日本のお姉さん -83ページ目

沖縄・米兵の女性暴行事件、基地前で大規模抗議集会

沖縄・米兵の女性暴行事件、基地前で大規模抗議集会
TBS News-i 2016/3/22 04:56

那覇市で発生したアメリカ兵による女性暴行事件を受けて、沖縄では21日、大規模な抗議集会が開かれました。

この事件は今月13日、アメリカ海軍の兵士が那覇市のホテルで観光客の日本人女性に暴行した疑いで逮捕・送検されたものです。

兵士は普天間基地の移設先とされている名護市辺野古のキャンプシュワブに所属していて、基地のゲート前では21日、主催者発表でおよそ2500人が集まって抗議集会が開かれました。

【参加者は・・・】
「怒りをもって参加しました。絶対許せない。女性の尊厳を踏みにじるようなことは絶対に許せない」
「(米軍は)綱紀粛正と言っても一向に良くならない。そういうことを許していいのかという日本政府への怒りでもある」
「同じことが何回も何回も繰り返し起きてしまっている。一体どうしたらいいのでしょう、そういう気持ちで参加した」

沖縄では事件による反発が強まっていて、沖縄県議会は22日、抗議決議を行う予定です。(22日03:55)
http://news.merumo.ne.jp/article/genre/4269076/

やはり、トランプ氏に大統領になってもらって、沖縄から米軍は出て行ってもらい、日本の自衛隊は解散して日本軍を編成し直し、沖縄に駐屯して、尖閣諸島に近寄るチュウゴク軍が提供している漁民の船は片っ端から攻撃して撃沈してもらおうか。

炎症性サイトカインが微小な慢性炎症を引き起こすことが、糖尿病のインスリン抵抗性の原因に

腸内細菌が糖尿病リスクに影響 腸内環境が血糖値コントロールに関与
2015.03.12

腸内細菌が健康に密接に関わっている
お腹の健康ために、ヨーグルトや納豆を食べている人は多い。これらは腸内細菌を増やす食品だ。腸内細菌には、一般に知られていないことも多いが、さまざまな作用がある。

「腸内細菌」という言葉を耳にしたことがある人は少なくないはずだ。腸の中にビフィズス菌、乳酸菌など無数の細菌がすみついていて、健康に大きな影響を与えていることが最近の研究で明らかになっている。

ヒトの腸内には、500~1,000種類もの腸内細菌がすみついている。この菌のかたまりを腸内細菌叢といい、花畑のように見えることから「腸内フローラ」と呼ばれている。

腸内フローラはヒトの健康と病気に密接に関わっており、腸疾患、糖尿病、肥満、メタボリックシンドローム、動脈硬化症などのさまざまな疾病の発症に関係すると考えられている。

腸内環境の健康が保つために、食事を工夫すると効果的だ。「野菜を食べる」、「発酵食品(ヨーグルト、納豆、漬け物など)を食べる」、「肉や卵などのタンパク質食品を食べ過ぎない」といった工夫が役立つ。

食物繊維を摂取するのも効果的だ。食物繊維は野菜や果物・豆類などに多く含まれる。食物繊維は消化・吸収されることなく大腸まで達し、善玉菌の栄養源となって増殖を促す。

善玉菌の数を増やすために、オリゴ糖を摂取するのも効果的な方法だ。オリゴ糖は、大豆、ゴボウ、ネギ、タマネギ、アスパラガス、バナナなどの食品に多く含まれる。

腸内細菌が血糖コントロールに関与
米イリノイ大学が糖尿病の発症リスクの高い男性を対象とした調査で、血糖コントロールと腸内細菌には強い関連があることが示された。

研究には45~75歳の男性116人が参加した。研究チームは参加者を1年間追跡して、血糖コントロールの推移を調査した。

参加者に糖負荷試験を行い、血糖コントロールの状態によって、次の4つのグループに分類した。(1)血糖コントロールが徐々に改善、(2)血糖値がずっと正常、(3)血糖コントロールが徐々に悪化、(4)血糖値がずっと高い(空腹時血糖値が高い)。

参加者の便を調べ腸内フローラの状態を調べたところ、(1)と(2)の血糖コントロールが良好なグループでは腸内細菌が多くみられ、代謝や免疫といった体の機能に良い影響を与える善玉菌が多いことが判明した。

一方、(3)と(4)の血糖コントロールが不良なグループでは、腸内で善玉菌が少なく、悪玉菌が増えていることが確認された。

特に、血糖値がずっと正常だった男性は、腸内に「アッカーマンシア」(Akkermansia)と呼ばれる善玉菌が大量にあることが分かった。

今回の研究では、特定の腸内菌が血糖コントロールに関与しているかどうかは明らかにされなかったが、「糖尿病を改善する腸内フローラがある可能性がある」と、研究者は述べている。

過去の研究でも、肥満の人の腸内にはアッカーマンシア菌が少ないことが示されている。腸内細菌が"糖尿病になりなすい体質"を左右している可能性がある。

腸内フローラが乱れると血糖コントロールも乱れる
順天堂大学の研究チームは、2型糖尿病患者では腸内フローラのバランスが乱れやすいという研究を昨年の6月に発表した。

腸内フローラが乱れることで、腸内でのみ生息しているはずの腸内細菌が血液中で検出され、炎症を引き起こしている可能性があるという。

インスリン抵抗性は、インスリンが体の中で効きにくくなっている状態をさす。インスリン抵抗性により糖が十分に体の中に取り込まれなくなると、血糖が上昇する。

肥満や運動不足などが原因だが、腸内フローラのバランスが乱れにより慢性的な炎症が起こることも一因になっているという。

腸内環境の改善により2型糖尿病に伴う炎症を抑制し、インスリン抵抗性を改善できるようになる可能性がある。

腸内環境は、不規則な食生活や運動不足、ストレスやなどの生活環境や加齢によって悪化するので、注意が必要だ。

腸内フローラがインスリン抵抗性の原因 腸内細菌が炎症を起こす
Gut bacteria may contribute to diabetes in black males(イリノイ大学 2015年3月5日)
順天堂大学大学院医学研究科・代謝内分泌内科学

http://tokuteikenshin-hokensidou.jp/news/2015/004153.php
腸内フローラがインスリン抵抗性の原因 腸内細菌が炎症を起こす
2014年06月20日
カテゴリー:2014年 食事療法


順天堂大学の研究チームは、2型糖尿病患者では腸内フローラのバランスが乱れやすいことを確かめたと発表した。腸内フローラが乱れることで、腸内でのみ生息しているはずの腸内細菌が血液中で検出され、炎症を引き起こしている可能性があるという。

研究成果は順天堂大学大学院医学研究科・代謝内分泌内科学の佐藤淳子 医師、金澤昭雄 准教授、綿田裕孝 教授、順天堂大学大学院プロバイオティクス研究講座の山城
雄一郎 特任教授らによるもの。詳細は米国学術誌「Diabetes Care」オンライン版に掲載された。
腸内環境の改善によりインスリン抵抗性を抑えられる可能性
ヒトの大腸内には、500~1,000種類もの腸内細菌がすみついている。この菌のかたまりを腸内細菌叢といい、花畑のように見えることから「腸内フローラ」と呼ばれている。腸内フローラはヒトの健康と病気に密接に関わっており、腸疾患、糖尿病、肥満、メタボリックシンドローム、動脈硬化症などのさまざまな疾病の発症に関係すると考えられている。

インスリン抵抗性は、インスリンが体の中で効きにくい状態にあることを意味する。インスリン抵抗性により糖が十分に体の中に取り込まれなくなると、血糖が上昇する。肥満や運動不足などが原因だが、腸内フローラのバランスが乱れにより慢性的な炎症が起こることも一因になっているという。

腸内フローラの組成は、食事内容の影響を受けやすい。特に高脂肪の食事をとり続けると、腸内フローラのバランス異常が生じ、腸管でのバリア機能の低下、つまり透過性の亢進をきたすことが知られている。透過性が亢進すると腸内細菌などが血中へ移行しやすくなり、炎症性サイトカインの増加を促す。

サイトカインとは、細胞から放出され、細胞間の相互作用を媒介するタンパク質だ。

炎症性サイトカインが微小な慢性炎症を引き起こすことが、糖尿病のインスリン抵抗性の原因になる。

日本人の2型糖尿病患者での腸内フローラの働きについては不明の点が多い。

研究チームは、糖尿病と腸内フローラの関係を明らかにする目的で、日本人の2型糖尿病患者の腸内フローラと、腸内細菌の血流中への移行について、それぞれ解析を行った。
研究チームは、2型糖尿病患者50人と2型糖尿病ではない被験者50人の腸内フローラの比較を行った。さらに、腸内細菌の血流中への移行を「腸内フローラ自動解析システム」を用いて解析した。
その結果、2型糖尿病患者と対照者で腸内細菌の総数に大きな違いはなかったものの、腸内フローラを構成する腸内細菌の割合が異なることが判明した。血液中に含まれる腸内細菌を解析したところ、対照者では50名中2名(検出率4%)の血液中に腸内細菌が検出されたのに対し、2型糖尿病患者では50名中14名(検出率28%)の血液中に腸内細菌が検出された。
これらの結果から、日本人2型糖尿病患者では腸内フローラが乱れていることと、腸内細菌が腸内から血流中へ移行しやすいことが明らかになった。
研究グループは、「腸内フローラの乱れや腸内から血流中に移行した腸内細菌が2型糖尿病に伴う慢性的な炎症に関与することが明らかになれば、腸内環境の改善により2型糖尿病に伴う炎症を抑制し、インスリン抵抗性を改善できるようになる」とコメントしている。

順天堂大学大学院医学研究科・代謝内分泌内科学
[ Terahata ]
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2014/022031.php

睡眠時無呼吸へのCPAP療法、2型糖尿病の血糖値を改善

睡眠時無呼吸へのCPAP療法、2型糖尿病の血糖値を改善
2016年3月17日

閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)を合併した血糖コントロールが不良な2型糖尿病患者に対して、経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAP療法)を6カ月間行ったところ、血糖コントロールとインスリン抵抗性が改善したとの研究結果が、「American Journal of
Respiratory and Critical Care Medicine」2月24日オンライン版に掲載された。

ラ・パ大学病院(スペイン、マドリード)のElisabet Martinez-Ceron氏らは、OSAを合併したコントロール不良の2型糖尿病患者50人を対象に、CPAP療法がHbA1c値に及ぼす影響を検討した。対象患者をCPAP療法群(26人)とCPAP療法を行わない対照群(24人)にランダムに割り付けて6カ月間治療を行った。糖尿病治療薬の服用は変更せずに継続した。

その結果、6カ月後のHbA1c値は、対照群に比べてCPAP療法群では大きく低下していた。また、インスリンを使用していない患者では、対照群に比べてCPAP療法群でインスリン抵抗性およびインスリン感受性の指標が改善したほか、インターロイキン(IL)-1β、IL-6およびアディポネクチンの血中濃度も改善していた。さらに、平均夜間酸素飽和度とベースラインのIL-1β濃度が、CPAP療法群における6カ月間のHbA1c値の変化と独立して関連していることがわかった(P=0.002)。

