ヨーグルトとして乳酸菌やビフィズス菌を美味しく
食べちゃいますが、腸内細菌で多数派のビフィズス菌は、
糖を分解して乳酸と酢酸を作るって知ってました?
一方、ビフィズス菌と対比されることの多い乳酸菌は、
名の通り糖を分解して乳酸を腸内に作り
だします。
両方とも善玉菌ですが、ビフィズス菌は代謝産物として
乳酸菌以外に酢酸も作ることが両者の違いの一つです。
これって、実は大きな違いなんです。
他の違いについては、
「腸内細菌で一番多いのはビフィズス菌?、乳酸菌との違いとは 」
のページを参照してくださいね。
乳酸菌やビフィズス菌を摂取すると、一般的に以下のような効果が
期待されるとされています。
・整腸作用による便秘・肌荒れの改善
・腸内感染の防止
・免疫機能の活性化
このページでは、ビフィズス菌が肌荒れを改善
することを検証した事例を紹介します。
●ビフィズス菌が肌荒れを改善することを検証した事例
検証の内容は、20代から70代の女性を2グループに分け、
それぞれに次のものを4週間飲んでもらいました。
・ビフィズス菌の入った発酵乳
・ビフィズス菌が入らない疑似飲料
その結果、
1.血液中のフェノール濃度に違いがあり
腸内細菌の一部の悪玉菌がアミノ酸を分解し、フェノール
という物質を作っており、これが肌の細胞に影響を与えて
いると考えられています。
・ビフィズス菌の入った発酵乳を飲んだグループ
血液中のフェノール濃度が低下
・ビフィズス菌が入らない疑似飲料を飲んだグループ
血液中のフェノール濃度に変化なし
2.肌を構成している角質中の水分量に違いがあり
・ビフィズス菌の入った発酵乳を飲んだグループ
角質中の水分量が維持されている
・ビフィズス菌が入らない疑似飲料を飲んだグループ
角質中の水分量が低下している
3.角質の代謝酵素の活性度合に違いがあり
・ビフィズス菌の入った発酵乳を飲んだグループ
角質の代謝酵素の活性度合が上昇している
・ビフィズス菌が入らない疑似飲料を飲んだグループ
角質の代謝酵素の活性度合に変化なし
以上のように、ビフィズス菌の入った発酵乳を飲んだグループ
は、皮膚細胞の形成が正常となるとともに、皮膚の保湿機能
が高まったことが確認できました。
(参考資料:ヤクルトニュースリリース、
ビフィズス菌発酵乳が肌荒れを改善
なのでビフィズス菌の入ったヨーグルトや乳酸菌サプリを
積極的に摂ることで、便秘のみならず肌荒れも改善すること
がお分かりかと思います。
トップページでも紹介している乳酸菌サプリ「乳酸菌革命」も
ビフィズス菌、ラブレ菌、ガセリ菌の3大乳酸菌を含んで
いるので、期待ができます。
肌荒れやお通じを改善する