「75年、
ROXY MUSICの前座として
イギリスでライヴ。
これが、現地の新聞にも
出たほど大好評だったため、
急遽発売されることになった、
英国ツアーのダイジェスト盤
(76年7月発売)。
当時のメンバーは
加藤和彦(Vo,G)、
ミカ(Vo)、
高中正義(G)、
後藤次利(B)、
高橋幸宏(Dr)、
今井裕(Key)。
ただし、
テープレコーダーによる録音
(記録用だったらしい)のため、
音質にはやや難があるのだが、
高中正義のギタープレイは
もちろんのこと、
当時まだ弾き手が少なかった
チョッパー(スラップ)ベーシスト
後藤次利の切れのよいプレイと、
高橋幸宏の硬軟おりまぜた
多彩なドラムプレイなど
各々のプレイがなにより印象的。
オープニング~「どんたく」、
「WA-KAH!CHICO」への流れと、
組曲「黒船」が
聴きどころだと思う。
解散後は、
演奏部隊(加藤和彦、ミカ抜き)が、
サディスティックスとして
活動していたこともある。
繰り返される再結成については、
ヴォーカルのミカが不在ではあるが、
素直に歓迎してよいと思う。
(★★★★)」(2006.5.30記)
日本のロックを語るときには
避けて通れないバンドだったと
思います。
日本のロックの
メジャー化にも
貢献したと言えるでしょうか。
それも、
あのフォーク・クルセダーズや
ソロ活動で、
長くフォークの畑にいた、
加藤和彦さんが率いていたことも
理由の一つだと思います。
バンドの立ち上げの時には、
つのだひろさんも
在籍されていたようですが、
とにかく当時の
腕利きの若手プレイヤーを集め、
海外でも認められたというのは
大変な快挙だったと思います。
活動停止の理由が、
加藤和彦・ミカ夫妻の
夫婦関係のもつれというのが、
いろいろな意味で残念でした。
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