以上の結果を踏まえ、同氏らは「OSAをもつコントロール不良の2型糖尿病患者に対し、CPAP療法を6カ月間行うと血糖コントロールおよびインスリン抵抗性が改善することがわかった」と述べている。

記事原文 [2016年3月9日/HealthDayNews]
参考資料:
Full Text (subscription or payment may be required)
(dm-rg.net)
[日本医療・健康情報研究所]
http://dm-rg.net/news/2016/03/017563.html?pr=dmrg009

日本の古代のある時期には、1年は2年に数えられていたということです。

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成28年(2016)3月21日(月曜日、祝日)
通算第4854号

ゾンビ企業、賃金不払い相次ぎ、各地で空前の暴動
鉄鋼、石炭城下町は失業者に溢れ、不穏な空間が漂う
************************

全人代で報告されたゾンビ企業処理とは、鉄鋼、石炭、アルミ、板ガラスなど不況入りの産業を再編と人員整理の効率化だった。

解雇もさりながら、賃金が支払われていない国有企業がやまのように出た。
各地で大規模な労働争議が発生し、暴力沙汰が続き、警官隊が導入されても引き上げず、流血の衝突を繰り返している。

3月初旬から黒竜江省の双?市で発生している抗議行動の暴力化は、ついに警官隊と衝突となり数十名が負傷した。この街は「双?鉱業集団」の城下町。鉄鋼不況のあおりで、労働者への賃金支払いが遅れに遅れており、会社に対する抗議のスローガンはいつしか「政府は不払い賃金を補填せよ」という訴えに変わった。

鞍山鉱山では16万人の従業員を10万人に削減することが発表され、首切りをおそれる労働者が抗議デモを開始し、警官隊との衝突を繰り返した。東北三省の全域は石炭、鉄鋼が主力産業であり、たとえば阜新など各都市で同様な、悲壮ともいえる風景が繰り返されている。多くは旧満州時代、日本が開発した炭鉱町でもある。

断末魔が近い?

読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
(読者の声1)本年は「神武2086年」か?
・やはり「現場」ですね。
・日向の国、宮崎県に「神武天皇の現場」を見てきました。
・幼時をすごされた狭野の台地は、高千穂の峰をあおぎ、まことに浩然の気に溢れていました。
・そこから、西都原古墳群をへてさらに北東へ、耳川が海にそそぐ美々津の河口、というより小湾は、こじんまりとした天然の良港です。何十艘もの軍船を収容する水軍基地は、南方のっぺりしている日向灘には求めにくいので(根拠地よりやや北にはずれた)この港を、発起地とし、港の沖ふたつの岩礁の間を通って(との言伝えあり)、壮挙に出て、まず北上し、リアス式日豊海岸の浦浦の海上勢力を糾合しながら、ひとまず宇佐へ入ったということでしょうか。
・岸壁には、米内光政の題字で、「日本海軍発祥の地」なるモニュメントがありました。記紀に書き遺されている歴代天皇の崩御年にもとづく「皇紀2600年」記念なのですが、神武天皇などの余りといえば余りな長寿が、史家を悩ませてきました。皇国史観の平泉潔博士も、これにはサジを投げ、「1代30年というのが常識ですから」ということでお茶をにごして、神武即位をBC30年ころに置いています(物語日本史)。
・地元の博物館の展示を見ても、「神武天皇」など、あくまでも学術的なウチの領分では、ゴザイマセン、というごとき風情でした。
・ふしぎな長寿の謎は、ギョーカイのしがらみのない人々によって、すでに解明されています。日本の古代のある時期には、1年は2年に数えられていたということです。「春耕=1年」「秋収=1年」というように。その根拠は、「魏志倭人伝」の注として裴松之372-451が引用している、「魏略」の根本史料、「その俗正歳四時を知らず、ただ春耕秋収を記して年紀となすのみ」。
・この点を最初に注目したのは古田武彦氏(のよう)です。本職建築家の長浜浩明氏は、さらに綿密な考察をくわえ、神武天皇即位をBC70年と計算しています。すなわち本年は、神武紀元「JM2086」年であります。
・長浜氏の著書は、戦後の建築工事ボーリングから明らかになった大阪平野の発達史が、東征行路の伝承に不思議に一致すること、東亜諸民族のDNA分布などの、新しい知見を駆使しながら、神武東征の史実たる事を主張し、諸家の臆説を撫で切りにして往年の邪馬台国論争にも数個の打撃をくわえ、日本国家の起源理解にひとつの道筋、古代史の新パラダイムを開いています。
・たとえばその一冊、『国民のための建国史―すっきり分かる日本の国のはじまりと成り立ち』。これは本の腰巻の販促宣伝ですが、<目からウロコ 科学的論理的に解明した古代史の真実 これまでの通説のウソ―なぜウソか、どこがウソか?>。また、<混迷する古代史界に正気を取り戻す>。
・長浜説の肯綮は、従来の諸説が意識的ないし無意識的に囚われている、日本を「シナ文明の従属的辺境」におく思考を、徹底的に排除したところにあると見ました。
・日本にはなかったはずの旧石器時代、岩宿の発見というブレークスルーのあと、続々と遺物遺跡がでました。
・神武の東征も、今後、ひろく傍証が蒐集され、(NK先生、OH先生の所論をふくむ)臆説が淘汰され、史実と認定されて教科書にものる、これは静かな驚天動地で、日本を変えます。
素人の夢想ながら。
(石川県、三猫匹)


(読者の声2)第27回 家村中佐の兵法講座「兵法書として読む『古事記』『日本書紀』」のご案内です。
日本で現存する最古の史書とされる『古事記』『日本書紀』は、単なる国造りの神話や物語ではありません。そこには、遠い昔から今に伝わる日本人の戦争観や武力行使のあり方、優れた戦略・戦術や軍隊の指揮・統率など、現代社会においても十分に役立つ「最高の兵法書」としての教えが数多あります。こうした先人たちの英知を図や絵を用いながら分かりやすく解説いたします。
今回は、神武天皇の東征とは、どのような戦いであったのか、その戦略・戦術などについてです。

日 時: 4月16日(土)12:30開場、13:00開演(15:30終了予定)
場 所: 靖国会館 2階 田安の間
講 師: 家村和幸(日本兵法研究会会長、元陸上自衛隊戦術教官・予備2等陸佐)
演 題: 第1話 神武東征
参加費:1,000円(会員は500円、高校生以下無料)
お申込:MAIL info@heiho-ken.sakura.ne.jp
FAX 03-3389-6278(件名「兵法講座」にてご連絡ください。配布資料準備のため、つとめて事前申込みをお願いします)


(読者の声3)日立の英国向け新型高速鉄道車両が先日公開され、日本のテレビ各局もニュースで取り上げています。2018年からロンドンとスコットランドを結ぶ路線で使用される車両です。
https://www.youtube.com/watch?v=-r9WRaWsecc (NHK)
https://www.youtube.com/watch?v=HMJhuN5c9uc (ANN)
ヴァージン航空傘下"Virgin Trains East Coast" のWEBサイトでも大きく取り上げられていました。
https://www.virgintrainseastcoast.com/news/new-announcement/
https://www.youtube.com/watch?v=fSXl4kQbuR4
東海岸を走るということから日本語で「あづま・AZUMA」。さらに HITACHIのロゴまで入れるという日本の製品に対する信頼とともに、英国に雇用をもたらすという面も強調しています。
一方、中国の高速鉄道、インドネシア事業の先行きは工事の認可も下りず用地買収もできず、おそらくはフィリピンの都市鉄道と同様に事業放棄で撤退でしょう。
中国高速鉄道の手抜き工事は有名ですが、ネットで紹介されていた映像は衝撃的。2011年に一部区間が開通した広州―深せんー香港間の高速鉄道の鉄橋の基礎がボロボロ。2013年に中国のニュースで報道されたものです。
https://www.youtube.com/watch?v=AxdXf0mqvd4

鉄橋の基礎といえば岩盤層まで何メートルもあるのが普通なのに、映像では川床の上に見た目だけの基礎が乗っかっているだけ。しかも砂利・ビニール・大きな石まで混ぜ込み強度はほとんど期待できないレベル。

洪水級の大雨が何度かあれば川底をさらわれ橋脚が崩壊してもおかしくない。中国の高速鉄道に乗るなら開通直後というのも納得。数年後にはあちこちで大事故が発生することでしょう。
(PB生、千葉)


(読者の声4)4月3日は神武天皇祭、初代天皇であらせられます神武天皇さまが崩御あそばされました日です。
今年は二千六百年祭となります。天皇皇后両陛下におかせられましては、神武天皇二千六百年祭の御為、4月2日より4日までの御日程にて、奈良県を行幸啓あそばされます。
両陛下の皇居御発および皇居御着に際しまして、臣等、尊皇の赤誠を込めた聖壽萬歳を高らかに唱えまして、奉送迎いたしたいと熱望いたしております。
【奉送日時】
4月2日(土)午前11時30分頃御発の御予定ですから、11時10分までには集まり列を整えます。
【奉迎日時】
4月4日(月)午後6時45分頃御着の御予定ですから、6時25分までには集まり列を整えます
【奉送迎の場所】
皇居前広場(二重橋前)
以上、一人でも多くの方々の御参加を願い、御案内いたします。
なお、奉送迎に参加できない方も、4月3日には神武天皇さまの聖徳を御偲び申し上げ、奉謝の赤誠を捧げてください。
(三澤浩一)

宮崎正弘の新刊案内 http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html

宮崎正弘のロングセラー
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『「中国の終わり」にいよいよ備え始めた世界』(徳間書店、1080円)
『アジアインフラ投資銀行の凄惨な末路』(PHP研究所、999円)
『日本が在日米軍を買収し、第七艦隊を吸収・合併する日』(ビジネス社)
『中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる!』(海竜社、1080円)
『中国大破綻 ついに失われる20年に突入する』(PHP研究所、1404円)
『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円)
『中国・韓国を“本気で”見捨て始めた世界』(徳間書店 1080円)
『台湾烈々 世界一の親日国家がヤバイ』(ビジネス社、1188円)
『「中国の時代」は終わった』(海竜社、定価1080円)
『中国共産党、三年以内に崩壊する!?』(海竜社、1080円)
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宮崎正弘 v 渡邊哲也 『激動する世界経済!』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 室谷克実 『日本に惨敗しついに終わる中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 小川榮太郎 『保守の原点』(海竜社。1620円)
宮崎正弘 v 室谷克実 『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店、1080円)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美 『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
宮崎正弘 v 石平 『2015年 中国の真実』(ワック、シリーズ第五弾)
宮崎正弘 v 大竹慎一 『中国崩壊で日本はこうなる』(1512円。徳間書店)
宮崎正弘 v 西部遭 『日米安保五十年』(海竜社)
宮崎正弘 v 黄文雄 『世界が知らない中国人の野蛮』(徳間書店)
宮崎正弘 v 佐藤優 『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社)
宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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「横暴すぎる老人」のなんとも呆れ果てる実態

