肌荒れが長く続き、毎日スキンケアをしているけど少しも
良くならず悩んでいるということはありませんか。
あなたの肌荒れは、どんなタイプの肌荒れですか?
肌荒れには、
・乾燥してカサカサになる
・赤くなる
・かゆくなる
・吹き出ものやニキビができる
・毛穴が開く
・くすむ
などの症状があります。
●肌荒れを起こす原因
肌荒れが起きて困っているあなたは、肌に関心があると
思います。
”ターンオーバー”ということばをご存知ですか?
皮膚の細胞は、常に新陳代謝があり一定のサイクルで
新しい細胞に生まれ変わっています。
これをターンオーバーと呼んでいますが、その周期は
年齢によって違います。
20代では28日程度ですが、歳を取るにつれて長くなり
40代では40日程度といわれています。
このターンオーバーのサイクルがくるってきて、皮膚がうまく
新陳代謝できなくなると皮膚のトラブルが起きて、冒頭で
説明したような肌荒れの症状が現れます。
ターンオーバーを乱す原因は、たくさんあって1つではあり
ません。
実際はいくつかの要因が重なり合って、肌荒れが起こります。
例えば、夏はカサカサ肌になりにくいですが、冬になると
肌が荒れてカサカサになるのは何故でしょうか。
ということは、気温や湿度が関係しそうですよね。
このような原因は、肌荒れの外的要因です。
・肌荒れの外的要因
<気温や湿度>
気温が低くなり、肌が乾燥してくると肌を構成するセラミドが
水分を保てなくなり、角質がはがれ落ちやすくなります。
<紫外線>
紫外線も肌のバリア層である角質層に損傷を与えるので、
肌が乾燥しやすくなります。
<洗いすぎ>
お風呂や朝の洗顔などで、石けんを付けてゴシゴシ洗う
角質層も一緒に落ちて肌が乾燥しやすくなります。
・肌荒れの内的要因
肌荒れの外的要因をみると、原因は外的な要因かと思い
がちですが、実はこれらばかりではありません。
それは、体の内側に要因がある場合もあるのです。
保湿や化粧品などでスキンケアしても、肌荒れが改善しない
場合は内的要因に対応した改善が必要です。
●肌荒れ・美肌をサポートする腸内環境の改善
肌荒れを改善し、美肌を得るための改善法を紹介します。
・規則正しい食生活とバランスの取れた食事
食生活が乱れ偏った食事が続くと、肌の栄養に必要な
ビタミンB6やビタミンB12などが不足します。
また、肉類などの脂っこいものや糖質が多い食事、飲酒は、
皮脂腺を刺激し皮脂分泌を増加させニキビの原因ともなります。
規則正しい食生活とバランスの良い食事に心がけましょう。
・十分な睡眠不足とストレス発散
肌の保湿機能は、約80%を肌を構成するセラミドが担って
いると言われています。
この物質はターンオーバー(肌の新陳代謝)の過程ででき、
睡眠時に出る成長ホルモンと関係があります。
なので、睡眠時間が不足するとターンオーバーが乱れ、
セラミドが低下し肌の乾燥を招きます。
また、ストレスによっても成長ホルモンの分泌が乱れ
ますので、同様な結果になります。
これを防ぐためには、十分な睡眠とスポーツや趣味などで
適度にストレスを発散させ、体をリラックスさせましょう。
・腸内環境の改善
肌荒れは、腸内環境の悪化によっても引き起こされます。
腸内には細菌がたくさん棲んでいて善玉菌、悪玉菌、日和見菌
がバランスを取って棲み分けています。
その理想的なバランスは、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の
割合が2:1:7であることだといわれています。
ところが、食生活の乱れやストレスなどで腸内細菌のバランス
が崩れると悪玉菌が優位の環境になってしまいます。
悪玉菌優位になると、腸内の酸性が弱まってくるため腸の運動
が低下します。
このため、腸内に食べ物のカスが滞りここに悪玉菌が作用
して腐敗が進行し、分解して有毒ガスなどが発生します。
これが、腸壁から吸収され血液を介して皮膚表面まで
運ばれるため、ニキビや吹き出ものの原因になります。
腸内環境が善玉菌優位になるためには、腸を元気にする食事
が必要です。
そのためのいくつかを紹介します。
・ビフィズス菌や乳酸菌を摂る
ヨーグルトや乳酸菌サプリで乳酸菌を摂ることです。
詳しくは、こちらの記事が参考になります。
・発酵食品を摂る
発酵食品にはヨーグルトやチーズだけでなく、
日本では味噌や醤油、漬物、甘酒なども発酵食品で、
昔から慣れ親しんできたものです。
発酵食品と善玉菌は相性がよく、腸内環境が改善される
ことは専門家も推奨していることです。
★腸内環境を改善する方法については、こんなページも
あります。
・急な肌荒れの原因は腸内環境の悪化?乳酸菌が改善する働きのヒミツとは
・ビフィズス菌のご飯になるオリゴ糖で腸内環境の改善ができる!
肌荒れやお通じを改善する