ラバーガール、トータルテンボス、ハマカーン、流れ星、超新塾、エレファントジョンの10組。
そして、7回8回大会を制したチャンピオンのタカアンドトシで争われた。
結果は以下の通り。

1位 NON STYLE     974KB
2位 タイムマシーン3号 966KB
3位 タカアンドトシ    958KB

1位のNON STYLEは、お客さんの投票で優勝が決まるだけあって、会場内を一番沸かせていたのも彼らだった。
唯一の関西拠点コンビということで、「いきり」という関西弁(?)の説明から始まって、カッコつけがお化け屋敷でデートするネタをやっていた。
今年はM-1も残ってくるでしょうかね。

ラバーガールはシュールなコントでおもしろかったし、順位がふるわなかったハマカーンも良かったです。
タカアンドトシは残念だけど、他の仕事が忙しかったのかなと思います。

この番組、深夜放送だけど、地味に続いてますね。
メンツが固定されないように、どんどん新しい人を発掘していってもらいたいものです。