「横暴すぎる老人」のなんとも呆れ果てる実態
暴力、セクハラ、万引き…社会は耐えきれるか
中島 順一郎 :東洋経済 記者
2016年03月14日

豊富な知識と経験を持ち、みんなから敬われる存在だった高齢者。ところが最近は「突然怒り出す」「暴力を振るう」「理不尽な要求をする」――といった迷惑な老人が跋扈している。高齢化が進む中、暴走する高齢者は社会の重荷となりかねない。

「おいっ、タクシー代を出せ!」。

昨年末の深夜のこと。60歳過ぎの男性が駅員に大声で怒り狂っていた。その男性は都内のある駅からA駅へ行くつもりが、年末の忘年会で酔っ払っていたのか、間違った電車に乗って路線も名前も違うB駅に着いてしまった。A駅とB駅は直線距離で50キロメートル以上。すでに引き返せる電車はない時間で、駅員にむちゃな要求を始めたのだ。

理不尽な要求が多い高齢者


週刊東洋経済3月19日号(14日発売)の特集は『キレる老人』です。画像をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

当然、鉄道会社がタクシー代を支払う必要はないため拒否した。すると男性はこう詰め寄った。「私は明日、数億円の商談がある。もし間に合わなくて破談になったらおまえたちに責任が取れるのか」。それでも駅員が頑として応じずにいると、今度は「おまえみたいな下っ端じゃ話にならない。もっと上の責任者を出せ」と言い出す始末。タクシー代をしつこく要求され、らちが明かないと判断し、「警察で話し合いましょう」と切り出すと一転してトーンダウン。すごすごと立ち去ったという。

「若い人たちは終電で乗り過ごしても自分に落ち度があると理解していて理不尽な要求をしてくることはあまりない。たちが悪いのは高齢者ですよ。タクシー代だけでなく『ホテル代を出せ』『始発までホームで待たせろ』などいろんなことを要求する。雨の日だと傘が凶器になる可能性があるので怖い」(前出の社員)

週刊東洋経済は3月19日号(14日発売)で『キレる老人』を特集。高齢者のさまざまな暴走や親の扱いに困る子ども世代の悩み、会社の迷惑シニアなどを取り上げた。鉄道駅における高齢者の横暴さはデータでも明らかになっている。
JR6社や日本民営鉄道協会などの調査によると、鉄道係員に暴力を振るった加害者の年齢別では60代以上が2014年度まで5年連続でトップだった。ちなみに加害者全体のうち6割弱が飲酒しており、発生した時間帯は22~翌5時が最も多い。酒を飲んだ後の終電時刻前後でのトラブルが多いと推測できる。高齢者は自尊心が強いのも特徴だという。「人に注意されたり、何かを教えられたり
するのを嫌がる人が多い。よくあるのが指定席の券売機でのトラブル。操作方法がわからないまま挑み続け、後ろに行列ができる。係員が助けに入ろうとしても『うるさいな』と拒否。そのうち後ろに並んでいる人から『早くしろ』という怒りの声が飛び、もめ事になる。尋ねてくれればすぐ解決する問題なのに…。言葉は通じなくても何でも聞いてくる外国人のほうがよっぽど対応しやすいですよ」(社員)

病院での暴力・暴言、セクハラも多い

東京・新橋の東京慈恵会医科大学附属病院は2004年から「院内交番」と呼ばれる渉外室を設置している。配属されているのは警察OB。患者からの暴力や悪質なクレームなどに対応するのが目的だ。


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「病人かつ高齢者となると『いたわってもらって当たり前』という認識がある。そのため自己中心的な振る舞いをしがちで、院内暴力につながっていく」。慈恵医大の渉外室設立時から昨年3月まで勤務していた、警視庁OBで同渉外室名誉顧問の横内昭光氏はそう話す。

私立大学病院医療安全推進連絡会議が2011年、11施設の全職員に調査を実施(有効回答約2.3万人)したところ、患者やその家族から暴力を受けたことがあると回答した職員は4割超に上った。院内暴力などをふるった人を年齢別で見ると、暴力は70代、セクハラは60代が最も多く、暴言についても60代が2番目に多い。

院内暴力や悪質なクレームによって、優秀な職員が辞めてしまうことも少なくない。病院が警察OBを採用して院内暴力などに対処する動きは全国に広がっており、病院関係者の危機感は強まっている。

→次ページ高齢者が“キレる”のは必然
高齢者による犯罪も深刻な問題だ。一般刑法犯の検挙人員数を年齢別に見ると65歳以上は約4.7万人に上り、14~19歳に次ぐ水準だ。全体の数は約25万人と10年前から3割強も減少しているにもかかわらず、高齢者の数は約1割増加している。高齢者犯罪で最も多いのは窃盗で約3.5万人と断トツで10年前と比べて約3割増、暴行(約0.35万人)は約4倍、傷害(0.16万人)も約5割増となっている

年をとれば穏やかな性格になり、好々爺然としてくる――というイメージを抱いている人は多いかもしれない。だが実は高齢者の暴言やエキセントリックな言動など「キレやすくて自己中心的」になるのは必然だという。

加齢によって脳の機能が低下

ヘタに注意をしようものなら・・・・(写真:F.こっトン / PIXTA)
人の感情をつかさどる脳は年を重ねるごとに萎縮することが明らかになっている。萎縮に比例して脳の機能は衰えるため、物忘れのような老化現象が現れる。そして脳の中で早い段階から萎縮が始まるのが、衝動の抑制や理性、意欲などを担う「前頭葉」。これによって感情抑制機能の低下、判断力・意欲の低下などが起こる。それ以外にも喫煙や飲酒などの長年の生活習慣によって脳の機能低下は起こる。

いまや日本の人口の4人に1人が65歳以上の高齢者だ。2060年には2.5人に1人になると推計されている。上記の迷惑行為に限らず、高齢者をめぐる課題は今後もさらに膨らむとみられる。年老いた親を抱える現役世代にとっても人ごとではない。

議論の方向性を間違うと深刻な世代間対立にもなりかねないが、肝に銘じておかなければならないのは、誰もがいずれ高齢者になるということだ。多様な高齢者を社会としてどう受け入れていくのか。その態勢作りが不可欠になっている。
http://toyokeizai.net/articles/-/109260

昨日も、レンタルビデオ店で、列に並ばずに店員に質問しているオバチャンが65歳ぐらいの背の高いおじちゃん(おじいちゃん)に「ならばんか、おら!!」と怒鳴られているのを目撃してしまった!こわ~!そんなに怖い声で怒鳴らなくてもいいのに、、、。質問するだけだから、列に並ばなくてもいいと思ったんだと思うよ。
この間も、車に乗って赤信号で止まっていたら、前にいる自転車に乗っているおじいちゃんが、後ろを見ずに、どんどん、どんどんバックしてくるので、車に当たると思ってクラクションをならしたら、逆切れされて「うるさいわ!!ぷっぷ、ぷっぷならしやがって!!なんやねん!!」と怒鳴られた。
「バックしてくるから当たると思ったんです」と窓を開けずに叫んだんだけど、なんやねん。怪しい態度をとっていたのは、お前やろが!
大阪のおじいちゃん、こわ~い。恐そうな若者には怒鳴れないくせに。

言われているほどでもない秋葉原

義業者は自粛。↓

「実際には補導の対象であったり、何らかの法律に違反したりしているのではないか?と疑わしい業態の店も秋葉原の周辺部にはいくつかある。しかし、秋葉原のコミュニティに近い場所であれば、業者同士で連絡し合い、新しく入って来た業者に声をかけて業態変更を促している。女子高生に性的サービスを提供させている業者・店舗はない」

――とはいえ、裏業者も少なくないのではないか。

「性的サービスを期待させる方法で客引きを行っているところはある。山手線ガード下から昭和通りにかけてのエリアではJKリフレのビラ配りがされている。簡易マッサージで4000円ほどだが、中には1万2000円以上のコースもある。一般的な価値観で言えば、性的サービスが受けられると想像するだろう。ただし、彼女たちは19歳以上で、もちろん現役高校生ではない」

「秋葉原のイメージにもっともダメージを与えているのは、ネットで集客する派遣型のJKリフレだろう。秋葉原と銘打っているが、実際には秋葉原の中心街から派遣されているわけではない。見た目が若いだけで、女子高生や児童はいないはずだが、女子高生側が年齢を誤魔化したり、業者がチェックを意図して怠っていたりする可能性は排除できない」

「その他、昭和通り沿いには個室での出会い系サービスとレンタルルームをひとつのビル内で完結させている例もある。従来からのデリバリー風俗と変わらない事例は、中心街から離れると秋葉原にもあるが、女子児童を使った性風俗というわけではない」

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秋葉原"少女売春が放置されている街"の真実
本当に「日本のダークサイド」なのか
本田 雅一 :ITジャーナリスト
2016年01月06日
「秋葉原は児童ポルノと児童買春に溢れている。東京、そして日本の警察機関は女子児童が性的コンテンツ、サービスにかかわることに対して甘すぎる」――いかにも違和感のあるメッセージだが、こうした内容の報道は米国を中心にかなり頻繁に出回っている。

違法なことが放置されているかのような報道が広がっているのはなぜなのか。秋葉原を巡っていったい何が起きているのだろうか。

「日本の甘さ」には以前から非難の声

まず、海外からどのように見られているのか、その一部を見ていこう。

そもそも、秋葉原だけでなく、日本全体が児童ポルノや女子児童のセックスビジネスへの関わりにについて規制が甘いとの指摘は以前からある。たとえば米国務省の人身売買監視対策部は2014年、日本について厳しい報告をしている。

この報告では、アジアなどから人身売買された十代の男女が性的搾取や人身売買のために取引される児童が送り込まれる、あるいは取引の中継地点として日本が選ばれることが多く、政府はその対応を怠っているとある。さらに日本の十代の女性が”援交”……すなわち売春を行っており、地下鉄、若者のたまり場、学校、インターネット上などの公共の場で、公然と取引されていると報告している。

こうしたレポートは、米国務省の報告にとどまらない。

→次ページSchoolgirls for Sale in Japan

海外メディアは日本のポップカルチャーを紹介する傍ら、日本の十代女性が自らを”売り物”にしているとのレポートを、近年繰り返し発表してきた。CNNやBBCなど著名なニュースネットワーク、あるいはYouTubeを中心として配信しているニュースメディアまで、幅広く”日本で十代女性が何らかの性的な商品として販売されている”というニュースを取り上げてきた。

そのうちの一部は、YouTubeなどで視聴が可能だ。このレポート「Schoolgirls for
Sale in Japan」では”JK(女子高生)散歩”が取り上げられており、日本の”カワイイ文化”が生み出したダークサイドと伝えている。

日本の女子学生の13%が援助交際?

