こんにちは。米国、ニュージャージー州在住の9歳の娘のママです。
先日、NYCB(ニューヨーク・シティ・バレエ)の公演を観てきました。
実は、ニューヨークでバレエ公演を見るのは初めてでした。
オペラ、ニューヨークシティフィル、ミュージカルには何度足を運びましたが、バレエは大好きなのに結局見なかったのです。
理由は、何を見れば良いのかわからなかったから。
どの演目がどうすごくて、何がポイントなのか。
わからなくても見れば良いのかもしれないのですが、バレエ🩰は、なんだか敷居が高くて。
その後
娘がバレエを習い始め、
日本でも何度も公演に足を運ぶようになり、
同じ演目でも、バレエ団や踊る人によって全然違うことを知り、
クラシックやコンテンポラリーも見て
何となく好きなジャンルもできて、
今回は下準備ができたなと思ったから、やっと訪れることができました。
それでも。何を見たら良いのかわからない。
バレエに詳しい友人に相談したら
「ニューヨークに行ったら、Tiler Peckが踊るバランシンを観て」
と言われました。
バランシンは、ロシア出身の振付家で、ニューヨークバレエを世界に広めた1人。
あのNYのリンカーンセンターの名前に残っているパトロン・リンカーンに熱望され、バランシンは、NYにやってきて、バレエを広めたそうです。
クラシックバレエによくある、物語を排除して音楽とダンスを極めた人らしいです。
リンカーンセンター
バランシンがバレエカンパニーを作って今年は75周年で様々な演目があります。
今回は、Family Staurday という子ども向けのイベントを観てから、
本物の公演をみました。1日に2公演観たのです。
Family Saturday の公演では、子ども向けにわかりやすくバランシンのことや、彼の残した作品をたくさん紹介してくれました。
英語力に乏しい私にはピッタリ!
バランシンの作品の魅力を知った上で本物の公演を観たのです。
演目は
・セレナーデ
・オルフェウス
・テーマとバリエーション
「セレナーデ」は、NYで初めて公演された記念すべき作品。
「オルフェウス」は、ギリシャ神話をモチーフにしたストーリー。
「テーマとバリエーション」に、そのプリンシパルのテイラーが出演していました。
バランシンのバの字も知らなかった私が作品を見て魅了されてしまいました。
一言で言えば、バレエから古典のダサさを取り除いたオシャレなアーティスティックな世界が舞台で繰り広げられているのです!
舞台、ダンス、アート、バレエ、音楽が融合されててだけど、古典バレエの要素はちゃんとある。
そして、チャイコフスキーやストラヴィンスキーの音楽との相性が素晴らしい‼️
クラシックバレエしかなかった当時、センセーショナルだっただろうなと思います。
そうそう印象的だったのは、オーケストラの衣装が黒のTシャツだったこと。
こういうところまでニューヨークっぽくてよかった!
なんだか一気に魅力されてしまったので、ハマるタイプの私は、今バランシンについて色々調べ中です。
もっともっとバレエの世界を知りたいなと思わせてくれる公演でした💕
今回ニューヨークでバレエを観て改めて思ったのですが、ニューヨーク🗽って、色んな国の文化やアート、食などを取り入れて世界最高峰のオリジナルを作り上げるのが上手だなと。
また一つ魅力を発見!