すべらへんなぁ~ | お笑い番組大笑いの法則

すべらへんなぁ~

3/27放送 「人志松本のすべらない話9」 フジテレビ

サイコロを振って名前が出た人がすべらない話をする、ただそれだけ。
合いの手も相づちも不必要。
出演者の腕が試される。
生かすも殺すも自分次第。
企画が悪いとか、編集が悪いとか、人のせいにはできない番組。

この番組に出る人はみな「すべらない話」を用意してくるのが普通だ。
自分が当たりすぎて、困った時にはネタ帳を見て確認している人がいるのも、この番組の特徴。
だいたい、バラエティ番組に出演するのに何かを用意してくるタレントは少ないと思う。
台本があって、その流れに乗っかっていく。
よく「行列のできる法律相談所」で、磯野貴理さんが紳助さんに「それネタやろ」と突っ込まれているが、ネタを毎週用意してくるだけいいと思う。

この番組も9回目。
いつも何人かは初登場の人がいる。
全部見たことがあるわけじゃないけど、この番組の出演者はいわゆる「お笑い芸人」だ。
そのスタンスがくずれると嫌だなと思う。
回を重ねるごとにゆるくなるのは残念。
この番組でのお約束は「すべらない話」をすること。
すべらなければ何度だって同じ話をしてもいい。

このまえの総集編では、放送したVTRを編集するのではなく、出演者自らがもう一度同じ話をして総集編とする、というおもしろいこともやっていた。
今回は、果たして・・・

出演は千原ジュニア、宮川大輔、よゐこ有野、アンタッチャブル山崎、ブラックマヨネーズ吉田、ハローバイバイ関、キングコング西野。
5人が初登場。
出演者は8人だが、サイコロの目は全部で9あって、ひとつは星印になっている。
その目が出たら立候補や推薦で話をする。
初登場の若手がこぞって話をしていたのが印象深い。
まだ一度も当たっていない松本さんに、「お願いします」なんて社交辞令もない(笑)
いいですねぇ。
吉田さんは「出たかったけど、なんかのアクシデントでつぶれないかな」と思っていたというくらい、緊張感ある現場。

さて、自分が一番好きだった話は、ジュニアさんが話したサバンナ八木さんの天然っぷり。
八木さんと言えば、格闘技のイメージだったが、おぼっちゃんであるらしく、ホームレスを見たことがなかったという。
寝ている人を見てなにをやってるんですかと聞くので、「死んでる」といったら本気にしてたというのだ。
ジュニアさん曰く、「ピュア、山、、川、風、八木ぐらい自然体」

あるとき、金八先生の再放送を見ていたら、先生の息子が白血病で輸血が必要になっていた。
その息子はRhマイナスだという。
八木「ぼく、Rhマイナスなんですよね。まだ間に合いますかね・・・あ、再放送やった!」
業界の人とは思えません(笑)