日本の闇に対し、さらに注目が集まったのが2015年10月のことだ。国連人権理事会で「児童の人身売買・児童売春・児童ポルノ」に関する特別報告者をつとめるマオド・ド・ブーア=ブキッキオ氏が来日。26日には外国人記者クラブでの記者会見も行われ、この中で「日本の女子学生の13%が援助交際を行っている」と発言したのだ。

この発言が真実を指しているならば、確かに日本の闇というに相応しい。しかし、実際にはこの数字に根拠はない。外務省の抗議により、ブーア=ブキッキオ氏が発言を撤回する書簡を日本政府に送付するという出来事が、この後にあった。

しかし、”少女からの性的搾取”が見過ごされていると国連関係者が発信したインパクトは大きかった。ブーア=ブキッキオ氏の発言を機に、世界中にこの種の情報があらためて発信され、なおも止んでいない。以前からこの話題を追いかけているCNNは、日本のアニメやコミックにおける少女をテーマにした性的表現が、問題の温床になっているとの指摘を含む放送を昨年6月に行ったが、その後も秋葉原のメイドストリートと呼ばれる、メイドカフェのビラ配りで有名な地域を頻繁に取材している。

CNNなど海外メディアからの取材を受けた関係者に話を聞くと、取材内容は児童売春に関するもので、児童売春が公然と行われていることが前提の質問だったという。

→次ページ外圧を使おうとする動き

海外が誇張して報じるということは考えられることだが、こうした情報の多くは日本を発信源としている。普段は日本で活動していない国連関係者が、具体的な数字を挙げて日本を非難した背景には、そうした数字を挙げながら”日本の実情”を訴えた人物がいたと捉えるべきだろう。

実は前述の「日本の女子学生の13%が援助交際」は、当初翻訳ミスで”30%”と発信されたことも、この話題が国内で大きな話題になった理由だった。それとともに「なぜこのような根拠のない数字が、積極的に海外発信されるのか」についても注目が集まった。

国内問題の解決手段として、海外世論や国連などの組織を利用する手法は、時折見かける手法ではあるが、今回、筆者が問題に感じ取材を始めるきっかけとなったのは、同時期に広まった「この秋葉原の街は未だに、児童ポルノと児童買春にあふれています」という話題である。

これは女性の人権保護活動で知られる伊藤和子弁護士のツイッターにおける発言の一部で「明日、来日中の国連の児童ポルノ・児童買春に関する特別報告者とおあいする予定。この秋葉原の街は未だに、児童ポルノと児童買春にあふれています。警察はなぜあからさまな児童ポルノを野放しにしているのか疑問。国連から厳しい報告書を出してもらうよう、明日はしっかりプレゼンするつもりです♪」というのが全体のツイートだった。

なお、同氏はブーア=ブキッキオ氏との会合に出席しているものの、13%という数字を挙げた事実はない。しかし、外圧を通じて日本の警察を動かそうとしているような発言に捉えられ、”事実に即していないのでは”とネット上で反論を受けることになった。

本当に秋葉原が「児童ポルノと児童買春に溢れている」のであれば、ゆゆしき事態だ。伊藤氏は児童ポルノ、児童売春が秋葉原に存在することを確認したとの発信もしているため、発言意図を何度か質問してみたのだが返答はなかった。

「ポルノ」については下火になっている

実態はどうなのか。まず”ポルノ”についてだが、かつて”着エロ”と呼ばれる、着衣を着たままエロティックな撮影をするコンテンツが流行し、児童ポルノ規制をかいくぐるために一部の業者が児童を使った”着エロ”写真集やDVDを販売していたのは事実である。しかし、現在は販売されておらず、コンテンツ制作も下火だ。

”着エロ”という言葉は、2001年に写真週刊誌に掲載されたレースクイーンのグラビアで初めて使われたものだ。当時はレースクイーンが自分自身やカメラマンを売り込むため、より過激な衣装に挑戦したのが始まりで、児童ポルノとは関係がなかった。

しかし、着エロが一種のブームになると「着衣を着せたまま撮影できる」ことを逆手に取って、17歳以下の”児童”を使った着エロ写真・DVDが増え始める。いわば脱法行為であり、その後、着衣を着ていてもポルノに準ずるコンテンツには規制がかけられている。以来、着エロ系コンテンツは年齢確認書類(免許証など)とともに撮影するなど、児童ポルノではないことを確認してから撮影されるようになった。

→次ページ決して”清らか”とは言えない状況
秋葉原には駅周辺の目立つ場所にも大人のオモチャやDVD、ブルーレイ販売店があり、決して”清らか”とは言えない状況ではあるが、かつては違法コンテンツを扱っていたショップも、現在は合法コンテンツしか販売していない。もちろん、どんな国、都市にも”裏業者”が存在する可能性は否定できないが、少なくとも”溢れている”という事実は確認できなかった。

では、”児童買春”と指摘される事実に関しては、本当に秋葉原の街中に溢れているのだろうか。秋葉原で女子高生を従業員として雇うガールズバーなど、JKビジネスにかかわってきた経営者への取材も交えて、その実態を調べてみた。

女子高生を使った風俗ビジネスの実態とは?

秋葉原は”JKビジネス”と呼ばれる、女子高生を使った風俗ビジネスの発信地と言われている。とりわけ注目を浴びてきたのが、”JK散歩”と言われる女子高生と一緒に秋葉原を散歩(デート)するサービス、”JKリフレ”というリフレクソロジー(簡易マッサージ)サービス、”JK撮影会”と銘打つ一種の撮影会である。いずれも風営法による届け出が不要な業態ということもあり、メイドカフェブームが一段落した後、2006年ぐらいから急増した。

JKビジネスは、労働基準法違反、児童福祉法違反、児童ポルノ禁止法違反、興行場法違反など、現行法の範囲内で繰り返しの摘発が行われてきたが、2014年に17歳未満の女性従業員(現役女子高生は18歳も対象)の補導強化を警察が行ったことで、いわゆる”女子児童”を使った密室でのサービスを売りにした店は衰退している。

秋葉原の場合、メイドカフェ業者の自主規制として街頭での広告配布が可能なエリアが規制されている。地図を見れば判るとおり、観光エリアとしての秋葉原内では広告ビラの配布も自主規制が布かれている。言い換えれば、このエリア以外で広告ビラを配っている業者は、裏業者あるいは何らかの脱法業者である可能性が高い。

このように、昔からの歓楽街からの距離が近い秋葉原に集まる男性客をアテにして、周辺で風俗業者が営業している。ただし、それらの業者はいわゆる観光地としての秋葉原電気街ではなく、いわゆるJKビジネスとは異なっている(女子高生”風”を売りにした業者や、密室での会話、自由恋愛を促すといった従来からの裏風俗はある)。そもそも、秋葉原の中心部には昌平小学校が存在するため、届け出が必要な風俗店は許可が下りにくいという背景もある。

このような中で、どのような児童売春の実態があるというか、まずは、海外報道番組などでも頻繁に撮影されている、女子高生がビラ配りを数多く行っている通称「メイドストリート」に向かった。

→次ページビラ配りを監視する男性の姿
「メイドストリート」では、アルバイトの16~18歳の女子高生が道行く男性の客引きをしている。1店舗1名という自主規制もあり、店舗と連絡を取り合いながら交代したり、あるいは顧客を見つけると代わりに新しい女性が現場に向かう仕組みになっている。

よく観察すると、通りの端には男性が立っており、通りでビラ配りを行っている女子高生などを撮影しようとしたり、女の子に必要以上に接近する男性などに目を配らせ、時に注意をしていた。

彼らはビラ配りの女子高生が、補導されるような行為を行わないかも監視しているのだという。

このエリアで営業する業者の中でも、JK散歩が禁止されていなかった時代から業態を変えながら営業を続けている人物が経営するカフェに入ってみた。そして、その業態を観察してから取材を申し込んだ。

取材をしたカフェはどういう店か


秋葉原の外れにあるJKカフェ「Cheers Cafe」の入居するビル
東京都千代田区外神田にある古い雑居ビルは、東京トイボックスという人気コミックにも登場する中華料理店が入居する何の変哲もない建物だ。この中にCheers Cafeという、16~18歳の女の子が給仕するカ
フェがある。

通常のカフェと異なるのは、ここがひとり40分2500円を取るガールズバーと同様の業態を採用していることだ。女子従業員の接客行為は制限されており、同じ席に座っての会話や接触行為、業務と無関係な会話を長時間続けることなどは禁止されている。男性客の行為を禁止しているのはもちろんだが、女性従業員が男性に対して積極的な行動をすることも制限することで、法的な問題をクリアしている。

実際、様子を窺っていると女の子たちは決して席には座らず、立ち話はするものの接客と言えるような行為はしない。カウンターテーブル越しの会話はするが、喫茶店における一般的な業務の範疇と言えるだろう。しかし、この店の経営者はかつてJK散歩を大々的に行っていたことが知られており、「女の子と店外デートができる」との噂が絶えない店舗でもある。

そこで店の共同経営者である前田昌毅氏に秋葉原JKビジネスの実態について聞いた。

→次ページ前田氏が語る秋葉原の実態
前田氏はモデル派遣会社から転進し、数年前にJK散歩をスタート地点に秋葉原での営業を開始したという。

――現在の国内外で児童ポルノ・買春の温床と報道されている”JKビジネス”について、業者側ではどのように捉えているのか。

「我々は女子高生を従業員として使ったカフェと、個室ではないオープンスペースで飲食物を出さずに会話のみを楽しむコミュニティスペースを経営している。(質の良い従業員を雇っても)摘発されたり、従業員が補導されたりするようでは事業効率が悪い。従業員に問題となる行為について教え、監視することで、誤った接客についてはその場で叱るようにしている」

――同様の業態を採用する業者は多いのか。

「警察の取り締まり(女子高生の補導)が強化されてからは、以前問題となったようなJKビジネスは秋葉原の中心街から排除された。JKカフェ形態は我々がはじめ、類似業態の店が2~3軒存在する。カフェ、コミュニティスペースなど非接触の業態に特化した上で、女の子の駅への送迎なども行っている。声をかけられて売春行為に走ったり、女の子に言い寄る男性を排除することが目的だ」

売春あっせんはあるのか

――女子高生の売春斡旋などはあるのか。

「東京全体で言えば、女子高生に売春させていた例はある。実際に摘発もされているが、”女子高生”というキーワードがつくと、そこに映される映像が秋葉原ということが多い。池袋の店が摘発された時もそうだった。我々は警察に常に情報を出し、確認しながら営業をしている。我々もかつてはJK散歩をビジネスとして展開して問題を起こしたことがあった。それだけに警察との情報交換は強化している」

「実際には補導の対象であったり、何らかの法律に違反したりしているのではないか?と疑わしい業態の店も秋葉原の周辺部にはいくつかある。しかし、秋葉原のコミュニティに近い場所であれば、業者同士で連絡し合い、新しく入って来た業者に声をかけて業態変更を促している。女子高生に性的サービスを提供させている業者・店舗はない」

