「ビートルズの公式音源の権利を持ち、

国内に多くのアーティストを抱えていた

東芝EMIならではの、
ビートルズ・トリビュートアルバム(90年4月発売)。


参加アーティストは、

日野皓正、小原礼、

高橋幸宏、高野寛、

THE PRIVATES、

桐島かれん、佐木伸誘、
AKIHABARA ERECTRIC CIRCUS、

PaPa、和田加奈子、

田中一郎、Marcy、

村田和人。


比較的若手のアーティストを中心に

人選したことも含め、
88年のトリビュート盤「抱きしめたい」とは

かなり趣を異にするように

作られており、
ジャケットには

岡本太郎のイラストを配し、

収録されているカバー曲も、
原曲のイメージを残さないほどに

大きくアレンジされていものが多く、
発売時、ビートルズファンには

少し受け入れにくいだろうという

評価も出ていたようだ。


それでも、特に若いプレイヤーたちほど、

原曲のイメージにとらわれることなく、
自分の趣向や個性を

かなり前面に出していることから、
この種のトリビュートアルバムの

多方向的に広がる可能性を

考えるきっかけとなったと思う。(★★★)」(2009.6.1記)

 

曲目です(敬称を略させていただきました)。


1.ALL YOU NEED IS LOVE/Various+日野晧正
2.DRIVE MY CAR/小原礼
3.WE CAN WORK IT OUT/高橋幸宏
4.IN MY LIFE/高野寛
5.I WANNA BE YOUR MAN/THE PRIVATES
6.THE FOOL ON THE HILL/桐島かれん
7.FOR NO ONE/佐木伸誘
8.YESTERDAY/AKIHABARA ELECTRIC CIRCUS+BILL CHAMPLIN
9.BIRTHDAY/PaPa
10.TILL THERE WAS YOU/和田加奈子
11.COME TOGETHER/田中一郎
12.MONEY/Marcy
13.THIS BOY/村田和人
14.ALL YOU NEED IS LOVE/REPRISE・カラオケ

 

元歌は全部知っている反面、

カヴァーをされている方々については、

すみません、私の勉強不足で、

存じ上げない方もいらっしゃるのですが、

皆さん自由に料理しているところが、

意外に新鮮に聞こえました。

 

こういう盤のほうが好きだという方も

多いのかもしれませんね。

 

 *過去記事より

FROM LIVERPOOL TO TOKYO

FROM LIVERPOOL TO TOKYO 2

抱きしめたい