セカンドアルバム「黒船」
(74年11月発売)
が海外で発売され、
高い評価を得ることになり、
海外メディアからの取材が
増えたことから、
(ROXY MUSICの前座として)
ロンドン公演も決定、
グローバルな活動が
軌道にのってきた
ミカバンド渾身のサードアルバム
(75年11月発売)。

当時のメンバーは
加藤和彦(Vo,G)、
ミカ(Vo)、
高橋幸宏(Dr)、
今井裕(Key)、
高中正義(G)、
後藤次利(B)。

変拍子を織り交ぜつつも
ポップなインストナンバー
WA-KAH! CHICO
のちに高中正義の
定番ナンバーとなる「ミラージュ
ことば遊びも楽しい「マダマダ産婆」
ファンキー MAHJANG」、
5拍子のリズムを取り入れながら
不思議に爽快な
ヘーイ ごきげんはいかが」
など多彩で、
新たに加入した
後藤次利のチョッパーベース
をはじめとした
演奏の充実ぶりも
前2作を凌駕している
と言っていい名盤。
(★★★★★)」(2011.1.15記)

サディスティック・ミカ・バンドです。
 
このアルバム発売のころ、
元記事にあるロンドン公演
(「ライブ・イン・ロンドン」
(76年7月発売)所収)
の最中だったこともあって、
プロモーション不足では
あったのですが、
新ベーシストの後藤次利さんの
超絶スラップベースプレイが
大きな話題になっていたこともあって、
高セールスを記録しました。
 
ところが残念なことに、
人間関係のもつれから
グループ(というより
加藤和彦、ミカ夫妻)
に亀裂が入り、
グループの存続が
不可能になってしまい、
3枚目にして、最後の
オリジナルアルバムと
なってしまいました。
 

今井裕

加川良:親愛なるQに捧ぐ

 

高中正義

井上陽水:陽水Ⅱ・センチメンタル

GARO 3

よしだたくろう:LIVE '73

 

後藤次利

シローとブレッド&バター:ムーンライト

GARO LIVE

 

 ↓「WA-KAH! CHICO」です。

 

 ↓「ヘーイ ごきげんはいかが」です。