――とはいえ、裏業者も少なくないのではないか。

「性的サービスを期待させる方法で客引きを行っているところはある。山手線ガード下から昭和通りにかけてのエリアではJKリフレのビラ配りがされている。簡易マッサージで4000円ほどだが、中には1万2000円以上のコースもある。一般的な価値観で言えば、性的サービスが受けられると想像するだろう。ただし、彼女たちは19歳以上で、もちろん現役高校生ではない」

「秋葉原のイメージにもっともダメージを与えているのは、ネットで集客する派遣型のJKリフレだろう。秋葉原と銘打っているが、実際には秋葉原の中心街から派遣されているわけではない。見た目が若いだけで、女子高生や児童はいないはずだが、女子高生側が年齢を誤魔化したり、業者がチェックを意図して怠っていたりする可能性は排除できない」

「その他、昭和通り沿いには個室での出会い系サービスとレンタルルームをひとつのビル内で完結させている例もある。従来からのデリバリー風俗と変わらない事例は、中心街から離れると秋葉原にもあるが、女子児童を使った性風俗というわけではない」

→次ページなぜ秋葉原なのか
――秋葉原は海外からの観光客も目立つエリアだが、なぜこの街でJKビジネスが発展し、未成年を使った性風俗などに発展したのか。

「性風俗店は新宿・池袋など、以前から業者の多い地域があるが、歴史的な背景もあって取り締まりが厳しく、また暴力団が支配する地域もあるため関係者からの”カスリ(売上げ搾取)”で利益を挙げにくい。また街が大きく中心部以外も家賃が高い」

「一方、秋葉原は暴力団にカスリを取られない上、中心街を除けば家賃が安く、独身男性客を集めやすい。実店舗を構える場合も、秋葉原の中心から離れて神田須田町や末広町ならば取り締まりも比較的緩くなり、風俗営業許可も取りやすいため、”秋葉原”のブランドを使って外郭地域でビジネスをしやすいのが理由だろう」

「我々はJK散歩から始まり、様々な指摘を受けて今の業態になった。JKビジネスが児童買春・売春の温床と指摘を受けるようになったのは、そうした風俗業者が秋葉原文化に合流したためだと思う。また、秋葉原に風俗が結びついたことで、他地域から女の子をデリバリーしているところも出てきたことも”秋葉原と風俗”の噂がひとり歩きした原因ではないか」

法的に問題のある店もある

――このカフェや3階にあるコミュニティスペースで女の子と交渉し、店外デートに誘い出せるという噂が根強い。JK散歩を営業していた当時も、女子高生キャストに売春を教唆していたという指摘もある。若い女性の風俗への入り口となっているのではないか。

「見ての通り、密室での会話や着席しての長話などはできない。直接の接触はなく駅との間も送り迎えしている。これは我々自身も経験ない中でJK散歩を始め、結果として女の子を管理しきれなかった反省から来ている。女子高生の採用では、親の同意書などの書類を整備し、女の子への指導で違法行為を行わないよう教えていたが、散歩の場合、カラオケなどの密室に入ってしまうと、その先に行われることまでは管理できない」

「そこで完全に目が届く範囲の業態に変えて今に至っている。違法業者は存在するが、彼らは突如として営業を開始し、噂が広まると店名を変えて転居する。我々は店名も場所も変えず、警察に営業内容を報告しながらやってきた」

――”秋葉原では女子高生からの密着サービスはもちろん、交渉次第で買春が可能”という噂が絶えないのはなぜか。

「女の子の中には脱法風俗を転々とし売春の噂が出ると別の店に移ることを繰り返してる子もいる。他店でそうした営業をしていた子が一時的にJKカフェに勤め、顧客と連絡先を交換した上で辞めて他店舗で密着サービスを売るケースもあった。しかし、そういった法的問題のある店に普通の女子高生は行かない」

――この店のようなJKカフェを入り口に、より稼げる風俗に転籍していくケースも多いのでは?

「まずない。性的なサービスどころか、接触すらなくとも、彼女たちは楽しみながら充分な稼ぎを得ている。我々の店を辞めた後、17歳にもかかわらずJKリフレ店舗内でみかけた子がひとりだけいた。しかし、ほとんどいない。彼女たちがスカウトなどから勧誘されないようにも気をつけている」

「むしろ、我々としては警察に取り締まりを強化して欲しいと考えている。秋葉原周辺には、メイドや女子高生のイメージを使った裏風俗店が生まれては消えている。彼らは明らかに違法営業だ」

※ ※ ※

今でもJK散歩やJK撮影会といったサービスに誘う女性は、秋葉原駅周辺に存在する。彼女たちに声をかけると、19~21歳くらいの女の子が多いようだ。中には免許証を見せてくれる子もいた。JK散歩のサービス内容を尋ねると、秋葉原を散歩して交渉次第で一緒にカラオケするだけという子がほとんど。とはいえ、密室に入ってしまえば、その先は客と女の子の交渉次第ということになる。

→次ページ1万3000円の”恋人コース”とは?
また、彼女たちとは別にビラ配り禁止区域に立つJKリフレの広告ビラを配る女性も少なくない。年齢層はJK散歩と変わらず19歳以上だが、最初から密室に向かうのが特徴だ。1万3000円の”恋人コース”の内容を尋ねると、添い寝と”好きなだけ、好きなように抱きつける”のがその内容だという。もっと濃厚なサービスは?と質問すると、明確な否定はしない。

秋葉原は、そこまで不健全な街ではない

AKBシアターがありメイドカフェが軒を並べる秋葉原の周囲に、”JK”をイメージさせる風俗が集まってくることは否定できない。想定顧客が集まる地域に、関連ビジネスを展開する業者が集まり、創意工夫でビジネスを構築していく様子に洋の東西はなく、日本の秋葉原でも同様の光景が見られるのは当然のことだろう。

しかしながら、溢れんばかりの児童ポルノと児童買春・売春が集まる風俗の街・秋葉原というレッテルは、必ずしも正しくないというのが、実際にこの街を取材した筆者の結論だ。同じような光景は、世界中のさまざまな地域で見られる。

2020年の東京オリンピックを迎えるにあたって、少女達による客引きには、何らかの対策は必要であろう。しかし、児童の人身売買や人権保護のために国連など海外の組織に訴え、外圧を用いて現状を変える道が正しいかと言えば大きな疑問符がつく。

とはいえ、もし筆者の娘が秋葉原のJKカフェで働きたいと話したなら、間違いなく反対するだろう。しかし、JKカフェの手法はメイドカフェの延長線上にあり、これを摘発対象とするのは無理がある。

前田氏への取材で感じたことだが、JKビジネスは風俗店よりも、ギャル系モデルの派遣事務所や小規模な芸能事務所に近い管理を行っている。保護者の承諾書を得たり、近くの公共交通機関までは送り迎えしたり、あるいは少女たちがお金欲しさに密着サービスに走らないよう監視し、警察に自ら情報を出して取り締まり強化を訴える。

今回は取材できていないが、撮影会もギャル系モデルのマネジメント(派遣)会社などとの境目も曖昧だ。中には問題となる業者や、問題を承知の上で少女たちを斡旋しているところもあるだろうが、その線引きは難しく規制は難しい。合法であることと、健全であることは違う。

ただ、ひとつ言えるのは、こうした問題を解決するために、秋葉原の実態を知らない遠い場所……すなわち外圧に頼っても、実情に合った議論はできないということだ。人権問題として訴えることで外圧を加えると、情報が拡散される中で単純化され、いらぬ誤解を生む。さらには、日本を敵視するような勢力に政治的に利用されるなどの問題も起きるだろう。

未成年の女性が風俗産業へと足を踏み入れていくことを防ぐには、実態に沿わない、誇張された”児童ポルノ児童売春の街・秋葉原”を発信するのではなく、現実を直視した上で社会ルール作りを行っていくべきだ。実態を捉えることができなければ、正しい解決方法も見つかることはない。願わくは、本稿をきっかけに問題解決の議論が活発になってほしいものだ。
http://toyokeizai.net/articles/-/99154

今後日米関係が良くなるわけがありません。

トランプ氏を担ぎだした、米国を裏で仕切る新勢力の正体
2016年3月22日2016年3月21日 0

米大統領選共和党候補指名争いで独走の勢いを見せるトランプ氏。この快進撃の裏にはなにか仕掛けがあるのでしょうか。メルマガ『高城未来研究所「Future Report」』の著者・高城剛さんは、トランプ氏を
この戦いに担ぎ出した勢力の正体と彼らの巧みな戦術ついて解説、そして少なくとも4年後に必ず訪れる「政治家による政治」の終焉について独自の論を展開しています。

トランプ氏の政治的背景

今週は、いよいよ本命視されてきたドナルド・トランプ共和党大統領候補の政治的背景につきまして、私見たっぷりにお話ししたいと思います。

政策もほとんど語らず、その場しのぎのポピュリストであると言われているドナルド・トランプの政治母体は、選挙対策本部のほとんどが、AFP出身者であることから、実は明確です。AFPは、「アメリカン・フォー・プロスペリティ」という草の根団体ですが、実際は違います。このAFPを事実上運営しているのは、全世界最大の非公開企業コーク一族(いちぞく)なのです。

コーク一族は、反ホワイトハウス、反ワシントン・システムを掲げるリバタリアンで、近年では、ティーパーティー運動の仕掛け人としても、名前が大きく挙がりました。コーク一族は非公開企業であるゆえ(兄弟で10兆円を超える資産を保有しています)、ウォール街との関係も大きくなく、反ウォール街的な意味合いも強く持っています。

そして、コーク一族は今までに何度もハッキリと「共和党を乗っ取る」と公言していました。そのコーク一族による「共和党乗っ取り計画」の神輿がドナルド・トランプだ、と言いたいところですが、事実はもう少し複雑です。

ここで、近年の米国共和党主流派の変遷を見直したいと思います。2001年時点での米国共和党は、ブッシュ政権で保守エスタブリッシュメント+宗教右派でしたが、そこをネオコンが乗っ取り、戦争へと突入しました。その後、2010年を前後してティーパーティが乗っ取りを試み、ここで共和党は多様化しました。この時点の共和党は、保守エスタブリッシュメント=やや衰退、宗教右派=変わらず、ネオコン(軍産複合体)=かなり衰退、そしてティーパーティ=大きく勢力拡大と、かなり複雑化することになり、新旧勢力の交代も行われることになります。

同じように米国共和党と呼応する日本の自民党は、ブッシュの保守エスタブリッシュメント+ネオコンのブッシュ=小泉政権、そして遅れてきたネオコンの安倍政権と引き継がれますが、現在、主力になりつつあるティーパーティや新興リバタリアン勢力に呼応する政権がありません。ティーパーティは、その存在意義からしても日本の呼応を求めていないものとも考えられますが、もちろん、米国民主党と呼応する日本の政権もないのが現状ですので、今後日米関係が良くなるわけがありません。

次ページ>>トランプ氏を担ぎ出した勢力の正体と、その巧みな選挙戦術とは?
さて、2016年共和党大統領候補は、旧主力派だった保守エスタブリッシュメントからジェブ・ブッシュ、宗教右派からテッド・クルーズ、ネオコンからマルコ・ルビオ、リバタリアンからスコット・ウォーカーと候補が立ちましたが、現在、共和党の新主力派であるティーパーティーが、ふたつに分派しました。そのひとつの勢力で、コーク兄弟と袂を分かち合った一群が担ぎ出したのが、ドナルド・トランプなのです。

それゆえ、元々ティーパーティーの基盤だったAFPから、トランプの選挙対策チームが形成されることになりました。ここには、「大金を投じて草の根を演出する」別名「人工芝」チームが多くいます。この「人工芝」チームが、現在のトランプ旋風を全米で巻き起こしているのです。

彼らの戦術は実に巧みで、最新のテクノロジーを駆使し、常に市場を分析しています。特に相手候補を打ち負かす広告投入手法は見事で、2014年の中間選挙では、AFPが資金投じた候補の95%を当選させました。現在のトランプは、AFP同様反ワシントン・システム、反ウォール街、反エスタブリッシュメントであり、それゆえ選対幹部にはエスタブリッシュメントの基盤であるアイビーリーグ出身者がひとりもいません。この点では、民主党から出馬しているサンダースと近いものがあります。これを日本に置き換えれば、東大法学部が作った霞が関システムに対して、トランプもサンダースも大きく反対の狼煙を上げていると言えるでしょう。

もし、今年の2016年米国大統領選挙でトランプが勝たなくとも、4年後まで、このままのウォール街とエスタブリッシュメントによる「アメリカ式システム」が維持できるとは考えられません。

米国は、言うならばOSを、全面的に入れ替えようとしているのです。それゆえ米国に近しい国家、または個人は、米国同様にOSを入れ替えるか、大きなアップデートが今後急速に必要だと思われます。なぜなら、もし今回の選挙でトランプが負けるとしても、4年後に必ず大きなチェンジに直面するからです。それは、「政治家による政治」の終焉を意味するのです。

『高城未来研究所「Future Report」』より一部抜粋
著者/高城剛(作家/クリエイティブ・ディレクター)
1964年生まれ。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。毎週2通に渡るメルマガは、注目ガジェットや海外移住のヒント、マクロビの始め方や読者の質問に懇切丁寧に答えるQ&Aコーナーなど「今知りたいこと」を網羅する。
http://www.mag2.com/p/news/159712

▼いくら助言しても、情報に透明性のない中国の市場なのだ

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成28年(2016)3月22日(火曜日)
通算第4855号

中国人民銀行がFEDに緊急な助言を求めていた
「1987年のブラックマンディに如何に対処したか」
**********************

2916年1月27日だった。中国の中央銀行「中国人民銀行」がFED(米連邦準備制度)に緊急のeメールを発信し、「貴行はいかにして1987年のブラックマンディの株価暴落に対処したか、助言をいただきたい。それも可能な限り早急に」と助言を要請していたことが分かった」(サウスチャイナモーニングポスト、3月21日)。

中国の株式暴落から半年の時間が流れていた。

要請は北京から中国人民銀行NY支店長を通じ、しかるべきFED高官に伝えられ、「中国株式が8・5%の急落をしているが、貴行の速やかなる助言をわれわれは大いに評価したい」と書いてあったという。

中国中銀とFEDのあいだにはホットラインは存在しないうえ、中国はこれまで国際的な場での助言も協議もしたことがなく、この異例の助言要請は、オフィシャルのルートで行われていないため、両行の関係者はコメントを控えている。

1987年のブラックマンディではNYダウが20%前後の暴落となり、世界経済に悪影響を及ぼした。

中国の株価急落以後、やはり世界の株式市場に悪影響が拡がり、FEDはこの点を重視し、「中国の株式暴落は米国経済にも相当な悪影響を及ぼす恐れがある」として数時間以内に、緊急のサマリーを送った。

FEDは259ワードからなる「要約」に添付して、FEDの対処記録のコピィを送付し、ともかく暴落直後に市場に資金供給を絶やさず、銀行、証券の機能を維持させるためには通貨供給を約束する措置をとった。

この経過は当時のFED議長だったアラン・グリーンスパンの回想録に出てくる。

2015年7月27日の上海株式暴落直後、中国はともかく必要な資金を供給し、急場を凌いだが、下落傾向に歯止めはかからなかった。


▼いくら助言しても、情報に透明性のない中国の市場なのだ

中国人民銀行は急遽、金利を下げ、8月12日には人民元を2%切り下げるなど緊急な措置を講じ、同時につぎの対策の検討にはいった。
しかし大きな障害にぶつかる。

要するに中国人民銀行には政策決定の権限が制限されており、重要な政策変更などの決定と承認は共産党中央委員会常務委員会の「裁可」を待たなければならないというシステム上の欠陥である。

またFEDにも議会の追求が予測されるため「公開された範囲内の情報」しか中国人民銀行に情報を提供できない。
したがってFEDは「市場には情報の透明性がもっとも重要である」として、助言に付け足したという。

そう、透明性。それが中国には決定的に欠けている。したがって現在の小康状態の後、ふたたび大暴落がやってくるだろう。

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(読者の声1)外務省のホームページで国別の関係を紹介するページがありますが、韓国に関しては「最も重要な隣国」から「戦略的利益を共有する最も重要な隣国」に変更されました。

早い話、北朝鮮問題がなければどうでもいい国に格下げ、というのがネットの声。

北朝鮮に対する防波堤、単なる盾でしかない韓国が反日を続けることにうんざり。

在韓米軍が撤退したら南北で勝手に戦争しろ、というのが日本人大多数の本音でしょう。

外務省のホームページで要人往来を見ると2000年以降、日本から韓国へほぼ毎年のように総理大臣が訪問。

韓国からは金大中と盧武鉉が二回訪日、2008年からの李明博は7回も訪日しています。

当時のNHKのニュースのトップが韓国のガールズ・グループの来日だった時には驚き呆れるばかりでした。

それが朴槿恵大統領になり交流断絶。

昨年11月に安倍総理が4年ぶりの訪韓でした。

電通を使っての韓流ゴリ押しからフジテレビへのデモにつながり、「いやなら見るな」のフジテレビの視聴率は激減しました。

世界中で反日活動を熱心にすすめる韓国系団体、安倍政権をヒットラーになぞらえるデモを繰り返しています。

ナチス政権はポーランド系ユダヤ人青年によるドイツ大使館員暗殺テロをきっかけに「水晶の夜」でユダヤ人弾圧を強化しました。

ネット時代になり戦後の第三国人の悪行は広く知られることになりました。

在日及び本国韓国人が「アベ死ね」だとか靖国神社での爆弾騒ぎを繰り返すならば、日本版「水晶の夜」が来ないとも限らない。

日韓関係は「ポイント・オブ・ノー・リターン」を越えたのかもしれません。
(PB生、千葉)


(読者の声2)貴誌通算第4854号(読者の声1)で三猫匹氏が神武紀元に関して書かれました。このことで思い出したのですが、神武紀元に基づくと初期の天皇の寿命が非常に長くなるので、日本書紀の記述は間違いであるとの主張を初めて行ったのは、那珂通世(なかみちよ)帝国大学講師で、明治30年に「上世年紀考」で発表しこの説は当時一世を風靡しました。

ただし明治30年に京都帝国大学が設立され、帝国大学は東京帝国大学と改称されたので、那珂通世氏は当時東京帝国大学講師であったのかもしれません。

その少し後、那珂通世氏は大学をやめて文筆業に携わりました。当時この那珂説は学会で高く評価され、反論をするのを憚れるような状態でした。反論すれば、「あなたは初期の天皇は軒並み200歳以上まで生きたというのか」と言われかねないからです。

現在では、日本書紀の内容に異論を唱えたので、大学を去らざるを得なかったという人もいますがこれは全くの臆断です。

十分に学問的研究をしたわけでもない説が、学会であまりに肯定的に受け入れられ、今更本当のことは言えず、黙って去っていったのだと私は推測しています。

後年、那珂通世氏がある漢籍を現代語訳したものを読みましたが、こんな訳をする人が東京帝国大学で講師をしていたのかと愕然としました。
私は、那珂通世氏はたまたま思い付きで書いた本が思いもかけず学会の流れを変えるほどの高い評価をされたが、自分の学者としての実力に自身では気づいていてそのまま学会に留まることが怖くなったのだと思っています。
この那珂説に敢然と反論を著したのが、森清人(もりきよんど)氏の「建国の正史」で錦正社から平成2年復刊されています。

森氏が問題しているのは、那珂通世氏が引用し那珂説の典拠としている海外の文献を精読すると、那珂説と矛盾する部分があるにも関わらず、それらを無視して、自説に都合の良いところだけに言及しているという点です。
つまり那珂氏の「上世年紀考」は学術書として欠陥本だということです。勿論、森氏は「欠陥本」というような表現をしていませんが、分かり易くストレートにいえばそういうことです。
私は森清人先生の結論に同意していませんが、那珂説に対する反論の部分は妥当であると考えます。
一端ある本や説が権威を持つと、それへの反論ができにくくなるということがあります。

典型的な例があります。
山鹿素行の中朝事実は、素行の弟子であった津軽候が山鹿素行から受け取り、おそらく津軽藩の学者に附けさせた訓点を附した木版本を200部ほど印刷しました。

これがいわゆる津軽本で、江戸時代に筆写されて流布しました。

吉田松陰も弟子の久保氏が江戸で筆写したものを読んでいます。当時流布したのは、津軽本の訓点を外した白文です。
この津軽本の白文に乃木将軍からの依頼で東京商業学校(現在の一橋大学)教授の有馬祐政氏が読み下したものが大正二年に出版されました。皇典講究所(後の国学院大)の共同設立者の井上頼圀氏が校閲、さらに井上哲次郎東京帝国大学教授や松浦素行会長も出版に関わったものです。
これが当時絶対的な権威となり、その後昭和初期に多数出版された中朝事実の註解本や現代語訳は私が知る限りこの本の読み下しをもとにしています。
後に平戸山鹿家で山鹿素行の自筆本が見つかりそこには素行自身が附した訓点があります。
写真印刷したものが昭和13年に出版されたにも関わらず、その後も有馬本の読み下しを基にした註解本や現代語訳が出版されました。

驚くべきことに、平成27年に出版されたものですら、有馬本の読み下しに準拠した岩波書店版山鹿素行全集の註に依拠しています。

高麗王朝の時代十一世紀に建てられた塔の四隅にあった獅子像が日本統治時代に元あったところからなくなり、韓国では日本人が盗んで日本に持ち去ったと広く信じられてきました。

先週、ソウル国立博物館がソウル国立博物館の倉庫にあることを三年前に発見したと発表しました。

何故3年間発表しなかったのか、、、。

おそらく、いったんうそをつくと、うそをついたと認めることは非常に困難なのでしょう。


韓国でのことはともかく、日本でも中朝事実を山鹿素行が自身で附けた訓点をもとに読み下される日が早く来ることを熱望します。

国立国会図書館のデジタルライブラリーからインターネット経由で無料で読むことができます。
(當田晋也)

樋泉克夫のコラム
@@@@@@@@

知道中国 1385回】
――「佛具散亂蛛網充滿寺僧洋烟に沈醉して佛道影なし」(原田3)
原田藤一郎『亜細亜大陸旅行日誌?清韓露三國評論』(嵩山堂 明治二十七年)


雨でもないのに蝙蝠傘を広げた「日本服の儘」の原田は、たしかに中国人、それも内陸の中国人の目には奇異に映ったに違いない。
かくて「群集尾行し」、「予の四方は見物人常に絶ゆる時なし」。時に「群集は尚ほ去らす或は石を投し或は罵詈を極」め、時に「『ヤンクイコー』『ヤンクイコー』の罵詈聲中に包まれ歩行せり」。若者が先行して家々に「ヤンクイ」がやってきたことを告げ廻るや、「畑中にある者迄如何なる珍事あるならんと双方眼の届く限り疾走予の傍らに來る」ほど。旅館で一休みしていると、「衣を執て價を聞き或は帽を見洋傘を摘み甲去れば乙來る若者行けば老人入り其無禮不敬の有様迚も人間とは思はれず」。

周知のように「ヤンクイ」は洋鬼と綴り、東洋鬼(トンヤンクイ)の簡略化。中国の東方海洋上に位置することから時に台湾やフィリピンを含むこともあるが、たとえば日本から持ち込まれた人力車を東洋車と呼ぶように、東洋は一般に日本を指す。鬼は悪霊・化け物・悪神などを意味し、ヤンクイ、トンヤンクイは日本人に対する恐怖と侮蔑の感情が綯い交ぜになった表現といえるだろう。
ところで「ヤンクイコー」の「コー」は漢字では如何に綴るのだろうか。

一方、「清語」つまり中国語がサッパリ判らない原田にしてみれば、彼らが何を話しているのか。疑心暗鬼は募るばかり。はじめのうち「短刀を抜き捨てんと思ひしも否待て暫時彼未だ危害を加えへず而して自から危害に陷る之丈夫の所為ならずと漸く無念を忍ふ」こととなる。かくして「嗚呼予は清語を解せざるが爲無駄に清人を恨みたり今后又是等の事多からんに無暗に怒るは間違の種なり今より清人如何に罵詈するも」、それらは「皆な好意の言と聞き猥りに憤るを止む可し」と決意し、やがて「筆戰」に転じた。さて、「是等乞?に類するもの我が筆意を解するや」。

案ずるより産むが易し、である。
原田が「我日本雖少以禮建國中国者孔孟之裔無禮何到此我爲中國甚悲之矣」と記すと、なかの一人が「去了」と一言。すると原田を十重二十重に取り囲んでいた彼らは「疾風落葉を散らすか如く」に立ち去った。

とはいえ悪戦苦闘の旅は続く。
船中で一緒になった僧侶は常にアヘンを吸っているうえに「手鼻をかみ何處となく塗り付けるの惡習あり又夜中茶碗の中に膽を吐き翌日は之を洗ひもせす直ぐに茶を呑む有様は唯見るさへも胸惡しく」なる。

「如何に清國なれは迚寺廟とあらは我國の如く清淨閑靜俗界以外に居住するならんと態々迂路を取り尋ね來」たところ、「佛具佛具散亂蛛網充滿寺僧洋烟に沈醉して佛道影なし嗚呼清國は人事已に去ると共に佛道又天外に去る殘るものは夫れ豚群耳否畜生耳」とは。

「旅店の寐室に入れはコワ抑も如何に土間に草を敷き其上に一枚のアンペラを敷けり恰も牛馬の居所と一般なり」。時には「予が今金殿玉樓として本夕一夜を明さんとする其寐室炭團製造に供する踏み臼の傍なり然れば前夜來の旅店に勝り一層の不潔を極む」のであった。

とはいえ、まんざら捨てものでもないらしい。
「洋鬼」だからと宿泊を断る店主の声を無視して空いた部屋に連れて行ってくれる酔客もいれば、取り囲んだ人々を押しのけて「寐臺付き上等室に案内」してくれた若者もいた。「噫義人更に高意を表して予を遇す」とか。
原田は持参した「寶丹精?水等」の薬を売っては旅費を賄っていたようだ。某日、「義人」の若者の世話になって「精?水拾數個及び寶丹數包を賣る皆若ものヽ周旋なり」と。
さてさて中国内地での「義人」の若者。地獄で仏といったところだろうか。
《QED》
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宮崎正弘のロングセラー
***********
『中国大失速、日本大激動』(文藝社、1620円)
『「中国の終わり」にいよいよ備え始めた世界』(徳間書店、1080円)
『アジアインフラ投資銀行の凄惨な末路』(PHP研究所、999円)
『日本が在日米軍を買収し、第七艦隊を吸収・合併する日』(ビジネス社)
『中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる!』(海竜社、1080円)
『中国大破綻 ついに失われる20年に突入する』(PHP研究所、1404円)
『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円)
『中国・韓国を“本気で”見捨て始めた世界』(徳間書店 1080円)
『台湾烈々 世界一の親日国家がヤバイ』(ビジネス社、1188円)
『「中国の時代」は終わった』(海竜社、定価1080円)
『中国共産党、三年以内に崩壊する!?』(海竜社、1080円)
『中国バブル崩壊が始まった』(海竜社、1080円)
『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円)
<宮崎正弘の対談シリーズ>
++++++++++++
宮崎正弘 v 馬渕睦夫『世界戦争をしかける市場の正体』(ビジネス社、1188円)

宮崎正弘 v 室谷克実『悪あがきを繰り返し突然死の危機に陥る中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 宮脇淳子 『中国壊死』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 石 平 『私たちの予測した通りいよいよ自壊する中国』(ワック)
宮崎正弘 v 渡邊哲也 『激動する世界経済!』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 室谷克実 『日本に惨敗しついに終わる中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 小川榮太郎 『保守の原点』(海竜社。1620円)
宮崎正弘 v 室谷克実 『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店、1080円)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美 『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)

宮崎正弘 v 石平 『2015年 中国の真実』(ワック、シリーズ第五弾)
宮崎正弘 v 大竹慎一 『中国崩壊で日本はこうなる』(1512円。徳間書店)
宮崎正弘 v 西部遭 『日米安保五十年』(海竜社)
宮崎正弘 v 黄文雄 『世界が知らない中国人の野蛮』(徳間書店)
宮崎正弘 v 佐藤優 『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社)
宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2016 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示

人間の恩知らずな人よりずっと可愛いペンギン

命救われたペンギン、毎年8千キロ旅して恩人と再会
TBS News-i 2016/3/22 01:05

命を救われたペンギンが助けてくれた恩人に、はるばる会いに来ました。

こちらのマゼランペンギン、ブラジル・リオデジャネイロの海岸近くに住むソウザさんに会うために、やってきました。

5年前、海岸で流出した油にまみれ弱っていたところをソウザさんが自宅に連れ帰り手当てをし、ペンギンは回復しました。その後、毎年、ソウザさんのもとを訪ねるようになったのです。

マゼランペンギンは南米大陸の最南端パタゴニアに生息することから、このペンギンは、毎年、8000キロも旅をしてやってくるとみられています。

ペンギンは、ソウザさんからもらったえさを食べ、気持ち良さそうにシャワーを浴び、ひざの上で寝るなど安心しきっている様子。地元の生物学者は「ソウザさんのことを家族だと思っているに違いない」と話しています。(21日18:57)
http://news.merumo.ne.jp/article/pickup/4268918

ペンギンなのに、恩人に会いにやってくるなんて可愛すぎる。

★ルーズベルトは、真珠湾攻撃を事前に知っていた?(超大物が証言)

ルーズベルトは、ある闇の組織の下っ端で、ルーズベルトの側近がその組織の上司で、
日本に原爆を落とすと決めたのもその上司だし、わざわざカトリックの大本営である長崎の浦賀天主堂を狙ったのも、その上司の命令による。
ルーズベルトは、のちに、日本のクリスチャンに対して「本当は原爆を落としたくなかった」としらっと言い切っている。その闇の組織とは、みなさんが知っているあの組織ですよ。

~~~~~~
★ルーズベルトは、真珠湾攻撃を事前に知っていた?(超大物が証言)
ロシア政治経済ジャーナル No.1358
2016/3/22

皆さん、ルーズベルトが真珠湾攻撃を事前に知ってたこと、
ご存知でしたか?

「トンデモ、トンデモ、トンデモ~~~!!!」

新規読者さんの大合唱が聞こえます。

しかし、ルーズベルトと同格の「あの人」が証言しています。

詳細は、【本文】で!↓


★ルーズベルトは、真珠湾攻撃を事前に知っていた?(超大物が証言)

全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。


先日、私が非常に尊敬するロベルト・ジーコ・ロッシ先生から
メールをいただきました。

「日本でメチャクチャ面白い本がでてますよ!」

というお話でした。

いったい何の本なのでしょうか?

ちなみに、ロベルト・ジーコ・ロッシ先生の

「政治の本質」

は、とても面白く、役に立つメルマガです。

完全無料ですので、是非ご一読ください。

登録はこちら↓
http://www.mag2.com/m/0000288345.html


その本について、ロベルト先生がメルマガを配信されています。

許可を得て、転載させていただきます。


【転載ここから▼】

<▽ ルーズベルト大統領は有能だったのか?

もし皆様の中でフランクリン・ルーズベルト(以下ルーズベルト)大統領が1929年に始まった世界大恐慌を前任者のフーバー大統領の無策に対してケインズ流公共投資経済政策を採用してアメリカをどん底から救い、

第二次世界大戦では連合国を主導してイギリスとヨーロッパをナチスヒットラーの魔手から救い、戦後のアメリカの覇権国家の礎を築いた偉大な大統領だと刷り込まれた情報を信じているのなら、
今回、ご紹介する本を「戦後レジーム」というマトリックス世界から脱却する為に、是非、熟読した方が良いです。



●日米戦争を起こしたのは誰か
ルーズベルトの罪状・フーバー大統領回顧録を論ず加瀬英明 序 藤井厳喜&稲村公望&茂木弘道 著
勉誠出版 ¥1620
http://tinyurl.com/jqmnxa9

本書は、第31代アメリカ合衆国大統領(1929-1933)であるハーバート・フーバー(Herbert Hoover)の大著『裏切られた自由』("Freedom Betrayed")のエッセンスを日本の読者に伝えようとするものである。

『裏切られた自由』は日本語に訳されておらず、また900頁を越える大著である。

中略

フーバーはこの大著で、次のような主張をきわめて実証的に展開している。


1 日米戦争は、時のアメリカ大統領ルーズベルトが、日本に向けて仕掛けたものであり、日本の侵略が原因ではない。

2 1941(昭和16年)年の日米交渉では、ルーズベルトは日本側の妥協を受け入れる意図は、全くなかった。日本側の誠実な和平への努力は実らなかった。

3 アメリカは1945(昭和20年)年に、原爆を投下せずに日本を降伏させることが出来た。原爆投下の罪は、重くアメリカ国民の上にのしかかっている。
(P9~P10 はしがき より抜粋)


1の日米戦争の原因はルーズベルト・トラップだった説について、「今回のお勧め」コーナーで紹介した北野先生に語って頂きましょう。



▽ ドイツと戦争したかった為に日本を・・・

【RPE】★真実側にある日本が情報戦で負けるメカニズム(2013/5/24)
http://archives.mag2.com/0000012950/20130524171355000.html

前略

▼アメリカは、日本を攻めたかったので、理由をつくった


第2次大戦時のアメリカ大統領はルーズベルト。

その前は、フーバーさん。

で、そのフーバーさんが、衝撃の発言をしています。


●「プーチン最後の聖戦」

(詳細は→ http://tinyurl.com/8y5mya3 )

から引用してみましょう。

【引用ここから▼】


<ルーズベルトの前のフーバー大統領(任期:一九二九~一九三三)が、衝撃の証言をしています。

二〇一一年一二月七日の産経新聞を見てみましょう。

〈真珠湾攻撃70年 「ルーズベルトは狂気の男」フーバー元大統領が批判

【ワシントン=佐々木類】ハーバート・フーバー第31代米大統領(1874~1964年)が、日本軍が1941年12月8日、米ハワイの真珠湾を攻撃した際の大統領だったフランクリン・ルーズベルト(第32代、1882~1945年)について、

「対ドイツ参戦の口実として、日本を対米戦争に追い込む陰謀を図った『狂気の男』」

と批判していたことが分かった。〉(産経新聞12月7日)


え?

あのルーズベルトが狂気の男?

いったいどういうことなのでしょうか?


〈米歴史家のジョージ・ナッシュ氏が、これまで非公開だったフーバーのメモなどを基に著した「FREEDOM BETRAYED(裏切られた自由)」で明らかにした。

真珠湾攻撃に関しては、ルーズベルトが対独戦に参戦する口実を作るため、攻撃を事前に察知しながら放置。ドイツと同盟国だった日本を対米戦に引きずり込もうとした-などとする陰謀説灯が日米の研究者の間で浮かんでは消えてきたが、


米大統領経験者が陰謀説灯に言及していたことが判明した
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

のは初めて。〉(同前)


これまでも「ルーズベルトは、真珠湾攻撃を事前に知っていた」(つまり、奇襲ではない)、

「日本を対米戦に引きずり込もうとした」

(つまり、好戦的な日本が、平和的なアメリカを攻めたわけではない)という陰謀論はあったと。


しかし、アメリカの大統領が、このことを断言しているとすれば、重みが全然違ってきますね。

「おまえ陰謀論者だろう?!」といわれたら、「いや、フーバー大統領がいってるんだよ」と反論できます。



〈ナッシュ氏の著書によると、フーバーは第三三代大統領のトルーマンの指示で戦後の日本などを視察。

四六年に訪日し、東京で連合国軍総司令部(GHQ)のマッカーサー元帥と会談した。

その際、フーバーはマッカーサーに対し、日本との戦争は「対独戦に参戦する口実を欲しがっていた『狂気の男』の願望だった」と指摘。

在米日本資産の凍結など41年7月の経済制裁は

「対独戦に参戦するため、日本を破滅的な戦争に引きずり込もう
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
としたものだ」
~~~~~~~~~~~~~~

と語ったという。〉(同前)

要するに、「日本は、ずる賢いルーズベルトに、先制攻撃するよう誘導されちゃった」と。

なぜかというと、「アメリカがドイツと戦争したかったからだ」と。

なぜちゃっちゃと参戦できなかったかというと、ルーズベルトは「参戦しないこと」を選挙公約にしていたから。

なぜ、「日本ではなく、ドイツを嵌めなかったのか?」というと、ヒトラーは同じようにずる賢くて、アメリカの挑発に乗らなかったのです。

ああ、日本は昔も今も変わりませんね。コロっとだまされてしまう。

フーバーさんに、重大秘密を打ち明けられたマッカーサー元帥。

これまた驚きの反応をします。



〈マッカーサーも、「ルーズベルトは四一年夏に日本側が模索した近衛文麿首相との日米首脳会談を行い、戦争回避の努力をすべきだった」と批判していた。〉(同前)


なんとマッカーサーも、「日本側は戦争を回避するために努力したが、戦争を望むルーズベルトがそれをぶち壊した」と考えていたというのです。


真実は、人を解放します。

私たちの先祖たちは、好戦的な悪者ではなかった。

むしろ、悪いルーズベルトにはめられた。

根拠のない「自虐史観」は、いい加減捨てるべきでしょう。

私たちが反省すべきは、「アメリカに先制攻撃したこと」ではなく、
「アメリカの謀略に見事にはまって、先制攻撃させられたこと」。>


【引用ここまで▲】

後略

▽ 亡くした政治の本質へのレビュー

『裏切られた自由』("Freedom Betrayed")の89章(875-883頁)の前文にフ-バーは、「7年間に19回の(政治の本質からの)逸脱が有った」(注:カッコ内の挿入はロベルトの文責)と書いています。

ルーズベルトと後任のトルーマン大統領の外交政策を批判しているのですが、19回の逸脱から、いくつか主だったのを紹介しましょう。


【第二の過ち】 ソ連承認

【第五の過ち】 アメリカの宣戦布告なき戦争

【第七の過ち】 ソ連共産主義を助けた事

【第八の誤り】 1941年7月の日本への経済制裁

【第十一の誤り】 無条件降伏の要求

【第十二の誤り】 1943年10月のバルト三国とポーランド東部のソ連への譲渡

【第十四の誤り】 ヤルタの秘密協定

【第十六の誤り】 トルーマンのポツダムでの決断

【第十七の誤り】 原爆投下

【第十八の誤り】 毛沢東に中国を与えたこと

【第十九の誤り】 戦後世界に共産主義の種を撒いてしまったこと


要するに、ルーズベルト大統領は2,5,12の過ちで分かる様に、ソ連と共に共産主義に甘い容共な男だったのです。

ソ連の生みの親がイギリスのルンペンだったユダヤ人カール・マルクスとロシアを第一次世界大戦の戦線から退けて協商側の一角を切り崩したかったので、ドイツのチューリヒに亡命していたロシア人の思想家レーニンをいわゆる「封印列車」に乗せてロシアに帰国させたドイツだとすると

間違いなくソ連の育ての親はソ連を国家承認しヒットラーがソ連を攻撃した1941年以降はソ連に莫大な軍事援助を行ったルーズベルト大統領率いるアメリカです。

この本『裏切られた自由』("Freedom Betrayed")の資料に出てくるのですがアメリカは戦争の最中、ソ連に航空機14700機を支援するんです。

これはゼロ戦の全生産量に匹敵します。

それから戦車7000両、装甲車6300両、トラック37万5千台、ジープ5万2千台。銃砲や弾丸など何百万発という単位です。(64頁から抜粋)

ルーズベルト大統領の行動と発言を見ていると白人優先主義でキリスト教とコミンテルンが好きなグローバリストだったのが、分かります。

国民党軍のリーダー蒋介石の妻である宋美齢はキリスト教徒で米国留学の経験も有るので英語が堪能で彼女が米国の反日新国民党の世論形成とルーズベルト大統領の対外政策に影響を与えたのです。

だからこそ、ゲルマン民族の栄光を高め反ユダヤ人を主張するヒットラー率いるナチス党の国家社会主義を標榜するドイツと、もう一国黄色人種のくせに、世界の五大国で天皇陛下を擁する君主国で、キリスト教に改宗しない国民国家である日本を敵視し滅亡させるべく動いたのです。

そしてルーズベルト大統領の死後、ルーズベルト大統領の政治的意向を引き継いだトルーマン大統領によってシナ大陸を毛沢東に与え、世界の半分を共産主義化させて、しまったのです。

アメリカ国家の国益を度外視しアメリカ国民の生命と財産の多大な犠牲の上に。

尚、フーバー大統領はルーズベルト大統領によって進められトルーマン大統領が承認し実行させた原爆投下を「immoral order」、

「アメリカの良心に永久に重くのしかかる事件」と強く批判している数少ない立派なアメリカの政治家だった事を皆様に紹介して今エントリーの終わりとします。

●日米戦争を起こしたのは誰か
ルーズベルトの罪状・フーバー大統領回顧録を論ず加瀬英明 序 藤井厳喜&稲村公望&茂木弘道 著
勉誠出版 ¥1620
http://tinyurl.com/jqmnxa9

【転載ここまで▲】

ここから北野です。

どうですか、皆さん?

「ルーズベルトは、真珠湾攻撃を望んでいたし、事前に知っていたんだ」

こんなことをいうと、いままで、「トンデモ野郎!」「陰謀論者!」と批判されたものです。

しかし、アメリカの元大統領もいっているので、説得力が違いますね。

●PS

北野が「世界情勢分析する方法」を完全暴露しています。
これを読むと、あなた自身で、日本と世界の未来を予測できるようになります。
政治家、経営者、起業家、ビジネスマン必読。

【3刷決定!】
●日本人の知らない「クレムリン・メソッド」
~ 世界 を動かす11の原理 (集英社インターナショナル)
北野 幸伯
(詳細は→ http://hec.su/hHN )
●面白かったら、拡散お願いいたします。>

↓●おたよりコーナーへ
●松本さまからのメール

北野 様

こんばんは。

松本です。

本日、配信の「プーチン、神速の用兵術~ロシア軍、シリアから撤退へ」良かったです。

流石ですね、プーチン。

兵は神速を尊ぶ(『三国志・魏書・郭嘉伝』)ですから。

「戦わずして勝つ」がベストですが、軍を出したら効率良く戦力を集中して短期間で兵を収めるのが良将の条件です。

「兵は拙速を聞くが、未だ巧久を睹ず
(戦争で多少作戦がまずくとも短期決戦で勝利する話は聞くが、長期戦で勝ったという例は聞いたことがない)」孫子

を地で行くプーチン。

GWのプーチン&安倍対談が楽しみです。

昨日の安倍総理、「保育士の給料を上げる!」宣言ですが子育ての安心感が強まり、出生率も上がると良いですね。

最も、仕事と収入の安定感が、無いために結婚できない男を減らす政策も必要です。

その為には、上海G20で各国に付きつけられた金融政策だくでなく財政政策を実行しろ!
がナイスタイミングです。

安倍総理が、伊勢志摩サミットで10兆円単位の補正予算をぶちあげてくれるのを期待しています。

そして、6月に補正予算が国会を通ったら消費税廃止を訴えて「民意を問う」と衆議院を解散し衆参同時選挙に突入したら両院とも2/3以上の議席を獲得して憲法改正出来ます。

今後とも宜しくお願いします。

発行者 北野 幸伯

◎ロシア政治経済ジャーナル のバックナンバーはこちら
⇒ http://archives.mag2.com/0000012950/index.html